DIARY 2007年6月


6月1日 チイプでビッグなオオケストラ

Pascals / ヒネモス@吉祥寺Star Pine's Cafe行ってきました。僕にとっては夢の顔合わせ、おそらくヒネモスのメンバーにとってもそうだろう。
 まず登場したヒネモス。大人になった鼓笛隊。フィドルの人が怖くなっててマトリックスみたいだった。僕のお気に入りのノコギリのシミズギリコさんの後ろに立つもんだから、ギリコさん逃げて! って心境でした。凡そユーラシア大陸を網羅した音楽性、おもちゃの楽器どころかおもちゃそのものを楽器にしちゃう自由さ、お客さんにカードを持たせてそれに合わせてインプロしちゃうお茶目さ、ダンスに行くと見せかけて行かないじれったらしさ、全てにおいて、Pascalsのファンに胸を張ってこれがヒネモスです、と言えるパフォーマンスだった。

幕間はエシバイ。ギターと紙芝居のユニット。ループサンプリングにソロを絡める手法は目新しいものではないけど、非常に映像的な演奏でした。紙芝居はシュール。飛ぶ鳥の話では僕の肩にも鳥が留まった。
 そしてロケット・マツさん率いるPascals。石川浩司さんが電動歯ブラシをマイクにつけたり縫いぐるみで遊んだり、その合間にパーカッションを叩いたりと大活躍。ロケット・マツさんもピアニカでそれに応戦。名うてのミュージシャンたちが名を連ねるそのバンドは、やっぱり自由だった。そして破壊的でありながら素直にダンサンブルで、生への歓びに満ちていた。アンコールはヒネモスのメンバーが客席のあちこちに散らばって、Pascalsと一曲。それは自由と自由のぶつかり合いであり、策士と策士のぶつかり合いでもあった。

ヒネモスのメンバーにご挨拶してヌカタシと「ねぎし」。何年ぶりだろうなあ、ねぎしのタン塩。

6月2日 The Science of Sleep.

「恋愛睡眠のすすめ」を観てきました。そこに恋愛があるかないかはともかく、妄想癖のすごい人の話。妄想シーンの絵が綺麗で、それだけでも元は取ったっていう映画。個人的に妄想癖はすごいので、その面でも共感できました。突っ走り方が尋常でないのです。そこがいいのです。どこまでが妄想でどこまでが現実だか、観てる人もわかんなくなっちゃう。それにしてもシャルロット・ゲンズブールは罪作りだ。シュールで切なくて、典型的なフランスのコメディ映画だった。
 久しぶりに劇場で映画を観た僕の意見など誰も求めていないだろうけど、もしどうしようもなく暇だったら観て欲しい。東京ならシネマライズです。予告編を観て何本か観たい映画も出来た。で、祭りばやし魚やでぐてー。

6月3日 日曜の朝は好き

そのまま朝までぐてー。数時間寝てmayuluca@下北沢mona recordsに行ってきました。ランチタイムということで、+200円でランチセットが食べられちゃう。もりもり食べた。mayulucaさんの空に消えていきそうな声が気持ちよくて眠くなり、mayulucaさんの出番が終わったタイミングで撤収。あとで「ご挨拶しないでごめんなさい」のメールを打ったら、「ライブ中、異常にこうべを垂れている山下さんが見えました」って返事が返って来た。あれ寝てたのかな。

「堂本兄弟」を観て、初めて東儀秀樹に好感を持った。喜多郎みたいな胡散臭いスピリチュアル業界人と思ってたけど、意外とファンキーなおじさんなんだな。「Stand By Me」をギター掻き鳴らして歌ってました。

ライブやフェスを観に行くことを「参戦」って言う文化に違和感がある。

6月6日 ムームーで煮れ煮れ

神谷きよみ@代々木Bogalo行ってきました。またライブかよ、と呆れ気味の皆さん! むかしの神谷さんってもっとビブラートを効かせた歌い方をしてたんだけど、すごくまっすぐな声になって、それが斎藤孝太郎さんの音響派チェロとぴったりあって、水の中にいるような錯覚を覚えた。歌ってる本人が「水の中にいるようですね」って言ってたんだから間違いない。優雅なインプロビゼーションもあって、沖縄ツアーを超えてますます強固な神谷ワールドを繰り広げていた。
 終演後、神谷さんとその仲間たちと夕食。僕はちょっと飲み過ぎた。神谷さんが来る前にヒレ酒を飲んでいたのは内緒だ! そしてウエタマミコさんからCDを買った。代金をちゃんと支払ったかは自信がない。今日の日記のタイトルは、神谷さんから送られてきた案内メールの日時の覚え方でした。6月6日の20:20から。覚えやすかった。

