DIARY NEW


9月18日 見知らぬあなたにHappy Birthday

台風の中、天野花@新宿御苑MERRY GO ROUNDへ。ずいぶん前にあーたの対バンで観て印象に残ってたんだ。でもなんでこの日を選んだのか自分でも覚えてない。結果としてすごく特別な夜になった。
 ライブハウスに入ったら、関係者が15人くらいで盛りあがってる中で客は僕1人。Oasisがかかってるなあ、なんてぼんやりしてたら、花さんが気づいて話し相手になってくれた。助かったよ、おじさん寂しがり屋なんで!! 7組出演で全員持ち時間が30分って聞いて、最後まで気力が持つかな、なんて心配したけど、もう興奮しちゃうくらい気力が持った。出演するミュージシャンは花さん以外初見。だけどどなたも詩情に溢れて、素晴らしいミュージシャンばかり。その中でアップテンポなナンバーを、ユーモア溢れるセンスで聴かせたシンタローさんが気に入った。普段はバンドで活動してるそうだ。

で、途中で把握した。この日は信奉を集める主催者さんの31歳の誕生日であり、そもそも内輪のイベントであることと、僕が断然最年長であること。みんなで「ハッピーバースデーあまのくん」って歌ったんだけど、あまのくんって誰ね!? (花さんと同姓だけど、血縁関係も婚姻関係もないらしい) 。
 花さんは八丈島出身のギター弾き語りSSW。穏やかそうなルックスでエッジの効いた歌を歌う。この日も痛快に飛ばしてた。借金を持った彼氏と暮らした実話をアップテンポなポップナンバーに仕立てたり、上司のセクハラに悩んだ実話を粋なファンクに仕立てたり。トリの主催者amano yasuhiroさんは、トーキングブルースみたいに語りと歌が一体になって、ロマンティシズム溢れるバラードを歌った。自分をさらけ出す姿は、1本の優れた映画を観るようだった。

会場ではミュージシャン仲間がビーフシチューを振る舞ってた。このビーフシチューにも素晴らしいエピソードがあった。ところでデブってビーフシチューをこぼすと腹にかかるんだよ、知ってた? この日のイベント、そしてamanoさんのステージを観て、彼の人望の理由が少しわかった気がする。音楽と人生と愛情について、想いをはせる夜になった。何気ない顔でみんな頑張ってる。
 家に帰ってamanoさんのTwitterアカウントをフォローしてびっくりした。音楽関係で知り合った方は、たいてい5人、10人は共通の知り合いがいるのに、彼には7000人近いフォロー・フォロワーがいながら、共通の知り合いがほぼゼロだった。違う世界線を垣間見た。新宿御苑は昔の職場で、あのビルの中華料理屋によく行ってたのに、ライブハウスがあることすら知らなかった。SSWシーン、広いなあ。

今日は行きたいライブやイベントが重なってたんだけど、事務作業をやらなきゃでうちで過ごした。台風一過で、きのうは18℃までしかあがらなかった気温が34℃にまであがった。台風一過、飽きた。南西向きの僕の部屋はただでさえ暑い。いつもみたいに猫たちがくっついてきて、ものすごく暑かった。Tシャツがピチピチで乳首が浮いて、つくづく痩せなくちゃと思いながらおせんべ食べた。
 衆議院解散のニュース。臨時国会召集っていう憲法上の義務に違反して、やっと召集したところで解散するらしい。政権にとって、国会が開いてるとろくなことがないのだ。支持率が下がって、「アメリカの金魚のフンとして一緒に北朝鮮と戦う」って宣言して、ミサイル自分で呼び寄せて支持率あげてから解散するタイミングもあざとい。プロの言葉は朝日新聞の社説でも読んで。

Bjorkが新曲 "The Gate" を発表した。Gorillazライブ映像をどんどん更新してる。Beckの来日の内容はまだ発表されてないのだな。ただのプロモーションかも知れん。STAXレーベル60周年のボックスが出る。Milton Nascimentoのデビュー前の音源が出る。これがなんなのかわからない。"Musica Popular Brasileira em EXPANSAO" でググって。500年前の楽器の即興演奏と、20世紀初頭の自動演奏楽器
 ずっと応援してたNakanoまるちゃんのクラウドファンディングが目標を達成した。まだまだ協力よろしく。矢野顕子さんの新曲 "Super Folk Song Returned" 、矢野さんが電車移動なのにも驚愕した。ロシアのRav Drumって楽器が話題になったけど、日本にも波紋音ってやばい楽器がある。倍音がすごい。

個人的に、Tony Kosinecのアナログ落札して嬉しいです。

9月17日 おやすみカッシーニ

Negiccoのじゃんけんに負けた娘と恋愛したい。少年みたいに心が揺れ動くまま、老眼きてる事実。

訪問看護師さん来たる。訪問看護師さんといいつつ、医学の勉強をちゃんとしてる訳じゃないみたい。音楽療法士さんなんだな。だから大抵は、音楽や映画や芸術にまつわる世間話をして終わる。それはそれで楽しい時間だ。それから悩みごとの相談。カウンセラーさんと並んで、僕の恥ずかしい話を全部知ってる素敵女子。
 体重計が冗談を言う。痩せてイケメンになるので。健康的にもやばい。1日2度ペースでお風呂に入ってる。昔お風呂に入りすぎて、ガスの検針の人に、一人暮らしで使う量じゃない、節約しなさいって怒られたことがある。はー、秋刀魚たべたいな。

