DIARY 2012年3月


3月1日 そしてまた3月が

もうすぐ震災から1年。すごく長い時間だった気がする。3.11前の価値観にはもう戻れないんだ。それでも復興への道は遠い。僕の誕生月でもある。40歳になる。焦るぜなにかと。

今日はなんにもしない。なーんにもしない。いつもは結果としてしないけど、今日は強い意志をもってしない。と決めたのに確定申告の書類が揃ってしまった。僕はなんて意志が弱いんだ。明日税務署行こうかな。めんどくさい。たぶんいかない。という弱い決心。
 みかんmogmog。布団の中で寝ながら痩せられないかなって考えたけど、それって病気っていうんだと思う。8歳になるおじさん猫が、トイレ上手にできた、トイレ上手にできたから誉めてってうるさい。

FUJI ROCK第1弾発表。Stone Roses、Elvis Costello、James Iha、The Shinsは観る。
 The MonkeesのDavy Jones逝去。豪華作家陣のヒット曲は有名だけど、アルバム単位で聴くとトータリティあって面白いよ。「Pisces, Aquarius, Capricorn & Jones Ltd」「The Birds, The Bees and The Monkees」「HEAD」。久しぶりに聴いてみよう。

3月2日 この支配への入学

確定申告の書類が揃ったけど敢えて税務署に行かない選択。だって雨だし寒いし (´-`) .。oO

未来はいつか過去になり、「大学入学生へのアドバイス」っていうタグが回ってきた。僕が言えるのはこんなところ。
 社会経験のない教員の話は聞かなくていいし、社会を騙しすぎる教員の話も聞かなくていい。代わりに聴くべき有用な話はいっぱいある。卒業して20年もおんなじ価値観を引きずらない、常に視座の調整をする。講義1回の値段は計算すると結構高い。楽して楽しく生きてる大人を探す。ブラのホックは落ち着いてはずせばはずれる。SFCの地下に要塞がある。入口は自分で探せ。
 講義も日々の暮らしも楽しかったし、いまの頭脳と18歳の肉体でやり直したいけど、結局おんなじ気がするね。

Brian WilsonとAl Jardineを含むBeach Boysが8月に来日する。ほんとはBlondie ChaplinとRicky Fataarも参加して欲しかったけど、現状できうる限りのBeach Boysじゃないだろうか。楽しみだ!!

ヘリコプターがジェームズ・ボンドのテーマを演奏する。ちょっとなに言ってるかわかんないだろうけど!!

3月4日 雛祭りってなにすんのかいまだに知らんの

ネモが亡くなってから今日で1ヶ月。あっという間だな。いまでもふすまの向こうから飛び出してきそうだ。良き猫であった。

きのうはウクレレと歌の練習に励んだ。どっちも人前で披露するには程遠い状況。でも充実した一日だった。今日はお昼寝してたら次の日だ。つまりこれを書いてるのは5日の朝です。
 3月5日は大戸島さんごの誕生日。ショートカットで貧乳の女子をよしとする風潮は、大戸島さんごから始まったと言ってよい。恋してた。

誰か3月30日のFountains Of Wayne行かない? って僕は行かないんだけど。オザケンとバッティングしちゃったからチケット余った。欲しい方にお譲りします。

3月5日 唇の皮がきれいにむけた (*´∇`*)

雨か。確定申告は明日いこう→明日歯医者か。確定申告は明後日行こう→お昼寝。今日一番のトピックは唇の皮が気持ちよくするっとむけたことだ。トゥルットゥルだぜ。キスするならいまだぜ!!

東日本大震災で「絆」って言葉がBuzzったけど、NHKの被災者の方々へのアンケートによると、38%が絆が弱まったと感じてる。家族やご近所がバラバラになったり、被災状況によって経済的な格差や遠慮がうまれたり、そもそも絆は押しつけられるもんじゃなくてふと感じるものだったり。メンタルな問題はこれからもっと深刻になるだろう。仮設住宅に暮らす24%は外出する機会が週に1回、そのうち91%が心身の不調を感じている。
 福島県では1605人が溺死したことになってるけど、詳しい死因を調べられるはずもなくて、津波が去った後も生きて孤立して餓死した方もいらっしゃる。言葉にならない。

僕の尊敬する梅津和時さんとおおたか静流さんが共作した「東北」という歌を、明日N.Y.の国連会議場で演奏するそう。梅津和時ソロ吹き語りライブバージョン、そしてレコーディングバージョン。本当に素晴らしい歌です。

NETLOGに「パスワードをお忘れですか」って聞かれたけどお前の存在をお忘れだ。入ったきり存在を忘れたSNS検索機の開発が待たれる。

プーチン氏当選。で思い出すのはこの画像。

3月6日 山の天気は変わりやすい...

