DIARY 2011年4月

4月2日　にゃん

■ にゃんにゃんって素敵な言葉だ。にゃんにゃん。

■ 都知事選はどうしてもやると。いま立候補したら意外といけるんじゃないか (石原慎太郎的発想) 。あっもう締め切った、そうですか。都知事って権限ありすぎて怖い。ドクター中松ハウスで地震怖くないとか言ってて怖い。ドクター中松を診るドクターが必要だ。又吉イエスや外山恒一が出馬しないのは残念だけど、マック赤坂がまた出てるのが明るい話題です。
　石原慎太郎の働きが東京や日本に与えた功績を鑑みるに、そもそも都知事って役職が必要なのか甚だ疑問だ。

■ Beach Boysのページを2年ぶりに更新しました。メンバーのその後の活動はもちろん、Followers情報を大量に追加した。日本一わかりやすいプロパガンダをしている自負がある。どれくらいわかりやすいかというと、僕が読んでもわかる。

4月3日　起きて午前中か午後かわからない生活...大切にしたい

■ きのうは佐奈枝さんのライブに行ってきました。「季節の入口にあなたとそっと」は佐奈枝さんなりの言葉遊び。プレゼント用意してますってサイン入りのティッシュを頂いたんだけどこれはどう使えと!?
　MCでコロコロ笑いを取る佐奈枝さん、歌はヒリヒリした別れの風景をリアルに描き出す。高音の伸びのよさ、低音の深さ、それに加えてギターのキレがよくなった。緊張してたって笑ってたけど、そんなことを全く感じさせない素晴らしい演奏でした。楽曲も「必要最小限」の魅力を残しながら、随分とポップになった。
　終電ちょっと前に帰宅。夕暮れ団地のマックではいま、ランバダがアツい!!

■ 起きて全身筋肉痛ってどうよ。電車でちゃんと座れたんだけどな。体力つけなきゃいかん。そして痩せてモテる。駅まで歩くのは大変だから、まずは団地のロータリーを徘徊するところから。

■ トイレの電気が切れてるのでドアを開けて一人の時間を楽しんでたら猫が入ってきた。お前はお前の時間を楽しめよ。

4月5日　あれ...ねむみが...遅れて...届いたよ!?

■ あれ...声が...遅れて...聞こえないよ。声は遅れて聞こえないと思うのだいっこく堂さん。映像と声とおんなじ距離を旅してるのだから。

■ ねむみが遅れてるのか進んでるのかわからないけど、寝たい時に寝て起きたい時に起きる生活を生活とは言わない。きのうはGodley & Cremeの1st聴いてて寝落ち、酷い悪夢を見た。
　僕は高校まで美術の成績だけで進級してきて、不器用な自分のメディアとしても、あるいは人間本来が持つ欲求としても、表現活動をしたいと思ってきた。それを学び、仕事に変えるチャンスは遠のいてしまったけれど、きのうの夢はそれを仕事にしてる知人から罵られる夢だった。起きて呆然としてくまさんに電話した。39歳のおじさんの「怖い夢を見たのぅ」につきあわされたくまさんごめんなさい。
　その辺のバランスを取るために、いまは無知ながらも音楽らしきものを作り、公開しています。ジャケットはこんな感じになりそう。

■ 放射性物質は海で薄まるからだいじょぶです!! 原発はコストパフォーマンスがいいです、負債は子孫に任せます!! 赤十字社に集まった義援金に口出しします!! 弁当5000食、受け入れのマニュアルがないので被災者の前で破棄します!! 世界中の祈りが全く届いてない人たちがいる。

■ twitterの花見オフ行きたかったけどきっと「誰こいつ」ってなるからやめたの。やっぱりアルファ限定だったのか...ガンマくらいのツイッタラーでオフしたい。

4月7日　高原へいらっしゃい

■ 勘のいい方ならお気づきかもしれないけど、メニュー構成をかえてFUJI ROCKのレポートを再掲しました。サルベージ企画の第1弾です。第2弾として近くディスクレビューを再掲します。

