DIARY NEW


8月18日 雨やみそうにない

空梅雨だった東京は、8月に入って連続降雨の記録を作ってるらしい。猫がiPhoneの上であったまるくらいには涼しい日々。猫をどかして探す。アラームが聞こえないこともある。でも人生の殆どを動物と暮らして、いまだにかわいいなあってびっくりするよ。
 この数日もいろんなことがあった。平穏な日々を過ごしたい。たくさんの芸術をインプットしてアウトプットして、自分を成長させる時間を持ちたい。っていう思いだけは持ち続けてても、気がつくと日常の瑣末なことに追われて45歳になってたりする。スッパマイクロパンチョップさん。「たかだか何かを選ぶことだけとっても、それが選べるような自分になるまで47年かかった。というようなことばかりだから歳をとるのはとてもイイ、これからどんどんウハウハだ、という気分だぞ」。この心境にたどり着きたい。

FUJI ROCK以降いいライブ鑑賞を聴けてたんだけど、きのうは酷かった。観に行ったのはずみをさん。ずみをさんは面白かった。困ったのは対バンだ。あんなブッキングだと知ってたら、ずみをさんだけ聴いて家に帰って猫と遊んでたよ。
 今年になって音楽活動を始めたずみをさんのライブは、まだまだ稚拙だ。だけど彼女の音楽には、アイデアがあり、ユーモアがあり、オリジナリティがある。ソングライティングのセンスと声が好きだ。例え歌詞の内容が暗く悲しいものでも、鋭く尖ったものでも、ポップスの本質はユーモアだと思ってる。はっぴいえんどの「風俗低俗風来坊」ってフレーズが、"Who's Afraid of Big Bad Wolf" のもじりであるような。そういう志で作られた音は錆びない。彼女の耳がもっともっと肥えていったら。個性を引き出してくれるいい大人に出会うといい。

きのうのライブイベントで、わくわくさせてくれるミュージシャンはずみをさんしかいなかった。情念の圧が!! 表現じゃなくて情念の圧が!! せっかく楽器ができるのに、なんであんなにつまんない音楽をやるんだろう。かつて「ニューミュージック」と呼ばれた、アメリカの'70s SSWムーブメントの上辺だけなぞって、貧乏臭く演出したり根拠もなく励ましたりするような音楽を、2017年にやってた。音楽を愛してないし聴いてないんだろうな。もどかしいよ。
 リスナーの側にも、音楽を愛してるんじゃなくて、女性SSWをアイドル視して追いかけてる人々がいる。芸人あがりで女性SSWばっかりのイベントを組んでる人がいる。僕はそういうの気持ち悪いと思う。いつぞやアイドルあがりのSSWの刺傷事件もあったね。ずみをさんがそのムラにはまらないことを願う。音楽を楽しもう、音楽を。

前の日記に、坪光成樹さんが僕の作ったMix CDを気に入ってくれたって書いた。自慢である。それを読んだつるうちはなちゃんが、こんなことを書いてくれた。
 「山下スキルさんのセレクション、本当にすばらしいの。今朝は空気が重いから『air-conditioner』というタイトルのCDを流したらね、ほんとに、私にとっては、心の芯から気持ちが軽くなるようなラインナップなの。本当に音楽を愛してる人じゃなきゃ、こんなオムニバスは作れないと思った」。なんつー光栄なことかよ。これもまた自慢である。でも "air-conditioner" は15年前に作ったんだ。いま配ってるMix CDはほとんど10年以上前のもの。病状が悪化して、家で集中して音楽を聴けなくなっちゃった。自分で選び取って自分が楽しめる、自己紹介代わりにもなるMix CDを作れる体調に戻したい。

ここ最近は体重がすごく落ちてる。元の体重が...ってこともあるけど、痩せやすい体質に変わりつつある感覚がある。ここでウォーキングでもしたいのに連日の雨!! でも痩せてイケメンになるぜ!! いまの僕はキモい。キモいと何を言っても説得力がない。
 って話と矛盾するけどさ、定期検診で新しい病気が2つ見つかった。生活習慣で改善できるやつ。もういくつ病気を持ってるのか、自分でもわからなくなってきた。朝の薬が多いんで、朝は薬だけでお腹いっぱいになる。病院のカードが増えすぎて、PASMOが反応しなくなった。もうひとつパスカード買うか...。太ってるのも汗をかくのも、「3月のライオン」の二階堂みたいなもんだったのかな。定期検診を受けたのが我ながら体調の悪い時期で、それから数ヶ月たって今の数値はもう少しましなんじゃないかっていう甘い憶測もある。

終戦の日をまたいで、いくつかのテキストを読んだ。「『日本が失敗するパターン』とは 歴史家・磯田道史さんと近現代史をひも解く」。これはイデオロギー関係ない純粋な歴史の話だから、誰でも興味深く読めると思う。「元SEALDs 諏訪原健『僕が頭をガツンと殴られた戦争論』」。「『たくさんの人々の尊い犠牲の上に、今の平和がある』、そんな言葉をよく耳にします。私も当たり前のように使っていました。しかし、その『当たり前』の言葉は、『戦争』を理解し、現在との繋がりを考えることを阻んでいるのではないでしょうか」。寺尾紗穂さん「『小さな声』は庶民の『狭い経験』?」。
 アメリカでは、白人至上主義者と反対派の衝突事件を受けて、オバマ氏の発言に史上最多のファボがついた。「肌の色や出自、信仰を理由に生まれながらに他人を憎む人はいない」。

エミール・クストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」完全版 (5時間14分) が日本初公開だって。大変だ!! 人生で一番衝撃を受けた映画のひとつだ。とんでもない怪作で傑作。バルカン音楽にのめり込むきっかけでもあったな。
 レアンドロ・エルリッヒ展ロートレックとアートになった版画・ポスター展安藤忠雄展 -挑戦-サンシャワー : 東南アジアの現代美術展1980年代から現在までキース・ヘリングと日本ベルギー 奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで。ほんと展覧会行ってないな。体力が持たないんだ。もどかしい。長時間露光による見事な写真。これはおうちで観れる。

