DIARY 2009年2月


2月1日 単位

ドーム1個分の広さが想像できません。
小錦1人分の重さが想像できません。
下北沢lete何個分とか猫のメイ何匹分とか言って頂けると助かります。

2月2日 音や猫のことばかり

相変わらず音楽と猫のことばっかり考えてます。もう36のおじさんなんだから、乙女みたいなこと言ってないで経済問題や環境問題を考えたい。もっか未聴CD山脈を崩すモチベーションをあげるべく工夫ちゅう。まずは話題盤で、これを聴かないと人のブログを読んでもわからないもの。あとはテーマごとに、今日はBlossom Dearieの70年代を聴く日とか、MORRレーベルを聴く日とか。遠い道のりも小さな云々。
 mixiで若くて素晴らしいリスナーを発見しました。選んでるミュージシャンに外れがないのも凄いけど、ヒット作や代表作ばっかりじゃなくて、「これ異色作だけどいいんだよね」っていうアルバムがちらほら入ってる。ってことはだよ、この方はピックアップした100人について、あるいはもっともっと大勢について、何枚も何枚も聴き込んでるってことだ。22歳男性。彼の音楽鑑賞歴がどれくらいあるのか知らないけど、すごい集中力と審美眼だ。

今年のCoachellaすごいな。Paul McCartney、Franz Ferdinand、My Bloody Valentine、Morrissey、Amy Winehous...。
 ちょっと前の話になりますが、再結成ユニコーンをYouTubeで観て、うわーかっこいいなと。人間関係的な労力が抜けてそのぶん音楽の遊びに力が入ってる。これは同窓会じゃないですね。やる気だね。僕らが老人ホームに入った頃、みんなで歌うのはユニコーンやジュディマリなんじゃないかと思う。もし小室やB'zだったら脱走して、カラオケに行く。老人ホームを音楽性で選べる時代になって欲しいです。

2月4日 I believe that music is God's voice

Brian Wilsonのスピーチの中の言葉。あなたの音楽は神の声かもしれない。ここ数日間はこのサイトのメインコンテンツ、Beach Boysレビューを10年ぶりに加筆・修正してました。世界一わかりやすいBeach Boysレビューができました。どれくらいわかりやすいかっていうと、僕が読んでもわかる。Beach Boys? あのサーフボードかかえたアイドルバンド? って人も、「Pet Sounds」聴いたけど全然わかんなかったって人もぜひ読んでください。あなたの音楽生活がきっと豊かになるよ。
 きのうはnitoの定例ミーティング。主要メンバーがいま持っている知識とスキルで何ができるかってことをここ数週間話してたんだけど、やっと愛とお金になりそうな現実的なプランが出てきた。まだ書かないけどこれは面白いよ。みんな感激して涙を流すよ。たぶん流すと思う。流すんじゃないかな。ま、人それぞれだよね。

2月5日 Oh...Cyclone、君を待ってたんだ僕は

なんか忘れてると思ったら、きのう村松邦男さんのライブに行くの忘れてた。ソロはめったにやらないんだよ。僕が村松さんを知ったのは宮崎駿さんの映画「名探偵ホームズ」のサントラで、そこからソロアルバムに流れて、めくるめくポップスの魔法に酔いしれた。きのうは僕の野望のため、村松さんにお願いしたいことがあったんだけど、それもまた運命。
 ところでダイソン買っちゃった。ハンディタイプだけど。コンセント抜き差ししてホース引っ張って、転げ回るくせにぜんぜん吸わない掃除機に嫌気がさして。動物と暮らすならやっぱりダイソン。吸引力が変わらないただひとつのクリーナー! ペットの毛までもしっかり取り除くパワフルなモーターヘッド! 27800円であったの。ゴーッ。ちょっとうるさいけど確かに凄い吸引力だな。難を言うなら棚の下とかに入らないことだ。と思ったらフレキシブル隙間ノズル5250円。そういう罠か。号泣しながら買いました。でも満足してる。自分ごまかしてない。