■ 僕はFUJI ROCKが大好きです。そのアツい思いはYES YES YES!! ROCK FESTIVALのトップページをぜひとも読んでください。2009年、2010年とお休みしてたけど、今年は行きたいなって。問題は体力だ。現状1階の郵便受けに降りるだけでも億劫で、端から端まで山道を1時間歩くFUJI ROCK会場を何往復できるか想像もつかない。夏に向けて体力作りをする気概がないでもない。
　でだ。君も一緒に行かないか。そう、君のことだよ。いま男女3人で宿を取っててあと数人は入れそう。素敵女子の参加を強く希望するけど、男子も嫌々ながら受け入れる。インドア派のリスナーの皆さん、レコード屋とライブハウスとネットで完結する音楽体験は閉じている。年に一度くらいは出かけてみないか、祝祭の森へ。これは真剣なお誘いです。

■ t.A.T.u.解散。ショックを受けた。まだやってたことに。

4月8日　選べるのは残るものだけ

■ きのうの余震にはびっくりした。麻痺してるけどM7.4って大地震だからね。阪神大震災よりでっかいんだからね。あと2つびっくりしたことがある。twitterで回ってきたある被災者の弟さんがお兄さんから言われた話のブログ。勝手に引用します。

■ (前略) おまえ、ちゃんと分かってるの? 超つらいとき、「とりあえず帰りたい、もう帰りたい」っていう、あの帰る家がね、全部流されたんだよ。俺、もう、家ないの。明日も頑張ろう!って決意するような場所がね、ないわけ。(中略)
　すげぇ言われてるんだけど、CMとかで、頑張れ頑張れとか。ちょっと気を許すと、「一緒に頑張ろう! 1人じゃない!」とか言うわけ。いや、おまえら家あるじゃん? そのCM撮ったら家帰ってるじゃんって。仕事もあるじゃんって。(中略)
　毎晩、うなされるし、夜いつまでも眠れない。流された人を何人も見た。顔見知りも流された。その頭にある映像を何回も思い出す。そのたび、津波がこうくるって分かってたら、あの人を助けられたかも、とか。時間が戻せたら、隣のおばあちゃんちに寄ってあげたかった、とか。1人でも助けて英雄みたくなったら、まだやる気が起きたかな、とか。俺、1人で逃げてきたわけ。誰も助けなかった。おばちゃんとか、何人も追い抜いて逃げた。重そうなもの持ってる人とかもいたのに。もう100万回くらい、100通りくらい後悔している。(後略)
　返す言葉もないです。

■ もうひとつびっくりしたのは、斉藤和義が原発政策を風刺した演奏のYouTube映像。歌詞の内容は23年前のRCサクセション「Summer Time Blues」より浅いし、正直替え歌の域を出てなかったと思う。でも、「Summer Time Blues」がレコード会社を転々としながらも結局発売された80年代と違って、斉藤和義の「ずっとウソだった」がアップされる度に削除されてしまうこの時代が怖い。
　パール兄弟の「タンポポの微笑み」は美しいメロディとサウンドにマスクされているけど、スリーマイル島の原発事故後に発見された異常に発育したタンポポをたとえに、原子力のある風景を歌っている。とてもスマートな意思表示だと思う。

タンポポの微笑み
作詞:サエキけんぞう
作曲:窪田晴男

いつの間にかめくられた 地平線の1ページ
愛し合った草原に 嘘のカケラひとしずく
塵や雨が地球を変えていく 空気の中見えぬ力で
　聞かないで わけを 言葉だけじゃ足りないよ この世界
　見つめてね 今を 信じられていた明日を超えて
　風に育つ不思議な景色
思いがけず会えた時 泣きたいほどうれしかった
だけど街が塗り変えた フィルムはもうもどらない
水や罪が星を変えていく 選べるのは残るものだけ
　泣かないで もしも 忘れないでくれたなら 抱き寄せて
　気づいてね そっと 信じられないほど葉をひろげ
　笑いかけるタンポポの花
泣かないで ホロリ だれのせいじゃないからさ 悔やんでも
感じてね きっと 信じられないほど葉をひろげ
風に育つ不思議な景色

■ 都議選が近づいてます。情報を集めれば集めるほど、今回は小池晃氏かなと思う。と書くとアカ狩りに会う。共産党、名前変えればいいのにね。確かな野党は必要だし、彼らはよく勉強してる。名前で損してる。もちろんもう共産社会を目指してるわけじゃないけど、戦前から迫害を受けながらも平和を訴えてきた名前に誇りがある。
　石原慎太郎が勝って築地市場移転して跡地に原発建てたら、都民も目を覚ますだろうかー。
　マック赤坂が「スマイル政策」の旗の下で真顔で立ち尽くしていたらしいよ。きのう。