Four Tetが文字化けする名義で文字化けするタイトルの新曲を発表した。ふざけてんのか。Spotifyで聴けるTribalistasが復活する。新曲 "Diaspora" 。Stewart CopelandAdrian BelewのバンドGizmodromeのミニドキュメンタリーChvrchesBen FoldsBon IverTame ImpalaMumford and Sonsなんかが参加したカバーコンピが出る。Dirty ProjectorsRemix EPを出す。Lou Reed and Kris Kristoffersonのライブ盤が出る。Sir George Martinが監修したレコーディングに関するドキュメンタリーDVDが出る。Massive Attackが来日する。Beach Boys "You Still Believe In Me" のハーモニーをビジュアル化した動画
 前から何度も書いてるけど、NakanoまるちゃんがMVを作るクラウドファンディングに挑戦してる。Buffalo Daughterセッションシリーズの新作。日本のアイドルグループ9nineがサマソニでTrever Hornバンドとセッションする。

非リア充ほど夜型になりやすいって記事を見た。その言い方はともかく、内容はものすごーくわかる。つまり、その日に満足してないから、その日を生きた証を残したい気持ちがある。深夜に日記を書くのもそう。本を読んだり音楽を聴くのもそう。

8月14日 花とポップス、あるいは愛と音楽のこと

FUJI ROCKからの疲れと、春からの睡眠障害の中でぼんやりしてる。どこに行くにも猫たちがぴったりくっついてくるんで昼寝できない。彼らも老いて寝てる時間が増えてきた。たまにじゃれあってる姿に和まされる (いまがそうだ) 。うちの猫たちは人が好き過ぎるし甘えすぎる。人類が滅亡したら犬は生き延びられないんだって。もう野生に戻れない。うちの猫たちもそうだろうな。
 前回のあーた札幌ツアー日記は、10時間くらいかけて書いた。殆どは文章を削る作業だった。書きたいことがありすぎて。愛だね。札幌への愛だし音楽への愛だしあーたへの愛だ。長い割に読みやすいんでぜひ読んでください。私の10時間の勤労をだね。で、今日の日記も長い。12日に花ポFES 2017 -ハイツだよ! 全員集合- ってライブイベントに行ってきた。その感想を中心に書きます。

花ポFESは花とポップスレーベルのお祭りだ。花とポップスレーベルはつるうちはなちゃんが主催する、「タフな乙女のアパートメント」。このタフな乙女っていうのがポイントで、セミプロ女性SSWとそのファンの緩いコミュニティがあるよね。あれとはだいぶ違って、芯の強さと賢さを持ったミュージシャンが集まってる。そんで何で食ってるかは知らないけど、音楽のクオリティ的には完全にプロフェッショナル。演ってる音楽はバラバラながら、そこはもう通底してる。その芯の強さと賢さと音楽性に、僕は強く惹かれて追いかけてる。
 これはもう社長のはなちゃんの人望と眼力だよね。はなちゃん僕より1回り年下なんだけど、すごく尊敬してるんだ。もちろん所属ミュージシャンのみなさんも尊敬してる。こういう人たちが楽しく生きて、音楽を奏でられる世の中がいい。

タイムラインを見ると、おめあてのミュージシャンだけ観て移動するよって方が多かった。僕は、企画者がブッキングした時点でライブは始まってると思うんで、花ポイベントに限らず観に行くライブは最初から最後まで観る。それを人には強要はしないよ。で、実際フタを開けてみたらお客さんは圧倒的に男性が多い。この男女比のバランスが良くなった時に、花ポは次のステージに進む。
 連休の原宿は大変な混雑。裏道から原宿ストロボカフェへ。受付がはなちゃん一家。和むー。さっそくビール。トリだしMCだしビール飲まないって言ってたはなちゃんも結局飲んでて笑った。オープニングのMCっていうか乾杯!! 飲まなきゃやってらんない。みんなにビールを奢ろうと思ったら、もう先に先に奢ってる方がいらした。さすが花ポッパー、わかってる。トップバッターはあーた。

あーたはVo. Ag. サポートはいつもの Ag : あんでぃこと安藤力さん。あんまり主張せず、ツボにいいフレーズを持ってくる。あーたはホームでリラックスしてる。最近のライブを凝縮したようなセットリスト、"You" "キャット・ストリート" "スノードーム" "pinhole" を歌い上げた。ソウルフルな "pinhole" では「みんな歌えー!!」。
 続くイナダミホさんはゆったりとキーボードの前に座って、だんだんとジャズにポップに、ドラムスとのデュオが大成功の賑やかなステージ。オガワマユさんはアカペラからキーボードの前へ、やっぱりドラムスと、変拍子も決まった熱量のあるライブ。青柳舞さんは産休明け、「おかえり」の拍手のなか優雅にキーボードを弾く。サポートのカホーンが気持ちいい。Chakiさんは元SDN48。ステージ慣れしてる。はなちゃんの曲を中心に、ポップに攻める。

ここで。なんとエレクトリックリボンの登場。僕はそもそもエリボンの "アイライン" (あーた作) と "STAR TEAR" (はなちゃん作) のシングルにノックアウトされて花ポに興味を持ったんで、エリボンが繋いでくれた縁だ。花ポ楽曲おおめで歌い踊る。客席の輪の真ん中にあーたがいて、リフトされたりオタ芸したり、一番楽しそう。僕でも恥ずかしくていまだにオタ芸できないのに!!
 次は先日拝見したベース弾き語りサトウトモミさんだったんだけど、エリボンの物販のためにいったん会場の外に出た。ごめんなさい。みんなとチェキを撮ってお喋りして、新曲 "Fun! Fun! Fun!"とグッズを買った。で、余計なお世話ながらメンバー全員とマネージャーI川さんに、あーたの傑作EP "HAPPY TAPES (後述) " を差しあげた。またエリボンがあーた曲を歌ってくれるといいなって。

会場に戻ると次のayumi melodyさん。トレードマークとも言える綺麗な照明のステージで、優しく日本人離れしたピアノポップスを歌ってた。でだ。椅子があいてたのだよね。7時間のスタンディングイベントは体力的に自信がなかった。座ったら寝込んでしまった。実は前の夜、眠れなかったんだ。睡眠障害がここに来た。
 ヒナタとアシュリーあヴぁんだんどNakanoまるちゃん、はなちゃん、ごめんなさい、寝てました。さっき書いたことと矛盾してるね。僕が寝てたことについて、あるファンの方からちくりと嫌味を言われてしまった。この方には前にも嫌味を言われたことがある。ザ・健康って方で...睡眠障害なんて言っても通じないだろう。ああ、非常に残念なことに、あーたのファンの中に苦手な方が2人いるのだよ。もちろんいつかは仲良くしたいと思ってる。

