DIARY 2011年12月


12月1日 さよなら三角またきた師走

いつの間にか穏やかな秋が過ぎ、12月がやってきた。好きな季節だ。イルミネーションに彩られた街に寂しさを感じることもなく素直に嬉しい (ぼっちに慣れたからだよ!!) 。猫とお鍋とおこたとみかん。外にはオリオン。コロコロ笑ってお喋りしたいね。
 サンタクロースはどうせ来ないから、僕がサンタクロースになります。去年のクリスマスに放送したUstreamのダイジェスト版をお贈りする。既に差し上げてる方には届きません。貰ってるのにまた来ちゃったよって方は配ってください。貰ってないしやっぱり届かないという方は催促を甘んじて受け入れる。サンタコスで「来ちゃった」って素敵女子もやむを得ず受け入れる。

TLによると就活が始まったそうだ。真面目な話、真面目にやんなくていいよ。あなたが定年になる43年後は日本もっとgdgdだし、なくなってるかもしれないよ。人事部が採用する人材と現場が欲しがる人材は天と地ほど違うよ。自分を貫けば新卒じゃない人生もあるよ。混乱してるからこそ選択肢はいっぱいあるよ。

【猫と僕のコンポジション】 [僕]    [猫] [猫][猫][デロンギ]

12月3日 正直日記

江口寿史先生が口火を切った漫画の背景論は、表現活動とはなにかって話にまで広がって実に楽しかった。インターネットに出会って21年、いまだにワクワクさせられるなあ。
 最初の想いは11月30日の日記に書きました。これ5000人くらいの方に読んで頂けた。江口寿史先生やとり・みき先生にもご意見を頂けた。光栄です。ただ2ちゃんによると、僕は江口先生に名指しで批判されたことになってる。全然そう思ってない。僕は限られた情報の中で話をシンプルにしすぎた。江口先生は僕を批判してないし、僕も江口先生を批判してません。

11月30日の江口先生の弱かった部分≒「内容は読んでない」発言 (作品世界と関係なく絵柄だけで論じている) に関しては、ご本人からフォローがあった。プンプンは読んでないけど浅野いにお作品も花沢健吾作品もある程度読んでるとのこと。
 江口先生の要旨は、日本の漫画にはゆるさがある。絵や構図や演出が簡素でも何十億もかけた映画以上に感動させられることがある。それが漫画の力なんだってこと。その裏返しとして、熱意をもって描き込んだ絵でも伝わらないものは伝わらないと続けた。ここに関しては、好き嫌い論だなとも思いました。ただ批評のモチベーションは好き嫌い論でいいと思います。

もうひとつ、「今の浅野さんの背景が、浅野さんの意志とセンスと技量であそこまでの密度になっているのはわかる。でもこの先、コミック制作ソフトがどんどん発展して、あのレベルがスタンダードになった時、みんながあんな漫画になっちゃったら、それはとても息苦しい世界であるな、と」。
 その意見には思うところあったので、「ツールが進化すればするほど意志とセンスと技量の違いが顕になる気もいたします」とレスをさしあげた。「その技量合戦だけを読者が求めるようになってくるのはいやだな」杞憂と思う。そうでない漫画もちゃんと売れているから。ゆうきまさみ先生は「僕はその『息が詰まる』感じにこそ、浅野さんや花澤さんがあの手法を採用した意図を感じるんですよね」とご指摘。

ここまでの話は自分の覚書きとして。興奮したのは、実際に最前線で表現活動されてる方同士の議論がtwitterで覗き見できること。音楽にもあらゆる表現活動にも言い換えられる貴重なお話だった。

きのうは10年ぶりくらいの旧友と飲んできた。人妻でも素敵女子は素敵女子。でもその眩い笑顔の裏にあった悩みや想いを聞いてびっくり。子供の頃は、いつ登校拒否になるか先生が心配するような影の薄い子で、本人も当時の記憶は殆どないんだって。いまではあんなに輝いてるのにね。

Helen Merrill来るのか!! っていうか存命だったのか!!