4月9日　リーダーシップに乗って、行ってみたいなここの国

■ 菅直人総理を辞職に追い込めとか政権交代しろとかいう声が聞こえてきます。前に書いたことの繰り返しになるけど、日本のリーダーについて思うところを書くね。

■ 震災について菅総理の果たした功績が見えにくい。それは事実だと思います。デーヴ・スペクター氏は、「オバマ大統領ならおそらく毎日テレビ演説を行うだろう」という。それが国民の心の支えになると。でもそれは、自分たちのリーダーを自分たちで選んで、父親の次に大統領を尊敬する国だから成立するパフォーマンスだ。日本の総理大臣は国会で指名される。その選択に国民はいちいち文句をつける。頭の挿げ替えに急ぎすぎて結局誰も結果を残せてない。ある程度の期間任せてみないと、誰も自分の仕事は出来ないと思うのだ。
　日本人がリーダーを信用しなければ、世界も信用しないのは当たり前だ。我々は間接的な形であれ、そういうリーダーのいる政党を選ぶ義務がある。で、選んだ以上はしばらく見守ってみよう。それが自民党であれ共産党であれ。

■ それからもうひとつ。責任のある立場にある人は迂闊なことができないということだ。官房長官として人気だった福田康夫も、総理になったらすぐに叩き落とされた。いま人気がある枝野幸男も、総理になったら叩かれるのは目に見えている。菅直人も自民党にいた頃は人気があった。ある時期までは期待できる政治家だったと思う。
　責任のある立場で迂闊なことをしたのは小泉純一郎か。その尻拭いを民主党がしている現状を、自民党も国民も叩く。原子力政策を推進したのは自民党だ。その判断が正しかったかは別にして、自民党は自民党の、民主党は民主党の、総理は総理の、国民は国民の責任を果たさなくちゃいけない。特に自民党政権は長すぎた。民主党が政権を取ってからまだ2年もたってない。責任を果たすにはもう少し時間がかかる。

■ ここ数日まじめだな。うんこうんこ。

4月11日　涙がこぼれないように

■ きのうは都知事選。投票を欠かしたことはないけど、全て死に票だった僕が通りますよ。
　自治体として巨大すぎる東京都の長を選ぶにあたって、世代間の会話が必要だと思う。年配層が同時代を生きた大スターの兄を支持するのは当然。でもパラダイムが変わって、石原慎太郎的マッチョイズムが通用しない世界であることを語り合わなくちゃいけない。これもやっぱり異常な高度経済成長期の思想と核家族化の弊害だ。それ以前に、若い人選挙行け。

■ そんなきのう、毎度おなじみ顔出し猫出し音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やりました。前じゃなくて上を向いて、涙浮かべてもこぼれないように。今日は震災から1ヶ月です。

4月12日　A Piece Of Future

■ 7upを謹慎が不自由な飲み物に認定した。

■ 佐藤伸治さんが最期に書いた曲「A Piece Of Future」が15年を経てレコーディングされました。大変な名曲・名演。佐藤さんが蒔いた音楽の種はどんどん育っている。
　国際宇宙ステーションと地上でフルートのセッション。ガガーリンが人類初の宇宙飛行をしてから50年の記念だそうです。まだ50年しかたってないのか。Iggy Popの新作はソフトロック調のカバーアルバムとの情報。人体に直ちに影響を与えるレベルの驚愕が検出された。ぜひ拝聴したい。

■ 毎日ゆれゆれ。余震いつまで続くんだろうとお嘆きの皆さん、濃尾地震 (1891年) の余震が今も続いてるらしい。

4月13日　( >д<)、;'. へっくし!!

■ 放射性物質より花粉の方が明らかに人体に影響を及ぼしてる。杉切って防波堤作れ。こないだ買ってきた鼻炎カプセルのねむみ成分はんぱない。ちょっと昼寝のつもりで飲んで、いつの間にやら次の朝。獣達のハラへコールで起きてます。
　ピンポン連打してドアガチャガチャする人がいて怖くて出なかったの、佐川急便だった。ほんとにもう、佐川で荷物を送るのは相手先への失礼に当たるからね。amazonに配送会社を指定できないか質問のメールを出した。

■ ジブリ美術館に大人も乗れるネコバスができるのか。39歳でもネコバスに乗れるるる!! 飛び跳ねる!!