重大発表5つ。元Folder5のAKINAさんが、イナダミホさんプロデュースでアルバムをリリースする。ヒナタとアシュリーが花とポップスに加入する。Nakanoまるちゃんが11月8日に初のフルアルバムをリリースする。前にも書いたけど、NakanoまるちゃんはMVを作るべくクラウドファンディングをしてる。試聴して気に入ったらぜひ!!
 花とポップスが、CAMPFIREにてファンクラブを始動する。その意図や想いははなちゃんの説明を。そして、Web Shopが今日オープンする。ファンクラブの支払いはVISA、masterカード、auWALET、ソフトバンクカード。ソフトバンクカードがプリペイド式だって知らなくて、お手数をおかけしてしまった。既に楽しいことがたくさん起きてる。猫ばっかりだった僕のInstagramのタイムラインが、花とポップスのミュージシャンでいっぱいになった。

Web Shopでは、いままで会場限定販売だったあーたの新EP "HAPPY TAPES" も買える。「可愛い」から「ソウルフル」に舵を切り始めた天才SSWあーたと、吉村かおりさんの "新未来" などで圧倒的なアレンジ・プロデュース力を見せた坪光成樹さんのセンスが、魔法を起こした傑作だ。驚きをもって迎えられた "スノードーム" はもちろん、"キャット・ストリート" も "Puppy Love" も、ライブの楽しさを更に押し広げた名演だ。
 曲の本質を掴んだアレンジ、あーたの最高の歌声、はなちゃんのキーボード、ふーみんこと河鰭文成さんのドラムス。ギターもベースも手掛けた坪光さん。もう1人、この作品を特別にしているのは音の質感だと思う、エンジニアの間瀬哲史さん。今あーたを1枚聴くならこれ。将来は果てしない成長が約束されてる。

余談だけど、吉村かおりさんがお客さんとしていらしてて、声をかけてくださった。この傑作をプロデュースした坪光さんが、僕の差しあげたMix CDを気に入って、曲やミュージシャンをググって調べてまでしてくださってるという。吉村さんのライブで坪光さんのプレイを聴いて天才だと思ったし、"新未来" や "HAPPY TAPES" を聴いてそれは確信に変わって、こんなにも光栄なことはない。
 あのCD、響く方と響かない方がいる。いままで誉めてくださったのは細野晴臣さん、ラブリーサマーちゃん。ラブサマちゃんのツイキャスに書き込みをしたら「スキルさん!!」って驚いて、彼女のCDラックを映してくれたんだ。あいうえお順で「山下達郎」の隣に「山下スキル」のコーナーがあった。選曲っていうのは僕に残された数少ない才能だと思う。いま精神的にできてないのが辛い。

その前後のことを。一時期ぎくしゃくしてた素敵女子の訪問看護師さんと、最近また楽しくお喋りできてる。彼女も音楽好きでマンガ好きなんで、そんな話を和やかに。
 9日の夜はヌカタシが桃と葡萄を持って遊びに来てくれた。ウォンバットは人懐っこくて、構わないといじけたり寂しがったりする生き物らしい。おじさんも構わないといじけたり寂しがったりする生き物だよ。できれば女の子に構って欲しいけど、年齢的にも外見的にも会話力的にも無理なんで、ヌカタシが来てくれるのは最後の砦だ。10日はceroのライブイベントに行くつもりだったけど、体が動かなくてチケットを無駄にした。岡村靖幸さんなんかも出演する豪華なイベントだった。そのぶん花ポFESに体力を温存して...結局寝落ちた。でも一時期の完全な引きこもり状態から比べればだいぶよくなった。

「うつヌケ」ってマンガが話題になってる。鬱を脱した例をたくさん紹介してる。僕は作者の田中圭一先生のファンだし、自分が長い長い鬱病患者なんで、もちろんすぐに買ったけどまだページを開けないでいる。鬱を患うと、本を読むのもすごくハードルが高いんだ。「慢性的な睡眠不足によって、脳は『自己破壊』する」って記事があった。僕の睡眠障害もそうだろうか。
 なんらかの理由でお蔵入りになってた原発投下後の長崎・広島の写真。観たい展覧会がいっぱいある。奈良美智さんの「for better or worse」。このサイトでイメージをクリックすると幾つかの展示風景が観れる。隈研吾さんとオランダ生まれの和紙職人のコラボ展種子島宇宙芸術祭。テオ・ヤンセン展「人工生命体、上陸」現代芸術論専攻としては、どれも観ておきたいけど...遠いな。

スッパマイクロパンチョップさん「過去歩んできた長い道のりのすべてがその時作曲・演奏している瞬間に結実する。1人の人が産み出す曲の全て合わせて1曲であるかもしれないし、鼻歌や星の天行を音符とした全宇宙の過去と未来に在り得た音楽が一つの交響曲であるかもしれない。インスピレーションはその既存のどこかと共振してるのかも」。
 「なんでも『ジャズだねぇ』と言う人は自由で力強い精神性をそう評す訳で、その人にとってはジャズというワードがそれを象徴してる。『ロックだねぇ』『パンクだねぇ』『ハードコアだねぇ』『テクノだねぇ』『ニューウェーブだねぇ』でも意味は同じ。たぶん『モジュラーだねぇ』でもイケるね」。「モジュラーだねぇ」積極的に使いたい。スッパマイクロパンチョップさんは面白い。彼を取り巻くシーンも面白い。ライブに遊びに行って仲良くなりたいな。

SoundCloudが185億円の投資を確保した。これからも続けられそう。googleがヒップホップ44周年の記念してトップページをターンテーブルにした。素晴らしい。SPレコード3万枚ぶんのデジタルアーカイブThe Great 78 Projectが無料公開された。
 Beckが10月にニューアルバムをリリースする。コンゴのミュージシャンTeme Tanのデビューアルバムから "Xa Va Pas La Tete?" 。BABYMETALの "ギミチョコ!!" を1920年代スタイルでカバーFatboy Slimの新曲 "Boom F**King Boom" いまこんな感じなんだ。好き。今年復活したOrbitalの "Copenhagen" 。Laetitia Sadierお気に入りのアルバム12枚。うーんわかる。