15日はあーた@高田馬場天窓.comfortへ。僕はあーたのライブに行き過ぎだ。あーたの音楽も人柄も大好きで、なによりライブのたびに進化してるから見逃せない。この日は特に集中力が半端なくて、彼女自身も手応えがあったんじゃないか。迫真の演奏だった。"スノードーム" と並んで、最新曲の "行き止まりの夜に" もライブの定番になった。切なさに胸がざわつく。けどそろそろポップナンバーも書いて欲しい。やっぱさ、音楽に打ちのめされて衝動的に楽器持ったミュージシャンと、たまたま楽器を習ってたから惰性でやってるミュージシャンって違うと思うんだ。音楽に対して畏怖の念を持ってるかどうか。
 この日のPAはラジオ「あーたとわかの23時にちんからほい!」の相方わかちゃん。ちゃんとお喋りするのは初めて。ちんからほいのライブチケットにサインを貰った。激レア!!

16日はShiggy Jr.@赤坂BLITZ。僕の音楽趣味からすると、Shiggy Jr.はメジャー感ありすぎて意外に感じるかも知れない。でもこれが売れるバンドの楽曲か!! 売れるバンドの演奏力か!! 売れるバンドの演出力か!! って圧倒されて、多幸感に舞いあがる。
 この日は新曲の嵐、5曲を披露した。本人たちもしきりに話してた通り、大人のバンドへの階段を登ってるのを感じた。特にリード曲は洒落てて大好き。それからアコースティックコーナー。いつかこういう企画アルバムを出して欲しいくらい素敵な時間だった。そしてボーカルに徹してたいけもこちゃんがついにギターを持った。もうね、両腕振ってジャンプして、踊り狂って汗だくになった。アンコールのいけもこちゃんの長い感謝のMCには涙が出そうになった。いい娘だ。僕と結婚すればいいのにと思う。

多摩シティはレインでブルー。インターナショナル・クライン・ブルー。僕もハラヘッツァけど猫もハラヘッツァって言ってる。動物って不便だな、光合成したい。それにしても猫はなんでiPhoneの上で寝るかな。あったかいからかな。それアラームが聞こえなくなるパターンのやつだからやめてほしい。
 今週は忙しい。事務作業→病院→ライブ→事務作業→病院→ライブ。ライブは行かないと、病院の頻度が増えると思う。ライブの頻度が増えると、お酒飲んじゃうから病院の検査結果に響く。そうこうしてるうちに、大切な事務作業が疎かになる。Roy AyersPaul WellerSparksScritti PolittiJohn CaleHUNTZAのチケットを買った。今年は何年だ。最近の来日ラッシュなんとかして。来日公演の方が告知が早いから、日本人のライブになかなか行けない。

13年に渡って土星を観測していた探査機カッシーニが、役割を終えて土星に突入した。おつかれさま。ドイツの映像作家が、日本っていうSF幻想世界を動画にした。2年ぶりに飼い主の声を聞いた猫の話。パンダは1日の50%を食事、45%を睡眠、5%を徘徊に使ってるそうだ。俺かよ。俺も世界中に愛されて保護されたいよ。
 ブロガーのはあちゅうがNHKに出演して、InstagramやFacebookは平和な世界、Twitterは荒んでるって紹介したらしい。僕にとってはFacebookやInstagramはマウンティングの場。僕自身はInstagramで世界の人々の日々の生活や風景や猫の寝顔を楽しんでるよ。はあちゅう、番組終了後に「自分の」Instagramのアカウントについた好意的なコメントと、Twitterをエゴサーチした懐疑的なコメントを比較して、どうだとばかりに紹介した。アホか。バイアスかかりすぎ。

北朝鮮が日本を威嚇して、実際にミサイルを発射した。日本が「属国としてアメリカの代わりに的になりますハイ!!」って言っちゃったんだから、こっちが的かって思われるのは当然だ。正恩とトランプと安倍のトリオ相性よすぎる。サントリーがハーフのファッションモデル、水原希子さんを使ったCMに、人種差別の声が飛んだ。サントリーのコメントがピント外れ過ぎる。人種差別に反対して、水原さんを守るくらいの声明を出しなよ。
 ガーディアン誌が、東京五輪招致は買収だったって報道した。内田樹さんの翻訳。つまり、東京の街を殺し、日本の経済を殺し、おそらく熱中症で死者が出るだろうオリンピックの開催権を金で買ったわけだ。自分たちの利権のために。で、小池百合子が8000万円かけてユニフォームを作り直させた結果がこちら

Cut Copy新譜が試聴できるBurialが新曲 "Rodent" を公開した。Suso Saizが新譜を出す。R.E.M.が "Automatic for the People" の25周年ボックスを出す。またおっさんホイホイな商品だな。Tegan and SaraのトリビュートアルバムにChvrchesGrimesCyndi Lauperが参加する。Steve Reichの "Different Trains" をLondon Contemporary Orchestraが演奏した。
 亡くなったWalter Beckerに続いて、Donald Fagenも体調を崩して、各国の単独公演や日本のBlue Note JAZZ FESTIVALが中止になった。ゆっくり回復して欲しい。頼むよほんと。The Shinsが来日する。ところで、元は1枚だったLPを、リイシューの時に2枚組にするのはどうなのか。音質的には良くなるのかもしれないけど、片面23分くらいの収録時間も、LPの魅力のひとつだった。

くどいけどNakanoまるちゃんがクラウドファンディングしてる。"笑う女の子" のデモをぜひ聴いて欲しい。ここ数年、日本の若者の中にとてつもない才能が増えてきた。ゆとり教育が成功だったか失敗だったかなんて、あと何十年もたたないとわかんないよ。
 小沢健二さんがNHKの「SONGS」に出演して、歴代の名曲から新曲まで披露する。Polarisfishmansの "SEASON" をカバーする。北中正和さんがロックの入門書を出版する。"およげ! たいやきくん" とカバー、アンサーソングを集めたコンピが出る。大滝詠一さんの "泳げカナヅチ君" が入ってない!! やり直し!! 音大の准教授でもある柴山一幸さんが、学生と新ユニット師弟TUNEを結成して、"恋のQ&A" を公開した。Les 5-4-3-2-1のE.P.が出る。僕は「レス・ごーよんさんにーいち」って読んでる。間違ってるのは気づいてる。

9月13日 明日に辿り着けるか?