12月5日 飲み会という飲み会断る女子という生き物は週末どこに潜伏してるんだろう

空気が乾いて落ち葉が風に乗り街を走る大好きな季節。ギャオス!! 雑炊あっちい!! きのうは中学時代の友人たちと我が家で鍋会。楽しかった。酒が旨すぎて寝落ちた。結局そのまま27時間ネタ。
 バンドが本格始動するまでにソロの音源まとめたいんだ。歌やウクレレ練習しなきゃ。散歩したり猫揉んだりいかがわしい画像をDLしたりそれとおんなじテンションで猫の画像をDLしなきゃ (´-`) .。oO

出身大学が男女の壁なし、みんな仲良くだったんで、最近は女子にリプしただけで (鏡見てから言え) って心の声が聞こえてきて困惑してる。僕は女性が好きで、もちろん恋愛対象としても好きだけど、何度も書いてるように、自分の思考回路が女性的なんで女性といる方が落ち着く。男子の会話は何かテーマを投げこまないと回り出さないからな。

ハワイのウクレレ奏者、Bill Tapiaが亡くなった。103歳。102歳の時に来日公演もしてるんだよね。この人のウクレレ聴いて、改めて音楽素晴らしいと思った。だからウクレレ続けてる。R.I.P.

古いスキャナーやパソコンの音で、The Animalsの「House of the Rising Sun」をカヴァー。

今日ってクリスマスじゃね? って時にクリックすると教えてくれる超便利サイト

死ぬほどどうでもいい日記だ。

12月6日 猛烈なヽ(・ω・)ゝ☆寒波

完璧に冬眠期に入った。ものごとが全く進まない。猫たちともそもそあったまってる。猫、なでられるために可愛いポーズに座りなおしたりしてる。

今年は年間ベストアルバム特集みるとどこも同じだし困ったことに僕も同じなんだ。Fleet Foxes、tUnE-yArDs、Wilco、Bon Iver、St. Vincent、Beirut、James Blake、Battles、Lykke Li、The Pains of Being Pure at Heart、Peter Bjorn and John...。

明治の粉ミルクから放射性セシウムが検出された。「暫定」基準値より低いのに発表して回収する明治は偉い。その影で原子力協定締結案衆院通過。日本語使える国がもういっこあったら移住だな。

この日記15000PV/日の価値なんかないんだから、みんな散りなさい。しっしっ。

12月7日 猫の山の中でみかん食ってる

眠くてだるくて何もできない。バンドが動き出す前にソロ音源まとめなきゃって自分に締切り作ってるからだ。降りてこない時はどうしても降りてこないのです。今日はがんばるつもりだったけど二度寝してからがんばるなんてどうかな? 明日の僕に期待して今日は放棄するなんてどうかな?
 そのバンドもなかなか動き出す気配がない。遠距離バンドなんで最初はメールベースで話をしたかったんだけど、なんだかんだうまくいかなくて困ってる。ほかのプロジェクトはどうやって連絡とってるんだろうか。twitterとかFacebookとかSkypeとか電話とかハガキとか電報とかノロシとかホーミーとか遠吠えとか。

という訳でメンバーを再募集します。大所帯モンドバンドmai-mao mai-mao。イメージは、技巧よりも大勢で奏でた時に起きる「魔法」。メンバーも完全に固定しないで、ひとつの名前のもとで興味のある曲に興味のあるタイミングで参加する緩いつながりです。予定がかぶって行けないや、でもオッケーです。ただしその際のホウレンソウはマストで!!
 モデルになるバンドはDesktop ErrorThe Morning Bendersです。楽器弾けない人も楽譜読めない人も即採用です。遠距離にいて作詞・作曲・デザインなどで参加したいって方も即採用です。もちろん練習やライブに通って頂ければベターです。画面上のメールフォームから!!