BoredomsのYOSHIMIO + シタール奏者YOSHIDADAIKITI + SOIL&"PIMP"SESSIONSの秋田ゴールドマン + ガムラン/パーカッション奏者濱元智行のユニット、SAICOBABのデビュー作がSpotifyで聴ける。高野寛さんがミニアルバムをリリースする。
 タモリさんがヒップホップ黎明期にCold Crush Brothers共演した動画。タモさんは圧倒的に音楽の人だ。ミュージックステーションに出てるくだらないバンドをどう思ってるんだろうか。

8月9日 愛に産まれ、焦がれ、溺れ、愛を知る

前回の日記でお知らせした通り、あーたの札幌ツアーを追いかけた。FUJI ROCKの翌週!! 自分の体調と体力を鑑みるに、よくぞ決意したぞと、でも両方行けて良かったと思える日々だった。まだ半分夢の中にいるような...。
 出発前日に猫を預けて布団の中へ。眠れないの。にゃんこがいないと眠れないの。ぬいぐるみを抱く幼児かよ。あるいは遠足の前日の小学生だったかも知れない。荷物を引き摺って空港へ、予想通り搭乗手続きが難しすぎてできない。入力するお客様番号が9ケタあるのに僕6ケタしか持ってないんだよ。空港のお姉さんに手取り足取り教えて貰って、なるほどこっちはANAの、こっちは代理店のお客様番号なのだな。みんなよくこんな難しいことができるなと思うこと 1 携帯やプロバイダーの契約 2 Windowsパソコン 3 飛行機の搭乗手続き

うわー飛行機だ!! 本物!! でかい!! 俺さ、実は世界を股にかける商社マンじゃん。搭乗手続きに戸惑ったり、空港で迷ったり、飛行機にテンションあがったりしねーから。余裕、余裕だから。きのう眠れなかったぶん飛行機の中で寝るから。
 乗った。めちゃくちゃ楽しくて1時間半窓に貼りついてた。雲の写真100枚くらい撮った。SOSって書いてある島はなかった。着陸の動画を撮った (衝撃にビビってる様子が伺える) 。ところで、乗った飛行機がANAとAir Doの共同運航便っていうのだったんだよ。つまりANAの料金でAir Doの機体、Air Doのサービスを受けたわけだ。CAさんがみんな美人さんだったから良しとする。記念撮影してもらえばよかったな。ホテルはいい部屋 but 7日の10時から17時まで停電なのでご利用頂けません。マジか!! そんなことってあるの!?

5日のライブ会場の最寄り駅まで行って、ぐるなびでお薦めの回転寿司屋へ。これがもう笑っちゃうくらい美味いの。お値段は都内とそんなに変わんないんだよ。たぶん人生で一番寿司皿を積んだ。魚介類は鮮度にはかなわない。東京では見ないネタもたくさんあって、もちろん美味かった。ビールが進む。サッポロクラシック。
 この日はあーたのサポートをずっとやっているドラマーのふーみんこと河鰭文成さん主催のふーみんナイト@ESPホール。これだけの顔ぶれを揃えたのはさすがふーみんさんだ。音楽性は幅広く、でもそれぞれに素晴らしい演奏を聴かせてくれた。東京でもここまで充実したライブイベントはなかなかない。ただそこここで顔を出して出演者を紹介するふーみんさんのMCがダダ滑りで、僕はスベリ芸として笑ってた。そんな和やかなイベントだった。

東京から新代田crossing荻野哲平さんの紹介で登場したトミーさんは、飄々とした毒舌キャラ。ちょっとハスキーなハイトーンボイスで文系ロックを歌う。パワーワードを散りばめて、聴き手の中になかったイメージを喚起する力に心が揺れた。バンドのライブも観てみたい。ふーみんさんもメンバーのnoodloopは、強面のお兄さん4人組。ルックスにはビビったけど皆さん技巧派のミュージシャンで、シーケンサーも交えたカラフルな音創りが気持ちよかった。
 荻野哲平さん。とにかく楽曲がいい。ロマンティスト爆発の甘いラブソングと、笑いに振ったMCとの間も活かしたトータルなショーとして非常に楽しかった。奥田民生感あったな。木純平さんは自称昭和歌謡。でも昭和歌謡が吸収したシャンソンやジャズやブルーズの要素が見え隠れして、いろんな音楽を聴いて消化してる方。

あーたはトリ。いままでバンド編成ではキーボードが入ってたけど、この日はキーボードなし。あーたが札幌のお父さんと呼ぶ、堅実なプレイをするベーシストさんを招いて、G : あんでぃこと安藤力さん、Dr : ふーみんっていう編成。常に進化するあーた、この日も聴いたことのないライブだった。欠けたキーボードをあんでぃが補って、まるでギターバンドみたいだった。最近あーたがエレキをやってみたいと言ってた意味がわかった。あんでぃがああいうプレイをするなら、あーたのエレキを聴いてみたい。ふーみんも演奏しながら叫び声をあげる興奮ぶりで、もちろんあーた自身も相当にアツい。
 終演後、すすきののライブバーへ。オールディーズの生演奏がかっこいい。ドラムスはふーみんだ!! あーたも歌いなよって声をかけられて、30分ものステージを聴かせてくれた。底力だな。

6日は昼過ぎに宿を出て、ちょっといい鉄板焼屋に入った。牛肉が食いたかったの。これがまた笑っちゃうくらいに美味かった。そんで市電に乗ってみたかった。いろいろびっくりしたけどクーラーついてないのびっくりした。いらないんだよね、涼しいから。動画を撮ったら横向きになっちゃった。大通公園は、緑が豊かで静かでのんびりした空気が流れてた。ベンチに座る人々も、何をするでもなく。
 またライブ会場の最寄り駅まで行って、ぐるなびでお薦めの海鮮居酒屋へ。これがまた美味いの。1時間前に絞めたとかそんなのばっかり。海鮮はぜんぶ間違いないとして、北海道で押さえておきたい食べ物が一通り美味かった。芋が好きなAzumiに自慢しようってジャガバター頼んだら、イクラと塩辛がついてきた。これ一緒に食べると昇天する。時間配分を誤ったな、ここで長居がしたかった。

