DIARY 2009年3月


3月2日 Girlfriends Forever

朝起きたら昼だった。秋山羊子さんのレコ発ワンマンライブを見損ねました。悔しいなあ。秋山さんから「もーっ!」ってメール来た。ごめんね。内橋和久さんとのセッションも観たかったし、僕がライナーノートを書かせて頂いたアルバムが売れていくところも見たかった。本当に素晴らしいアルバムです。初回限定のライブ音源も音楽のマジックが詰まってる。
 夜は栗原葉子さんの写真展「抱きしめなくていい」最終日で秋山さんが演奏。葉子さんの、光がこぼれんばかりの写真と、そこに添えられたまっすぐな言葉。2人のヨウコさんは出会うべくして出会ったと思う。羊子さん、たまたま通りかかった酔っ払いのおじちゃんの扱いもさすがでした。おじちゃん楽しんで帰ったはず。空気の粒子が喜ぶような羊子さんの歌声に、下を向いて聴き入る葉子さんの涙から、JASRACはなにを奪えるだろうか。終演後、葉子さんの写真を頂きました。空を飛ぶカモメの7連作。どこに飾ろうかな。

3月3日 誰も知らない泣ける歌

ひな祭りの歌ってなんであんなに悲しいかご存知ですか? あの歌は本当は従軍慰安婦のことを歌っているんです。最初の歌詞では「お花をあげましょ梅の花」でした。それを大本営が激怒して桃に代えられたそうです。斯くして三月三日は桃のセックスの日と呼ばれるようになりました。しかしまたしても英語の綴りを知らない大本営が、「精鋭なる日本兵が複数の女性と交わるとは何事だ、スを取れスを! 」と激怒したために、現在では桃のセックと呼ばれています。では長渕剛さんの弾き語りで「ひな祭り」、張り切ってどうぞ。西田敏行さん、泣けましたか?

3月4日 allergieのelegy

サイトのリニューアルのために、膨大なコンテンツのレイアウトを直したりしてます。夕方起きて徹夜で作業して朝方寝る。そのうち1日何時間だかわからなくなって、きのう雪が降ったことをmixiで知りました。
 なんでこんなに眠いのか。花粉症対策の鼻炎カプセルが原因だろうか。ちゃんとアレルギーの薬を飲まなきゃいけないな、と思って病院予約したんですが、起きた時点で予約時間20分オーバー。電話で僕の花粉症の症状がどんなに苦しいかを滔々と語ったら、「いらっしゃい」ってことで行ってきました。はー。薬局のテレビで再放送のドラマが流れてて、ちょうどお父さんが亡くなって相続で揉めるシーンだった。病人を相手にしてるんだから、番組の選択には気を使って欲しい。これでもう眠くありません。ちゃんと起きれるから寝よう。ぐー。起きた。21時。おはよう。

3月5日 知りたいんだ知りたいんだ君のことを -勝手にお薦め音楽

大切な友達の秋山羊子さんが素晴らしいアルバム「ピラニアの棲む湖」を発表しました。僕が書いたライナーノートから一部抜粋します。

デビューアルバム「指一本で倒されるだろう」は、極めて有能なシンガーソングライター秋山羊子の、名刺代わりの一枚だったと思う。圧倒的な完成度のポップスたち、でもその隙間には彼女のアヴァンギャルドな姿勢と純粋な気持ちが見え隠れして、ヒリヒリとした感動を呼ぶ。あのアルバムのお陰で梅津和時さんや内橋和久さんとの出会いがあったと聞いている。そして梅津和時さんプロデュースのミニアルバム「Rail〜銀河鉄道の夜〜I carry a ticket of eternity」を経て、ついに彼女は「お行儀のいい自分」の風船の中から飛び出し、音楽と壮絶に愛し愛されしてる一人の女性としてのドキュメントアルバム、「ピラニアの棲む湖」を提示してきた。
 秋山羊子という人間はとても純粋だ。それは幼さなんかでは決してなく、大人の女性として様々な苦悩や挫折、矛盾や怒りを乗り越えた上で、それでも純粋に生きようと決めた人だと思う。悲しみを希望に変えて歌う音楽、それを僕はロックと呼びたい。安っぽい「癒し」なんかじゃない、彼女は自分の音楽と、自分の真っ暗と真っ向から対峙して、その上でわかりやすい言葉とポップな楽曲と無駄のないサウンドを選んだんだ。だから安心して音に身を預けられる。彼女の透明なソウルに触れていると、ちっぽけにいじけた僕だってもう少し生きていてもいいのかなって思わせて貰える。秋山羊子は叫ばないけど心の中で叫んでる。音楽が好きだー! って。その叫びが届くから、このアルバムは感動を呼ぶ。そして彼女の叫びを受け取ったみなさん、是非ともライブに足を運んでください。心がきれいな人もそうじゃない人も。

