DIARY 2004年7月


7月4日 空気吸うだけ

日記の更新頻度が下がってます。こんな時期もあるだろう。数週間前から喜怒哀楽の振れ幅が異常に狭くなっている。何を見ても興味が持てない。テレビを見ても笑ってない。生きてるから空気を吸うだけ。
 そんな時に心地いいのはくらもちふさこさんの「天然コケッコー」。過疎の村の小さな学校に東京から転入生がやって来て、そのマイペースぶりに翻弄されながらも幼い恋が芽生える、みたいなお話。「田舎の人はみないい人だ」的な世界観かと思いきや、それぞれの登場人物のダークサイドを含めた機微が丁寧に描かれている。主人公の住所が香取郡木村稲垣で、近くには中居町や草薙町があるんだけど、森町まであるあたりに時代を感じた。

2週間以上も入院→通院生活をしていた老猫ネモの治療がようやくひと段落つきました。まだもう1回 経過を見せに行かなきゃならないんだけど。飼い主として、サインに早く気づいてやれなかった罪悪感から身を守るために感情の起伏が抑えられているのかも知れない。ひとつ心の重荷がとれたので、FUJI ROCKに向けてテンション上げていこう、などと思う。

7月7日 僕のパパはメキシコ人。によくにてる

ハローハローとても暑い夏だが元気ですか。僕は病院に行ってきたので少し調子がいい。といっても治療の結果として調子がいいのではなく、病院にいかなくちゃという義務感から開放されたので気分が上向きになっている。前の日記に書いた、1月に入院した時の差額ベッド代は正当かって話、きょう回答を貰えるはずだったのに全然話が上に通じてなくて、またゼロから説明するはめになった。主治医も精神科医のわりにデリカシーがないというか、事務的でダメなんだよな。

伊集院光監修の「おバ歌謡」というCDを買ってきました。真剣にヒットを狙ったが故に、そのスベり具合が笑える楽曲を集めたコンピレーション。ずっと探してた九重祐三子が歌う「Alone Again」を聴いてみたかった。歌い出しの「私としたことが あなたに捨てられて」って和訳に惹かれて。ところが聴いてみたら絶妙な譜割りを消化しきれてない。ほかの楽曲も伊集院光のコメントを読んでようやく鑑賞の仕方がわかる。
 それでも僕はこのCDを楽しんでいる。人様にお薦めはしない。

7月11日 カレーの夏、ニッポンの夏。

昨日は我が家にカレーの匠、K.M.氏をお迎えしてカレーパーティーを開催しました。特に理由なんてありません。K.M.氏のカレーが食べたかったんだー! K.M.邸はクーラーが故障してカレーを食ったら熱死するそうなので、出張をお願いした次第。
 参加希望者の殺到が予想されたため、10日と24日の2回にわけて開催することに。24日にいらっしゃるみなさん、期待していいですよ。今年も絶好調だ。タマネギ、ニンニク、ショウガ、ナス、ニンジン、トマト、ワイン、ブルーベリージャム...。全ての具材がカレーに溶け込み、その姿さえわからない。鶏肉はスプーンの先でホロホロとほぐれ、ごはんで食べる正しい日本のカレーの出来上がりだ。

ほんとはうちで料理して貰おうと、それなら僕も荷物持ちくらいはお手伝い出来るかと思ったんだけど、彼の料理人としてのプライドがそれを許しませんでした。なんと2日間かけて自宅で煮込んできたカレーを冷凍して持ち込んでくるこだわり。それをでっかい鍋に開けてみんなの到着を待つ。
 カレーがうまけりゃビールもすすむし会話もはずむ。最終的に14人が集まって、インドのカレーげなテクノを聴きながらワイワイ。手土産のリボンであやとり大会が始まったり、呑気なムードが久しぶりに心地よかった。T.P.さんのサプライズお誕生ケーキ登場でとりあえずの締め。素敵な客人たちはぽつぽつと帰っていった。

そして今朝、最後の3人を送りだして選挙に行く。選挙区戦では僕の投票した候補は落選した模様。比例区では当選。それにしてもマタヨシ光雄氏みたいな電波系泡沫候補が少なくなってつまんないなー。

7月16日 ごぶさた君

あるいはグラビア雑誌風にごぶさたクンか。歯科医師会から橋本さんに汚職事件のプレゼント。選挙が終わってお疲れさん、ということだろうか。あるいはグラビア雑誌風にお疲れサンか。

毎日暑い。家でてないんだけどさ。また鬱がきて、日記も掲示板もおざなりです。

7月16日 ABC

青山ブックセンター破産で全店閉店。バブルも遠くなりにけり。ナウなヤングはアートやサブカルチャーなど関心ないんでしょう。高校生の頃、WAVE六本木店の帰りに立ち寄ったABC六本木店で、坂根厳夫氏の本を立ち読みしたことを思い出しました。その頃は大学で坂根氏のゼミに入り、10年以上も交流が続くとは思いもしませんでした。青山店では同行者のデリカシーのない言動に酷く落ち込み、店自体が鬱のトリガーになって何年も近寄れませんでした。新宿店では徹夜明けに資料を探したりもしました。全盛期の青山ブックセンターを「六本木島」という曲に歌い込んだサエキけんぞう氏はお元気だろうか。