この日はあーたを姉と慕う岩佐亜由美ちゃんと、あーたの2マン。この日のために札幌行きを決心したくらい楽しみにしてた。
 じゃんけんで先行はあーた。前日のバンド編成も素晴らしかったし、あんでぃ / ふーみんとのトリオもいつも素晴らしい。けどこの日は正直なところ、乗り切れなかった部分も少し。あーたのライブでそれを感じたのは初めてだ。聴き手の心に大きなエモーションを生み出す音楽っていう現象は、演奏者たちの細やかに行き渡った神経とコンビネーションの賜物。その繊細さを感じさせる出来事だったかな。あとごめんなさい、僕ちょっとうとうとしてた。音楽家は真摯で真剣で、受け手もちゃんと覚悟しなきゃいけないね。それでももちろんあーたのことだから、僕があーたに求める演奏 (ほかのミュージシャンに求めるよりかなり高い) を軽々と飛び越えるライブではあった。

岩佐ちゃんはあいかわらず、人柄を感じさせるポップで聴きやすい楽曲 (恥ずかしがりながら出した新曲も良かった!!) を、札幌を流れる風みたいな軽やかに突き抜ける歌声と、確かなギターで聴かせてくれた。先恐ろしい。ラジオで岩佐ちゃんが「ダンスをやってた」って言ったの、その経験が彼女のリズム感の根底にあるなって感じた。
 リハ中に決まったっていうふーみんのカホーンでのゲスト参加もばっちり。ほぼ初見であそこまで合わせちゃうのかよ。ただふーみんが盛りあがってシンバルを落としちゃって、笑いをこらえる岩佐ちゃんが可愛かった。そう、岩佐ちゃんに、KT Tunstallがライブで投げたピックを差しあげた。アンコールで "Suddenly I See" を歌って、「Thank you Tokyo!!」って叫んで投げたピック。拾った時に、これはKT Tunstallの大ファンの、岩佐ちゃんが持ってるべきだって思ったんだ。

この日の夜は、あーたトリオとジンギスカン。バンドマンのサインが壁一面にある。いつかここにあーたのサインも並ぶのだろうか。これがまた美味かった。焼き色がついた半生状態で、もう柔らかく食べられる。4人で9人前、殆ど僕とふーみんで食べた気がする。
 7日は例の停電の日。凄いことに気づいた。東京で観れなかった「羽海野チカの世界展」、全国を巡回していま札幌でやってるんだ。観に行った。わーなんて繊細な筆致かよ。カラー原稿の淡い色彩は印刷難しいだろうな。ホワイトをほっとんど使ってない。原稿に至るネームやストーリー作りの下描きの変遷も緻密を極める。練りあげてるなあ。羽海野マンガ好きは必見。感動したわ。さて何を食べようか。ベタながら、ラーメン横丁で一番並んでる店に入った。いわゆる札幌ラーメンのイメージと違うけど、これまた美味かった。

そして札幌テレビ塔へ。BGMにBlossom Dearieがかかってて、涼やかな風によく似合ってた。ビールもつまみもいろいろ試した。もちろん美味い。でも一番びっくりしたのはメロンサワー。札幌のメロンサワーは緑じゃなくて黄色くて、ガチの夕張メロン果汁で割ってるんだ。これとキャベツのレモン塩を頼んで、甘いもの⇔しょっぱいものの無限ループ。雪印パーラーに入って、天皇皇后陛下が札幌に来るために2年かけて開発したアイスクリームを食べた。香りづけもない、卵も使ってない、牛乳の味そのものがふわっとアイスになって、これまた美味かった。僕が札幌に来るための海鮮丼とかも開発して欲しい。
 テレビ塔で子供向けのバンジージャンプをやってて、眺めてて楽しい。飛べなかった子が何度目かのチャレンジで飛んだり、結局飛べなかったり。僕はとても無理。

この日のライブは札幌UNION FIELD。対バンは...細野さんか大滝さんの言葉で、「日本人のミュージシャンは情念を吐露したいだけで本当に音楽を愛してる人は少ない、勉強不足だと思う」っていう状況だった。そのなかで、温州みかんさんって方には興味を持った。僕自身、いまは表現活動をしていないんで、たとえ稚拙であっても行動に移してる方には絶対のリスペクトがあるよ。
 この日のあーたトリオはリハを重ねたそうで、前日と打って変わって素晴らしい演奏だった。アレンジも変わったけどやっぱりコンビネーション。楽しく乗り切れた。最後の "Iにうまれて" が特にしみた。あーたは唯一のMCで、札幌への愛と感謝を伝えた。リズム楽器が入った "Iにうまれて" は初めて聴いたかもしれない。愛に産まれ、焦がれ、溺れ、愛を知る。胸がぐしゃぐしゃになった。

最終日は帰るだけ。飛行機の搭乗手続きは余裕。ただ台風の影響と空港の工事で手荷物を預ける列が大混雑で、そもそもその列で合ってるのか書いてないし係員さんもいない。チェキ列のシステムを導入するべき。帰りの飛行機はぐっすり。先週のFUJI ROCKと、2週連続で預けちゃった猫に詫びて、いまびったりくっついて甘えてる。東京暑い。今日は37℃まであがって、それって百葉箱の温度だからね、アスファルトの上は熱めのお風呂くらい。札幌は22℃。
 札幌はいい街だ。コンパクトで住みやすそう。食べ物が美味しい。夏でも涼しい。冬は辛いかもだけど、移住したいくらいには気に入った。食って飲んで食って飲んで、もう食べきれないブー。めちゃくちゃ楽しかった。お世話になりました。遠からずまた行くと思う。11月に、ふーみんナイトと岩佐ちゃんのワンマンが続くんだって。

