DIARY 2007年2月


2月2日 バリバリ上等、あるいはハモルちゃん

バリバリ上等。バリバリ並。養殖なのでちょっと劣る。バリバリ特上。むせ返るような味と香り。僕のバリバリは特上です。背中の筋肉がバリバリに硬直してるのがわかる。根拠のない緊張と浅い眠りでじっくりと仕上げました。
 うー調子悪い。年が明けると調子が悪くなるのがここ数年のパターンです。寒さや花粉も精神衛生上アレなんだけど、4月の新年度に向けて今年こそ人生を立て直さなくちゃという焦りが募って鬱を呼ぶ。年度末にはまたひとつ無駄な歳を重ねなきゃならないしね。で、4月からは思い切り遊ぶ。あーダメ人間。あなたはどうしてダメ人間なの? 僕はこれを信号点滅の法則と呼んでいる。歩行者信号が点滅したらみんな走るじゃない? それが赤になったとたんに歩き出すんだ。締め切り前は焦ってても、いざ過ぎちゃったらどうでもよくなる。

「千の風になって」ってどうなの。紅白で最初に聴いた時、変な歌だと思ったんだ。詩としてどうかはともかく、日本語の歌詞として譜割りがおかしい。リズムが狂ってる。なんて思う僕は心ない人間なのかも知れない。世間が感動してるんだから話を合わせて感動するべきなんだろう。それくらい器用ならねえ船長。

僕のハモルちゃんはどこにいるのか。生存報告でした。

2月3日 乳首

パジャマの上がやぶけてちょうど乳首のところに5ミリくらいの穴が開いた。写真はありません!

「RYDEEN 79/07」をiTMSで買った。細野さんのキャリアの中でYMOがあんまり好きではない上に、中でも「Rydeen」という曲に思い入れがないんだけど、それを差し置いてもなんと無意味なセルフカバーかと。これでも狂喜乱舞する人がいるんだろうなあ。

2月4日 田舎、田舎、田舎

鬱屈した精神と硬直した背中を抱えて整体に行ってきました。先生、大変な時なのにありがとうございました。まず言われたのが、FUJI ROCKには朝7時の新幹線でウキウキ行けちゃうのに、シモキタ夜7時のライブに行けないのはどういうことかと。「もしかして山下さん、田舎の方が向いてんじゃない?」。そう言われれば郊外に出てた頃は、それなりに困難もあったけど楽しい日々だった。風街生まれでも田舎道が似合ってる人はいるのかも。ここはどこでもない、雲は雲のために。
 あと言われたのが、今日の顔は左右が違ってる、肩が内側に縮こまってる、食べ過ぎの兆候が見られる。そうか。寒くなると空腹中枢が刺激されて余計に食べてしまう、その過剰なカロリーが疲れになって背中に来るんだって。

実は現在人生で最も体重があるのだよ。原因はわかってる。夜中に猛烈にお腹が空くのだ。それは本当に空腹なのか、寒さから来る勘違いなのか考えてみよう。それからヒーターを出そう。

備忘録: 仰向けに寝て足の裏をくっつけて、呼吸に合わせて腰をゆっくり上下させる運動は実にいい。

2月5日 そんな犯罪都市ネオトーキョー

整体に行って一晩寝て起きたらすごくいい気分です。久しぶりに深い睡眠だった。整体ブラボー。整体ハラショー。

mixiしてたらピンポンが鳴って、「警察ですが午前10時頃銃声を聞きませんでしたか?」って。ええっ聞こえる範囲で発砲事件があったの? 気づいたらパトカーが何台もピコピコして報道陣もいっぱい。
 っていうか! 犯人はヘルメットを被ったまま逃走したって聞いたんですが! うちの車庫に見慣れないヘルメットが落ちてるじゃないですか! 早速おまわりさんにお知らせした。銃もすぐそばで見つかったんだって。警察署の帰りに記者の質問攻めにあった。テレビにもちょっと写ったかも。どうせならダイエットしてから写りたかった。夕方になって偉そうな刑事さん御一行がやってきた。事情聴取と実況見分。発見場所を指差してる写真を撮られた。どうせならダイエット以下略。おかげでニュース見逃しちゃった。以降記者が次から次へとピンポンを押して鬱陶しい。ちゃんと答える僕はなんて社会的なんだ。