2月6日 自画自賛

久しぶりに大学時代に作った曲を聴いてみました。いいんじゃないのこれ? 少なくとも最近のウクレレで作った曲よりずっといいです。当時はアンビエントハウス全盛期で、その中で意地でポップインストゥルメンタルやって浮いてたんだ。Francois De Roubaixとか聴き出した頃。意気込みはそっち方面で、でも才能と知識が全く追いついてないところがいい。真似しようとしてとんでもなくオリジナルなものができてます。また曲を作ってみようって気になった。
 今日はやっと届いたKinksのボックスセットを聴いてました。Kinksに興味を持った10代の頃、初期のベスト盤しか手に入らなくていまいちピンとこなかったんだけど、いやーこれは素晴らしい。写真の鴨は宮崎さんと言います。今度あたらしい動物を頂く時は、名じゃなくて姓をつけようと思ってる。「本橋こんなところでウンコするな!」みたいな生活。

2月7日 TAXMAN

「ドイツでは犬1頭1.2万円!? ペット税導入報道の背景 web R25」動物と暮らすのに税金がかかるかもらしい。都市が大きいほど、いっぱい飼ってるほど2匹目から高くなるんだって。東京で3匹の猫と暮らす僕はどきどき。要するにペットと暮らす意識をちゃんと持ちなさいよと、殺処分される犬猫を減らそうよってことだ、お題目は。日本ではいま30万頭の犬猫が殺処分されている。ガス室ってどうなってるか知ってる? 毒ガスが噴射されてパタって殺すと思う? そんなガスをまいたら人間も死んじゃう。二酸化炭素なんです。だんだん酸素が減っていって苦しんで苦しんで死ぬの。そのあと火でとどめをさすんだけどまだ死にきれてない子もいて、火で「ぎゃっ」って言うんだって。「ぎゃっ」て。
 でもね。ヨーロッパの処分頭数が日本の1/4なのはペット税のせいじゃないから。ヨーロッパには仕事のパートナーとして犬と暮らす伝統が何万年もあって、サラ金のCM見て犬を欲しがる日本人とは意識が全然違うの。一般財源に組み込まれるっていうのもやだな。動物と暮らす環境作りや教育に還元できるんなら払うけどさ。

2月9日 お嬢さん、僕とどら焼きを食べないか

きのうはさとこさんとtoncoさんのユニット、satoncoのライブに行ってきました。非常に緩くて素晴らしかった。toncoさんの声はメレンゲのようで、さとこさんの声はキャラメルのようで、サポートの藤原マヒトさん (from World Standard) のアコーディオンはシュークリームのようで、でもただ甘いだけじゃない、上品な味わいの演奏でした。satoncoのハーモニーは絶品! と思ったらハモりながら曲作ってるんだって。
 対バンの佐奈枝さんも面白かった。構成がとてもシンプルで、歌謡曲みたいにCメロとかブリッジとか出てきて盛り上げるんじゃなくて、音楽に本当に必要な演奏だけをする。それでちゃんと届いちゃう。何を聴いて育ったのか興味を持ちました。

ところでドラえもんの好物の「時屋」のどら焼きは実在するって話を日記に書いたら、鈴木多加志さんが有名な「うさぎや」のどら焼きをくださって、やっぱりどら焼きは旨いなと。春のお茶会はどら焼きにしませんか。どら焼きと旨いお茶。そんで日本酒の熱燗をちびちびと舐めながら音楽を聴くの。

2月10日 この窓の向こう側

我が家には壁がなくて、いやあるんですが、道路に直接面してるんです。その道路で工事が始まった、夜中に。作業員さんのお喋りまで普通に聴こえる。で、しばらくするとガコーンガコーンって眠れませんよ! なので夜中は棚から溢れたCDをフラッシュ・ディスク・ランチのケースに詰め替えている。集中するなあ。こういうもそもそした作業は好きだ。
 僕の大好きなジャズシンガー、Blossom Dearieが亡くなりました。82歳。NYに生まれてパリに渡って、とろけるようなウィスパーヴォイスで素晴らしいアルバムをたくさん残した。つい最近までNYのクラブで歌ってたそうです。僕のお薦めは1973年の「SINGS」。Bob Doroughプロデュースの静かなポップアルバムです。50年代のアルバムはその美貌からジャケ買いの定番だったけど、晩年の歌声もかわいいおばあちゃんで、女性が年を重ねていく理想像だと思う。

みなさん相対性理論 聴いてますね。僕も聴いてます。今までなかった言葉遣いなのに無理がなくて、イメージがどーっと見えてくる。ドメな楽曲も危ういボーカルもいい。ぞくぞくする。