生きるのは辛い。ふと気を抜くと、死ぬ苦しみは一瞬、「孤独」の苦しみは数十年、だなんて天秤にかけてしまう。生命はなぜ誕生したんだろう。こんなに苦しむために存在する理由はなんだ。いまの僕は猫のためだけに生きている。猫のことは何がなんでも幸せにする。

10日は毎月恒例の、あーたインストアライブ@TSUTAYA調布南口店へ。決してライブ向きじゃない会場でも全力で歌う集中力に、毎度感服する。それにしてもこの日のワンピースは丈が短くて、アンプを操作してる時に見えちゃいけないものが見えちゃいそうで、言ったもんか迷った (見えませんでした!!) 。1stセットはインストアの場所柄と、お客さんに子供たちが多かったんでアップテンポなナンバーが中心。2ndセットはミドルテンポからバラードを中心にしっとりと。あーたの誠意が伺い知れるバラード "Iにうまれて" を歌いあげたところで子供のお客さんがやってきて、急遽アンコールって形で子供にも親しみやすい "ドラマチック" を歌う優しさと瞬発力!!
 この日は珍しく対バンがいらした。シュールな歌詞とドメスティックな楽曲に、1stセットでは???ってなった。2ndセットで、これは笑って聴くもんだってようやく理解した。ただ音楽も笑いも嗜好品だと思ってて、そういう意味ではピンとこなかった。

僕が最近あーたあーた言ってるのには訳がある。あーたの楽曲は極めてハイクオリティなのに誰にでも楽しめる親しみやすさがあって、歌声は耳に心地いいのに胸をかきむしって離さない。最新E.P. "HAPPY TAPES" と、収録されてる "スノードーム" が好評みたいだ。ライブでは、アップテンポなポップナンバーも、ソウルフルだったりロックなナンバーもガシガシ演る。僕は、古くはSPITZKirinji、最近ではSAKEROCK (星野源さん) や水曜日のカンパネラを、動員数十人の頃から観てきた。あーたは来る。やなやつだったらどうでもいいけど、あーたはほんとにいいやつなんだよなー。
 ほんとはみなさんにライブを観に来て欲しい。CDをここで買うこともできる。iTunes、Apple Music、Spotify、LINE MUSICですべての楽曲を配信してる。

でもまず簡単なことを!! あーたのツイッターをフォローしてはくれないか。フレンドリーなお喋りの合間に、未来のポップソングが聴こえてくるはずだよ。

その足で吉村かおり@新代田crossingへ。アコギ、エレアプ、パーカッションの編成によるワンマンライブだ。行く前から最高の予感しかなかったけど、最高の最高だった。吉村さんの楽曲は、ヒット性とセンスの良さを非常に高いクオリティで兼ね備えてる。
 初めてに拝見した時は、ピアノとギターの坪光夫妻のコンビネーションに息を飲んだ。今回は吉村さんは主にボーカルで、その表現力に酔いしれた。吉村さんの言葉は時に重く痛い。でもどんな言葉もいいグルーヴに乗ると、僕は自然に笑顔になって体が動いてしまう。客席には違う経路で知った音楽家がたくさんいらした。音楽に打ちのめされて鍛錬して、自身も素晴らしい音楽を奏でる方々は、自然に繋がっていくんだな。物販でCDぜんぶ買った。Tシャツに書かれていたのは「HAIRY AUK IS ROOM.」、YOSHIMURA KAORIのアナグラムだ。

11日は這うようにしてカウンセリングへ。恥ずかしい悩み事を、美人女子大生に話すってプレイを毎週してる。最近僕に起こったことやその苦悩は、僕の人生と病気の核になるっていうコンセンサスができた。つまり、人に敵意を向けられることに弱いのだ。
 僕は3月30日生まれで、幼稚園や小学校の中でトロくて周りをイライラさせてきた。リーダータイプの弟と比較されて、家族や親族の中でもイライラさせてきた。だから隅っこで、気づかれないように怯えて生きてきた。自分が愛されたり認められるなんて考えたこともない。ただひとつ、カウンセラーさんに「それができたらこんな病気になってないです」って返したらカウンセラーさんがびっくりして、「数年前の山下さんならそう返せる力はなかったです」って。いま、カウンセラーさんと訪問看護師さんには心を開ける。