今日は歯医者さんだ (´Д` ) 。起きたら霧→午後はあつあつ→風呂に魅力を感じない→歯医者さん行きたくない、の壁を破って行ってきた僕は偉い。尊敬してます。歯医者さんと同じ建物のマッサージ屋さんに入ってみた。現在極めて快適。これから歯医者さんとセットで通うことにする。
 たまに駅まで出ると、美しい人のまっすぐな黒髪から耳がぴょこっと飛び出す様とか見れていいね。まっすぐな黒髪には憧れるけど、僕は癖っ毛がコンプレックスなんで、昔から帽子かぶってみたりストパーかけてみたり染めてみたり、紆余曲折繰り返してる。せっかくストレートの人がパーマあてる意味わかんない。刺身が旨いのに煮物にするなよその素材。茶髪にしたいと思いつつ金髪にしてる利点はひとつ、一発で覚えてもらえることだ。僕はシャイなんでお喋りで印象残せないの。

原発について重たい記事を読んだ。原発収束作業の現場から ある運動家の報告。原発は必要だと考える人も、そうでない人も。
 要するに。いまの福島第一原発を支えてるのは使い捨てのプレカリアートで、放射線量管理もしきれてない。除染水は垂れ流しだし、労働者自身の内部被曝が酷くて歩く放射性物質になっている。中抜きピンハネ当然の背景には、原発立地が消費地の植民地化されてきた構図がある。放射線管理手帳を持ってる労働者は8万人で、そのうち3万5千人は限界まで放射線浴びちゃって、今年の夏には人材が枯渇する。54基全部廃炉にするならあと数百万人の労働者が必要だ。そしてなにより、反原発運動にも植民地主義的な視点があるってこと。
 「震災から一年」っていうけど被災は続いてる。地震から一年だよね。

ロシアが10年以内に人間の心をロボットに移植することを発表したそう。ホログラムの生命体として不老不死になるんだって。未来きてる。一方90歳の誕生日を明後日に控えた水木しげる先生はこう言った。「90歳になるとね、言ってはならんようなことを言ってしまってもね、まわりが年寄りと思ってボケたと扱われるからいいね。89歳までは、緊張したね。あと2日だ」。

3月7日 空を自由に飛びたいな。はい。云々。

今度の日曜日にUstream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やるよ。偶然にも3.11だよ。なにか喋るかもだしちなんだ曲をかけるかもだけど、音楽の力が云々とか押しつけがましくしたくないよ。普通に聴けるのにするよ。日テレじゃないんだからね。
 震災に対するメディアの力で思い出すのは、地震の当日NHKの画面を無断でUstream配信した中学生のことだ。彼はもちろんそれが違法なことを知っていたし、普段はとぼけてるtwitterのNHK_PRアカウントが独断で責任を取って拡散した。それは貴重な情報源だったから。あれから1年、NHKはネットとの同時配信を全く考えてないという。誰のための放送なんだろう。あの中学生やNHK_PRさんの勇気、著作権違反が非親告罪化すると完全にアウトになる。

なんでオザケン商魂逞しいとか言われちゃうかね。彼の最近の活動を知っていれば見方は違うはず。家柄的にカネに困ることはないんで、ガツガツしたイメージはない。例の箱みてみないとわかんないけど、価格相応にちゃんと作ってると思うよ。一連のUstreamも、宣伝というよりはファンとの「秘密の共謀」っぽくとらえてます。

眠いでもなくやることはあるんだけど、なんだかインプットがショートして気持ちが動くゆとりない。鳥と一緒に空飛びたいな。はい。

僕はまだ凛子とつきあってるんだろうか。

3月8日 Amazonで空気清浄機買ったら羊羹を勧められた

カフンカフンカフン。きのうからカフンが酷いと思ったら換気口のフィルターがとれてたよね。今日は家中大掃除した。抗アレルギー剤だけじゃだめだな、明日鼻炎カプセル買いに行く。ついでに確定申告に行ってやってもいい。
 iOS5.1にアップデート完了。iPhone4はiOS5.1にしてもSiriできないのか。音声コントロールというやつが出て、何を話しかけてもイタ電かけようとする。Siri楽しそう...。iPadとiPhoneを組み合わせたシンセウクレレ発売。iPhoneがネックでiPadがボディになる。欲しい!!

これ△くらいあげてもいいんじゃないか。中学にあがったら教科書が命令口調でなにこいつって思った。

3月9日 春にして君を想う

猫と静かに過ごす春の日。昔はね、花って苦手だったんだ。生々しいじゃん。あれが性器だって知識はなくてもなんだかそういう嫌悪感があった。いまは花を瑞々しく美しいと感じる。大人になったってことか。まだまだ苦手な花はあるよ。ユリはエロい。バラは重い。満開の桜もうっとくる。楚々とした花が好きです。
 Facebookがニュースフィードにリスト作成する機能を導入して、twitterに対してさらに攻勢を強める、らしい。勝者はますます勝者に、敗者はますます敗者になりそうな仕組みは、twitterユーザーには受け入れられないだろう。オフネットでの評価や肩書きと離れたところで、修学旅行の夜みたいなお喋りをするのがtwitterの楽しさだから。

Billy Strangeが亡くなったことをいまさら知った。Wrecking Crew周辺のギタリストで、「Sloop John. B」の名演でおなじみ。Presleyに書いた「A Little Less Conversation」は2002年にRemixされて大ヒットした。R.I.P.