2月11日 続・この窓の向こう側

我が家には壁がなくて、いやあるんですが、道路に直接面してるんです。その道路にスケボー少年が集まった、昼間に。少年たちのお喋りまで普通に聴こえる。で、しばらくするとガーゴーガーゴーって眠れませんよ! なので昼間は棚から溢れたCDをフラッシュ・ディスク・ランチのケースに詰め替えている。集中するなあ。こういうもそもそした作業は好きだ。
 きのうは定例ミーティング。まだまだ内緒の愛と音楽に溢れた新企画の問題点を洗い出した。ミュージシャンに作曲を依頼する時の相場っていくらくらいなんでしょうか。

宮崎駿さんの傑作アニメ、「未来少年コナン」のVHSビデオをDVDに買い替えた。余ったVHS、誰か貰ってやってください。最近のジブリの説教臭い作品より100倍面白い、痛快な冒険活劇です。

2月12日 猫とコピー機とわたし

猫のメイは「いつもスキルと一緒にいたい!」って言ってくれる唯一の存在です。なので僕がこのようにパソコンの前に座っていると、彼はプリンターの上に乗ってコピーボタンを踏みます。そしてにょろにょろと出てくる紙をいぶかしげに眺めます。僕はエコな人間なので、それをまた給紙口に戻します。こうしてプリンターの中を何周かした紙が、やがてはみなさんに届くコンピのジャケットになるのだ。

2月13日 Blossom Dearieのこと

先日亡くなったBlossom Dearieのことをちゃんと書いといた方がいいかな。彼女はウィスパーヴォイスのジャズシンガー、甘い声ととろけるようなピアノの中に、確固たる音楽性と芯の強さがあった。
 50-60年代はVerve Recordsにジャズのアルバムを残しました。彼女の美貌もあいまって、ジャケ買いの定番。レーベルを転々として70年の「That's Just the Way I Want to Be」はグルーヴィーなポップアルバム。ブレークビートは今でもサンプリングされまくって、楽曲自体もPizzicato Fiveにパクられました。そして1973年に自身のレーベルDaffodil Recordsを設立、ここからがいいんだ。最小限の編成で、ポップスとしてもジャズとしても成立させちゃった。73年の「SINGS」は全曲本人の作編曲。当時のS.S.W.シーンに呼応した乾いたサウンドです。プロデュースはBob Dorough。2人はいい距離を保ちつつ、たまーに邂逅する仲。ここから「1975」「MY NEW CELEBRITY IS YOU」あたりが僕は一番好き。昔はすごいプレミアついてたけど今はCD化されてるんでぜひ聴いてください。適当な編集盤は買わないように。57年のアルバムと70年のアルバムをカップリングして小西が解説書いたコンピが売れてるのはどうなのか。このサイトが参考になります。

2月14日 逆バレンタイン的なアレ、そして大切なお知らせ

男女問わず何人かの方に新しいコンピを差し上げました。逆バレンタイン的なアレです。当方もバレンタインプレゼント絶賛受け付け中です。

nitoがお届けしたいのは、愛のある音楽です。それは安っぽい「癒し」でも、無責任な「励まし」でもありません。東京に暮らすあなたの日常は「現実」ですか? それならば現実に音楽で色を添えたい。音とはたかが空気の振動で、でもそのヴァイブレーションがこんなにも人を動かしてしまう、あなたと僕を繋いでしまう。もう少し、ほんのもう少し音楽の楽しみ方がわかれば、あなたの人生はもっと豊かになる。そのお手伝いをしたい。
 音楽は記憶です。むかしむかし、それはあなたが大人になるきっかけをくれたかもしれない。もっとむかしむかし、それはどこか遠くの民が奏でたフレーズを引き継いでるかもしれない。色んな記憶たちを吸収して消化した音楽家が、自分と向き合い想いを込めて、21世紀の東京に暮らす僕たちの心を緩やかに動かしてくれる。そんな音楽をお届けしたいのです。よろしくね。

2月15日 どっちでもいいよ

どっちでもいいからどっちかにしなさい。
 今年のバレンタインディはヌカタシがCDラックを直しにやってきた。そして夕方にY.N.さんが (主に猫への) バレンタインプレゼントを持って登場。この3人で、飲んで語って眠って飲んで語って眠ってを1日半繰り返してました。なにやってんだかね。ヌカタシとは四半世紀近いつきあいになるけど、あんなに酒癖が悪いところは初めて見た。なにかあったんだろう。いやなにもないからバレンタインディにこんなとこにいるんだろうけど。Y.N.さんはネイティブが日本語じゃないんで、酔うと文法がおかしくなって意味がわからない。僕は僕で猫と寝てるし。それが許される関係だからいいんじゃないの。