そういえば前の前に住んでたアパートでもそんなことがあったんですよ。夜半過ぎにドンドン、ドンドン、警察ですがって入ってきて、「殺人犯がこのアパートに逃げ込んだんで部屋を改ためさせて頂きます」って。おまわりさんが懐中電灯を照らしたら、猫の眼がギョロって光ってうわーみたいな。で、翌朝部屋を出たら、アパートの前に人型のチョークの跡が。ここで死んだのかよ! そこは大家さんが暴力団関係の方で、家賃の取り立てが半端なく怖かったんで1年で出ちゃいました。

猫ひろしさん (でさえ) 結婚。僕に春はくるのか。ポーツマスポーツマス。

2月6日 Pale Blue Eyes

きのう警察で緊張した反動で今日はぐったり。家でDVDを観てました。Velvet Undergroundの1993年のライブ最高! Lou Reedの曲はVelvet時代が一番好きだな。というJohn Cale派の僕。Reed / Caleのアルバムは学生時代に何度も何度も聴きました。ReedにとってもCaleにとっても屈指の名盤と思う。2人きりの薄い音の中に、ロックスピリットとAndy Warholへの愛情が目一杯詰まってる。

2月7日 グワングワン君に酔ってる

きのうに引き続きDVD鑑賞ディ。今日は邦楽篇。まずは細野晴臣さんのボックスセット「Crown Years 1974-1977」。長門芳郎さんを中心に編纂されたブックレットが愛情に溢れた作りでした。目玉の中華街ライブは、ノイズがあるものの演奏のクオリティは恐ろしく高い。個人的なツボは、30年前のプロモーション映像に「今の」細野さんが曲をつけた「Merry Go Round」。30年ぶりに直球トロピカル路線の細野さん、懐古趣味じゃなくて21世紀の音として聴けたのが嬉しかったです。「RYDEEN 79/07」とか聴いてる場合じゃない。
 もう1本は木村カエラちゃんの「Scratch」。カエラちゃんのPVはエキセントリックなのが多いけど、「Snowdome」は久々のガーリー路線。表情豊かで「happiness!!!」以来のお気に入りです。ライブではちっちゃな手足を振り回して、ギターを掻き鳴らして、腹の底から歌う。男はいくつになっても女子グルーヴにかないやしないんだ。

2月8日 お客様の都合

現在お客様の都合で電話が止められてます。電話が止まってもADSLは止まんないんだ、と思ってたら、今日ついに「インターネット接続サービス廃止について」っていうお手紙ついた。しかたがないのでお手紙書いた「すぐ払いますから許してください」。ほかにも苦手な事務作業をいくつかこなした。偉いな僕。でもそのおかげで疲れ果てて、行きたいライブにまたしても行けませんでした。むー。
 最近アジアのポップスが洗練されてきたなあと思うことが多い。っていうのはワールドミュージック的な意味じゃない。例えば韓国のバンドoldfish。可愛らしくて懐かしいポップトロニカです。そして中国のVicky Zhao。大変な美人さん。歌声も気持ちいい。