長袖の シャツを買いたし 最上川。寒いね。

12月9日 ただし光宗薫さんを除く

なんだか突っかかってくるメールに凹んで9時間寝込んだ。今日を返せバカヤロー!! 「今までどんだけ楽しくない音楽を経てきたのだろう」ってお前より楽しい音楽人生だバカヤロー!!
 好きなことやって生きていけるほど世の中甘くない、って散々言われて来たけど、好きでもないことやって通用するほど世界は甘くないですよ (くまさん) 。

金曜ロードショーのジブリ映画連発と、ジブリ映画観たことない自慢の終わらないバトルが今日も繰り広げられた。「天空の城ラピュタ」はハート全開で楽しめた最後の宮崎駿映画。これ以降は「宮崎作品だから楽しまなくちゃ」っていう自己暗示をかけていたように思う。ラピュタの助監だった故・飯田馬之助さんによると、宮崎さんはロボット兵がシータを助けて破壊されるシーンを「かわいそうだよなぁ...」って泣きながら描いてたらしい。
 いまでこそバルス実況であちこちのサーバーが落ちる国民映画だけど、ロードショー当時はガラガラだった。同時上映は名探偵ホームズ。タイアップでラピュタって名前のソーダが出た。なかなかのまずジューだった (むかしがたりおしまい) 。

おそと寒い。ラニーニャ現象が続いて年明けはもっと寒いらしい。しかしニャニャーニャ現象で現在局地的暑さ。

廃棄物から出たメタンガスを発光バクテリアに食べさせる「バイオライト」が美しい。

カニミソって肝臓だったのか。納得。

12月10日 消えてゆく願い月食の闇へ

今年も新譜買ってない自慢がタイムラインや音楽サイトに溢れかえる季節。メリットはどこにあるんだ。新譜買ってない自慢 ≒ ジブリ映画観たことない自慢 ≒ 月食興味ない自慢。
 今日は二度寝するかもう一度寝るかの二択に迷った結果、第三の選択「朝寝」を採用した。やっぱり22時間くらい寝ないとダメだな。

皆既月食の夜。団地の中庭に人が集まって口開けて空見てた。twitterやってなかったらこんなに空見ることもなかったな。あの娘も同じ月を見てるかしら。電話とかしちゃおうかしら。遠い空で同じ月眺めてるなんて、嬉しいけれどつまんない。Wish you were here.
 あれは地球の影なんだよね。広い宇宙にちっちゃな地球の影がぽつんと伸びて、ちっちゃな月を隠す。それを眺めるちっちゃな地球人。写真撮ったら温泉饅頭うつった。月が消えると共に輝きを増すオリオンが一番きれいだった。あの日も月食だったんだぜ、君は酔って寝落ちてたけど。

火星にまた新しい水の痕跡が見つかった。いろんな生物いるかもしれない。

周りに猫うじゃうじゃいんのになんで猫画像ダウンロードしてんだろう。

12月12日 しらけ鳥 飛んでゆく南の空へ

あれから表現に関するモチベーションが一気に消失した。自分のソロ音源もまとめてないし、バンドの準備も進めてないし、Ustreamもおやすみだ。バンドに関しては、近いうちにM.Y.くんと話をすることになりそう。大所帯バンドを維持するのは難しい。
 昼寝しろと言わんばかりの陽気だな。僕は自然の摂理に従う人間なので。20時間寝て猫揉んで、ハラへなのに猫が背中でぬくぬく寝てやがるので起きれない。ベッドサイドに冷蔵庫置いたら終了だな。布団と猫にくるまりながら雪見だいふくいちごミルクだ。猫ってちゅーが愛情の表現とわかってちゅーしてくるね。

「このインタヴューの間にも、世界では一生かけて聴けるくらいの音楽が生まれてる。音楽の源泉はどこまでも深い。だったら、どうして表面に浮いてるあぶくやゴミのような音楽を聴いていられる? 僕は深く潜って泳ぎ回りたいね (Ian MacKaye) 」。
 Tony Bennett / Bill Evansのアルバムをかける。朝からナイスチョイスな瞬間。気分にあった音楽を選べると嬉しいね。