その足でヌカタシに車で拾って貰って、Fくんと合流して横浜中華街へ。Fくんお薦めの山東ってお店。名物の水餃子は、ココナッツのタレで食べる。これがうまうま。帰ってきてすぐにまた食べたいって思うくらいには旨かった。ほかの料理もお酒も美味しかった。料理の写真をあげただけでお店を特定されるツイッターすげえ。人は独りでは生きていけなくて、友達とカウンセリングと猫に感謝してる。いま親友って呼べる貴重な存在。2人にも心を開いてお喋りができる。だけど僕が一方的にお世話になってる引けめも感じてるんだよ。
 きのう、今日は事務作業の日。夕焼けの美しさ。ネットは空の写真でいっぱいだ。ある方が、空の写真をタイムラインにあげるのは、誰かに見せてあげたい気持ちを昇華する行為、「空が綺麗だよ」って一番伝えたい人に伝えられない切なさも含んでるんだよって。

ヴォイニッチ手稿なる15世紀に書かれた奇書があって、何が書いてあるのか誰にも解けなかった。オカルトマニアの間では、解いた人は発狂して消されるなんて伝説になってた。ついに解かれて読んでみたら「健康のためにお風呂に入りましょう」とかそんな内容だったらしい。オカルトマニアはそれこそ発狂しそう。
 「霊園 : ペットと飼い主一緒の墓に 葬祭業が続々参入」。そういう施設があるってことにほっとした。いまの僕の本当の家族は猫たち、人間の家族は離散状態で、いままで同居してきた犬猫の遺骨はぜんぶ我が家にあるんで、みんなで一緒に眠りたい。「犬にも感情がある、MRIで確認」。「動物が感情を持つという概念は、科学者にとっては受け入れにくいものですが、イヌと暮らしている人の大半はこれを直感的に理解しています」。科学者には受け入れにくいことに驚愕した。

Linus Of Hollywoodが来日してたの知らなかった。観たかった。Sparksの新作 "Hippopotamus" が大評判でU.K. 6位だそう。Mavis StaplesJeff Tweedyプロデュースの新作を出す。このコンビの作品はみんな好き。タイトル曲 "If All I Was Was Black" 。Marc Almondが新作でYoung Rascalsの "How Can I Be Sure" をカバーした。The xxの "On Hold" をJamie xxがリミックスした。
 Hermeto Pascoalの1976年のスタジオセッションが発売される。"Viajando Com O Som" 。Neil Youngの “Hitchhiker” はなんでお蔵入りになってたのかね。って言い出すと、ほかのバンドにもお蔵入りになってる素晴らしい音源がいっぱいあって、西新宿とかで売ってるわけだけども。ナイジェリアのイボ族の楽器Ogeneが、シンプルなのに宇宙が開けるくらい素晴らしい

Nakanoまるちゃんのクラウドファンディングがあと少し!! 素晴らしい才能を紹介するのが趣味なんで、ぜひ試聴して気に入ったらパトロンになって欲しい。ハナレグミが新譜を出す。満島ひかりさんがEGO-WRAPPIN'プロデュースでリリースした "群青" がアナログ化される。Corneliusが "HELIX / SPIRAL" のライブ映像を公開した。こんど観に行くんで楽しみ。
 The Metersを聴きながら田島貴男さん。「演奏に合わせて踊るとなんかかっこ良く踊れる気がした。実は演奏に合わせて踊るのではなく、踊るのに合わせて演奏するんだよな」。「肘から先、膝から先、太ももの付け根から先をゆったり動かせば振り子運動になる。一小節のリズムにおいて振り子的な時間の経過はシャッフルになる。つまり跳ねたタメた演奏になる」。なるほどなあ。

9月9日 for better or worse

鬱と感動と。波乱の日々。鬱の理由は簡単、僕の苦悩はすべて「孤独」で説明できる。家族が生きてるのか死んでるのか知るよしもない状況、ちょっとした人間関係のほつれを気にしすぎて話を大きくする性格。猫たちが僕の心を読んで慰めてくれる。こいつらがいなくなったら僕はどうなっちゃうんだろうかと思う。
 「相手のことを思って、優しい気持ちでいてくれる人ばかりじゃないってわかってはいるんだけど、でも心のどこかでいつもそうあってほしいなって思っちゃうんだよな」ってツイートの主が優しくなかった。僕もみんな優しい気持ちでいたらいいと思ってる。でもそうじゃない人に出会うことがままある。自分の中に攻撃的な一面を発見することもしょっちゅうあるよ。で、ますます自己嫌悪に陥って、詫びて詫びきれるもんじゃないけど取り敢えず詫びて、また寝込む。

奈良美智さんの大ファンで、豊田市美術館で開催されてるfor better or worseを観に行きたかった。強く薦めてくれた遊佐春菜さんと、車を出すよって言ってくれたヌカタシに背中を押されて、会期終了間近についに観に行った。運転はぜんぶヌカタシ任せ、助手席に座ってるだけの楽ちんモードだけど。高速道路から海が見えた。何年ぶりに見たかな。ずっと見たかった。カウンセリングで受ける箱庭療法でも、いつも海を作ってた。いつか砂浜に座ってぼんやり海を眺めてみたい。その時は女の子が一緒だといいな。
 何回かの休憩を挟んで愛知県豊田市へ。豊田市美術館は、公立美術館とは思えないほど大きくてきれいだった。さすがトヨタのお膝元、潤沢な資金があるところにはある。美術館のレストランが混んでたんで、向かいのハンバーガー屋さんへ。美味しかった。