4月14日　すぐネル男ここに眠る

■ ここ数日は1時間起きて5-6時間ネルリズム。ちょっと前まで正確に昼夜逆転生活できてたのにな。

4月15日　ミ･д･彡 眠る冒険者たち

■ 気づいたら老猫2匹、19歳の誕生日でした。猫って幸せそうに見えるけどほんとうに幸せかは本人にしかわからない。見てる僕が幸せなだけかも知れない。喧嘩したり毛づくろいしたり、おでこくっつけてグリグリしたり。巨大な生き物にご飯ねだったり。
　ここ数日なんにもする気が起きない。眠る眠る眠る。眠り疲れたらタイムラインチェックしてまた眠る。そんな今日のBGMはFrancois de Roubaix。こういう音楽やりたいんだ!! フランソワって名前のフランス人いるけど自分の名前がニッポニアだったらグレるかもな。

4月16日　距離と疲労

■ 震災から1ヶ月、東京の夕暮れ団地に住む僕は、不思議なことに疲れている。現地からの声が、事故の風景が、思考や思考停止が、ネットを通じて「目の前に」届いている。家が流された方の気持ちは僕には想像もつかない。けれど疲れている。リアルってなんだろう。
　「聖地なんてないです。どこかの山もどこかの寺もいく必要ないんです。今自分がいる、ここを聖地だと思って精一杯生きる。逃げ道などありはしないのです (原田郁子) 」。
　やまない余震に猫たちが圧着して暑いわ重いわ。ハラへすぎて布団に突っ伏したまま1時間動けなかった。台所に行くためのカロリーは残しておきたい。

■ 届く音楽と届かない音楽がある。ニューオーリンズから気仙沼へ楽器を寄贈のニュース。これで気仙沼にジャズが流れる。コーチェラフェスがYouTubeで観れる。でもフェスの空気は電線を通れないな。高田渡さんの命日。あの日のことはよく覚えてる。Al Jardineがチャリティシングル「Don't Fight The Sea」発売。Brian Wilson、Mike Love、Bruce Johnstonが参加してる。
　謹慎が不自由だけど、僕John Lennon苦手かもだわ。そもそもPhil Spector苦手だし。いまの精神状態で受け取れないだけかも知れないけど。

■ 「精神障害って言い換えれば伝えるのが不器用になってしまった事を指すんだと思う、意味不明だったり暴力的な行動も、みんなちゃんとすべてに理由があって、きっとそれは純度の高い叫びで、くみ取る事が苦じゃなければチャーミングで抜群にかわいいんだと思う (2nd_error403) 」本当にそうなんです。本当にそうなんです。

4月18日　天は人の上に猫を乗せる

■ 寝ても寝ても眠れる僕の才能が怖い。心の疲れが過眠に来てる。猫たちも布団に入ってきて、僕のお腹や背中に乗ってもぞもぞ寝てる。花粉は収まる気配を見せない。気分転換したいな。

■ 原発は今日も深刻だけど、そのニュースは今は受けつけない。「ほぼ日」の桜前線情報サイトに海外の人が驚いて笑っているそうだ。えっあんな状況でも日本人は...。「そういうことがしたいんです、ぼくら」糸井さんはバランスがいいな。
　写真は津波を逃れるために沖へ出て耐えぬいた漁師さん。かっこいいぜ!!

4月19日　こんな時間にご飯が炊けるとはけしからん

■ 街宣車はどうしてすぐハウリング起こすのか。マイクを何本もガムテで束ねてる場合じゃない。選挙演説のPA技術ってニッチかも知れない。夕暮れ団地 (3棟) の前で名前を連呼するより、しかるべきところで政策を語ってほしい。昭和の発想で改革を叫ぶ人たちがいる。
　がれきの木材を発電に利用するアイデアが実現しそう。ついでに放置されてる杉林も発電に使ってくれないか。花粉症の原因のひとつは、植林を管理する後継者不足だと聞いた。東南アジアから木を買ってくる前に、日本の林業を推進しよう。もしくは林業関係者を家族ごと招いてくるのもいいね。日本に東南アジアの美少女が溢れるかも!! ほんと女子はアジアがいいです。コーカソイドはほっておくとトレーニングして筋骨隆々になっちゃう。フランスの女子はアジアと美意識が近いのかな。芸術・文化の親和性をみても。