2月9日 99%の嘘

携帯電話を替えました。何年ぶりかな。かっこいい! 防水! またFUJI ROCKの雨で濡らしてドライヤーで乾かすのは嫌だと思って。新しい電気製品はなんて素敵な匂いがするんだろうね。画面の下にニュースとか流れてるし、未来って感じがする。これからいろいろ研究するつもり。ただカメラはいらないんだよな。デジカメ持ち歩いてるから。
 5日の日記に書いた、車庫に落ちてた不審なヘルメット、やっぱり発砲事件の犯人が捨てたものだったみたい。asahi.comには「住居兼事務所の車庫」から見つかったって書いてあった。平日だったんで記者に「お休みですか」って聞かれて、ニートですって答えるのもなんなんで在宅勤務ですって見栄を張ったの。書き物仕事でお金を貰ったことがあるから100%嘘ではないんだ。99%嘘だけど。

2月10日 happy tozan

2月10日はニートの日ということで、ってわけでもないけど、神谷きよみさん@池ノ上Bobtail見てきました。今回はサポートにウエタマミコさん (g.cho.) が入るそうで楽しみにしてたんだ。「私たち声が似てるよね」って話してたけどMCのダラダラ感もよく似てる、笑いのツボというか、人間としてのテンポが似てるんじゃないかと思いました。で、その似てる声のコーラスは例えるならテルミンみたい。部屋の空気、エーテルを音に変換してるみたい。神谷さんファルセットがちょっと苦しそうだったけど、それを差し置いても響いてくるものがあった。
 2月14日には神谷さんの1stアルバム「見えないけど、ある」が発売されます。いま聴きながら書いてる。ウエタさんは「夏にだらっとして麦茶を飲んで、残りの氷を舐めてる時にいいかも」って言ってたけど、ほんとそんな感じ。涼やかで広がりのあるアルバムです。

2月11日 忘れないよ、透明なナガラリバー

今日もライブ日記。くじら / 真黒毛ぼっくす / ヒネモス@月見ル君想フを見てきました。

まずは久しぶりのヒネモス。「大人になった運動会の鼓笛隊」だ。楽器をとっかえひっかえ、中にはおもちゃの楽器や楽器ですらないおもちゃも混じっているけど、とにかくドカンとならす。チンドンだったり東欧だったり中近東だったりしながら、そのどれもが運動会の鼓笛隊というコンセプトに収まっている。前で見てた赤ちゃんもノリノリでした。
 真黒毛ぼっくすは初めて見るバンド。男臭い激情フォークシンガーが出てきたと思ったら続々とメンバーが現れて、果てしないリズムの冒険へ。キーボードはロケットマツさん。ちっちゃな女の子も歌ってる。ホーメイしてる人までいる。その中で楽しそうに踊る大槻ヒロノリさんの歌唱は、狂おしいほどの切なさを放っていた。向井秀徳さんとあがた森魚さんを足して2で割った感じ。

最後はお待ちかね、くじらです! まずは杉林恭雄さんがひとりで出てきてアコギで歌う。確かなタイム感、美しい日本語の響き、そして優しいエロティシズム。初期の代表曲「たまご」でまずゾゾっと来ました。幸せでかわいい歌なんだ。やがて真黒毛ぼっくすがバックに入って、大所帯でヒットアフターヒット。Qujila Dragon Orchestraを思い出した。「カラス」「サボテン」「島の娘」そしてもちろん「ナガラリバー」。水玉のスカート、くるくる回っていたよ。最後は「KAPPA」の大合唱。アンコールは用意してなかったみたいで、コードの簡単な「DRAGON」を即興で。ああもう殆どの曲一緒に歌ったよ。泣くかと思った。
 会場でなぜかK.K.さんと遭遇。K.K.さんも「スキルくん今日は慶一さんじゃなかったの?」って慶一さんごめんなさい。

K.K.さんに誘われて打ち上げに参加、杉林さんを紹介して頂いた。僕がまだスマートな若者だった頃、杉林さんみたいな髪型にしたくて床屋さんにあれこれ注文したんだけど、出来上がったら久米宏になってた話をした。穏やかな方だった。leteに通おうかな。