2月16日 羽田から飛行機で

神戸から素晴らしい写真家の栗原葉子さんがやってきた。日常の何気ない風景に光をあてて、何かを気づかせてくれる人。愚直なほどまっすぐに心をぶつける姿勢に圧倒されます。定番過ぎて申し訳ないけど、cafe Heven'sでお茶、といいつつ最初に頼んだのがギネスビール、そしてホットワイン攻勢へ。羽田から飛行機で帰るというのでそれまでゆったり食べたり飲んだり。東京のことや表現のこと、コイのこと、いろいろお喋りしました。
 葉子さん、お酒を飲むとお茶目な女の子にかわります。日記で見せる凄まじい表現意欲とスピード感が、この人から出てくるのかとびっくりするほど本人は穏やかで居心地がいい。バレンタインのプレゼントを頂いた。花粉がすごい。カフンカフン。

2月17日 定職と婚活

今日はあったかいですね。なんにも用事がないので日向ぼっこしながら少女マンガを読んでます。
 この広い世の中には、宮崎あおいさんと結婚しておきながら浮気する男もいて、まったくもって理解できません。中居正広が婚活のドラマに出演するそうで、中居は好きじゃないけど世間的に見てかっこいいし、定職についてる役だよね。昔は結婚したくなかったけど、いまはしてみたい。っていうのは数年前に同棲というものを経験して、これは居心地がいいなと。やっぱり自分の時間って欲しいじゃない。でも同棲してると二人の時間でありつつそれぞれが自分のことをしてていいわけ。わざわざ持ち合わせのない企画力を駆使してデートのプランを練らなくても会えるんだ。やっぱり定職についてない男はダメでしょうか。カキフライ定職くらいじゃないと。キャベツとご飯おかわり自由くらいじゃないと。

2月18日 ほしいも小僧だってほしくさ小僧になっちゃう街で

鈴木茂さんが大麻で捕まっちゃいましたね。なんで大麻の取り締まりが厳しくなったかね。僕は合法的に処方されたかなり強い薬を飲んでるけど、精神的な作用で酒に勝るものはないし、禁酒法時代のアメリカでは酒の代わりの慰みものとして大麻を吸っていた。二日酔いになるたびに、なんで酒は合法なんだろうかと不思議に思う。鈴木茂さんの素晴らしい音楽が、こんなつまらないことで店頭から消えちゃったら残念。
 安部王子さんが、PA機材の置き場所に困ってるんで、nitoに置いて使っていいよと仰る。なんてありがたいお話。でも携帯を忘れてすれ違い、お待たせしてしまった。僕が大学生の時はまだ携帯がなくて、待ち合わせにずいぶん苦労しました。車中の話題は音楽。やっぱりプロは耳が全然違います。楽曲や演奏の良し悪しはもちろん、音そのものについての感性がほんとうに違う。ミュージシャンとお話すると、僕なんかが偉そうに語ってる場合じゃないなと思う。音楽の神様ごめんなさい。

2月19日 歌の贈りもの

CDの山をもそもそ崩してプラスチックケースからビニールケースに詰め替えてます。うちじゅう不燃ゴミの袋でいっぱいです。僕はぎりぎりLP世代で、お小遣いで買ったレコードを大切に持って帰って聴きました。その頃のレコードは曲順まで覚えてる。CDの時代になって、帰りの電車の中でパッケージ開けたりして、盤面みたって音は聴こえないよ! 国内盤ならライナーノートを読んで、聴く心構えが出来てからステレオに向かった。
 いまは信頼できるリスナーのブログを廻って気になったアルバムをAmazonにコピペ。たまにレコ屋に行くと、旬は過ぎててブログネタにはならないけど地味にいいアルバムを作ってるバンドの新譜に気づいたり、まだ話題になってないけど自分好みの新人バンドを発見したり。僕みたいなインドア派のストリート感覚って、レコ屋の店頭ディスプレイだと思うんです。バイヤーがなにを売り出してるか肌で感じないとダメだ。

で、歌の贈りものっていうのは、2枚買っちゃったCDやリマスター再発されて前のはもういらないやってCDがごっそりあるんで、こんどのどら焼きパーティで欲しい方に差し上げようかと。「参加してもいいよ」っていう美男美女各位は、「スキル亭でお茶会」コミュにて参加表明をしてください。