7月19日 damedashi.com

相変わらず外に出るのが億劫で、午後になると不安感が募る毎日です。ふつう鬱って朝が辛いもんなんだけどね。また今日も家にこもってるという罪悪感が外出を阻止するスパイラル。
 を解消するために、おとといは研修帰りのヌカタシを捕まえて飲みに誘う。書いちゃっていいのかなー、ヌカタシはお見合い相手と上手くいっている様子。このまま結婚しちゃうんじゃないか。っていうかしちゃえばいいのに。しちゃえ。する。すれ。せよ。飲んだ帰りはお決まりのカラオケ。2人で3時間は歌い過ぎだね。

きのうは前々からの約束で、連休で広島から出てきたN夫を囲む会。劇団時代の仲間や、広島つながりでA.A.さんも呼んでみました。なんの話をしたか忘れたけど、バカバカしくて楽しかった。
 A.A.さんはちっちゃくて可愛いんだけど、聡明で頑張り屋さんでダメ人間を見るとお説教をしたくなる。つまり僕は格好のターゲット。でも彼女にお説教されるとちょっと嬉しい。そういう需要ってあると思うんだ。そこで提案したいのが、A.A.さんのような素敵女子がネット上でダメ人間どもに「ダメだぞ」と言ってあげるdamedashi.com。儲かんないかなー。

今日は我が家に泊まったN夫を送りだして、母方の親戚と食事。やっぱり出掛けるのが億劫で遅刻した!

7月23日 go back to 2002

なんでこんなに暑いんだろう。それは君が窓を閉めたがるから。何年か前の日記に東京は亜熱帯化したって書いたけど、ついに熱帯化したねー。引きこもりに拍車がかかっているので、実はたいして実感してないのだけれど。鬱の悪循環がまだ続いてます。
 だから午後になると無理矢理に出掛ける用事を作る。火曜日はA.A.さんと一緒にときめきウクレレ教室へ。そもそもA.A.さんと知り合ったきっかけは、ウクレレの話題でメールをくれたこと。2002年の1月だった。こうして初めて一緒にウクレレ教室に行く日が来たかと思うと感慨深い。

水曜日は通院。ずっと話してた差額ベッド代は正当かって問題、結局は病院側に言い包められてしまった。これからも治療を受け続けることを思うと、こじれるのは得策ではないなと思って。主治医と気まずくなっちゃったなー。できれば替えて頂きたいんだけどタイミング的に様子見。
 きのうは久しぶりにプール。これはほんと出掛ける用事を作るためだけに行った感じ。今日はしいて言うならば部屋の掃除をした。そして2年前に発信されたメールが届いた。見知らぬ人から「あなたのお母さんの冥福を祈ります」と、2002年11月付けのお便り。インターネットってこういうことがあるんでしょうか。

もっとこう、みんなが感心するような、ユーモアとペーソスに溢れたステキ日記を書きたいのだが、無理なので寝る。

7月26日 カレー番長皿屋敷

昨日は我が家にカレーの匠、K.M.氏をお迎えしてカレーパーティーを開催しました。つまりは10日に開催されたカレーパーティーの続編です。カレー制作の都合、及び我が家のキャパシティの問題で、2回にわけざるを得なかった。最近ネットやイベント会場で知り合う新しい友達が多すぎる。その中から人を選んでいくのも胸の痛い話で。
 今回のスペシャルゲストは特に名を伏すミュージシャンのYさんとその奥様。僕の人生初デートはとあるバンドのライブで、そのギタリストがYさんだったのです。「僕の泣きのチョーキングを聴いて手でも握りましたか」と笑ってらっしゃったけど、遠い昔の話なのでそうだったかも知れず違っていたかも知れず。感慨深い。

パーティを2回に分けるにあたって、人脈的に近い人を結んでいったんだけど、前回はなんとなくノンキダネムード、今回はハイテンションムードになってしまった。Dr.Buzzard's Original Savannah BandやはっぴいえんどBOXを聞きながら、おかわりまくりのカレー三昧。婦女子がみんな帰ってからの、K.M.氏のフィルターを外した直管マフラートークには腹を抱えて笑った。
 翌日は特に名を伏す評論家のTさんのパーティに誘って頂いてたんだけど、だるさと人見知りでパスしてしまった。ごめんなさい。こういうシチュエーションで一歩踏み出せないところが僕の人生うまく回転しない原因だ。それにしてもK.M.氏、カレー番長お疲れさまでした。僕はただ皿と場所を提供する皿屋敷の主であった。

7月27日 砂をつかんで立ち上がれ。

中島らも氏死去。自我が目覚めた頃、朝日新聞に連載していた「明るい悩み相談室」を楽しみにしていたものだ。やっぱり焼きじゃがみそを召し上がったのでしょうか。最近、僕を形成したヒーロー達が次々と亡くなっていくなあ。

7月29日 Walk On The Wild Side

またしても埃と轟音の祝祭、FUJI ROCKに行って参ります。素晴らしいミュージックを体に通して、ひと回り大きい人間になります。掲示板に現地レポート入れます。ラヴラヴ。...体調的にも金銭的にも行ってる場合なのかな僕は。