3月6日 私の嫁が結婚した

ケラリーノ・サンドロヴィッチさんと緒川たまきさんが結婚...。最近は偉い賞を取ってるけど、よーく考えて。ケラだよ? 有頂天だよ? 空手バカボンだよ?
 緒川たまきさんは草食男子が夢見る女性像を具現化しちゃった人で、涼しさにお茶目さを添えた完璧な美貌、ちょっとはにかみつつも隠しきれない知性。僕はあの佇まいの中にいるだけで、どんなにも! どんなにも!

僕と緒川たまきさんとの出会いはNHK「ソリトン SIDE-B」。番組には彼女が撮った写真を紹介するコーナーがあって、BGMがあまりにも素晴らしかったんでNHKに問い合わせてみた。「あれはたまちゃんが持ち込んだCDなんで、本人に聞いてみますね」。後でもう一度電話したら、どこのCD屋さんのどの棚にあるか、どのバージョンが一番素敵かまで詳しく教えてくれました。番組の最終回にももう一度この曲がかかった。
 あれからもいつも君だけを観ていた。教会の鐘の音はなんて嘘っぱちなのさ! 一方「結局 緒川たまきかよ」とか思ってる独身元ナゴムギャルがいそう。スポーツ選手に靡いたりしないで文化系街道を貫いたたまきさん。おめでとう、君が幸せならば、僕は、僕は、僕は...。

3月7日 かたかたかた、てけてけてけ

かたかたかたかた...なんの音だろう。夕陽の落ちる音。てけてけてけてけ...なんの音だろう。悲しい音だね。
 mayulucaさんのワンマンライブ@leteに行ってきました。mayulucaさんの音はなんだろう、ルーツを感じさせない音楽ですね。ルーツがありすぎて消化して昇華して独自の音になっちゃったんだと思う。そういう意味で、Tamas Wellsに代表される最近のSSWの流れに沿っている。彼女の音楽の一番の魅力は歌で、MCでは「てへ」って感じなんだけど、歌い出すと独特のピッチが紡ぎ出す不思議な言葉の世界に引き込まれる。楽器じゃない「歌」として、訴えかける力を持ってるんです。ほんのちょっと残念だったのは、ギター3人は多いよね。音響派的なセッションとしては非常に面白いけど、彼女の音楽の根幹にあるのは歌なんで、歌の持つ力をマスクしちゃうのは惜しい。でもトータルで楽しい時間でした。mayulucaさん、お薦めです。

3月9日 ロマンティストによる根拠なき自信の行方

いまサイトの整理をしてて、最近の日記は去勢に溺れてるなって。日記に限らず普段の言動もね。僕は鬱病っていう病気を患って、でもかっこ悪いからせめて日記だけでも楽しそうにふるまってたんです。いま読み返すと痛々しいんだけどその頃の日記の方が人気があったし、不安定な僕が心配なのか大勢の人との交流があった。でも僕の謙虚さは謙虚に似た卑屈だったんだ。今はプライベートでもどんどん人が離れていって、まずいなこれって。nito、早く軌道に乗せたい。そうすれば色んな勘が戻ってくる気がする。
 きのうはY.N.さんとヌカタシとカラオケ。サンドロヴィッチ夫妻に捧げる有頂天メドレー。ああいうアップテンポで言葉遊びが強い曲は、練習しないと難しい。それに自分の張り上げた声が好きじゃなくて。ジャイアンの「ボエー」って声が欲しい。そもそもカラオケしようって言い出したのはパセラのクーポンがあったからなんだけど、忘れてっちゃ意味がない。有効期限内にまた行こう。