2月12日 猫に口笛。

mixiの「猫と暮らす」コミュに、猫に口笛を吹くと逃げ出すとかパンチを食らうとかいう報告が続々と寄せられてます。試しに吹いてみた。一番甘えん坊のメイが、耳をピンと立てて隣の部屋にとんでっちゃった。とんでっちゃったので写真はありません。猫と14年一緒に暮らしてきて全然気づかなかった。僕は部屋で口笛を吹かない男だということもわかった。

2月13日 うそつきっ

「トリビアの泉」行き過ぎ演出か、フジは捏造否定 (読売新聞 - 02月14日 01:11) 。「トリビアの泉」って番組が大好きでした。フジテレビの深夜番組が一番とんがってた時代、「カノッサの屈辱」やあの頃の空気を感じた。ゴールデンに移ってからは、タモさんを有名な司会者ではなく「いい加減な芸人」として据えて、ガセネタには緒川たまきさんの「うそつき!」のお仕置きつきで、お仕置きマニアの僕は身震いしたものだ。わざとガセネタ送ろうかと思った。
 だんだん投稿が減ってきたのか、通常コーナーよりも新しいトリビアを検証する「トリビアの種」コーナーに力を注ぐようになり、その中でもちょっと納得がいかなかったのがこの雑種犬シリーズです

要するに、雑種犬は血統書付きの犬よりもバカである、ってことを様々なシチュエーションで検証していくんだけど、雑種犬と純血種を比較するなら純血種の検証もしなきゃダメだし、そもそも純血種だって従来の犬種を交配させて作り出したんだ。それに、思惑通りの行動をとれるかどうかは雑種犬も純血種も関係ない、トレーニングを受けたか受けてないかなんです。そういう訳で、僕は「トリビアの泉」をだんだん見なくなってしまった。
 あの雑種犬シリーズはグレーでしたか。たまきさんに「うそつき!」って言ってもらいなさい。雑種ドッグも雑種キャットもかわいいよ。うちのネモもクリマロも雑種だよ。メイは拾い猫だからわかんないの。

2月15日 Valentine Blue

花粉が飛んできた。かふんかふん (咳込む音) 。今年は結局雪が降りませんでした。もうすぐ春が来て、僕はまたひとつ無駄な歳をとる。今日も行きたいライブを逃してしまった。
 プリンターがガリガリくん。電源いれればガリガリガリガリ紙をいれればガリガリガリガリ。歯車が壊れたかと思ってカスタマーセンターに電話したら、予期せぬ解決法を提示してきた。電源を抜いてしばらく待ってもう1回差してください。そんなことで治るのか! と思ったら治った。中が帯電すると、ローラーが狂うことがあるんだって。びっくりだ。

2月16日 声がみえるから、電話にしたよ

A.A.ちゃんからメール。「今朝、留守電いれた? 猫がボタン押したのかなあ、にゃあにゃあゆってた」。おー確かに6時53分に発信記録がある。起きるか起きないかの微妙な時間に申し訳ない。でもどうやって? A.A.ちゃんはA.A.ちゃんだけに、電話帳の最初の方に登録されてはいるんだけど。猫たち普段からテレビとか勝手につけてるからなあ、100%ありえないとは言いきれない。僕も猫からにゃあにゃあ電話が欲しいにゃあ。あしたはあなたのところにもにゃあにゃあ電話が行くかも知れません。無視して頂くなり飼い主を叱責して頂くなり。
 A.A.ちゃんから再びメール。「猫に『例の件、処理しました』ってゆっといて」。ゆっとく。