話は前後するけど2日にKimbra@ビルボードライブ東京に行った。周りのお客さん可愛い女の子ばっかり。僕の趣味は可愛い何かしらなんだよ。ただ残念なことに、僕自身の存在がキモいのだよ。
 ライブよかった。もっとあっけらかんとした女の子のイメージを持ってて、MCや仕草はそうだったかもしれないけど、歌い出すと大人の気配が漂って、官能的ですらあった。ロリータボイスを張りあげるところはBjork的でもあったな。喩えるなら80年代の4ADレーベルの美意識に憧れて、でも10年代後半のセンスが隠せないような。ポップとアヴァンギャルドの融合が見事だった。それは演出についてもそうで、透明感を強調したVJと照明も素晴らしかった。編成はキーボード3人、1人が時にノイジーなギターを、1人が時に無機質なベースを弾く。トータルでショーとして完成度が高かった。

夏になると戦争の話題が増える。加藤賢崇さんのお母様の広島での被爆体験手記。「ジョン・コルトレーンと長崎」って動画。「長崎駅に到着したコルトレーンは『原爆落下中心地に行きたい』と、平和公園へ向かった」。政府に堂々と訴え出た長崎市長のスピーチが力強い。長崎平和宣言に賛同する方は署名を。いわゆる「戦争体験」を捏造だっていう人々がいることにびっくりした。戦争が残酷で悲惨なことだと困る人たちがいるってことだ。
 またこいつかの秋元康、"月曜日の朝、スカートを切られた" って曲を書いたらしい。実際にスカートを切られる被害にあった学生さんが、これ以上被害者を傷つけないように署名運動を始めた。16世紀から19世紀までメキシコ湾の地図に書かれていた幻の島の話。石油利権を巡ってCIAが破壊したって陰謀説もあって面白い。

Glen Campbellが亡くなった。カントリーのレジェンドじゃない、アメリカのポピュラーミュージックを幅広く歌いこなしたシンガーでギタリストだ。Beach Boysファンなら知ってる、Brian Wilsonがツアーから抜けた時、ギター・コーラスとして半年間メンバーだった。そのお礼にBrianがプレゼントしたのがかの "Guess I'm Dumb" 。
 彼が成功をおさめるのはその数年後で、"By The Time I Get To Phoenix" あたりが大ヒット曲って言えるだろう。特にJimmy Webbの曲を歌いこなした。ベスト盤がたくさん出てて、Jimmy Webbの曲を集めたコンピも多い。お薦めのアルバムは "Reunion : Songs of Jimmy Webb" 、そして大ヒットアルバム "Wichita Lineman" 。アルツハイマーを患って引退を宣言してて、つい2ヶ月前に引退アルバム "Adios" をリリースしたばっかりだった。

音楽ニュースありすぎるんでざざっと!!
 Bjorkが、ニューアルバムがすぐにリリースされるってツイートした。Stewart CopelandAdrian BelewのバンドGizmodromeの新曲がきのうは聴けてかっこよかったのにいま聴けない。Kevin Godleyがソロアルバムを作るために共作者を募集してる。Neil Youngの幻のアルバム "Hitchhiker" がリリースされる。David Crosbyの新曲 "Sell Me a Diamond" 。Kele Okerekeの新曲 "Grounds for Resentment feat. Olly Alexander" 。Four Tetの新曲 "Planet" 。Iggy PopThe Prodigyがリミックスした。Yumi Zoumaのニューアルバムが出る。Kris Berryの新曲 "Hold On" 。LO'JOのニューアルバムが出る。ClarkFUJI ROCKのライブ映像を公開した。Velvet Undergroundのドキュメンタリー映画が作られる。John Caleが来日する。15人のミュージシャンによる、「私の人生を変えたBrian Enoのレコード」。Michel Legrandの観光シリーズが "ミシェル・ルグラン世界音楽旅行" としてボックスセットになる。Pete Townshend戦わず、理解しようとし、座り込み、観察し、状況にユーモアを見出すRay Daviesの人生観に、アメリカ人が何の関係があっただろう」。

のんちゃんがレーベルを立ち上げて音楽活動を始める。もうWORLD HAPPINESS 2017でコトリンゴさんと高橋幸宏さんと共演、"タイムマシンにおねがい (サディスティックミカバンドのカバー) " "I Like You (RCサクセションのカバー) " をリリースした。で、EP化もされる。花とポップスレーベルのNakanoまるさんがPVを作るクラウドファンディングを始めた。僕にはまだとても計り知れないなにかを持っている娘です。Pikacyu-Makotoがニューアルバムをリリースする。矢野顕子さんが7年ぶりに弾き語りアルバムをリリースする。鈴木博文さんの "Wan-Gan King" 再現ライブでカーネーションが14年ぶりに5人揃う。木戸やすひろさんが39年ぶりにアルバムをリリースする。セッションミュージシャンとして有名だけど、39年前のアルバムは素晴らしくてDJでかけたらウケた。瀬川千鶴さんのギターの特殊奏法がすごすぎる。
 全客室にアナログプレーヤーを設置したホテルが大阪にできる。レコードのレンタルや販売もする。大貫妙子さんの "Sunshower" のアナログを買うためだけに日本に来たアメリカのマニアがテレビで話題になった。さとうもかちゃんがバイト中にかかってきた電話に反射的に「ミニモニテレフォンだりんりんりん」って出た。天才の行動は予想がつかないな...。ああもう、長文御免!!

8月1日 賑やかな場所でかかり続ける音楽に 僕はずっと耳を傾けている

FUJI ROCK FESTIVAL '17から帰ってきました。森の中で音楽浴びてきました。ライブレポートは後日!! っていうか去年のレポートもまだ書いてないんだ。

酷く大雑把に、ロックのルーツにはジャズやブルーズやカントリーがあって、もっともっと前には世界の民族音楽があって、先にはクラブミュージックがあって、イケてればなんでも呼んじゃうのがフジロックだし、よければなんでも踊っちゃうのがフジロッカーだ。
 「音楽って、魔法のような力を持ったものだと思う。聴き手にその現実を忘れさせ、そこから逃避させるんじゃなくてさ。だからこそ人々はこんなにも音楽に共感したり自己投影したりするんだよ (Wayne Coyne) 」。