3月10日 夢見るおじさんアワー

完全に昼夜逆転生活を送っています。よくよそで寝てて、目が醒めて「ここどこだっけ」って話を聞きますが、僕は毎日うちでそれをやってます。陽が落ちる頃に目が醒めて、顔の前にべったりくっついているあったかくてふかふかな物体は、可愛い女の子の後ろ頭じゃなくて猫の背中であること、高校を卒業できない夢をみたけど留年しつつも大学まで出て、無謀にもサラリーマンに挑戦してやっぱり挫折したこと、夢の中では家族がいたけど両親とは死別して、弟夫妻とは絶縁状態にあること、そういえばお腹が減ってることなどをひとつひとつ確認していく。
 そしてもはや義務として未聴CD山脈を崩して、あれおんなじアルバム2枚買ってるよ、であるとかこの人誰だったっけ? なんて、たまにオオっていうバンドを見つけるとAmazonでほかのアルバムがないか検索して、未聴CD山脈は低くなったり高くなったり。そして街の明かりが昇る頃に僕は眠るのだろう。まずいな。まずいね。以上、意味も主張もない日々の報告でした。じゃっ。

3月11日 草食ロッカーの午睡

今日は早起きをして部屋の掃除、ゴミ出し、猫のお手入れ。偉い、どうしちゃったんでしょう。でもtoncoさんのゆるーい音楽聴いてたら眠たくなって、デロンギヒーターの前でうとうと。高校時代の夢を見ました。午後は体育2時間で5時間目は座学。いねむりしてたら「あー以上の力学的観点から6時間目は諸君にオムレツを作ってもらう」。外にでて深呼吸。あれ? 空気が...暑い暑い暑い...。夕方は塾へ。これまた暑い...。コンパスや定規をアレンジして新しいメカのデザインを練る。それにしても暑い...。と思って目覚めたら、こんな格好で寝てました (写真) 。おはよう。
 最近流行ってるコーヒーカラーってバンド名ゲンズブールの引用だよね。代わりにゲンズブールに謝っといたよ、夢の中で。タコには足が8本ありますって言っといた。イカも8本です、残りの2本は腕なんだって。ゲンズブールもびっくり。

3月12日 草食ロッカーだって胸掻きむしる恋をしたい

春のせいか「初恋の人からの手紙」ってネタが流行ってるみたいで、今日は自分のまじ初恋話を書こうと思う。

僕の初恋は小学3年生、同じ塾の朋子ちゃん。小学生時代の広末涼子さん (写真) に似た、八重歯の似合う美少女でした。勉強ができてお茶目で優しかった。僕はあまりにもナードで太陽のような彼女に近寄ることもできなかった。しかもだ、彼女とは教室が違ったんで会えるのは夏合宿のみだったのだよ。夏に1ヶ月くらい合宿して、勉強したりキャンプしたりってことを小6までやってたんです。で、最終日に運動会とフォークダンスがあって、相手が順繰りに回ってくるんじゃなくて、コンビを組まされたの。
 4年生の時、フォークダンス前日の練習の日、ナードな僕と踊ってくれる女の子はやっぱりいなかった。そしたら向こうで様子を見てた朋子ちゃんが相手の手を振りはらって駆けてきて、僕の手を握って「一緒に踊ろ!」ってもう、うわー!って感じですよ。もちろん当日も一緒に踊って、夜店で2人でたこ焼きとか食べていっぱいいっぱいお喋りして、また来年会おうねって。でも彼女は家庭の事情で来年の夏合宿には来れなかった。それっきりです。いい話でしょ。いい話なんです。どんな30代になってるかな。骨格から整ってたからいまでも綺麗と思う。オチはない。

3月15日 僕らはみんな意味がない

久しぶりの日記でドキドキ。怒濤の週末でした。おとといは高円寺JIROKICHIでMomi-naのライブ。対バンのnanamieバンドは、腹から振り絞る女性ボーカルで、ゴスペル的な要素もあった。nitoのプロジェクトにぜひ参加して頂きたくて早速ナンパ。バンドもよくて、特に顔でベースを弾く松木俊郎さんが素晴らしかったです。中腰のポジションもかっこ良くて、腰痛めないようにしてください。
 続くRa'conは大阪のソウルバンド。出演前に腰の低い男性がアンケートを配ってたの、その方がボーカル・キーボードで、ステージでの弾けっぷりにびっくりしました。その一方で音色をさりげなく切り替える心配り。「プリセットはあかんですよ、全部自分で作ってます」。バンドとしての完成度も高かったし、お客さんの扱いも手慣れたもの。縁があればポスト・ウルフルズになるんじゃないか。これまた上京時には連絡が欲しい。お喋りお喋り。