運転見合わせって聞くと運転手さんや車掌さん、駅員さんがホームで見合わせて相談してる絵が浮かぶ。

3月10日 Time Line

クリマロが亡くなって今日で1ヶ月。クリマロとネモはまだこの部屋にいて、僕らを心配して見てる気がするよ。
 2011年3月14日のtweet : 節電寒いので猫を呼んだら布団の中からゾロゾロでてきた。2011年3月15日のtweet : RightがLeftを哂い、LeftがRightを哂い、なかなか本質に辿りつけない午前5時。猫招集してあったかくして寝ます。2011年3月16日のtweet : 猫がじゅんぐりに背中に乗って、ほっとして次の猫に譲ってるなう。猫たちもなにかを察知してる。
 1年前は確かに3匹と1人で暮らしてた。

そういえば「私は原発関係の仕事をしてるんで原発に否定的なRTは不愉快です、福島第一原発が解決するまでリムーブします」と言ってきた方はお元気だろうか。40年後にでも10万年後にでもリフォローしてほしい。

67年前の今日、東京大空襲の日。千歳船橋に疎開した祖母は真っ赤に燃えた東の夜空を見たという。翌日の小田急線は箪笥を抱えた被災者でいっぱいだった。そしていま僕は、千歳船橋より3倍以上遠いところに普通に住んでる。

最近見ない○○子って名前、「一」から「了」まで自分の人生を全う出来るようにって意味があるんだって。

3月11日 普通の日曜日

今日は日常っぽくしようと思ったのに、そう意気込んでることが既に日常じゃない (´-`) .。oO 静かだな...TLだけが黙々と流れていく。今日のUstreamは特別番組にはしないよ。被災がまだまだ続いてることと、被災してない方には日常のありがたみを思い出して頂けるように。
 6日の日記に「原発立地が消費地の植民地化されてきた構図がある」って書いた。これは真実だ。でも消費地、特に東京は地方出身者の野望を叶えるための植民地でもある。何度も書いてきたけど、その地方ならではの産業が (原発誘致以外に) 発達すればいいと思ってる。どこへ行っても東京のコピーじゃつまらない。他所の国では地方が地方の産業や文化をもっともっと大切に誇りにしてる。

福島より遥かに東京に近い茨城県東海村の東海第二発電所でも、5mの津波が来て冷却用ポンプや電源が浸水した。でも直前に6mの津波に耐えられる防護壁が完成していた。国の考えに懐疑的な自治体が、堤防の建設を強行したから。危機管理について悲しい話もある。この一年で出回ったデマをまとめたもの

ところでさ、アジアの普通の女の子が放つgrooveってなんて素敵なんだろう。Hcube wiv J Rabbit - (R U tired?) 。こういうのにほんとに弱い。男兄弟と男子校に育って普通に女の子が好きなんだけど、趣味嗜好はガーリーだね。でもおじさんだから魔法起こせないの。

3月12日 心臓の音

長野県北部地震からちょうど1年。いまも146人が避難生活を送っている。

きのうは音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やりました。震災に関係なく楽しいポップスをかけるって言いながら、震災について思うことを語ってしまった。つまり。地震の日からみんな一日たりとも震災を忘れてないし、一年経っても解決してないことがいっぱいある。もう震災前には戻れないんだから、いつも心の片隅に置きつつも日常を大切にして大笑いしたらいいよねっぽいこと。それから藤岡みなみさんへの愛についても語りすぎたと思う。ふだん話し相手いないからさ (´Д` )

地震の日は3匹と1人で迎えたんだよな。みんなでびったりくっついてた。1匹と1人の生活はお互いに依存しすぎていかん。地震もないのにくっついてちんこ揉まれなう。被災猫の里親になろうかなどと思う。もしくは君がうちの猫になれ。

ちょっといい話「嫁の家の片付けしててとんでもない事実を発見した」。

3月13日 君の口がキミガヨと動くことが

Ah 歯医者さんだ。15時からの予約キャンセルしたくて電話かけたら留守電が「診療時間内におかけ直しください」って診療時間15時からだよね。がんばって行った。歯医者さんはいろいろと無防備になるところで、隣の清楚な女子高生の絶対領域が、見るともなしに目に入ったりするのも素敵だ。これは不可抗力のアクシデントに対する感想です。お慶びの言葉です。いまの歯医者に通って、前に通ってたところがいかにヤブだったかわかった。いまのとこは医院全体に朗らかな空気があって、お医者さんも優しいし (そんなに) 痛くない。ぼくいい子だからな。
 帰りにマッサージ屋さんへ。体がほぐれると気分も明るくなって、ちょっと痩せた気がする。そうそうダイエットしてんだよ、来るべき恋のために。食事に気をつけて散歩してる。無職なのに希望に溢れてるいま!! っていうかいい加減この社会で無職なことに罪悪感もつの疲れた。大切ななにかに気づいたでもなく、ただ罪悪感もつのめんどくさくなったんだ。