「カップヌードルごはん」って商品があるのか。普通のカップヌードルにごはん投入して「なるほどこれか!!」って思ってた (´-`) .。oO

0.85x^(2/3)+(1-x^2)^(1/2),0.85x^(2/3)-(1- x^2)^(1/2)

旭山動物園のペンギンの散歩見たい。

12月13日 カンガルーの袋の中は、とてもくさい

部屋の大掃除した。ちょっとは気分も晴れたかな。

Facebookのマイカレンダーってアプリが回ってきていじってたらなんやかんや登録されてびっくりした。だめだね、Facebookダメだけど僕がダメだ。あそこは性悪説でやんないとだね。個人情報欲しすぎる業者がうようよいる。非リアにはtwitterが肌に合う。
 僕の個人情報が欲しい方はメールフォームからご連絡ください。リアル知人にはお知らせいたします。

ペヤングのソースを捨てて塩コショウとレモンで味付けしてみた。まずすぎて泣きながら食べた。インスタント食品ばっかり食ってると飽きる。でも一手間加える方向性を540度くらい間違えてる。

コップ叩き語り女子うちのバンドに欲しいな。

12月15日 そいねしていた

ハグすることでドーパミンとセロトニンとオキシトシンが大量に分泌されて、30秒のハグで1日のストレスの1/3が解消されるらしい。猫と寝るだけでもだいぶ救われてる気がする。猫いなかったらどんな人生だったか想像もつかないよ。

日本にも非モテによるクリスマス撲滅運動があるけど、北朝鮮にもある。「韓国が国境付近でクリスマスのイルミネーションを灯したら予期せぬ結果を招く」って警告してるらしい。かの国には宗教の自由がない。本気すぎて怖い。

Moonridersのラストアルバムが混沌過ぎる件ヽ(・ω・)ゝ☆もう何度か聴いてみないと。年末は音楽誌の年間ベスト企画が乱立して欲しいものがどんどん増える。今週末のUstreamも新譜特集になりそう。

カップヌードゥー生活はさすがにどうかと思い、白菜と豚肉で雑炊食ってる。うまいしヘルシーだし痩せてモテてウハウハの予感。

今日の日記が何かの間違いで役にたっちゃったらごめんなさい。

12月16日 ナベナウ -My name is Watanabe now-

動き出す気配のないバンドについて話し合うためM.Y.くんと飲み。のはずが中心メンバー5人揃って朝まで鍋会。楽しかった!! バンドは仲良しグループではないが、このノリなら長いこといける気がした。
 養護学校の美術教師A.K.くんが生徒たちの作品を世に出したいという。障害者だから云々おいといて、美しくて可愛くて商品価値がある。それを認めようとしないのは教師陣であり保護者であり、でも本人は目の前で自分の絵が誉められると嬉しそうにする。彼は今後教師という立場を離れてそういうことにも取り組むことになりそう。

そもそもバンドやろうぜって声かけたのは、「CSSってFlickerで知り合ったデザイナー集団で、音楽的には素人だったんだよね」って話の延長だった。僕自身バンド経験ないし、素人が集まって右往左往するイメージだった。集まったメンバーが豪華過ぎて、あれっ業界のマナーとか全然知らないの僕だけ?って焦ってる。
 中川いさみの「ストラト!」が面白い。本人とスタッフが本当にバンドを組んでおろおろするドキュメントマンガ。そこで僕は学んだ。スタジオの時間が終わりに近づくとランプが点滅することを。挨拶はやっぱり「おはようございます」なんだろうか、ドキドキしながら初めてスタジオに入る日が決まったよ。

明日はマユコとMoonridersのライブに行きます。彼らを観るのはこれが最後になるだろう。日曜日のUstreamはできるかできないか微妙な線。選曲の時間が取れるかってとこで。だって一日15時間は寝たい。