大所帯バンドの後で3ピースのMomi-naは大丈夫かいなと思ったら、またしても猛烈にかっこいい。前に観たのがVo.Keyのシーナアキコさんのソロライブで、難しいコード進行をさりげなく聴かせる方だなって思ったの。バンド編成になるとそんなこと考える余裕も与えさせない、ひたすら楽しくて無心になってた。あっという間のステージでした。矢野顕子さんのフォロワー的な見られ方をされてるけど、clammbonも最初はそう言われて、でもとてつもなくオリジナルなバンドだったみたいに、Momi-naもとてつもなくオリジナルなバンドです。楽しそうで楽しそうで、音が「楽しい!」って言ってる。シーナさんにnitoへの想いを語って参加に快諾して頂きました。ありがとう。

14日はゼミの飲み会。先生が体調不良で欠席。本当にゼミ生に愛されてる先生なんです。心配だ。
 2次会、3次会に残った男3人でカラオケ。なんで山下さんはノイズを否定するのか、何様のつもりだって言われた。いやいや僕はこれから色んな音楽を聴かなきゃなんですよ。北アフリカの伝統音楽にやられちゃうかも知れないし、アルゼンチンの音響派が面白いなんて10年前はみんな知らなかったよね。そんな中でノイズのライブに何度か行って、これは僕が紹介する音楽じゃないなって。
 「高尚な実験音楽をやってる俺から見れば、低俗なポップスの中であれはイイこれはダメとか言ってるのはちゃんちゃらおかしい」と。彼は音楽よりも音楽生成に興味があって、「俺がこの素晴らしいコンセプトを説明してやるのに、ケーブルも繋げない評論家が否定するのは許せん」と思ってる。でもね、今の音楽産業の中で表現者と鑑賞者の距離は果てしなく遠い。それを結び付けるには、表現者が「僕にとって矩形波は...」って言うよりリスナーにギュンと伝える仲介者が必要なんです。

3月17日 嫁に来ないか

mixiを退会することにしました。あのサービスが始まった時は、面白いことになると思ってすぐに飛びついた。会員番号4ケタです。最初はみんながなんとなく知り合いで、独特の緩い空気があった。その緩さがぬるさになり、気持ちの甘さになっていった。最後の書き込みは凄かったなあ。僕の酔い方が「醜い豚」だって。4個下の女性の発言。普通にほろ酔い気分だったんだよ。あのゼミの飲み会のノリとしては穏やかで心地よくて。彼女は世界中がバカにしか見えないそうなので、マタヨシさんの地盤を継げばいいと思う。
 嫁ですよ嫁! どこの誰だか存じませんが、僕の嫁をコツコツと作ってくださった方がいます。なんでこんなに可愛い必要があるんだろう。戦闘用なら顔なんていらないし、介護用とかかねえ。しかし介護にしては43キロっていうスリムなボディがバランス的に心配。ああでも君は、ハグしても冷たいんだね。

3月18日 soundscape of QUIET LIFE

かつてのFLIP SIDE of the moonの山下スキルです。ほんとは移転したくなかったんだ。サイトやメールのアドレスを替えるってことは、見てくださる皆さんのお手間を取らせることになっちゃうんで。でもやんごとなき事情が重なって、こういう結果になりました。ごめんなさい。

■ 事情1:メールボックスがスパムだらけ。前のメールボックスの95%以上がスパムだった ■ 事情2:サーバーが足りない。前に使ってたサーバーがとっても古くて、個人ユーザーの利用限度が50MBだったの ■ 事情3:音楽事務所、FLIP SIDEさんと間違われる。FLIP SIDEさんが急成長して、最近は名刺やフライヤーを渡すと「あのFLIP SIDEさんですか」って誤解を与えちゃうことが多くなった

という訳で、サイト名替えてドメインとってサーバー借りちゃえってことで、こういう結果になりました。お手数ですがブックマークの変更よろしくお願いします。
 soundscapeっていうのはカナダの現代音楽家、Murray Schaferによって提案された概念で、音の風景を社会や自然や人間との関わりから捉えなおそうってこと。Murray Schaferの「世界の調律」って本は素晴らしいので、興味があったら読んでみてください。僕の穏やかな生活のささやかな呟き、という意味で「soundscape of QUIET LIFE」。気に入ってます。よろしくどうぞ。