ベストアクトはWhite StageのZIMAのお姉さんの美しさと慎ましさに。特別賞は宿のバイトのお姉さんの純朴そうなルックスとおっぱいのギャップに。殿堂入りはField Of Heavenの東山食堂の人懐っこい看板娘に。おととしから仲良くなって、僕が行くとハイボール濃く作ってくれる。「寒そうやん」ってあったかいお酒作って奢ってくれたりする。思えば近年、握手会的なイベントを除いて僕の手をがっちり握ってくれる女子は東山食堂のお姉さんだけだ。
 まじな話、体調に大きな不安を抱えてのFUJI ROCKだったんで、あの天候で観たいバンド殆ど観れて、いい音楽をいっぱい浴びて幸せでした。ぜんぶベストアクトです。いろんなライブやフェスを観てきて、FUJI ROCKっていうのは「音楽とは」「音楽の喜びとは」ってとこを突きつけてくる体験なんだ。

FUJI ROCK嫉妬ツイートも毎年の風物詩だよな。そんなリア充イベントじゃないよ。僕が毎年行ってるくらいなんだから。むしろサバイバルだし、それを乗り越える音楽への愛があるかどうかだよ。スゲーもんをいっぱい観て、頭の中がごちゃごちゃだ。特に小沢健二さんについては、僕たちの世代にグサッと大きな痕跡を残したし、これからの僕も変えていくんだろうな。
 と言いつつ5日間考えてたのは「猫に会いたい」。動物病院に預けてたんで、健康診断、血液検査、予防接種、オールクリア。太り気味だった体重も減ってきてる。ちゅーるを食い、いまもべったり甘えてる。この尋常でない甘えが尋常の甘えに戻る頃、また預けなければならないのだが。そう、明日kimbraを観て、5日から7日まであーた札幌ツアーに同行するんである。ああ荷造りだ。

そのほかの近況。最近YouTubeを開くとポリデントのCMが流れる屈辱。菅俊一さんと伊藤ガビンさんのドラえもん論が面白い。「のび太はメディアリテラシーが高い」「クソビッチすぎるしずちゃんと、のび太さんのタフネス」。フランスのアングレーム国際漫画祭に日本館がない。フランスでは日本のマンガは非常に高く評価されてる。クールジャパン事業はこういうとこに金を注ぎ込めよ。一方で官製映画会社を設立して、何十億円もかけて1本の映画も撮影してない
 吉岡里帆さんは少し狂気をはらんだ可愛い路線で言ってほしかったけど、普通の色気路線に進んでてちょっと残念だ。老若男女がのんちゃんを愛して、最近始まったカウントダウンを気にかけてるのは、彼女の誠実さと実力の賜物だけど、ヤクザな興行界を変えようとしている勇気への賛美もあると思う。

政治は相変わらず、よくぞこれで国家として成立してるなってレベル。オリンピックのために木材を徴収してやるからありがたく差し出せって令がでたけど、その前に関東一円の杉の木を切れよ。花粉症は林業政策の失敗による立派な公害だ。聖火の燃料に水素を使うからクリーンですって言ってる。水素の炎は透明で見えない。ってことは添加剤を使うわけでぜんぜんクリーンじゃない。オリンピックに国民を巻き込まないで欲しい。世界も巻き込まないであげたい。
 月に大量の水があることがわかった。いつか月に住む人は、地球から水を持ってかなくても現地調達できるかも知れない。凪沙ちゃんが舞台「れでぃお・へっど」に出演する。万難を排して観に行く。素敵な話をしようよ。メントスのCM。子供が指示を出して、大人たちを仲良くさせる動画。これは観て欲しいなあ。

あーたがついに、あのワンマンライブをブログにした。「いちばん幸せな夜のこと」。文字じゃ伝えられない最高の夜を文字にしてくれた。関わった全ての人、もちろんファンのみんなも本当に幸せでした。でもあーたはまだまだ伸びる!! スゲーもん観せてくれ!!
 Esperanza Spaldingがニューアルバムの制作過程をネット配信する。Stereophonicsがニューアルバムをリリースする。Death Cab For CutieのBen Gibbardが "Bandwagonesque" を全曲カバーした。ここで聴ける。アフリカ最初のポピュラー音楽パームワインのコンピ、"Palmwine Music of Ghana" がリリースされる。Aphex TwinがFUJI ROCK限定カセットをリリースした。当然買えなかった。Kamasi WashingtonがEPをリリースする。そのサポートもしてるRyan Porterがソロデビューする。Asgeirが来日する。もちろん行く。

小沢健二さんが新曲 "フクロウの声が聞こえる" をリリースする。FUJI ROCKで聴いたけど、"流動体について" より好きだしヒット性があると思う。絵童話 "アイスクリームが溶けてしまう前に" もリリースする。ラブリーサマーちゃんが今日リリースのEPから "FLY FLY FLY" を公開した。自分のリリースの直前に完全にプライベートでFUJI ROCKに来てたのだ、彼女は。
 老眼になってCDのクレジットが読めないっていうのはあるあるなのだな。クレジットから、プロデューサーやミュージシャンやエンジニアを芋づるで辿って音楽を探してた世代としては。ところで言葉が届く歌=いい歌と思ってるわけじゃないけど、言葉が届く歌と届かない歌の違いってどこにあるのかな。歌唱法なのか作詞法なのか。

綱渡りで大事なのはぶれることなんだよ。振り子も同じ。人間の観念もそう。中庸っていうと、真ん中を静かに歩くみたいな、そういう動きのないものになっているけど、いくら安定を求めたって人は誰だって揺れてるんだよ。言ってることと起こってることは違ってるんだ (細野晴臣) 」。これ前も紹介したっけ。

7月26日 FUJI ROCKドキドキ冒険譚

2001年から、何度かのお休みがありつつ通ってるFUJI ROCK FESTIVAL。森の中で爆音を身に通す体験は、音楽の原始の姿を思い起こさせる。少なくともスタジオとライブハウスと部屋で完結する音楽観には、大きな欠如があると痛感させられる。それくらい信奉してるFUJI ROCKなんだけど、性格的な事情で直前になると不安になる。タイムラインに、そんな性格を説明するマンガがあった。
 1 : 楽しみにしてたのに近づくと憂鬱になる 2 : 予定があると落ち着かなくて常にプレッシャーを感る 3 : 楽しさよりも「不安・面倒」の方が大きくなってドタキャンしたくなる 4 : 当日になってみると普通に楽しい。毎年直前になって、プレッシャーで仲間に「やっぱり行けない」って言ってるんだ。仲間はみんなおおらかだしわかってくれてるんで、許してもらってる。強いメンタルが欲しい。