12月18日 帰れない、忘れない、お互い、愛を返す季節じゃない

きのうはMoonridersのほぼラストライブに行ってきました。チケットの発売日にはまだ無期限活動休止が発表されてなくて、数年来行ってなかったMoonridersのチケットをなんで買ったか思い出せないけど、果たして前から4列目の席を確保したのだった。
 何度も書いてるけど、僕が父という指標を亡くして、そのオーディオを手に入れて、音楽の広い海に漕ぎ出さんというときの最初の目印がMoonridersだった。それはまた青春の刻印であり、「涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない」に自らを重ねたりもした。そんな彼らの最後の勇姿をマユコと一緒に体験できたこと、バンドがあの頃と同じくらいかっこよく、マユコがあの頃以上に美しいことは、運命の神様に感謝するほかにない。

アンコールで客席からコーラスを募った彼ら、マユコの手に引っ張られて勢いでステージにあがって5曲くらい歌い踊ってしまった。楽しかった。ちょっと涙出た。彼らの今後、それぞれの行く末を見守って行きたい。僕たちも何かを決めなきゃね。

12月20日 そして眠い

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Moonridersのライブ、そしてマユコとのお酒が楽しすぎた反動で精神のバランスが少しおかしい。25年前に出会ったひとつの楽団、そして20年前に出会ったひとりの女の子、同じステージにあがらせてもらったこと、生涯忘れえぬ体験でした。宗教的な、運命的な、魔法が起きた夜。
 寒い。冬ってこんなに寒いっけ。今年は特に寒いっけ。夕暮れ団地は寒いっけ。日向ぼっこしてた猫が温まった背中で布団に入ってくる。猫は人を甘やかし過ぎだ。でもルンバに乗ると強気になる。

「原発事故が収束」したそうで、虚構新聞がオフィシャルな報道をそのままコピーして痛烈な批判をした。こんなのは虚構だと。海外のメディアは当然 冷温停止を疑問視する報道をしている。日本の報道がいざというとき御上の言うなりなのは、戦時粛清の時に大本営発表を流さない報道機関を潰したからだという説を聞いた。由緒正しい骨抜きなんである。ドイツZDFテレビ「福島原発労働者の実態」。
 ドイツは敗戦後、アメリカに言われることなく自分たちで自由と権利について考えた。日本も今回の震災をきっかけに変わればいいと思う。報道機関は変わらなくても、市民運動は根づきつつある。

Beach BoysにBrian WilsonとAl Jardineが復帰、ニューアルバムとボックスセットをリリースして50を超える世界ツアーをするという。プロデュースはDarian SahanajaのついてないBrian WilsonとTerry MelcherのついてないMike Love。BruceとAlがどれだけ存在を主張できるかな。
 90年代Beach Boysのサポートメンバーは殆どAlのバンドにいっちゃったから、AlバンドとBrianバンドの選抜メンバーだといい。

七尾旅人さんのDIY HEARTSにまた凄い才能が。旅人さんが宮城県荒浜で出会ったという佐藤那美さん二十歳。とにかく聴いてみてください。美しいなあ。

偉大なる金正日将軍急逝。告別式に森繁久彌が参列して「まさか私より先に逝くとは」と言ったとか言わないとか、言っても報道されないとか。地獄でビン・ラディンやカダフィーやフセインと仲良くして欲しい。

家業が「独裁者」とかやだなあ。

12月22日 あの頃テキストサイトと

あの頃テキストサイトと」っていう素敵な文章に出会った。90年代後半、日本にはテキストサイトと呼ばれる文化があった。誰だかわからない人の日常を追い、存在を感じた。やがて書き手たちは直接出会い、青春を共にしてまた別れゆくことになる。僕はいまだに「ブログ」じゃなく「テキストサイト」を続けてる。これずっと言ってるけど、ブログって本来は言説を綴り、表向きの動向を伝える場なんだ。このサイトは素の僕に近いものをお見せしてる。
 僕がtwitterを好きなのは、テキストサイト的だから。情報じゃなくて「人」をまるごとフォローする。シモネタから弱音までぜんぶ。Facebookは本名を出してるぶん、昼間の顔しか見せてくれない人が多い。もっと不器用にかっこ悪く生きようぜ。