3月19日 生粋

きのうのPVが5000以上あったぞ。問題はこの顧客 (あなたのことですよ!) をいかにリピーター (1週間に8日見ろってことですよ!) にするかで、ここ数日が勝負って書こうとしていま誤変換したくらいには緊張してます。
 で、タバスコですよ。あなたはタバスコのラベルを読んだことがありますか? 僕がちびっこの頃は、「タバスコは生粋のペパーソース。赤唐辛子と岩塩を、木の樽で3年間熟成させ、蒸留酢の中にゆっくり溶かして作られます」だった。おーいーしーそーうー! この文章が大好きで何度も読んで、おじさんになった今でも覚えてる。最近のを見たらこうなってた。「選びぬかれた赤唐辛子と、塩と、ビネガー。このシンプルな原料から生まれたタバスコブランドペパーソースはもっとも手軽でポピュラーなスパイス」。あれ岩は? 木の樽は? 3年間は? タバスコ、時代と共に手を抜いてる。

3月20日 明日は晴れるかな、この気持ちも晴れるのかな

14日の飲み会のことでいまだに罵倒されて心を痛めてます。今日やっとアクセスブロックをマスターした。彼女相当おかしい。旦那様も勘違いで、こういう人が大学教師やってるんだよね。攻撃的な夫妻っていうと、ストーカー騒動のM夫妻やうちの弟夫妻がいますが、得てしてアッパーな夫妻が社会的に偉いみたいです。
 こんな時に甘えられる人っていなくって。皆さん忙しかったりご自身も心を痛めてたりね。ふと浮かんだのが母方のばあちゃん。メイ連れて、ばあちゃんの味噌汁飲みにいってきました。帰り道、Momi-naの楽しいリズムを聴いてたらなんだか泣けてきた。

17日の日記で紹介した美少女ロボット、エンターテイメント用なんだって。トランプとか強そうだね。うちでトランプしたい。買える値段設定じゃないと。二足歩行とかいいよ、下半身要らない。おこたの天板に上半身を置いてトランプをする。2人でできるのは...スピードか。指先が当たって「あっ」なんて、でも相手は金属だから猛烈に痛い。あとおはようの挨拶をしたいな。「オハヨウ、キノウモイビキカイテタヨ、アンマリヒドイト、リビングデネテモラウカラネ」。すみません、普通に天気の話とかしましょう、「この気持ちも晴れるのかな?」

3月22日 糸

「低反発マット 山田邦子」で検索してきた世界の中の1名様こんばんは。みんなが大変だ! プライベートで仕事で家庭でみんながみんなを悩ませる。だからおとといは深酒大会@我が家。もうね、深酒前提なの。中学からの友人ヌカタシ、nito仲間のY.N.さん、神戸の写真家栗原葉子さん、タワレコのCさんという奇妙な組合せでウィスキーをがんがん飲みました。みなさん個性的なキャラで殆どが初対面にも関わらず、違和感なく飲めたのは何かが僕らを引き寄せたのかな。特にCさんが普通にとけ込んでる辺り、懐の深さを感じました。掘り下げればどんどん出てきそう。葉子さんももうすっかり親友気分だけど、会うのは数回目なんだ。
 朝はみんなすっきり、二日酔いもなし。きのうはMomi-naライブで知り合ったM.M.さんと西荻の高井で飲んだ。大好きなお店です。M.M.さんとは2回目だけど (僕は) 楽しく飲めて、日本酒を升の単位で飲んじゃった。見事に記憶喪失。M.M.さんも楽しかったならいい。写真のネモはキバを剥いてるんじゃなくて彼なりのあくび。

