DIARY 1998年春-1999年春


3月30日 世界を目指しません

自分のページを作ると言い続けて早5年、ついに本当に作ってしまいました。

僕が初めてWorld Wide Webというものに触れたのは93年の秋。その頃に公開していれば個人ページの先駆者になれたのかも知れないけど、当時はそんなに面白いと思わなかったんです。「世界に向かって情報発進」とかいう鼻息の荒さがどうも。
 このページは世界を目指しません。個人的なメモ書きに徹します。従って、飽きてほったらかしにするかもしれないし、間違ったことを書くかもしれないし、いきなり消しちゃうかもしれません。末永く見守ってやってもいいという方は勝手に見守っててください。

今日、3月30日は僕の誕生日でした。おめでとう自分。ありがとう自分。

5月25日 タイトルを変える

これまでごく内輪を対象にしていたこのサイト、コンテンツも揃ってきたのでそろそろおおっぴらにアナウンスする気になってきた。

一般公開を前にいわゆるネットサーフィンをしていたところ、このページの旧タイトルに極似するネーミングがネット上に溢れかえっていることに気づきました。そこで、いきなりだがタイトルを変えてみた。ぽよぽよ。
 ぷよぷよとは一切関係ありません。名付け親はゲームをしない人なので。レコードが飛び出す様、もしくは僕の日常におけるやる気のなさを表現していると思われます。お気に入り。

更新情報書いてなかったけど、日々マイナーチェンジを続けています。Beach Boys関連のページも作りはじめてるんだけど、あまりの情報量を前に脱力中。しかも本職の方が忙しくなってしまった。Brian Wilsonのニューアルバムとどっちが先かってとこです。

6月11日 呪縛

ポチポチとメールを頂けるようになりました。いまんとこ比較的好意的なものばかり。よかった。誹謗中傷系メールはやめにしましょうね。意味ないし。むなしいし。無駄だし。怖いし。

しばらく更新が滞ってるけど、別に飽きたわけじゃありません。Beach Boysのページを作ろうとしたら、あまりの情報量で収拾がつかなくなったの。気分転換にJava Scriptをいじろうとしたら今度はバグが続出、なんだかんだでもうすっかりSMiLE状態 (※1) 。風呂敷ひろげすぎちゃダメってことですかね。
 そんなわけで、Smiley Smile企画 (※2) としてKraftwerkのライブレポートを書きました。

※1 Brian Wilsonが全精力を傾けて制作したBeach Boysのアルバム「SMiLE」は、完成を見る前に精神の崩壊を招き、ロック史上最も有名な未完成アルバムになりました。 ※2 その後、残りのメンバーが残りカスでお茶濁しアルバム「Smiley Smile」を制作しました。

ポヨレコの2大アイドル、MoonridersとBrian Wilsonが、相次いでシングルを出しました。Moonridersの新曲、いまいちピンと来なかった。最近の鈴木慶一の唱法は、聴いててメロディーが頭に入ってこない。曽我部恵一の歌詞は好き。C/Wは「酔いどれダンスミュージック」のセルフカバー。これは嬉しいかっこいい。
 Brian Wilsonの新作は「Love and Mercy」を思わせる名曲。でも音の方はがっかり。去年BrianがプロデュースしたThe Wilsonsの「Everything I Need」がなかなか良かったんで今度も期待してたんだけど。

そんなわけで僕もSMiLEの呪縛から脱出しなくてはと思う。近いうちにロゴができます。Beach Boysページもやります。Java Scriptは...ちょっと後回し。

1月6日 サイナラサイナラサイナラ、もうすぐ外は白い冬

明けましておめでとうございます。半年ぶりのポヨレコでございます。こんなに長いあいだ休むことになるとは思わなかった。まだこのページを見てくれてる人はいるんだろうか。

1998年は家族の中で、友達の中で、仕事の中で、とにかくたくさんの死に直面する一年だった。世間的にはやっぱり黒澤明と淀川長治、Beach Boysファン的にはCarl Wilsonでしょうか。
 今年は1999年。バリバリに未来だよな。今年も1/60が過ぎたのにまだ自分が未来人である実感を持つ機会がないんだが、本来ならもう頭のとがったウェットスーツを着てセンター街を歩いても何ら恥ずかしいことはないはず。この輝ける未来、そして世紀末をみんなで生き延びたいと思う。頼むよもう。

新しい企画が始まりました。"サダナリデラックス" "Music! Music! Music!" "POYOPOYO RECORD"の三者によるクロスレビューページ。ディスクレビューについて、個人Webサイトのあり方についてのちょっとした試みです。有名なお二人に囲まれてやや凹み気味ではあるが、こちらからどうぞ。

1月12日 10年前なら買っていた

よかったねえSomething ELse。ごくふつーうにいいバンドって感じ。思わず肩入れ。日テレは営業中だ。彼らのほんとの勝負は次のシングルでしょう。猿岩石に向けられたはずの涙がいつの間にかドロンズに、パンヤオに、ロッコツマニアに向けられているのがテレビの世界です。