6月8日 清憲

「Music Station」に松尾清憲さんが出てる! まさかシネマ? と思ったらくるり岸田さんでした。どーうなのかその髪型。どこへ向かっているのか岸田さん。

6月9日 窓の家

昨今の無印良品は家なんて売ってるんだな。モデルルームの吹き抜けに楽しくなった。

「ナイナイサイズ」長野電鉄の旅に豊岡真澄さんが同行した。鉄道といったら彼女だろう。どうせなら湯田中駅での入浴シーンも欲しかった。

いまゴンチチがベトナムのトラディショナルミュージシャンを訪ねる番組を見てます。ベトナムの音階ですぐにセッションできちゃう。そしてそれを心から楽しんでいる。ゴンチチにあってデパペペにないそういうミュージシャンシップっていうの? 正体はなんでしょうね。今度はカナダのタッピングの達人を訪ねてる。スゲー。

6月11日 食欲の夏、日本の夏

きのうは経堂カレー友の会にメンバーが2人増えてガラムマサラ。カレーももちろん旨いけどふかふかさくさくのナン最高、ビールが進んだ。そして太陽堂に移動。店内に溢れるオヤジギャグに苦笑しながら、クリームチーズの味噌漬けを肴に濁り酒をごくごく飲んだ。クリームチーズの味噌漬けいい! 発酵食品のシルクロードや。程よい塩気にますます酒も進んだ。そんでカラオケ。なんだか僕どんどん歌が下手になってきてるなあ。酒を飲み過ぎてるってのもあるけど、歌唱に対するモチベーションが下がって、歌い方が荒くなってるのだ。家に帰って焼酎のロック。やりすぎでしょう。翌日二日酔い。食道が焼けるように痛い。ゼリーとか素麺とか食べた。

6月13日 渋さ公会堂

渋さ知らズ大オーケストラ@渋谷C.C.Lemonホールに行ってきました。初めて屋内で渋さを観た。FUJI ROCKのフィナーレのイメージだからね。白塗りのダンサーが注意事項を読み上げてペコリとお辞儀をすると、遥か後方から楽隊の行進が。フンドシからチャイナドレスまで、思い思いの格好をしたハーメルンの音楽隊が。ダンドリスト不破大輔さんは、全館禁煙のホールで堂々と煙草を吹かしてる。あれ、煙草じゃないのかなあ。
 ファンクからジャズ、音頭までを思い切り拡大解釈して、限りなく下世話で限りなく崇高なステージは続いた。風船のパフォーマンス、屋内ではやらないかなーと思ってましたが、やってくれました、2階席まで届く凄いやつ。さすがに火吹きはなかった。

ゲストはJames Chance。リーゼントが無理なくらいに髪が薄くなってたけど存在感は抜群。ただ彼が出演している間だけ、渋さ知らズはちょっとだけ渋さを知ってしまったかも知れない。あと1曲終わるごとにハンカチを探すのがおかしかった。オーラスは「本多工務店のテーマ」。そして不思議な楽隊は元きた場所に帰っていった。アンコールなし! 潔い。基本的に引き算の音楽が好きな僕だけど、ここまで足し算の混沌を見せつけられると、もう頷くしかない。
 で、同行者と祭りばやし魚やで飲み。何を話したかは内緒なのさ。イワシの刺身が旨かった。脂が乗っててトゥルットゥルでした。満足だ。明日体重計に乗るのが怖い。

6月15日 あの地平線、輝くのは

久しぶりにテレビで「天空の城ラピュタ」観ました。昔の宮崎駿さんは面白かったな。「未来少年コナン」が大好きなんで、テーマ性をある程度もたせつつの痛快な冒険活劇が肌に合います。最近はテーマ性が前に出過ぎちゃって、娯楽映画としては面白くない。やっぱり高畑勲さんとのコンビがバランスいい。宮崎さんは思想家でもなんでもない、重力の表現が巧みな一介のアニメーターであって欲しい。ラピュタが好きな人はコナン観るべきと思うよ。うちにビデオ全巻揃ってるからなんならオールで鑑賞会でも。4話ごとにK.M.氏と僕の対談を挟んで。コナンはじらしてじらして観せないとね。
 それとオーバーラップするように今夜の「僕らの音楽」はUA×細野晴臣。共演曲はなんと「夢見る約束」。昭和歌謡のようでいて、サビはYMOの「Key」に似てる不思議なナンバー。そして宮崎あおいさん結婚のニュース。そうですか、はいそうですか。そんな今日だ。早く寝よっと。

6月18日 タコでーす

おとついは、映画でも観に行こうと思って出掛けたんだけど、時間つぶしに立ち寄ったドンキで「電気たこ焼き器」999円を発見、おおいに盛り上がって買ってしまいました。ばかだなあ。そんで渋谷市場でタコだのネギだの小麦粉だの買って、ささやかなたこ焼きパーティ。映画はどこへ行った。電気たこ焼き器は、スイッチを入れたら一瞬バケ学的な匂いがしてだめかなこれはと思ったけど、意外と上手に美味しく焼けました。外はさくさく中はふわふわ、タコはぷりっぷり。あちちちち。
 翌朝はタコが尽きてコンビニで「切れてるカマンベールチーズ」を購入、ささやかなチーズ焼きパーティー。これが意外と旨かった。外はさくさく中はふわふわ、チーズはもっちもち。ぼんやりラーメンズのDVD観た。ラーメンズは中途半端なサブカル感が反感を買いやすいけど、本来の意味のコントとして非常に完成度が高いと思います。文明開化、文明開化、石炭を食う鉄の馬。文明開化、文明開化、成人女性に選挙権を。