2月20日 最近の日記は音楽の話ばっかりで我ながらどうかと思う

今日はHigh Llamasを観てきました。イギリスのポストロックバンド。「HAWAII」ってアルバムで一世を風靡したんだけど僕的なピークは99年の「SNOWBUG」。録音芸術の深淵に迫る、でも穏やかで聴きやすいアルバムでした。最新作の「CAN CLADDERS」がいい感じだったんでチケット取ったら、なんと企画・招聘:SAITOCNO! 僕は彼らが大学生の時から知ってて、Dumb Typeをかけながらバーベキューを食べる貴重な体験をした。
 で、今日のライブだ。最初のmasaって人は全然知らなかった。Sigur RosのJonsi Birgissonが弾き語りをしたらあんな感じかも。癖のないハイトーンボイスが美しくて、でも低い声にも味がありました。ギターが荒いと思ったら、普段はロンドンでデュオで活動してて、円高の関係で相方が来れなかったんだって。弾き語りの人じゃないんだ本来は。次のトクマルシューゴさんは、FUJI ROCKで印象悪かったんでうがった目で観てた。ウクレレのチューニングが合ってなかったけど、ギターに持ち替えてからは楽しい演奏で、Klimpereiが2010年代を見据えたらこんな感じかなあ、あったかいトイポップでした。

主役のHigh Llamas、ストリングスなしであの世界をどう表現するのかと思ったら、むしろバンドだけの方が楽曲の骨格が見えて新鮮でした。どこへ着地するかわからない浮遊感のあるコード進行が気持ちいい。Sean O'Haganは非常に繊細なギタリストだった。演奏のリズムと体の揺れがずれてるギタリストを3人知ってて、Sean O'Hagan、StereolabのTim Gane、mayulucaさん。特筆すべきはコーラスの広がり。基本ユニゾンなんだけど声の相性なのか、ふわーっと景色が広がる。たまにハモるとまたぐわーっと広がる。
 SAITOCNOの斎藤紘良くんが「ちょっと待っててくださいね」ってどこいったかと思ったら、High Llamasの真ん中でアコーディオン弾いてるよ! で、終演後に「たった今まで細野さんがいらっしゃいました」ってエー! またしてもニアミス。でも憧れの人とそう簡単に繋がっちゃつまんない。

2月22日 わたしって甘ずっぺー!

M.T.さんお薦めの「とろとろ桃のフルーニュ」が実に旨い。学生時代、甘いものの好みが全く一緒の人がいて、女の子の好みも全く一緒で、三角関係になったことがあります。結局2人とも振られたんだけど。M.T.さんと三角関係になったら勝ち目ないな。
 きのうはサンゼンのライブに、今日はmayulucaさんのライブに行きそびれた。理由はどちらも寝坊、です。ぽかぽかデロンギの前で花粉症対策の鼻炎カプセル飲んだらうとうとしちゃって。moonriders / 相対性理論のチケット即完売。無念。moonridersの新曲よかったし、相対性理論は久しぶりに夢中になれる日本のバンドで楽しみにしてたんだけど。ハロプロ→菊地成孔→Perfume関係の方々の餌食にされないことを願う。

2月23日 天童よしみとカラオケに行く夢を見た

天童よしみさんとカラオケに行く夢を見ました。楽しかったよ。
 去年デビューしたLykke Liっていうスウェーデンのポップトロニカのシンガーがいいです。舌足らずな声とキャッチーなフック、奇妙なPVとアングラなキャラクター。でもポップスとしてすごく聴きやすい。Peter, Bjorn&JohnのBjorn Yttlingのプロデュースだそうです。Peter, Bjorn&Johnはイントロの口笛だけジングル的にヒットしたスウェーデンのユニット。ほかの曲もいいんだよ。エレクトロニカはアメリカやイギリスより、ポップシーン的にマイナーな国の方が面白い。アイスランドのmumやドイツのWechsel Garland、Lali Puna、デンマークのmanual。こないだ僕が作ったコンピの中ではWaaって人が人気だったんだけど、彼女は台湾なんです。日本のRei Harakamiも自分の道を行ってる。そうそう、「スウェデン食わぬは男の恥」は小遊三のギャグであることを知った。