「The Pet Sounds Sessions」がグラミー賞のベストヒストリカルアルバム部門にノミネートされたそうです。去年亡くなったCarl Wilsonは、Beach Boysがグラミー賞を取れないことを皮肉って「The Grammy」という曲を書いた。今回のノミネートを天国で喜んでるかな。グラミー賞の是非はともかく、あのアルバムがアメリカでも評価されるようになったのは嬉しい。

コンテンツのリニューアル遅々として進まず。Rock Crusadersの原稿も遅々として進まず。とりあえずの近況報告でした。

2月12日 そんなヒロシに騙されて

悪いのはくめくめ唯一人ですイェーってムードの昨今ですが。鬼の首でも取ったつもりのおはようナイスディとか。榊原るみの髪型はワイドショーという存在をよく体現してます。ピースな国だな日本は。ラブはないけど。
 とか鼻くそほじりながら書いてるけど、ニュースステーションの時間に帰宅できない生活を送ってます。3.8ピコピコってなあに。よく知らないのほんとは。

3月1日 大予言

1999年7の月、日本にBrian Wilsonがやってくる。信じますよ僕は。

3月10日 「kino」は面白かったけど

だんごさんきょうだい。バザールでゴザール。同じじゃんか。ほんとに売れてんですかあれ。佐藤雅彦作品にしてはかなり弱いと思うんだけど。たいやきくんブーム24年目の再来、というよりトイレットペーパー騒動から24年て感じだ。佐藤さんはこれから「だんご三兄弟の」っていう枕詞を背負って生きてゆくのか。

コンテンツの更新を9ヵ月も怠っています。もう読んでる人いないかも知れないね。自分の時間が取れない。音楽きいてない。イライライラ。色ズレ防止の為に苦肉の策でGIFを貼ってたの、重くて評判悪いのではがしました。

3月18日 男達の別れ

アムロ騒動の10000分の1も話題にならないと思いますが、Fishmansというバンドのボーカリスト、佐藤伸治さんが亡くなりました。Fishmansのオフィシャルサイトはこちら。
 最後のツアータイトル「男達の別れ」は、ベーシスト柏原譲さんの脱退を意味する彼ららしいユーモアのはずだった。本当に素晴らしいバンドでした。今日は早く帰ってFishmansの音楽を聴こう。

3月20日 WEATHER REPORT

春なのに20度を超えていこうとする日もあるさ。でも今日に限っては東京地方に大雨が降り続けて、昼間の気温はたったの2度でした。
 僕がFishmansを知ったのは96年のアルバム「空中キャンプ」から。旧譜は再発で手に入れた。ライブには一度も行ったことがない。つまるところFishmansの熱心なファンとは言い難い状況なんだが、なぜか佐藤伸治の告別式が行われる葛西の街にいました。こんな所に来る資格あるんだろうか。花くらい持ってくりゃよかったな。

「ファンの方はこちらです」の声にふと顔をあげると、目の前にものすごい行列。hide追悼行列かと思ったよ。あとで地図で調べたら500メートルはあった。FishmansのセールスがX Japanの何百分の1だったか知らないけど、少なくともこの500メートルにとって彼らの音楽は存在する価値があった。こんな僕にも、電車を3本乗り継いでここに来させる力があるんだから。
 500メートルの目に見える愛。圧倒される。そうか、僕は別に「ここに来る資格」があるから来たわけじゃない。僕の中の音楽に呼ばれて来たのです。

で、雨の中を1時間並んで結局中には入れなかった。ロビーに置かれたこーんなちっちゃい顔写真に手を合わせて、また電車を乗り継いで帰ってきた。みんな素直に帰ってた。ここで騒動が起きないのがいかにもFishmansらしいですね。
 葬儀屋にガタガタ文句を言ったところで、なにがどう解決するでもないのだ。なにがどうなるでもない世の中に、気持ちいい音像をフッと振りまくバンドでした。幸いにも僕らは、これからもFishmansのアルバムを聴き続けることができるね。

5月24日 NRBQがやって来る ミャア!ミャア!ミャア!

「世界最高のバー・バンド」と評したのはElvis Costelloでしたか。古今東西の識者が口を揃えて「nrB級はライブ見なきゃ」とおっしゃるので、前回の来日公演を見逃した僕は悔しい思いをしておりました。なんだよーみんな通ぶりやがって、こっちはレコード聴いてりゃ幸せなんだよー。
 で、待望の再来日。行ってきましたとも。いやーやっぱnrB級はライブ見なきゃダメでしょ。

構想2年、Beach Boysのページを本格的に作成しております。それに合わせてほかのコンテンツも見直し中。といっても (笑) マークを削除したり、どうでもいい作業に終始する。テンションの低い文章はどういじってもテンション低い。
 できあがるまでRock Crusadersでもご覧ください。