僕らは佐川急便を待つためにだけ生まれてきたんじゃないんだぜ!! 営業所からうちまで丸3日、「営業所に荷物を忘れてきた」「夜遅いから届けなくていいと思った」、そんなことの繰り返しだった。こっちは約束した時間に待ってる義務がある。大げさに聞こえるかもしてないけど、持病があるんであまりにも不誠実なものやことに出会うと体調崩しちゃうんです (´-`) .。oO それでサラリーマン辞めたの。日本郵政も酷い。
 落ち込むと猫が慰めてくれる。頭ぽんぽんしてくれる。落ち込んだふりや泣いたふりは見破る (ほんとう) 。こんないい猫たち、なんの因果かおじさんと同居を強いられてスマンと思うよ。次に生まれ変わったら坂本美雨さんちの猫にでもなりなさい。

書籍の自炊代行サービス、要するに自分の本を裁断して電子化してくれるサービスの是非が問題になっている。僕も本やレコードは物で持っておきたいけど、例えば論文を電子化することで世界がどれだけ便利になるかと思う。物に対する愛の話じゃなくて、これは権利の話だ。出版社がデジタルデータを売ればいい。その移行期間に出版社が自炊代行したらいい。紙がもったいない? 紙を酵素で分解してブドウ糖にして発電する研究が進んでる。A4紙が18Whになる。
 権利は守られすぎ、サービスは放置されすぎてる。winnyの開発者がやっと無罪になった。ひろゆき氏「当時のwinnyは技術的にも世界トップレベルだったのに、Skypeなどp2p技術は国外が主流になっちゃいました。産業を潰した責任は誰も取らないんでしょうね」。

どっか遠くに行きたいな。日本語通じるとこ。小田急で箱根に行くか京王で高尾山行くか。でも寒いから春が来て花粉も去って夏も暑いし秋になったらね。山下スキルは来年の紅葉を応援しています。

我々のバンドの指標をもうひとつ見つけた。a banda mais bonita da cidade.

いい大人なんだから宮崎あおいさんの件はここまで想定済みですみませんねどうも。

12月24日 山下スキルは今夜に淡い期待を残しています

今夜22時から音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やります。マニアでない方にこそ聴いていただきたい、楽しいポップスの時間です。よかったらおつきあいください。全曲新曲です。クリスマスソングもぽつぽつかける。ほんとは前回新曲特集で今夜クリスマスソング特集をしたかったんだけど、気分がふさいでたんだ。
 クリスマスイヴのイヴはイヴニングの略。24日の日没からがクリスマスの夜=クリスマスイヴだ。今夜ぼっちな君はそういうことなので素直にUstreamを聴きなさい。プランタン銀座による独身者のクリスマスイヴの過ごし方を聞くアンケートによると、「家族とパーティー」が53%で「恋人やパートナーとデート」が47%であり...これ母数は300%くらいだよね...。
 今夜に淡い期待をしていないと言えば嘘になる。ぜひとも遊びに来てください。一緒にUstreamしようぜ。

JASRACが、著作権使用料を支払わずにライブをやったライブハウスに対して、演奏禁止と楽器の使用禁止の仮処分を裁判所に申し立てた。僕がライブイベントをする時もJASRACに著作権料を払うけど、演奏曲目を聞かれたことはない。いわゆるブランケット契約だ。もちろん曲の作者でもある演奏者に還元されたという話も聞かない。

12月25日 ひとりだけど!! ひとりじゃなかった!!