2月25日 坂道のアポロン-ゆっくり大人になっていく僕ら

小玉ユキさんの「坂道のアポロン」を読んでます。小さい頃からクラシックを弾いてたお坊ちゃんが、田舎の街に転校してジャズに目覚める話。楽譜至上主義の世界から、スウィングって概念やテンションコードや勢いのアドリブに戸惑いながら、音楽の楽しみを知る。そこに幼馴染みやきれいなお姉さんが登場して、青春の甘酸っぱい...不器用さゆえに不覚にも相手を傷つけちゃったり、そのことで自己嫌悪に陥ったりを繰り返す。男女ってそんなもんだ。「千秋センパーイ!」で完結する話じゃない。
 音楽系少女マンガとしてのだめと比べちゃうと、表現力も面白さものだめの方が上かも。でも音楽観や恋愛観ならこっちの方が圧倒的に共感できます。1966年っていう時代設定もいい。その後の彼らの波乱の人生を、音楽史と絡めて丁寧に描いて欲しいけど、タイトルが気になります。坂道の上にあるのは得てして寺社仏閣か学校な訳で、宗教マンガじゃないから学校の話で終わるのかな。

ユニコーンの新譜、引っかかりがなかった。シングルが阿部曲だったのは、あれしかシングル切れなかったからなのかもね。最近の奥田民生は良くも悪くも枯れた曲を書きます。その枯れた魅力が光ったのがミニアルバム「FaiLBox」で、レコーディングアーティストとしての民生さんのピークはあそこだったかも知れない。ユニコーンって名前で出すからには思いっきりキャッチーな曲が欲しかった。

2月26日 I'm Only Sleeping

おはよう (17時) 。ここ1週間の眠気たるや凄まじいもんで、地球の自転とは関係なしにひたすら眠りこけています。体の中でまた何か違うことが起きている気がする。Everybody seems to think I'm lazy. I don't mind, I think they're crazy。高橋幸宏さんの「Stronger Than Iron」を聴いた時、なんかに似てると思ったらBeatlesの「I'm Only Sleeping」に似てるんだ。
 ちょっと予告させてね。僕はいままでFLIP SIDE of the moonってサイト名を使ってきたけど、無謀にも音楽でご飯食べようとしてて、そうすると既存の音楽事務所、Flip Sideさんと紛らわしくなっちゃう。今でもときどきチケットの問い合わせが来たりして、これはまずいなって。これからは仕事ではnitoって名前で活動して、プライベートのサイト名やメールアドレスも替えます。読んでくださる皆さんの負担になるんでやりたくなかったんだけど、事情を汲んでください。ちょっと待ってて。

2月27日 メールの善意、音楽の悪意

メールの返事を書かない人っているよね。メールを読んでない人、メールボックスを開けてない人さえいる。メールっていうのは開封確認でも設定しない限り相手が読んだかわからない、でも読んでるだろうって前提じゃないと成り立たないツールなんだ。性善説ですね。電話は明らかに相手が対応してるのがわかる。本当は電話をかけて近況報告や世間話でもして旧交を深めたいんだけど、電話は相手の都合に関わらずベルを鳴らす。だから僕はメールを使っている。例えBCCメールだったとしても、それはプライバシー保護の観点からで、送った全員、あなたに、あなたに、あなたに電話をかけるつもりで書いてますよ。
 泣ける歌って流行ってますね。コーヒーカラーの「人生に乾杯を!」って歌がヒット中だそうで、あれ酷い歌だな。あなたと乾杯したくはないよ。そもそも音楽って泣くために聴くものなの? 何か目的が必要なの? 音楽が好きだから演奏する、好きだから聴く、ザッツオール。それでいいじゃん。もちろん音楽が心を動かすことや、社会性や風刺性を持つことを否定する訳じゃないですよ。でも音楽をただの道具に終わらせないなにかが欲しいんだ。

2月28日 ムーミン谷の不思議

今ごろ皆さんFUJI ROCKの早割のためにパルコ前に並んでる頃でしょうか。僕は毎年行くとわかっていても定価で買ってしまう。今年は友達が大量に応募して、抽選で当たったのを頂いてしまった。すみません。一度徹夜で並んでみたいんだけどね。そこからFUJI ROCKが始まってる感じがするじゃん。行列のみんなで酒飲んで友達になったりするんだって。
 最近びっくりしたこと。ミィとスナフキンは異父姉弟。ミィの方が歳上なんです。20代前半だからサザエさんとたいしてかわらない。そしてアナゴさんは京大卒27歳。読者の中で27歳の顔を思い浮かべる。君のことだよ。僕は36歳、おそ松くんのイヤミと同い年。シェーの人か。うん、まだまだいけるな。