大阪の高校の卒業式で「君が代」歌う時、教師がちゃんと口を動かしてたかチェックして教育委員会に報告してたらしい。橋下徹は大喜び「これが服務規律を徹底するマネジメント」。お前らこえーよ!! もう「君が代」って歌の意味や歴史を通り抜けて、軍隊のように「ハイ」って言えって求めてるのが怖い。「『君が代』それ自体はどうでもよくて、勉強・授業と本来無関係な場所・儀式に生徒と教師を動員することに (問題の本質が) ある。もしも『君が代』が無くても、その代わりとして儀式の中で強制可能なものはいくらでありますよ (吉田寛さん) 」。
 「君が代」それ自体も、意味や歴史さておいて音楽的に好きになれない。音楽って趣味嗜好じゃん。僕は音楽大好きだけど、嫌いな音楽があってよかったと思うよ。行きたくないライブにはいかないし、聴きたくないレコードは聴かない、歌いたくない歌は歌わない。

電気グルーヴ「NIJI THE MFS RAINBOW REMIXES」がドイツから届いた。「虹」のRemix盤はたくさん出てるけどこれはアナログしかなくて、日本での流通が少ない。ついに虹コンプリート。ひたすら虹をつなぐUstreamやろうかな。
 The Trees Communityっていうヒッピーのグループがいい。日本で例えるなら芸能山城組かな。新しい社会観を模索しながらそのヒントを過去に求めて、世界中のフォークロアをみんなで歌う。思想はともかく聴いてて気持ちいい。

女子と風呂に入る時に女子が先に入って、しばらくして「いいよー」って言われてこっちも入るじゃないですか。その「いいよー」までの間に女子はなにしてんだってtweetがあった。考えたこともなかったわ。どうやらムダ毛の処理的なことらしいよ。

またちょっと気温さがったかい? 気づいたら猫が腕の中にいた。

3月14日 無駄足2012

カフンカフン。居留守つかってる時の緊張感たらないね。

今日は確定申告するべくお出かけした。モノレールちょう楽しいので毎月確定申告があればいいと思う。ないといいと思う。そもそも確定申告する必要なかったと思う (´Д` ) 。僕は特殊な収入で暮らしてて、その場合のことが税務署のサイトに書いてなかった。遠いお散歩のつもりでね。
 それにしても電車暑い。男女の体感温度差は人間の生物としての致命的な欠陥だ。地球環境が変動したらこれが原因で絶滅するぞ。

僕からバレンタインのプレゼントをあげた君、今日はもう家にいるので「お返しにきちゃった」ってやつを所望する。まだ待ってる。そうじゃない君も待ってる。

ウクレレをこうやって弾きたいがために指人形買った。いけてる。

3月15日 木星と金星と生活

木星と金星が並んでる。2つの眼から涙がこぼおちそうに輝いてる。まだしばらく見れる。日没から4時間の間、西の空にすぐ見つかるよ。
 今日は佐藤伸治さんの命日。13年前のこの日もお日様が出て、でもお葬式はこっちが死ぬほど寒かった。この日記を書いてるいま、夕暮れ団地は2℃だそうです。風が吹き続けていつもここにいるよ 何かいいことがあったはずさ 風が吹き続けていつもここにいるよ だれかがいつもそばにいたはずさあ

FUJI ROCK第二弾微妙だな。My Best Fiend、Elvin Bishop、Onda Vagaあたりか...。Beady EyeがOasisの曲を解禁するらしい。
 誰が出ようがフジには行くんだよ、あの森の中で爆音を体に通すために行くんだよ、音楽の原初に会いに行くんだよ。歌うことは呼吸を合わせること。自分と相手の存在を同じ空間に交わすこと。言葉が生まれる前から、人はそうして生きてきた。

ヒップホップについて面白い記事を読んだ。あれは一定のルールのもとで競い合うゲームなんだって。ロックみたいに天才が切り開いた道をついてくんじゃなくて、リスナーも含めたコミュニティの合意で進化していく。ビートは「お題」で、みんながそれにどう乗るかの歌会なんだ。誰かの歌に連歌みたいにほかの誰かがネタをかぶせていく。出揃ったら次のビートが出てくる。なるほどねー。
 日本でそれに当てはまるのはボカロシーン。初音ミクに何を歌わせるかっていうルールの元で競い合う。で、米津玄師 a.k.a. ハチってボカロPがルールを破って自分で歌ったんだけど、これがかっこいい。曲の作り方の発想が全然違う。ボカロシーンがまた次の基準を作ったかもね。