きのうは実に久しぶりに音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やりました。最初から聴いて頂いた方は少なかったけど、最後は去年のクリスマスの悲惨な放送とは比べものにならないほどたくさんの方に聴いて頂けた。パーリーを終えて帰ってらしたのだろうか。いやいやいや。クリスマスぼっちってみんなネタで言ってるらしいね。テスト勉強全然してないみたいなもんで。僕は本当に全然勉強しなかったしクリスマスは堂々のぼっちです。
 次回は大晦日、「第二回茶番のない紅白歌合戦」やるよ。今年のベストトラックを片っ端からかける。

100,000年後の安全」っていう映画が気になる。フィンランドで高レベル放射性廃棄物を10万年保管する施設のドキュメント。人類が生きているかわからない未来に向けてゴミを放つ。未来の人はそこに侵入して核兵器を作ることもできる。
 もうひとつ。「八ッ場ダムを作ると僕らの税金が東京電力に入る仕組みになっている」っていう記事が興味深い。

ボツワナの道端に座る女性が奏でる脅威のギター奏法

山下スキルは今年のクリスマスにまだ淡い期待を残しています。

12月26日 ハマちゃんは釣りって趣味があるけどみち子は「合体」だけが生きがいだ

クリスマス? まだ一年も先の話でしょ?

きのうは久しぶりに秋山羊子さんのライブを観てきました。僕のイベントに出て頂いて以来じゃないかしら。あの時の演奏が少し弱気だったんで、足が遠のいてた。きのうのライブはピアノが荒かったけど、息もつかせぬ空気を引っ張りながらも時に緩い展開を見せる、メリハリのあるライブでした。やっぱ羊子さんの音楽好きだわ。コーラスはさとこさん。声質が似ててハーモニーがきれい。

柳宗理さん亡くなったのね。大往生ですね。歳と共に知る人の数も増えるしみんな揃って歳を取るから、今年は寂しいなという思いが年々強くなる。そしていつか自分の番がやってくる。

テープ文化に愛をこめてOpen Reel Ensemble。そしてISBELLSという人の音楽がこの世のものとは思えないほど美しい。

今年は一度もセックスしなかったな。

12月28日 大掃除は去年もしたでしょう

\ギャラガー/

体調悪くてやる気が出ない。いまやることは大晦日のUstream「茶番のない紅白歌合戦」に向けての年間ベストソング選曲、そして楽器と歌の練習。音楽好きなら時間を忘れてやるはずの楽しいこと。どっちも締切りを作っちゃったのが壁になってる。締切りは創造の母と言ったのは大滝詠一さんだったか、いまこの精神状態で締切りは焦りの元凶でしかないし、最近大滝詠一さんが創造してる気配もない。いっそ雪でも降んないかな。
 最近あんまり書いてなかったけど、僕は精神の病気を持っている。理解を求めるのは傲慢だろうか。(仕事上だけの判断で) みんな同じストレスを味わってるのにお前だけメンヘラかっていうのは、みんな同じ花粉を吸ってるのにお前だけ花粉症かっていうのと同義なんだ。花粉症は甘えだろうか。

奈良美智さん「好きな音楽が一致する人って、絵が好き! とか言われるよりも気持ちがいい。それだけで信用できてしまう...で、美術のように騙されることもない」。
 僕もそのスピリットでバンドを進めてる。Desktop ErrorやA Banda Mais Bonita De Cidadeを聴いて何かを感じた人、そこを信用してる。でも実際難しいね。数年前にnitoってプロジェクトで大風呂敷広げすぎて、リーダーの素質なし!!なのは明らかだったのだが!! メンバーを募る時に「制約のない緩い繋がりです」って言ったのは、「こういう事情で練習に出れない」とか「その曲に自分の居場所を見いだせない」っていうのを認めますよって意味で、ただ黙ってられると繋がりですらないんだ (´-`) .。oO

猫たちが僕を好きすぎてキモいし重い。両腕と背中に一匹づつ乗ってチューしたりほっぺなめたり耳なめたり。一緒に暮らしはじめるまでこんな生き物とは知らなかった。うちの猫になったら人生楽しそうだな。動物も音楽が好きだよ。うちの猫も聴いてる。