2月17日 そよ

「天然コケッコー」映画化。友達に借りて一気読みした大好きなマンガです。ものすごい田舎をかけまわる少年少女とそれをとりまく大人たちのお話。シンプルに「田舎の人はみんないい人だ」的な世界観なのかと思いきや、青春の葛藤や大人の汚らしさを丁寧に描いていて、でも読後感はあくまで爽やかという絶妙なバランスをキープしていた。自分で買いなおしてもう1回読んでみようかな。主演は夏帆さん。あの世代の女優さんならそうだろうなあ。監督は山下敦弘さん。「リンダ・リンダ・リンダ」未見だけどよかったそうです。音楽はレイハラカミさん。ってエエー! よく思いついたなあその組み合わせ。3回くらい観ちゃいそうです。
 以上日記というよりただの噂話でした。mixiニュースも日刊ゲンダイの主観だらけの芸能情報なんかより、こういう情報載っければいいのにね。

2月18日 ドブロノッツ、ポマルポマル

clammbon / YO LA TENGO / Lonesome Strings@新木場Studio Coastに行ってきました。同行者は総勢7人、映画感想家がいたり漫画家がいたり歌うたいがいたり中学の同級生がいたりと頭が痛くなりそうに素敵な顔ぶれ。駅に降り立ったら海風が寒すぎ! 入場待ちの間、「古今東西あったかいものー!」「おでん!」「オオー」「お風呂!」「オオー」「ハワイ!」「オオー」とかマッチ売りの少女の気分で過ごした。
 初めて入るStudio Coastは天井が高くて素敵な空間。入ったらLonesome Stringsが始まってた。1曲目が「Snow Queen」、次が「Deja-Vu」のカバーでした。あとはアイリッシュトラッドやアメリカンルーツものを演ってた。ウッドベースが土台を作って、バンジョーとペダルスチールが幻想的な彩りを添えて、ギターが泣きのメロディーを奏でて、演奏はだんだん熱を帯びてくる。大きなステージでもしっかり映える4人でした。

次は初見のYO LA TENGO。ライブだよライブ! YO LA TENGOはライブです。基本はGeorgiaのバタバタしたドラムス、Jamesの淡々としたベースの上を、Iraの痙攣ギターと激情ボーカルが乗る訳だけど、曲によって楽器をとっかえひっかえしてパズルのようにバリエーションを広げていった。ある時はGeorgiaがエレピで歌ったり、ある時は3人でパーカッションを叩いたり、ある時はギターのエフェクトで音のベールを作り出したり。映像的ですね。あと基本ロマンティストだと思った。
 主催者のclammbon、原田郁子さんの文科系女子イメージでどうも誤解されがちだけど、タイトなロックバンドなんですよ。郁子さんのファニーなボーカルと点描のようなピアノ、ミトさんのバキバキベースとソングライティングは絶品、実は伊藤大助さんの歯切れのいいドラムスが肝なのかもと思った。セットは最近の抽象的な曲が中心。変拍子の嵐、そして強烈なブレイク。最後の「ドブロノッツ」、地味ながら大好きな曲で、大満足で会場を後にしました。

2月19日 明日から僕はちゃんとするよ

きのうのライブはスタンディングで動きまくって4時間ちょっと? 疲れ果てた。足がスティックになって帰りの階段はマリオネットのようでした。今日は反動でぐったりさん。Mr.Guttari。Mr.Guttari appreciated a concert yesterday。
 ところで今日から猛烈に用事がない。のでいろいろとやりたいことをこなすつもりです。まずは4月から勉強ができないかと。定義的にニートと呼んでもらえるのは34歳までで、恥ずかしながら3月30日で35になってしまうのだよ。ただの無職のおじさんに成り下がる訳です。そこで、何かしらの職業訓練を受けて世間の目を欺こうという魂胆。それからダイエットを引き続き頑張るよ。晴れの日が続きそうなのでウォーキングに励もうと思う。でも今日はやんない。なぜならぐったりさんだから。「ダイエットは明日から」。昔の人はいいこと言った。