震災のがれき処理についての徳島県の見解にはっとした。「放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された8000ベクレルを、その十分な説明も根拠の明示もないまま、広域処理の基準にも転用いたしました」。
 世界の国々や、日本でも原発の敷地内では100ベクレル超えたら厳重に管理されてるのだ。実際がれきを受け入れた群馬県伊勢崎市では汚染水がやばい。僕も受け入れる派だったけど、もうちょっと調べたほうがよさそう。

猫寂しがりいだなーと思ったけど僕か。僕が寂しがりいだから相手してくれてんのか。

3月16日 新iPadの液晶が割れた時、君の願いが叶うんだよ

だるい。寝て過ごす。おならしたとたん空気清浄機が元気になると、ああこいつに頼っていいんだなって思うね。
 雨をテーマにしたアルバム、曲間に雨の音が入ってるんだけど天ぷら揚げてる音にしか聴こえない。一曲聴いて天ぷら食って、一曲聴いて天ぷら食って。

Dionne Warwick日本公演チャージ2万1千円吹いた。誰が観に行くのかね。Bacharach好きの後追い世代が行けるラウンジ的なとこで気軽に観たい。あっ普通の同世代は行けるくらいの収入があるんだろうか (´-`) .。oO

「女の子苦手」っていう女の子苦手。

3月17日 俺は鼻血ブーだ

カフン性の鼻血どばー

業平橋駅がスカイツリー駅に改名するという。東京タワーの土産物街がカオス化してるのに対して、スカイツリーは降りてすぐに下町の佇まいを味わえるのがいいと思ってたんだけど、やっぱり土地の気配は田中角栄的鼻息の荒さで吹き飛ばされちゃう。

Cyndi Lauperの記者会見もしまだ読んでない人がいたら全部読んで。愛ってなんじゃってこと、その手がかりがあるよ。

3月19日 飽きるほど寝てるのに「あいつ寝てないらしいぜ」って言われたい

問題は寝ても寝ても飽きないことだ。尿意がなければ永遠に寝れる。3月13日の日記に「無職なのに希望に溢れてるいま!!」って書いた。言葉にすることで、希望もたなきゃの自己暗示かかった。絶望してるわけじゃないけどさ、希望に溢れてるっぽい活動しなくちゃって。
 子供の頃は漫画家になりたかった。学生時代はメディアアートで食ってくと思ってた。実際片手はひっかかってたと思う。でも運命に流されて違ういまを生きてる、そんな自分が嫌いだった。いまの自分を愛するには、いまの自分を愛してくれる人を大切にしないと、と思って作ったわけじゃないけどさ、名刺を新しくした。Facebookで再会した古い知人たちは、いまの僕の名前や髪の色や「まっとうな仕事」をしてないことを責めるよ。でも紆余曲折あってこれがいまの僕だよ。

Paul McCartneyの息子のEPを聴いた。69歳の父にプロデュースされる34歳の息子...。

鉄拳が描いたパラパラアニメがまじで凄い。ちょっと泣いた。

3月20日 全ての言葉はさよなら

3月は大好きな冬が去る季節、花粉が舞い散る季節、自分が無駄に年を取る季節、そして心が弱った時に誰も助けてくれない季節でもある (みんな忙しいから) 。ささやかな圧迫がいくつも重なって泣きわめいたら猫が驚いた。最低だ。優しい猫。優しい猫。

NHK-FMで「今日は一日『渋谷系』三昧」なる特集が組まれたそう。Lucy Van Peltがトレンドワードになる2012年。セットリスト見た。田島貴男時代のPizzicatoはなくて、Portable Rock時代の野宮真貴もないと。プレ渋谷系としてメトロ系を取り上げてくれてもいいのにな。
 Flipper's Guitarで好きなのはSlide [Christmas Mix] → The Quizmaster → Camera! Camera! Camera! [Guitar Pop Ver.]、Pizzicato Fiveで好きなのはBaby Love Child → World Standard → Lip Service、Original Loveで好きなのはOrange Mechanic Suicide [Love! Love! & Love! Ver.] → Jumpin' Jack Jive [featuring 吾妻光良] → Coming Soonです。

音楽をジャンルわけして聴かない、マージナルなものが面白いと思ってる僕には必然的に嫌いなジャンルも少ないんだけど、クラシックはやっぱり苦手だ。音楽5万年の歴史の中で生まれ育ち方がおかしい。パンクなんかより耳あたりが攻撃的で疲れちゃう。封建!! 主義!! 楽譜!! 至上!! おまえら!! ロボット!! 平民!! 聴くな!!って聴こえる。