■ 川崎市が災害廃棄物処理を引き受けると言ったら苦情が2000件きたそう。殆どが女性で、放射性物質を持ってきたら「子供たちが心配」だからやめろと。放射性物質は法的に移動できないことをまず知ろう。福島県にも子供たちがいることをイメージしてみよう。なんでも「子供たちが心配」を盾にする人が増えてるように思う。もう少しほっといても子供は育つんじゃないだろうか。
　菅総理が子供たちに手紙を書いた。大人の責任を謝って希望の気持ちを抱かせる手紙だと思った。僕は別に民主党支持者じゃない。先日の選挙でも違う政党に投票した。「菅総理 手紙」でググると母親たちのヒステリーにぶち当たる。「子供たちを手懐けないで」。手紙の解釈も子供たちに任せていいんじゃないだろうか。

■ 自分で考えることをしないで大人になった人が日本を動かす。世界的に風力発電が原発を追い越している。ヨーロッパはもちろん中国やインドでも風力発電量は一桁多い。原発が現実的で再生可能エネルギーが非現実的という風評被害を流す「大人たち」を鵜呑みにする「大人たち」カワイソウ。

4月20日　サグラダ・ファミリアって聞くと桜田淳子がやってた家族コントを思い出す

■ サグラダ・ファミリアで火事だそうです。建物に影響はないそうです。

■ 七尾旅人さんのインタビューが素晴らしい。要するに、音楽は「天才」だけのものではない、音楽のローカリズムを拾いあげるのは、均質化の恩恵であるインターネットだと。ちょっと前まではパトロンに守られた一握りの職人の音楽だけが、産業として世に出ていた。いまは見知らぬ国の素人さんが子守唄や落書きをどんどんアップしてる。「文化が腐ったらその国は終わると思います。文化には、それだけ人間を生かす力があります」。
　彼が語る音楽の可能性は確信に満ちている。ペシミスティックな音楽産業話は20世紀にへばりついてる人が勝手にすればいい。音楽はいま、帰る場所に帰り、持つべき力を放つ。僕が趣味で作ってた音楽をMySpaceに上げる気になったのは、ひょっとしたら同じことを感じてたのかもな。

■ はっとした話。マンガ規制に反対してもパチンコ規制には反対しないスタンスは、「自分が価値を認めないものは根絶したって構わないという思想」だってこと。僕はパチンコやんないんで正直関心がなかった。石原慎太郎の掌で転がされるところだった。

4月21日　ル・グランがサティ弾いてるCD持ってたらモテると思った先週の自分をスリッパで引っ叩きたい

【美味しすぎる猫飯さん】 震災後、前に与えていた猫飯が入手できなくなったため、代わりに与えてる猫飯が美味しすぎると評判だとか。熱烈なハラへコールにスキルさんも「困惑している」と苦笑い。

■ 猫に起こされなければいつまででも寝てる。起こされて猫飯与えてTL見て音楽を聴く。細野晴臣「HoSoNoVa」ますますじんわりくる一枚。新曲がいっぱい入っててそれが全部いい。かけたら猫が集まってきた。
　Annie Ross、Giorgio Tuma、猫たちが好きそうなアルバムへ。Elvis Costelloの「Pump It Up」とU2の「Get On Your Boots」、よく似た2曲を本人が「マッシュアップ」してる。Joy Formidableアコースティックでもいいなあ。DEVOをアコースティックにカバーすると普通だ。David ByrneのライブDVDが出る。Fountains Of Waynの新譜がでる。Flaming Lipsの新作はグミ製の頭蓋骨の中のUSBメモリ。どこへ向かってんだこの人たちは。

■ どうせ拾うそうめんどうして流すん? どうせ拾うそうめんどうして流すん?

4月23日　Your imagination running wild

■ いまだに原発推進だよの方々は、イデオロギーどうこういう次元じゃなく、「事故を踏まえたコストをイメージできるか」「核廃棄物を数万年監視する子孫をイメージできるか」「人間以外の生物の存在をイメージできるか」っていうスケール感が不自由なのかも知れないなあ。亡びゆく文明、亡びゆく文明を観察。