2月20日 ↑↓

Perfumeっていうアイドルグループが大好きで、テクノ歌謡の完成形だと思ってます。YouTubeを漁っていたら「3人あわせてパ↓フュームです」って言ってるインタビュー映像を見つけて少なからずショックを受けた。ずっとパ↑フュ↓ームだと思ってたの。口に出して誰かに話したことあったかな。お恥ずかしい。
 そういえば、「動物のお医者さん」の主人公のあだ名、ずっとハ↑ム↓テルだと思ってた。なぜなら中学の時に、ハ↑ム↓イチってあだ名の先生がいたから。でもみんなはハ↓ムテルだと言う。マンガの話なんで正解がわからなくて、僕はずっとハ↑ム↓テルって言い張ってたんですが、ドラマ化されて正解が出ちゃった。ハ↓ムテルでした。

ちなみに僕の名前、山下ス↑キルと読みます。綴りはsukiruです。英語のskillとは関係ありません。サ↑トル、とかマ↑サル、の感覚で呼んで頂ければ。

2月21日 森田さん、お天気ですか?

「ハチミツとクローバー」がああいう形で完結してずいぶんたちます。羽海野チカコミュでは「好きなハチクロキャラは?」トピが猛烈に伸びてる。他人が誰を想おうと勝手だけど、ついつい見ちゃうんだ。大雑把に言って、森田、森田、森田、真山、森田、真山、森田、竹本って感じ。特に女子の森田熱には圧倒される。僕は生まれ育った環境から創造のモチベーション、生きるのが下手なあたりまで、竹本に激しく感情移入してたんです。ハチクロは全員片想いの青春群像劇であると同時に、竹本の成長の物語ではなかったか。何が言いたいかというと、皆さんもっと竹本を応援しましょう。ひいては心に竹本を宿した山下スキルさんを応援しよう。
 女子の一番人気は圧倒的にあゆ、続いてはぐ。僕もあゆだな。でも理花に感情移入している女子はこんな風に地団駄を踏んでるのかも知れない。

2月22日 輻射熱

それは僕のヒーターなのだが。僕自身があったまるために倉庫から引っ張り出してきたのだが。なんでいつも君があったまっているのか。

ヒガシコクバル氏は意外と頑張ってるような気がする。黒川紀章の「東京オリンピック中止」、「一部の首都機能の移転を積極的に支援して、都心に再開発のタネ地を将来のために確保する。そして緑地率を高める」にも期待。石原慎太郎は結局ラッピングバスだけだったな、ヒット作は。

2月23日 梅雨が明けたら迎えにいくね

だーれーかー!FUJI ROCK行きませんカー!? 毎年せっかちだなって思われてそうだけど、明日店頭発売の早割チケットを買うために、今まさに徹夜で並んでる人がいると思うと、ウガー!って叫びたくなる。Bjorkが来る説もあるよ (毎年この時期の噂はガセだけど) 。誰が来ても来なくてもいいんです。太陽の下、あの祝祭の場に立ち会って、生きてるんだってこと、音楽を愛してるんだってことを実感するために僕らは行くのだ。
 今年は7月の27,28,29の3日間。早割に並ぶ根性はないので、一般発売で通し券39800円 (高いなって君、4万円で外タレ何本観れると思ってんの) 。キャンプじゃなくて徒歩圏内の宿を確保します。とりあえずメールください。そんな先のことわかんないよって人もとりあえず、ね。Peace!

2月25日 Something which was burnt with stones

石焼き芋買って食ったこんな味だったけな。久しぶりにトラックの焼き芋を買った。これで1000円って安くないか。焼き芋は断然皮のままバターで食べる派です。皆さんはいかがですか。
 焼き芋の歌があります。キューバの兄弟デュオ、Los Compadreeの「Boniato Asado」。来日した時に見かけた焼き芋屋さんについて、つたない日本語で歌っている。かわいい振り付けもあるよ。