それでも毎年2週間前には準備を始めてる。今年は心揺れることが多すぎて、宅急便の発送期限の前日になって準備を始めた。足りなくて買出ししなくちゃいけないものが出てきても、もう間に合わない。気ばかり焦って体が動かない。
 もうね、泣きそうになりながら頑張った。大きな荷物はなんとかまとめて宅急便へ。やっぱり足りないものがたくさんあって、Amazonに注文して当日に背負ってく。この旅慣れなさと要領の悪さなんとかしたいし、旅慣れNASAって変換したgoogle変換について想いをはせたい。睡眠障害は改善されないまま。天気予報は雨。可愛いTシャツいっぱい送っちゃったけど、あの格好じゃ寒い。雨のFUJI ROCKの寒さは、きっと見知らぬあの娘も僕と体を温めあいたがってるに違いないって確信できるレベル。行ってきます。

帰ってきたら、札幌ツアーの準備でまた焦る日々になりそう。札幌行くのにパスポートっていらないよね。1人で飛行機に乗るの2度めで、前回と手続きの仕方が違う。前に乗った時は、飛行機の中でお水を頂いてお金を払おうとして笑われた。えっ水タダなの!? ジュースもタダらしい。どんだけ太っ腹なんだ。
 24日はカウンセリングへ。体調が悪くてタクシーで行っちゃった。来週から1ヶ月以上も休みが続くんで、行かないとずっとお喋りできない。先週が海の日で休みだったから、2週間の間に起きたことをマシンガントーク。そして箱庭療法。箱庭を前にして何のビジョンも浮かばなくて、いつもとだいぶ違うのができた。帰りに自分へのご褒美にケンタッキー。冷房が効いててデブに優しいから好き。アイスコーヒーのミルクを開けたら白濁液がドピュって顔にかかった。

今朝は残りのAmazonの荷物を受け取ってリュックに詰め込んで、ぼんやりしてる。気温は低いけど蒸して空気がどよーんとしてるな。チャイがさあ、昔は布団でパソコンいじってるとキーボードの上で寝てたんだけど、最近机でパソコンいじっててもキーボードの上で寝るようになって困っている。モニョモニョあくびしてる。飼い猫に生まれて僕に飼われたかった人生。
 今朝、片渕須直監督が、1945年7月の広島の食料配給についてツイートをした。大根、糅飯の野菜代わりの大豆。この大豆は、艦船の燃料用にする油を絞ったかすで、なんの栄養分にもならない。こんな食糧事情で国民の不満を抑えつけていた思想統制が怖い。自分の乗ってる船に穴を開けてるような、いまの政権を思う。食いしん坊って意味でも戦争には耐えられそうにない。

もう誰も望んでない東京オリンピック、安倍晋三が「残業時間の上限規制『東京五輪まで猶予を』」。国家の祭典のために死ぬ気で働けと。木材の無料供給も話題になった。そして熱中症でみんなが倒れる「運動会」が開かれる。
 スコティッシュフォールドの繁殖は、動物愛護法に抵触してる可能性が高い。あの折れた耳は疾患で、鈍痛もあるみたい。地元のパン屋さん、青山アンデルセンが閉店する。たまのご馳走のアンデルセン、好きだった。デートでサイゼリアに連れてって不満を言う女の子とは金がかかるからつきあうなってツイートが話題になった。サイゼリアでグルメを楽しむブログがあるよ。「私は好きな人とだったらサイゼでもいいな」って言う女こそ地雷だってツイートをいくつか読んだ。みんなそんな駆け引きしてんの!? 素直に生きろ!!

23日の日記に書いた、あーたワンマン。僕は新参ファンなんであの程度のレポートだ (それでも読んで欲しい) 。ずっと追っていた転勤族さんのレポートは読み応えがある。あーた本人は「気持ちが入りすぎて、ワンマンのブログが書けない」。もちろん読みたいけど、あなたは素晴らしい仲間と素晴らしい音楽を演奏した。ファンはとっても幸せな気持ちになった。あーたがそれ以上に無理をするのはファンとしてむしろ心苦しい。で、あーたはこの夏にエレキを買う宣言してる。エレキ化あーた、たいへん興味がある。
 同じ日にあったエレクトリックリボンの定期公演は、相変わらず自由奔放だったみたい。新曲 "Fun! Fun! Fun!" のPVが公開された。水着!! よりも後ろで海に浮かんでる人や、鳩が見切れてるとこが気になっちゃう緩さもエリボンらしい。

Linkin ParkChester Benningtonの訃報について公式声明を出した。。胸が苦しい。Hermeto Pascoalが新譜を出す。ティーザー映像。前回の来日、体調不良で行けなかったんで、また来て欲しいな。Vesselsの新曲にThe Flaming Lipsが参加する。"Deflect The Light (feat. The Flaming Lips) " 。Aphex Twinが "Vordhosbn" を作るドキュメント動画。菅野カズシゲさん入魂の、The Three Sunsの初期音源集がリリースされた。
 前にも書いたかも。Claude Debussy「音楽は色彩とリズムを持つ時間とからできている」。ドビュッシーの音楽が大好きなんだけど、その言葉、音楽観もやっぱり好きだ。飼い主のピアノ演奏を聴き入ってリラックスする猫の動画。

細野晴臣さんのツアー、東京公演にナイツが出演する。音楽のライブはこんだけ行ってるのに、お笑いのライブって初めて。ちょっとドキドキ。芸能山城組芸能山城組ケチャまつりを開催する。アイドル用語のケチャじゃなくて、本来の意味のケチャです。inter FM「細野晴臣 Daisy Holiday」にCorneliusが出演する。
 牧村憲一さん「変わらないものを守るため わたしたちは変わってゆくよ。土曜日の寺尾紗穂さんが歌い出したのは、高野寛さんのCHANGEでした。時代の変わり目だからこそ、この曲でありこの詞なんだと受け止めました。決してヒット曲ではないが、歌い繋いで欲しい曲だけを集めたライブを作りたい」。ぜひ拝見したい。草野マサムネさん「今でも運命的な出会いを夢見てる部分ってあるし」。僕だっていまでも夢見てるし!! (45) 。まず痩せような...。



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