■ ぴあ休刊。所属していたちっちゃな劇団の公演情報がぴあに載って記念写真も撮ったけど、アンケートで「ぴあを見て来た」方は2人だった ← ぴあの思い出

■ 体調やや低下かほぼ横ばい。ピンポンが10回鳴ったけど僕は寝てるので。

4月25日　遠く汽車の窓辺からは春風も見えるでしょう

■ 花粉も去ってお昼寝日和が続く夕暮れ団地です。布団干し、大掃除、窓を開けて春風をふわり。さすがに窓全開は早かったといえよﾎｯｺﾞﾎｯ!! 花粉的にﾎｯｺﾞﾎｯ!! そのまま寝落ちて風邪ひいた。嫁が欲しい。無職だけど。
　そんなきのう、毎度おなじみ顔出し猫出し音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やりました。回を重ねるごとに視聴者が男臭くなるのはやむをえないのか!? 最初の頃はなにかと気負ってたけど、最近は300円で買えるポップソングかけてます。お酒もほどほどにのんびりやってます。前に辟易した皆さん今一度ぜひ!! 問題は回線の安定とお喋りの方向性だ。暖かく見守ってください。

4月26日　全力でお昼寝だった!!

■ 気象庁の3ヶ月予報によると、全国的に暑い夏になるという。もう夏は毎年暑いです、そういうもんです、でいいんじゃないかな。

■ 診断メーカーがあんまり好きじゃないのは、自分の名前で診断すると中の人ネタ切れみたいなのばっかり当たるから。バンド名考えてみったーでいろんな人のバンド名を考えてみた。Brian Wilsonのバンド名は『漆黒の体育座り』です (こっちの方がぽい) 。Mike Loveのバンド名は『超・八百屋』です (あの帽子の件は触れるな!!) 。鈴木惣一朗のバンド名は『ハイセンス立ち読み』です (ご本人に提案できる猛者はいるか) 。
　Nick Lowe来日決定。最近観たい大御所はBillbord Liveしか呼んでくれない。もっとリラックスして楽しみたいけど、ロックが根付かないこの国では年功序列でこういう箱に押し込まれる。Nick Lowe、ギターのリフが「サッポロサッポロサッポロ一番」みたいな曲あるね。

■ また原発の話で恐縮だけど、1983年1月26日石川県羽咋郡志賀町高木孝一敦賀市長の講演がアツい。
　「これも今、あのカネで計画しておる、といったようなことで、そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、そういうことで私は皆さんに (原発を) お薦めしたい。これは信念を持っとる、信念! えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、50年後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。わかりませんけど、今の段階では (原発を) おやりになった方がよいのではなかろうか…」。
　時代劇の悪代官か。原発問題を科学で語りたくとも議論に程遠いニッポンです。おとといの市長選でも脱原発を訴える候補がいなかった敦賀市です。いつ事故が起こるか、政権与党が手榴弾コントを繰り広げるデモクラシーです。

4月28日　日本人がビデオに出会って30年たつけどいまだに予約録画ができない

■ 寝たり音楽を聴いたり寝たりしてます。はい、暁を覚えるまでが春ですよ。
　白いiPhone4ほしいんだけどお金握って駅前の携帯屋さんにいけば買えるの?

4月29日　東京着拒許可局

■ 着拒許可!!

■ 「気象庁」がゲシュタルト崩壊して真ん中が「象」に見えると思ったら象だった。ゲシュタルト、崩壊してなかった。
　子供の頃から足元に犬猫いたけど猫がブフーとか言ってるとなんでこんな生き物と暮らしてるんだかわからなくなる。
　要するに今日も寝たり音楽聴いたり寝たりしてます。寂しいのでよろしくお願いします。

4月30日　祈り、光り、続きをもっと聞かして

■ GWなので自宅警備はおやすみです。ダメヽ(・ω・)ゝ人間☆
　うちの猫たちは布団にあがるときに僕の許しを乞う習慣がある。ぴょこっと降りて部屋を巡回して戻ってくるたびに「布団にあがりたいのだが」と鳴き叫ぶ。わざわざ起きて名前を呼んでやる。勝手に降りたんだから勝手に乗りなさいよ。
　Ustreamでロイヤルウェディングっぽいものを見た。石田純一は呼ばれてなかった。君のご両親の結婚式もテレビで見たよ。でも今日、ダイアナさんはそこにはいない。RPGの世界みたいな結婚式だった。馬車に乗ってた。馬タイアードだった。光りの続きは聞かなくてもいいかなと思った。衛兵の帽子もふもふしたい。かぶって映画館いきたい。

■ The Last Day Of Aprilっていう素敵なバンドがいますよ。