3月22日 我ら、時

きのうは歯医者さん→マッサージ屋さん→トンチさんのライブ。歯型取り担当の衛生士さんが可愛かったので、毎回歯型を取ったらいいと思う。マッサージ屋さんには「寝ても寝ても寝足りないでしょう」って言われた。猫背で脳の老廃物がうまくリンパに流れてないからぐっすり眠れないんだって。肩こりも腰痛も猫背と関係がある。信じるか信じないかは君次第だけどさ、僕は信じて通う。

夜はスティールパン奏者トンチさんのライブ@恵比寿カチャトラ。20人も入ればいっぱいの小さなレストラン。パスタが旨かった。最初に登場したトンチさんは、優しいスティールパンに乗せてまっすぐな声が体を包む、魔法のステージ。主催の児玉奈央さんの、肩の力の抜けたすうっとした歌を聴いて、トリは同じ名前のとんちピクルスさん。ウクレレ漫談からiPodを使った下ネタラップまで、これまでの穏やかな時間をひっくり返すステージ。素人っぽさを確信的に演出するプロの芸だ。トンチを見に来てた永積タカシさんが飛び入りして、スネアを叩きながら踊り歌う。友達の手作り感に溢れた楽しいイベントでした。
 終演後、永積さんに話しかけてみた。ノリのいい方。でも完璧僕のこと年下だと思ってる。トンチさんには僕のささやかな野望におつきあい頂きたいとこっそりお願い。

相席の、男から見てこいつイケメンだけど遊んでるよって男には、美人だけど遊んでそうな女がついてて世の中うまくできてると思った。

もうすぐ消える経済産業省原子力安全・保安院が最後の大暴れ、核燃料サイクルの認可をどんどん出してる。死ねばいいのに。

3月24日 僕にとって祈り、僕にとって射す光

小沢健二のボックスセット「我ら、時」聴いてる。実物を手にとってみて1万5000円は高いか安いか。はっきり言いましょう、高いです。ただ表現物の値段は原価だけで決まるもんじゃない、どんなに名盤でもたくさん出回れば1円+送料で手に入る。どんなに駄作でもマニアが血眼になって探せば価格に天井はない。僕は買物に満足してるよ。
 箱。マットな和紙とデザインが合ってかわいい。2冊の単行本。これ読みたかった。ただ和紙なんで製本が危うい。貝殻のボタン。かわいい。巻物。「ひふみよ」のイラストが和紙に印刷されてる。とっても小さい。写真立て。これも和紙で小さい。写真があるから写真立てをつけた訳で、これで商品価値が変わるでもない。写真。すごくいい。裏面に歌詞とト書きが書いてある。

問題のライブCD3枚組。これは、凄いライブだ。楽曲は解体され、スポークンワードと共に再構築され、2時間半に渡る一篇の詩になっている。DVDじゃなくCDとト書きで発表したかったのがわかる。演奏は最高、ボーカルは太くなってビブラートしすぎかな。ライブ直後、歌がうまくなったって声を聴いたけど、声量が大きくなっただけで相変わらずヘタです。だからこそ届く想いもある。今度のライブがこれのおさらいになるとは思ってない。楽しみ。
 前にも書いたけど、オザケン金儲けに走ってるって言われちゃうのなんでかね。スポンサーもなにもない状態であの規模のツアーやったら、むしろ持ち出しじゃないかと思う。「我ら、時」も手間とロットを考えたらとんとんじゃないか。彼にとっての4'33"の沈黙が終わった、そして我ら、時をゆくのだ。

野田佳彦が「TPPをBeatlesにたとえると、日本はPaul McCartneyです。PaulのいないBeatlesはありえません。もちろんアメリカはJohn Lennnonです。この2人がきちっとハーモニーをしなければいけません」と言ったそうだ。これ世界に配信されるんだよね (´Д` ) 。Paulが参加してないBeatlesの曲は「Across The Universe」「Julia」「Good Night」「Revolution 9」…結構ある。Johnが参加してない曲もたくさんある。Paulが脱退したらTPPは解散するんだろうか。
 TPPを暖房にたとえると、日本は猫です。猫のいない暖房はありえません。もちろんアメリカはお布団です。この2人がきちっとハーモニーをしなければいけません。TPPをAmazonにたとえると、日本は梱包テープです。梱包テープのいないAmazonはありえません。もちろんアメリカはダンボールです。この2人がきちっとハーモニーをしなければいけません。

消費社会を云々いいながら消費活動が止まらない。CD買うペースより早く聴かないと積ん読CDが減らないことに気づいた (´-`) .。oO

3月25日 時をゆく

もうすぐ誕生日の僕が通りますよ。銀色に輝く衛星が届けたニュースとビートに耳をすまして!! 音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やりました。幸か不幸かアーカイブはありません。録画エラーです。あの瞬間は美しく流れ去ったのです。
 小沢健二の「我ら、時」から何曲かかけました。この演奏が収録された「ひふみよ」ライブに僕は行かなかった。甘酸っぱい想い出が塗り替えられるのが怖くて。でもUstreamでオザケン自身の言葉を聞いて、あのキラキラ輝く楽曲も小沢健二も色褪せることなく、想い出に留まらずに2012年の色に成長してる、自分も2012年色に輝いているかを確認するために「我ら、時」を購入し、誕生日にライブに行きます。その日僕は父親と同い年になる。