3月23日 さよならペロ先生

僕が中学に入って最初の担任はペロってあだ名でした。友達を作るのが下手だった僕の相手をしてくれて、休み時間は理科準備室でフラスコで入れたコーヒーとお煎餅を食べてた。ペロ先生が僕を可愛がってくれたのには訳があって、若い頃にうちの父の担任をしたことがあるんです。「君は父さんによく似てる、優しくてスポーツが下手で不器用だ」って。父の中学生時代もペロと呼ばれていたらしい。あの世代のネーミングセンスは凄い。中一の冬に父が亡くなって、お葬式とは別に挨拶に来てくれた。いっぱい話をしたな。そんなペロ先生が亡くなりました。お通夜の記帳欄に亡父の名前も書いておいた。同級生は昭和の匂いがした。
 中村光の「荒川アンダーザブリッジ」大人読み。「聖☆おにいさん」よりずっと面白い。河川敷って誰のかわからない畑があったり段ボールハウスがあったり、ちょっとした異界じゃないですか。その幻想を思いっきり拡大解釈した豪快なギャグと、ラブコメ的な切ない要素もある。お薦め。

3月24日 WBC

話題として乗り遅れてますが、ダブル・ボーイズ・イン・クローゼットの話をしたいと思う。うちの高校は校則で2人の男子が同じ便所に入っちゃいけなかった。同性愛禁止とかじゃないんだ。タバコ禁止だったんです。そんでクラスの悪い子たちは、先生の見回りに気をつけて、和式便所の前に並んでタバコを吸ってた。なんで窓開けて外に向けて吸わないかね。タバコを手にするきっかけって大人への憧れみたいなもんだと思うんだけど、僕の当時のタバコ観はあの和式便所の光景で、かっこわるいなって。大人になってからも吸わなかったのは、僕の酒の飲み方からいってタバコを始めたらやめられない自信があったから。
 もっと悪い子は大麻を吸ってました。ちょっと違う子はほんとに同性愛でした。ある日トイレのドアを開けたらキスしてる男子がいた。無言で閉めて帰ってきた。同性愛を否定しないけど、僕は女の子が好きだな。ダブル・ボーイズ・イン・クローゼットの話は尽きません。

3月25日 ESP

僕は朦朧とした意識の中で、砂漠を歩き、歩き、そして歩いた。くたびれ果てて霞んだ太陽を見上げ、「うちに帰ってベッドに潜り込みたい...でも何マイル先だろうか...」と途方に暮れていた。次の瞬間、目を開けたら外はちゅんちゅん朝で、僕はベッドに潜り込んでいた。いつのまにかテレポーテーションを身につけたらしい。これは鍛錬して我が物にしたい。
 女性のアクセサリーに対する愛情がわかりません。アクセサリーの善し悪しもわからない。女の子数人とアクセサリー売り場に行くと、「あっこれかわいー」「ほんとだー」って会話をしばしば耳にする。ってことは女の子が見てかわいいアクセサリーってのは決まってるんだから、かわいくないのは撤去して欲しい。男がプレゼントする時に選択肢が多いとほんと困ります。アクセサリーに限らず、男性は女性の身につけてる物に対してあんまり関心がない。化粧変えたなんてタモさんとホストくらいしか気づきません。それよりお喋りの内容とか笑顔のキレとかに関心がある。こないだ「これかわいいー」って言ってたの、「わたしこういうのが欲しいんです」アピールだったとしても、その時男は「一番かわいいのはきみだよ」なんてとんちんかんなこと思ってますよ。

3月26日 わたし不行届

「聖☆おにいさん」3巻やっと読んだ。ブッダとキリストが立川でアパート暮らしする話。くだらない、くだらないけど中村光先生に恋しちゃいそうです。豪快なギャグと知性。宗教に疎い人は笑えないかも知れません。僕は家庭の事情でキリスト教のことは多少わかるんだけど、仏教ネタはわからないものもあって、手塚の「ブッダ」を先に読もうかしら (「聖☆おにいさん」をより深く理解するために) 。
 という意味も込めて「荒川アンダーザブリッジ」未読の方はそちらもぜひ。予備知識なんにもいらないです。日常の中の異界の中のSFの中のラブコメ。せつなくてせつなくて胸が痛むほど。実写化するならニノは成海璃子さんにお願いしたい。成海璃子さんの写真はググればすぐ出てくるんで、中村光先生の写真を。

3月27日 普通の恋

最近どうも引きこもりがちで、外が寒いからとか雨が降ってるからとか理由をつけてライブ欠席しちゃってごめんなさい。きのうはヒーター消して昼寝してたら、寒かったらしい猫が図のようなことになったため行けませんでした。
 今日はやんごとなき事情により開店時間のジャジャスコジャスコに行かねばならず、街はひとっこ一人いないと思ったら黒尽くめの人の帯がどどーっと! ショッカーかと思ったらサラリーマンさんの出勤時間なんですね。僕がサラリーマンとしてスーツを着たのは研修の2週間だけ、冠婚葬祭の時はいまだにネクタイが結べないもうすぐ37歳、でも頑張って生きてる。ジャスコはさすがにひとっこ一人いなかった。