2月26日 ライブかどうだか

ジャック達 / R-O-M-A@吉祥寺Manda-la2に行ってきました。4人編成のR-O-M-Aを初めて観た。この人たちが、出てきたと思ったら曲やらずに喋るんだ。そんで歌い出したのがEDの歌。安部王子さんのコミカルな声と村松邦男さんのスウィートヴォイスが笑わせたり泣かせたり。もちろんギターもベースもブイブイ歌う。友田真吾さんのピックアップスモールドラム、これ普通のドラムじゃないところがR-O-M-Aのグルーヴを決めてますね。もう1人のギター氏は21歳だって。僕の21歳なんてほんとただのビビりだった。こんな大物と共演なんて考えらんないです。
 そんで村松さん、オリジナルアルバムがボーナストラック満載で再発だって! 記念にソロの曲をやるライブもあるって! これは行かなきゃだね。村松さんのポップセンスが同世代以下の音楽好きに知られてないのが歯がゆい。

こちらも初見のジャック達。これがまた喋るんだ。「R-O-M-Aがいっぱい喋ったから僕らは巻きで。自分でボケて自分で突っ込むから時間がかかるんだ。要所要所でボケますからね、皆さんうちに帰ってブログとかで突っ込んでください」って突っ込めないよ! 軽快なR-O-M-Aの後だと最初はもったりして聴こえたけど、だんだん真っ当なギターポップバンドに見えてきた。JellyfishにBob Dylanがゲスト出演したみたいな。メロディメイカーぶりと、ボーカルのスタイルが合ってないんだ。それがいいとも悪いとも思わないけど合ってない。
 「君の考えは... ジャラーン (Am アーマイナー) 」、「ゲイの人が7人向こうから歩いてきてさ、5人こけるわけ...ジャラーン (G7♭5 ゲーセブンフラットファイヴ) 」。そんなバンドでした。

終演後、皆さんにご挨拶してR-O-M-AのCDにサインを頂いた。嬉しい。帰りは渋谷からウォーキン、のつもりだったんだけど目の前にバスの誘惑が。乗ってみたら400円の深夜バスでした。歩きゃよかった。

2月28日 歌われることのない歌

笹生実久 / 齊藤紗希子@代官山 晴れたら空に豆まいて に行ってきました。何本ライブ行けば気がすむんだこいつはって呆れてる人も多いと思う。最近は精神状態は悪くないんだけど怠さが抜けなくて、でも寂しさに押しつぶされそうになって今日こそは外に出る、って時にライブってすごくありがたい存在なんだ。1人で行っても演奏者と心で対峙できるし、友達と会えたり作れたりするチャンスも多い。
 辻睦詞さんの書いた僕の紹介文に、「彼は歌を歌わなくても、あたかも心温まる歌をいつも歌っているかのように思えます」ってフレーズがあって、ああそうだといいなって思ってます。僕にとって音楽を鑑賞する行為と演奏する行為って離れちゃってるんだよ。若いうちに楽器をやっときゃよかった。高校生の頃は絵を描いていた。それはそれで楽しかったけど、こないだテレビで「スウィングガール」見て、すごくまぶしくて羨ましかったんだ。

齊藤紗希子さんを観るのは3回目。張りのある声と息の抜き方のコントラスト、まっすぐに突き刺さってくる歌だ。輝いてる。歌っているのは寂しさとそれを埋める温もりについて、清純なエロスみたいなものを感じた。申し訳ないことに、曲のイントロでシャッター音を出しちゃった。「あれ、いまカシャって言ったぞ」って演奏を中断させちゃった。後で謝ったら笑ってくれたけど、ほんとごめんなさい。
 笹生実久さんを観るのは2回目。喋りはシャイな女の子の佇まいなんだけど、歌い出すとガツンと芯の強さを感じさせる。乾いたギターの音と、鈴木祥子さんを思わせるボーカルの相性もばっちり。「チューリップのアップリケ」を歌ってました。後で聞いたら日本の古いフォークが好きなんだって。でもその向こう側にある洋楽の香りがちゃんと伝わってきた。

今週は体調次第であと3本ライブに行きます。なんだかなあ。