渋谷系という現象は起こるべくして起こった。CDが流通してレコード屋の店頭の時間軸がリセットされたんだ。生まれる前の音楽が新譜と並んで新しい耳で新しい解釈をされる。同じ音楽体験をしてるミュージシャンとしてFlipper's Guitarが現れた。
 その前にも細野晴臣さんや鈴木慶一さんみたいに、時代を超えた世界の大衆文化に通じた日本人は存在した。小沢健二さんが圧倒的に違ったのは言葉の同世代感、行動の同世代感だった。でもいつまでもそこに焦点を合わせてると、過去に閉じ込められてうずくまってるほかにない。彼がそうであるように、僕は5万年の音楽を感じたいし、その中には2012年も2050年も含まれる。ということです。という意味で今夜本当に聴いて欲しかったのはBright MomentsやCarlos Nino & Friendsだった。

髪をピンクに染めようかと思ってる。子供のようでいいのです。流れ星探すことにしよう、もう子供じゃないならね。

3月26日 ☆ ) *

金星と月と木星が一直線に並んだ夜。twitter始めてからよく星を観るようになった。twitterユーザーは星の話が大好き。言葉の流れを「タイムライン」っていうのはいいね。大昔の人は星を観て時間を知った。そしてtwitterユーザーは「いまその時」にしていること、思いついたアイデアの入り口を素のままにタイムラインに流す。夜空に独り言を放つように。
 放たれた言葉は星のパルスを出して、同じ周波数を持つ人に届くべくして届く。出会うべくして出会う。twitterがソーシャルネットワークとして特殊なのは、オフネットのソーシャル前提じゃないところ。無職でも太ってても平等に参加できるところ。記号と記号が周波数で出会うところ。

最近は時間の話ばっかりしてる。音楽は時間の表現で、シーケンシャルに進んでいく。映像もそう。それが20年とちょっと前にデジタルの上で出会って、ランダムアクセスできるようになった。僕はそれを面白がって「時間の博物誌」っていうインスタレーションを作った。神話の時代から現代物理学まで、時間に関する小話にランダムアクセスするだけの作品。出来は酷いけど、あの時の気づきは気に入ってる。そんでいま、タイムラインのシーケンシャルな時間軸から、ランダムな言葉がびしびし届いて繋がる。
 もうすぐ僕は父親と同い年になる。何度も書いてるのは誕生日を祝えと言ってる訳じゃなくて、いやそれもちょっとあるけど、時間の神秘にもう一度心踊らせてんだ。

ケニアでスマホが普及してるんだって。マサイ族が中国製偽物ブランドのスマホを持って、牛の群れの前と後ろで連絡とりながら放牧してる。でもオラの村には電気がねえんで、中国製偽物ブランドの太陽光発電パネルを牛糞の家の屋根に乗せる。赤道直下だから売るほど電気ができる。この電気で副業して、自給自足の経済が回ってる。最近は本物のスマホも売れるようになったそう。
 人間っていう生物の群れ社会の在り方はほんとにほんとにいろいろある。

日本HPの社員食堂は5000平米あって全席電源とLANが通ってるらしい。そのカネで「紙を吸い込んで印刷して吐き出す」プリンターを開発して欲しい。うちのプリンターほんとにダメだ。普通紙から写真用紙に替えたり戻したりすると、吸い込み加減を間違えて50枚くらい無駄にする (おおげさじゃない) 。その間にインクカートリッジなくなる。紙の厚みや種類を設定できるといい。
 解像度や顔認識とかどうでもいい、頼むから印刷してくれ。

メイの甘えっぷりが酷い。背中に乗ったり腕枕したり。ネモとクリマロがいなくなって彼も寂しいし、そもそも今日は非常に寒い。日記を書いてるいま気温マイナス1°C
 猫写真集集サイトPinCatがやばい。Instagramと連動して猫写真が無限に出てくる。俺の猫フォルダがパンクするぞ!! この画面みながら国際会議すれば戦争なくなると思う。

「エッチな言葉だと思ってた普通の言葉」ってハッシュタグが回ってきた。「オーラルコミュニケーション」だな。数学用語に変なのいっぱいある。「ホモクリニック軌道」「局所環付き空間」「セクシー素数」。「セックス」もそうだ。どの辞書開いても「男女の性」としか書いてなくて悩んだ、子供の頃。

3月27日 右! 左! 右左右! ドアノック!