タイムラインが年末恒例「新譜買ってない自慢」になってきた。5万年前からいまこの瞬間にも生まれている音楽、その中で1960年代70年代の音楽だけ価値があって、あとは切り捨てって感覚がよくわからない。さて、僕は今年生まれた音楽を選ぶよ。

東京の人、ここ数日星がやばいよ。まるみえだよ。月はアマゾンのロゴみたいに笑ってる。冬の夜空は美しい。

12月30日 We Will Always Remember You

今年は忘年会らしい忘年会をしなかった。単純に友達がいないからです!! 忘れちゃいけない年なんだろう。生と死と放射性物質の行方と社会の構造と自分のスタンス。東京で悩んでても仕方がないんで被災地に行った。それでわかった気になりたくなかった。現地に物資は落としたけど、あくまで自分のための物見遊山だ。何も終わってないんで来年もたぶん行く。
 その一方で遺伝子的に恋もしたいなあと思いつつ、いや片想いはいっぱいしてるんだけどそろそろ成就したい。40を目前にして健康に気を使いたいと思いたいと思いたいと思いたい。ほんと。

オレ的レコード大賞を発表します。これは明日のUstream「第二回茶番のない紅白歌合戦」出演選考とは直接関係ありません。

新人賞 : Isbells, 田中茉裕
功労賞 : Moonriders
特別功労賞 : Rei Harakami, Gil Scott-Heron
企画賞 : RAVE ON BUDDY HOLLY / V.A.
特別賞 : 東北 / 梅津和時
シングル賞 : Too Insistent / The Do
優秀アルバム賞 : 25位 Album Vakansi / White Shoes & The Couples Company
優秀アルバム賞 : 24位 AT HOME IN ANGER / Kip Hanrahan
優秀アルバム賞 : 23位 2011 / The Sonic Executive Sessions
優秀アルバム賞 : 22位
 第二集 THIS IS WHY WE ARE FALLING FOR EACH OTHER / Trampauline
優秀アルバム賞 : 21位 Papa's Ear / Tenniscoats
優秀アルバム賞 : 20位 "ex. Negoto" / ねごと
優秀アルバム賞 : 19位
 INTO THE MURKY WATER / The Leisure Society
優秀アルバム賞 : 18位 demolished thoughts / Thurston Moore
優秀アルバム賞 : 17位 SONDRE LEACHE / Sondre Lerche
優秀アルバム賞 : 16位 THE RIPTIDE / Beirut
優秀アルバム賞 : 15位 EPISODE / 星野源
優秀アルバム賞 : 14位 bon iver / Bon Iver
優秀アルバム賞 : 13位 CODES and KEYS / Death Cab for Cutie
優秀アルバム賞 : 12位 STRANGE MERCY / St.Vincent
優秀アルバム賞 : 11位 UNDERNEATH THE PINE / Toro y Moi
優秀アルバム賞 : 10位 Between The Lines / Liyana Fizi
優秀アルバム賞 : 09位 The Big Roar / The Joy Formidable
優秀アルバム賞 : 08位 THE WHOLE LOVE / Wilco
優秀アルバム賞 : 07位 WHOKILL / Tune-Yards
優秀アルバム賞 : 06位
 A DIFFERENT KIND OF FIX / Bombay Bicycle Club
優秀アルバム賞 : 05位 BELONG / The Pains Of Being Pure At Heart
優秀アルバム賞 : 04位 それからの子供 / 木下美紗都
優秀アルバム賞 : 03位 AFROCUBISM / Afrocubism
優秀アルバム賞 : 02位 BOTH WAYS OPEN JAWS / The Do
最優秀アルバム賞 : HELPPESSNESS BLUES / Fleet Foxes

嘘なんかねーっす。大晦日の夜に、See You ヽ(゚〇゚*)/