奈良さんの絵をKawaiiとして消費するのは簡単だ。でも実物を眼の前にすると、自分と対話するような感覚に包まれる。子供は無垢であるがゆえに、残酷だったり狂気を秘めてたり矛盾を抱えてる。奈良さんの描く絵も、柔らかくて強い。奈良さんは今でもあの眼をした、怒り迷い苦悩するロック「少年」なのだと思った。なぜなら僕もいまだにロック少年だから。会場に入って真っ先に目に入る壁一面のLPジャケットや、唐突に置かれたbloodthirsty butchersのギターケース。特にレコードのチョイス、バンドの代表作でもない、むしろ世間の評価は低くても、これいいんだよねって盤が並んでニヤリとした。
 作品がこれほど大切に活かされた展示はない。愛に溢れた展覧会だった。音楽好きにぜひ観て欲しい。ポピュラー音楽家は得てして歳と共に枯れる。画家は歳と共に尖る。奈良さんは尖るロッカーだ。

8日はめんどくさい市役所ツアーをして (偉い!!) TWEEDEES@渋谷O-Westへ。ベース・作編曲の沖井礼二さんがかつて在籍していたCymbalsに、若い頃すごく憧れてた。O.A.はなんと辻林美穂さん。牧村憲一さんが紹介した辻林さんのSoundCloudを聴いて、速攻ファンになった。最初はライブも荒削りで危なっかしかった。それがいまや「異世界食堂」の音楽を担当したり、作曲家として曲提供したり。
 35分もの持ち時間、お馴染みの曲から新曲、提供曲、Negiccoの大名曲 "愛は光" のカバーまで披露してみせた。トイポップ的な側面、シティポップ的な側面、作曲家としての技量と可愛らしい歌声は、お目が高いTWEEDEESファンにも伝わったんじゃないだろうか。最後の2曲はTWEEDEESバンドが入って、オイー、沖井さんのベースで歌う辻林さんが観れる日がくるとは感慨深い。

TWEEDEESはポップスの鏡。沖井さんの太くうねるベースに乗せて、清浦夏実さんの透明な歌声がキラキラと輝く。サポートのキーボード、ドラムスももちろんばっちり、主役の2人を立てながら堅実なプレイを聴かせてくれた。キャッチーでセンスが良くて、圧倒的なグルーヴにもう踊るしかない。
 楽曲も演奏もお洒落!! なのにMCになると突然笑いに包まれる。清浦さんが沖井さんのギャグをさらりとかわす姿に時代を感じた。かつての「通好み」なバンドは、徹底的にクールに演出されてたから。本当にかっこいいポップバンドに求められていたのは、このフレンドリーさじゃない? 演奏がこんなに洗練されて楽しいんだから、ライブそのもので笑顔を引き出すのは当然の帰結だ。Shiggy Jr.CHAIが作ろうとしてる空気を、とっくに先取りしてるように感じた。

小沢健二さんとSEKAI NO OWARIのコラボが、大きな反響を呼んでる。彼らの邂逅と大衆音楽について、誤解を招く過激なツイートが出回って悲しくなった。ツイート主の若い女性はわかっているのだ。でも拡散されたツイートひとつだけを読むと、「世代論」「老害」にまとめちゃってる印象を与える。彼女は文脈から離れて、意図的にひとつだけ過激なツイートを炎上させた。そこに良心を感じるのは難しい。大衆音楽の歴史は何万年も前から断絶がないものだと思ってる。
 癌で闘病中のECDさんのドネーションのために、DOMMUNEが7時間の特番を組んだ。最後の2時間は、2015年のECDさんのライブ。かっこよかった。終わってからもしばらくドキドキしてた。スタイルとしてのヒップホップじゃなくてスピリットとしてのヒップホップで、社会への怒りの中に自由への渇望が見えた。

今日、9月9日は、「この世界の片隅に」のゼロ号試写が行われた日だそうだ。もう歴史的名作の風格があるのに、1年前までは誰もあの映画を観たことがなかった。制作に追われていた片渕須直監督の唯一の楽しみは、ゆうきまさみ先生の「白暮のクロニクル」を読むことだったんだって。映画はいま、どんどん世界に出ていってる。まさに「ありがとう、この世界の片隅にうちを見つけてくれて」だな。
 猫白血病のため隔離された子猫の遊び相手はネズミだよって話。リカオンは狩りにでかけるかどうか群れの中でくしゃみをする数で決めるんだって。つまりは投票行動だ。ものすごく大きな太陽フレアが起きて、極地では鮮やかなオーロラが見えたそうだ。で、札幌でも観察されたんだって。なんでも太陽フレアのせいにする人がいっぱい出てきて笑った。殆どネタだけど、ときどきガチな人がいた。

ドイツのメルケル首相は、北朝鮮の挑発的について「平和的外交による解決しかありえない」って発言した。日本以外の殆どの国、トランプ氏までそう言ってる。日本政府はイギリスへの原発輸出事業に全額の政府補償を打ち出した。失敗したら2兆円の税金が投入される。
 自民党の長尾敬って議員がヤバい。無根拠なネットのデマを拡散したり、「南京大虐殺はありませんでした。これが私の理解です」ってツイートしたり。ドイツで政治家が「ホロコーストはありませんでした」なんていったらどんな騒ぎになるかわからない。歴史家、磯田道史さんの連載がまた興味深い。今回は「公文書を隠蔽すれば『国家が死ぬ』」。「『音楽に政治を持ち込むな』の声に違和感」って記事。大衆音楽と政治には密接な関係がある。