ところで普通の恋ってどんなの? nitoのプロジェクトでラブソングのサンプルを発注しなくてはならないんだけど、僕の周辺はあんまり参考になる恋愛をしていない。「2人はメンヘラ掲示板で出会い」とか「彼は○○財閥の御曹司で彼女から熱烈なアプローチ」とか「FUJI ROCKでナンパして」なんて歌はサンプルにならないのです。僕が想像すると「食パンくわえて出会い頭に」なんて歌を発注しかねない。

宇多田ヒカルさん今度こそアメリカで売れそうですね。あの人ほんとに凄い。最初から凄かったけど進化が凄い。

3月29日 ブログネタ製造機

きのうは恒例の春のお茶会でした。今年はどら焼き会ってお知らせしたら、集まったのは見事にFUJI ROCK同行メンバー。やっぱり苗場くんだりまで音楽聴きに行く人は好奇心が全然違う。それに応えるべく僕が取り出したのが、ぴろりろん「ブログネタ製造機」 (声:大山のぶ代) 。ドラえもんの着ぐるみです。朝ふっと思いついてドンキで買ってきたの。みんなに評判だったのは生地がもちもちで美味しいうさぎやのどら焼き。僕が好きだったのはドラえもんのどら焼きのモデル、時屋のどら焼き。でっかくて品のいい餡がぎっしり詰まってる。で、朝まで残ったのはいつもの3人だ。
 という訳で明日37歳になります。参った。お祝いのメッセージなど頂けると踊って喜びます (本当に踊ります。Hip-Hopです)

3月30日 YES YES YES! FUJI ROCK FESTIVAL!

37歳になっちゃったよ! 0時になった瞬間に、全国の素敵女子からおめでとうメールがポポポポーン、携帯がブルブルブルーってのを期待しなかったと言えば嘘になる。...泣いてないってば! 記念に名刺を刷りました。上がプライベート用、病院の診察券みたいと早くも話題沸騰です。下がnito用。nito、4月は動くよ。
 さてと、そろそろFUJI ROCKのことを考える時期です。出演者第2弾が発表されました。豪華ってば豪華なんだけど東京で観たよってバンドが多いな。ヘッドライナーはOasis、Weezer、Franz Ferdinandでしょうか。Franz Ferdinandは観ようかな。Patti Smith、Royksopp、Tortoise、Zazen Boysは観る。Juana Molinaは夜のHeavenだったら観る。筋肉少女帯をわりと観たい。なんにせよサクラグミのピザ! 朝霧食堂のクリームシチュー! もちろんハイネケン! もち豚ほくほく! 苗場食堂のトマト! 山! 川! 風! 太陽と星空! そんで散々歩き回ったくせに体重増やして帰る、それがFUJI ROCKです! 一緒に行こうって方はメールください。

3月31日 ...さんたら読まずに食べた (久しぶりに鬱日記)

メールだけを外界との接点にしてるのはやばいな。誕生日は見知らぬおじさま方からの数通のメールとやーなメールの対応で全ての会話が終了。やがて猫たちが天に昇ってデロンギだけが友達で、誰に気付かれることなく消えてしまうのだろう。

Old Man
作詞・作曲:鈴木博文

ぼくがいる場所教えたい 電話をしても誰もでないんだ
ぼくがすること知らせたい 手紙出しても返事来ないんだ
 春の日の駅で新聞を買って 夏の日の午後に家を見つけ
 ドアの外には小さな自転車 いつもテーブルに花が咲いてた
ある日暮れの部屋の椅子に眠り込んでたら
髪は白く指は細くぼくは年老いて
誰に気付かれることなく生き続けて

ぼくがいる場所教えたい 電話をしても誰もでないんだ
 そっと瞳を閉じて耳をすますと
 楽し気な話し声がかすかに聞こえる
 ドアをたたいた小さな風 古いテーブルに乾いたパン
そんな冬の日たった独り電話をしてる
そんな冬の日たった独り手紙を書いてる
誰に気付かれることなく