6月20日 巨乳について

今日久しぶりにテレビで井上和香を見た。やっぱりイラっときた。バラエティで弾けきれない元グラビアアイドルとしてのプライドとやらが。優香さんのように、いつの間にか巨乳キャラを伏せてるのが望ましい。

6月23日 誰の前にも平等にチャンスがあるなんて嘘だ

きのうは秋山羊子@お茶の水Janisに行ってきました。あの、置いてないCDはないとまで言われたレンタルショップのJanisです。お店の一角にイベントコーナーが作られてて、インストアライブ的なこじんまりとしたライブでした。
 秋山さんはどんな環境でも手を抜かない。体の奥から溢れてくるグルーヴ! エレピ1台で会場の空気を一変させた。すげーよやっぱり。「レール」や「はてな」といった定番曲に交えて、47メドレーも披露。47秒で完結する書き下ろし曲を集めた携帯音楽配信サイト、47に提供した楽曲を10曲一気に歌う。中でも「誰の前にも平等にチャンスがあるなんて嘘だ」は秋山さんの本音かもしれず、多くの人が感じてて言わなかったことかも知れず。終演後、秋山さんとちょっとお喋り。お互い「痩せたね」。秋山さんはそれ以上痩せなくていいから!

緩衝剤の「プチプチ」って登録商標なんですね。「エアパッキン」の方が通称なんだって。

6月24日 語ったり語ったりする人

映画を見て居酒屋で1杯 (うそ、いっぱい) 。後ろの席が二十歳ぐらいの男子2人女子2人で、男子がもう1人の男子に語るんだよ。いわくヒップホップはロックの子供だと。俺ブルーハーツは評価してると、ただ3枚目で死んだと。男子は表向きもう1人の男子に語ってるんだけど、「語ってる俺を見ろよ女子!」オーラが漂っていて痛かったです。でも面白かったです。
 男子は音楽の話を散々語った挙げ句、女子がなびかないと悟ると、急に話題を女の子の乳首の色の話に変えて、女子よりも先に帰って行きました。男子が女子に語りかけるのは普通だし別にいいですよ。かっこわるいのは隣の男子に語りかけるふりをして、「男子トークをしている俺たち」を女子にアピールしている人だ。そうしていろいろと学んで年を重ねてゆくのだ、男子よ。

6月24日 姪とメイ

母方の親戚の集まり。メイを連れて行ってきた。メイはそもそも母方の祖母が拾った猫だから。それにどこに連れてっても物怖じしない子だから。姪っ子が産まれた日に貰ってきて、だからオスなのにメイっていう名前がついた。その姪っ子もメイもすっかり大きくなって、こんな素敵な2ショット写真が撮れました。
 3歳になって幼稚園にあがった姪っ子は、驚くほどはきはきと喋るようになっていた。シールで封をした手紙を貰いました。中はクーピーペンシルでぐるぐる文字みたいなのが書いてあんの。やべーだろ。自分の子供だったらもっとやばい。泣くかもしれん。それと従兄弟の結婚報告。歳が離れてるんでいまだに小学生のイメージがあるあいつが結婚かよ! しかもマンション買うんだって。クラクラきた。小学生のくせに!

6月27日 チャンネルロック

テレビのリモコンが壊れて6チャンネルだけ映らなくなっちゃった。なんか困ることあったかな。と思ったら最近TBSの番組を見ていないことに気づいた。

4週おきの病院。「最近は調子いいです」って言えるのが嬉しい。薬も一時期に比べると数種類減った。鬱が一番酷かった2004年、2005年頃の日記を読み返してみた。死ぬことばっかり考えてたな。日記も陰気くさい。この時期に読者をやめないで、深い海を乗り越えて今まで読み続けてくださってる方、ほんとうにありがとうございます。皆さんの存在が大きな救いだった。最近の僕は幸せに過ごしている。社会復帰も間近かも。

IAEA査察団の団長さん、かわいい名前だ。ハイノネンさん。ハイ・ノネンさん。ハ・イノネンさん。

6月29日 ジンベイザメはなんでジンベイザメって言うのかね

最近の部屋着はもっぱら甚平です。部屋着っていうか、セブンイレブンまでは甚平で行ってもいいルール。僕が勝手に制定したルールなので、セブンイレブン的には迷惑かも知れない。バイトさんの間では名物男になってるかも知れない。