Vampire WeekendRostamの新曲 "Half-Light" 。もうVampire Weekendは活動停止しちゃったと思っていいのかな。大好きなバンドだった。ライブ観れてよかった。Teen Dazeの新作から "Echoes" 。St. Vincentの新作から "Los Ageless" 。ますます楽しみ。Alabama ShakesのBrittany Howardの新プロジェクトBermuda Triangleの "Rosey" 。Lali Punaの新作がSpotifyで聴ける。Morrレーベル追っかけてた頃は自分が若者の気がしてた。Pato Fuのおもちゃの楽器だけで作った新作から "Palco" 。Stewart CopelandAdrian Belewが組んだ新バンドGizmodromeの "Man In The Mountain" 。Gary Clark Jr.が "Come Together" をカバーした。Brian Wilsonのベスト盤に入る未発表曲 "Some Sweet Day" 。いわゆるAndy Paley Sessionsの1曲と思われる。正直どうなのかこれは。

Walter Beckerが亡くなったことを受けて、細馬宏通さんが、BeckerとDonald Fagein"Deacon Blues" についての会話と、Rickie Lee JonesBeckerへの哀悼を翻訳した。ColdplayのChris Martinが、BBCでPaul Simonの "Graceland" をカバーした。The xxが、BBCでJustin Timberlakeの "My Love" をカバーした。こんな風に普通にテレビから素敵なセッションが聴こえてきたら耳も肥えるよね。羨ましい。いい音楽たくさん知りたい。
 Tycho2時間のDJセットを公開した。Beckが来日する。Sparksが来日する。どっちも観たい。Massive Attackの来日公演にエスパー伊東さんが出演する。なんで!? 糸井重里さんと鈴木慶一さんがBeatlesについて公開対談する。Holger Czukayが亡くなった。79歳。僕にとっては "スネークマン・ショー" に入ってた人。

Nakanoまるちゃんの全国デビュー盤の情報が解禁された。まじで売れそう。あーたの傑作EP "HAPPY TAPES" のトレーラーが発表された。世間的にまだ無名のミュージシャンが作る音楽のレベルじゃない。魔神ピッピ "そんなんちゃうねん" 何も考えずこれを最後まで観て欲しい。Ahh! Folly Jetが大滝詠一さんのカバーをEPでリリースする。仲井戸麗市さんが "雨あがりの夜空に" をセルフカバーする。rei harakamiさんの "暗やみの色" がアナログ化される。
 星野源さんのファンどうなのか。源さんが好きなら源さんの聴いてきた音楽、お薦めする音楽を買った方が理解につながるし、音楽シーンも盛りあがる。源さんにソロ活動を薦めた細野晴臣さんも、YMOでうっかり売れちゃった時、YMOが好きならYMOが聴いてきた音楽を聴いて欲しいって仰ってたような気がする。長文御免!!

9月4日 君は太陽

2日3日はあーた生誕祭2days@新代田crossing。ほんとの誕生日は3日で、ファンミーティング的な企画があったんだけど、そのために札幌からくるふーみんこと河鰭文成さんのために前日に企画されたのが、プチワンマンライブ「ずーっとあーたのターン!」。

雨模様の朝から開始時間が近づくにつれて穏やかに晴れて、秀逸なタイトルに相応しい和気藹々とした楽しいライブになった。ライブは曲名が書かれた紙を観客がくじ引きで引いて演奏するもの。ノベルティソング "得意料理はゆで卵" の次に新曲 "Cloudy" 、メッセージ色の強い "Iにうまれて" 、ファンキーな "pinhole" が続くなんでミラクルも。"Cloudy" は素晴らしいラブバラード、ソングライターとしてますます絶好調な様子が伺えた。終わってみればアンコール含めて16曲、プチワンマンというにはあまりにも充実した内容だった。そしてギネスを飲みすぎる欲望に忠実な私。いい音楽といいお酒。しあわせ。
 帰宅してラジオ「あーたとわかの23時にちんからほい!」を聴いた。毎回僕のメールしか読まれないんだけど、メール来てないのかしら。聴取率的に大丈夫なのかしら。番組が終わってすぐに書いた次回の放送へのメール、滑った気がする。

タイムラインを開いたら、あーたが「ぜんぜん明日の準備おわってないのに、すんごいねむい」ってツイートしてた。「明日できることは明日!!」ってレスを送った。翌朝、予想通り準備にてんてこ舞ってたみたい。あーたは「アリとキリギリス」って本を読んだほうがいい。
 生誕祭は夜の開催。人生初のくす玉を割ってスタート。あんでぃこと安藤力さん、ふーみん、つるうちはなちゃんのサポートを受けて、代表曲とも言える7曲を演奏した。合間合間にメンバーとの出会いや秘蔵写真にちなんだフリートーク、ファン垂涎の賞品が当たるビンゴ大会、似顔絵のケーキも登場して、穏やかで愛に溢れた夜だった。すべてはあーたの人徳と思う。ほんとだよ。ひとりひとりにあーた手作りのコースターと、丁寧な手紙が渡された。家に帰ってじっくり読んで、少なからず感動した。あーた一色の2日間だった。

今日はカウンセリングから役所へ...行くはずが二日酔いで寝込んでた。久しぶりだな二日酔い!! それだけ楽しく飲みに飲んだってことだ。あーたは5日6日にもライブがある。観客がこれだけ疲れてるんだから、準備に奔走してステージに立ったあーたの疲労はどれほどかと思う。秘密の動画を見てもっと痩せなきゃいかんと思った。猫の腹のたぽたぽをたぽたぽした。
 「かほく市ママ課『独身税』提案 財務省主計官と懇談」。ママ課ってネーミングセンスから突っ込みたいけど、こっちは好きで独身やってる訳じゃないんだよ。もーてーなーいーの!! 小田嶋隆さん「独身税は非モテ補助金とワンセットで運用すれば機能するかもしれないぞ」。ブサイクとかネガティヴは立派な障害で、人生に少なからずダメージを与えるので、それなりの補助をするべき。

タイムラインを驚くべきニュースが駆け巡った。Walter Beckerが亡くなった。67歳。「真夜中に流れるラジオからのスティーリー・ダン、遠い街の物語話してる」。Steely DanのフロントマンはDonald Fagenかも知れない。でもSteely DanにとってWalter Beckerがどれだけ大切かを、長文の原稿にしたことがある。Walter Beckerはギタリストで、決して歌が上手いとは言えないけど、ソロアルバムはなんとも言えない味がある。そして彼がプロデュースした、Rickie Lee Jonesの "Flying Cowboys" を聴いて欲しい。残念です。
 Mount Kimbieの新曲 "Delta" 。相変わらずかっこいい。来日公演のチケットも取った。Gregory Porterの新作はNat King Coleへのトリビュートで、"Smile" が聴ける。Daughterの新作はゲームのサントラで "All I Wanted" が聴ける。

日野皓正の児童虐待について、彼ほどの大物になると迂闊に批判できない空気が怖い。その中で「日野皓正児童虐待事件について元ジャズミュージシャンが考えてみた」って記事は興味深い。その反応に対するレスがここ。つまり、殴られたプレイヤーはジャズの持つ「逸脱」って美意識から外れてなかったんじゃないかって話。
 小沢健二さんの新曲 "フクロウの声が聞こえる" は、ポップでヒット性があると思ったら、SEKAI NO OWARIとのコラボだった。米津玄師さんとのコラボが話題になったDAOKOさんの新曲は、岡村靖幸さんとのコラボ。konoreさんのソロがやっと音源になる。リリースライブもある。絶対行く!!

もじゃもじゃ考えることがあって、いまの精神状態はSo-so。あんまり書かないけど僕にも嫌いな音楽がたっくさんあって、嫌いな音楽があってよかったと思ってる。人間関係もまたしかり。

9月1日 ガラスみたいに突き刺して、フィルムみたいに忘れない

暑いのが苦手な僕も、夏の終わりには感傷的な気分になる。きのう今日は涼しいを通り越して、朝晩は寒いくらいだ。「ほんとのこと知りたいだけなのに、夏休みはもうおわり」。
 子供の自殺は9月1日が多い。上野動物園。「学校に行きたくないと思い悩んでいるみなさんへ。アメリカバクは敵から逃げる時は、一目散に水の中へ飛び込みます。逃げる時に誰かの許可はいりません。脇目も振らず逃げて下さい。もし逃げ場所がなければ、動物園にいらっしゃい。人間社会なんぞに縛られないたくさんの生物があなたを待っていますから」。僕は学校に行きたくなかったけど、行かないって選択肢を思いつかなかった。死にたい子供には、学校がすべてじゃなくて、大人になると自分で居心地のいい環境を作れるって言いたい。生きてりゃいいことあるとは限らないが、死んだらいいことないのは確か。

斉藤騎一さん。「子供の頃にイジメにあってきた人間は『○○するから、皆おいでー』みたいな誘いの場合、意思を表示したときの『おめぇには聞いてねぇよ』と言われるあの心臓ギュンってなる恐怖があるから言えなくて、なので、初めから『みんな』の中に自分は入っていないのだと思いながら生きている」。そんな話をイナダミホさんとしてたら、「わたしはね、集団の中で『その他』でも、自分にとっては世界の中心は自分にあるから大丈夫になった。親友が1人いるだけで幸せ。親友ごっこはいっぱいあるもんねー」。目が覚める思い。
 そういえば僕は夏休みの宿題をしない子だった。明日やればいいと思ってるうちに夏休みが終わっちゃったから。で、僕の現状を鑑みるに、宿題やったらどうですかね。宿題やらなかったのに立派な大人になった人はいるけど、ならなかった人はもっといる。

30日はたなまちゃんのASOBOiSM@四谷天窓へ。天窓っていったらインディー女性SSWシーンのメッカ。たとえ命を削って歌っても、音楽そのものより身近なアイドル的な癒やしが求められてる小屋で、ヒップホップやるたなまちゃんの勇気にまず驚いた。
 ところでケンタッキーってセットが5系統くらいある上に、時間によって組み合わせが変わったり、カウンターの下から別のメニューが出てきたりするよね。どれを買っていいかわからなさでは、携帯屋、プロバイダー、保険屋に匹敵する。同じもの頼んで店員さんによって値段が違うよなあなんてもじゃもじゃしてたら、隣にすごい可愛い女の子が座ったので文句はない。1ミクロンもない。むしろ神様ありがとう。やっぱり美味しいし。って気分で高田馬場へ (四谷と言いながら高田馬場にある。昔は四谷にあった) 。

たなまとはアコギ弾き語りのSSWとして出会った。だんだんリズムへの興味を深めていって、ついに結成したのがヒップホップユニットASOBOiSM。大きな決断だったと思う。デビューライブ観に行った。その翌日に相方が辞めて、いまは大きい箱ではサポートDJを入れて、小さい箱では1人でぜんぶやってるんだって。
 僕は1人ASOBOiSMを観るのは初めて。新しい機材を導入したとかで悪戦苦闘して、でも失敗を笑いに変えちゃうところにたなまのショーマンシップを見た。楽曲もトラックもパフォーマンスも素晴らしいし、なにより楽しい。SSW時代のたなましか知らない方には戸惑いもあったみたいだけど、僕は数年みててこれは自然の流れだと思った。たなまの人間性も、音楽の核も変わってない。それをキーワードにするならば、Don't worry, be happyってことなんだろう。

この日はブッキングが素晴らしかった。全組楽しく聴けた。特に気になったのが、たなまがMCで「楽屋で脇がきれいって話で盛りあがって」って話してたGIVE ME OWさん。たなま的なお笑い系を想像してたらすごい美人さんが出てきて、ノースリーブの脇にどうしても目がいった。でもMCは気さく!! 普段はChelsyってバンドで活動してるそう。片想いや失恋の歌が多いんだけど、情念に流れずにポップソングのマナーで切なく聴かせるところ、なによりその歌声に惹かれた。
 そしてaroさん。山中湖村で実家の旅館の女将をしながら、年間200本のライブをこなすタフなミュージシャン。暮らしてる環境からか、大地や星や、自然への畏怖を痛感してるのがひしひしと伝わってきた。それはプログレ的でもあり民族音楽的でもあり、音楽って現象の原始の姿さえ思い起こさせるパフォーマンスだった。

31日は素敵女子な訪問看護師さんと楽しくお喋り。音楽のこと、美術のこと、写真のこと。こういう話ができる相手でとても嬉しい。そして美容院へ。外に出て涼しさに驚愕。うちは陽当たりがよすぎて、いつでも暑いんだよ。美容院の鏡の前に座って、屈辱を感じない程度には痩せた気がする。実際体重も体脂肪率も順調に減ってる。問題は気づいてくれるガールが少ないことだ。美容師さんに後頭部の絶壁を隠せないか相談したら、「絶壁の部分の髪の生えてる向きがぐちゃぐちゃだから、ボリュームの出しようがないんですよね。やるならドレッド」。美容師さんが頑張ってくれて、ドレッドはまぬがれた。セットの時に、髪の向きと逆にブローするっていう荒技ではあるが。
 今日は溜まってた疲れで1日寝込んでた。猫たちが察してぴったりくっついてくれた。優しい生き物だ。

音楽の悲しいニュースがあった。日野皓正が、指導してた中学生バンドのライブの本番中に、ドラマーを叱って往復ビンタをした。理由はその生徒のソロが長すぎたから。この件について皆さん喧々諤々、色んな意見が出た。情報が断片的だから、責任の所在はわからないよ。でもこれ、いろんな意味でダメだと思う。
 音楽は決められた小節だけ演奏すればいいものではない。なまものでいくらでも変容していく。ってことと、いずれにしろ体罰で止めるものではない。演奏者にとっても、指導者にとっても、観客にとっても。1番の被害者は、殴った殴られたの外にいる観客だ。そのあとライブはどうしても変な空気に盛りさがるし、観客はモヤモヤを抱えたまま帰ることになる。観客の心情を無視しても演奏のクオリティを上げたいのなら、それはただのマスターベーションだ。

もうひとつ、botで流れてくるたびにやるせない気持ちになるトータス松本の言葉。「俺、ちっちゃい声でもの言う奴って伝えたい事がないと思うねや」。声がでかい人が正義って社会の不条理に苦しんできたし、僕は小さい声の持つ大きな想いを受け取れる人でありたい。それから、美輪明宏さんの、評判の道徳論に微かな違和感。大衆芸能ダメですか。シャンソンは歌謡曲だっていち早く見抜いた方なのに。
 「映画人として、語ることがある―大林宣彦監督に聞いた長岡花火、そして戦争のこと」。必読。細馬宏通さんという方を、「うたのしくみ」まで存じ上げなかったんだけど。あまりの論評の新しさとわかりやすさ、活動範囲の広さに、いまだに何者なのかわからない。大島弓子さんが70歳の誕生日を迎えた。24年組。いま読んでも素晴らしい作品たち、何世代もの人たちを感動させるのは大変なことだ。

Franz Schubertいったい本当に陽気な音楽というものがあるだろうか? そんなもの、僕はひとつも知らない」。大抵の人は悲しみを背負って陽気に振る舞う。その悲しみが見えない音楽はない。ときどき悲しみを情念のまま吐き出す音楽があって、個人的にそれは苦手なんだよ。Glenn Gouldのボックスセットが出る。悩ましい。重量5kg!! 箸より重いものは持てないので買わないこととする。
 Sparksの新曲 "Edith Piaf (Said It Better Than Me) " 。今度のアルバムは特にいいんじゃないか。Deradoorianの新曲 "Mountainside" 。Courtney Barnett & Kurt Vileのデュオ "Over Everything" 。Squeezeの新曲 "Innocence In Paradise" 。CMにSt. Vincentがカバーした "All You Need Is Love" が使われた。ハンドパンを進化させたみたいなロシアの楽器Rav DrumRobert Glasperが来日する。

Sony Musicが、リミックス曲で使われてる原曲を検出するMixBankを作ってるDubsetと提携した。Sonyの曲を勝手にリミックスしてSpotifyにアップして、原曲の権利者にもお金が入る仕組みになるらしい。レコードの日の第一弾参加タイトルが発表された。
 Nakanoまるちゃんのクラウドファンディングのリターンが追加された。矢野顕子さんがファンと作るMV "Soft Landing" の第三弾が公開された。上白石萌音さんが「La La Land」の "AUDITION" を歌った。彼女はメインの活動は俳優さんでしょう。素晴らしい歌。

いけもこちゃんのアー写、大人っぽくなった。いけもこさんと呼びたい。僕の愛は変わらないけどな。ってツイートしたらファボを2つもくれた。結婚も秒読みだな。



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