人を好きになるのは男の方が得意だよね。気になったらすぐドアノックしちゃう。ここんとこ夜な夜な、考えすぎの罠にはまった恋するガールとSkypeしてる。「いまはちょっと距離を置いてる」とか「そのタイミングじゃない」とか「自分の気持ちに100%確信がない」とか。
 人と人との関係は踏み出してみないとわからない。誰かと誰かの関係が日に日に変わって、偶然の着地点に辿り着くために男はドアノックする。あなたも動く、誰かも動く、その結果としてあなたと誰かが100%の関係に育ってくんだよ。育ててくんだよ。

きのうのマサイ族のスマホ事情の話に反応頂いた。凄いのはあれ、誰も不幸になってないんだよね。偽物ブランドでちょっと損した人はいるけど、市場自体は広がって本物が売れ出してるみたい。なによりマサイ族がマサイ族の文化を守りながら経済が成立してる。
 日本人がちょんまげからスマホを手に入れるまでにどんだけたくさんのものを失ったか、君はいま幸せかい?

3月28日 またしても佐川急便は全裸なうの時に二度ベルを鳴らす

しずかちゃんみたいに風呂ばっかri入ってる訳じゃないよ。むしろ早風呂だよ。健康を鑑みるに長風呂したい気持ちはあるんだけど、暇なんで退屈してすぐ出ちゃう。
 風呂ツイッターしてる人いるね。僕フリック入力遅いんだ。ツイッターは考えないでインスピレーションそのまま流したい。iPhoneからだと打ち込んでる間に言葉の鮮度が下がっちゃう (´-`) .。oO 。MacBookをジップロックに入れるか。

sun-sun-sunでkfn-kfn-kfn。今日は歯医者さん。次回から主治医がジョイさんに変わるそうだ。紹介を受けた。結婚してください。で、マッサージ行って髪切って帰宅。ピンクに染めようと思ったけどこの状態からだと色入んない。一旦ブリーチだな。

sempre pizza安くて旨そう。っていうか宅配ピザはなんであんなに高いのか。下品なCMと交通事故で有名なとある宅配ピザ屋の中の人々がどれだけウハウハか聞き齧ってるだけに、こういう良心的なお店で食べたい。

2ちゃんまとめスレで不倫に関する悲しい悲しい話を読んだ。泣いた。釣りであって欲しい。愛情ってなんだ、人間ってなんだ。読むと落ちるんでリンクは教えてやらない。

今日の日記は中身ないな。いや日記ってこんなもんだよね。ここ最近うまいこと言おうとして、たいしてうまいこた言ってない。

3月29日 笑い話に時が変えるよ

日付は29日ですがこれ書いてるいま30日未明なので。ギャース!! 40歳になっちゃったよ。父が死んだ歳になる以外の感慨はないけどな。
 30代は壮絶だった。母親を亡くし猫たちを亡くし、いっぱい挑戦していっぱい挫折して、友達をごっそり失い、裏切られ、不本意にも傷つけ、傷つき、でもなんだかんだで楽しかったんだわよ。人間短いスパンだと辛いことばっかり思い出すけど、長いスパンだとこんなもんかと思えるようだ。40代もこのままずるずると生きたい。

東京造形大学卒業式、諏訪敦彦学長の素晴らしい式辞。「これまでのシステムでは対応できない時代」「人間を中心とした新しい社会を作り出す最初の世代」「ささやかな、人間としての営みによって継続され、システムからはこぼれ落ちてしまう、か弱い人々と人間的な感情とともにあること」の大切さって当たり前のことだけど、学長が卒業生を送り出す言葉に選ぶのは3.11以降の価値観だよな。
 僕は勝ち負けのシステムからこぼれ落ちて、でもそれでいいのかって春になるたび悩んでさ、年をひとつとって新しい年度を迎えてたんだ。今年がつつがなき春なのは、やっぱり被災地に行ったことで視座が大きく変わったんだろうな。希望持ってるとか、言葉にしたことで強迫観念になっちゃったとか書いたけど、いまは淡々と。そんな感じよ40歳。

猫、猫じゃらしで興奮しすぎて隣の部屋走ってる。おーい。これから数日は用事が続くよ。日記あいだあいちゃうかもよ。

3月30日 周波数

3月26日に「周波数」で繋がるコミュニティの話を書いた。今日は小沢健二の「東京の街が奏でる」ライブに行ってきた。日替わりゲストによる前説 (今日はチャットモンチー!!) のあと、メトロノームに合わせて一曲目に演奏された新曲の歌い出しが「周波数」。シンクロニシティは、偶然とはちょっと違う現象。

とにかく夢の様な3時間半でした。オザケンのギターとボーカル、弦楽四重奏、ベース、真城めぐみさんのコーラスとメトロノーム。それだけでポップソウルとして成立させる素晴らしいグルーヴ。ギターを抱いて楽しそうに足踏み鳴らすオザケンは、「我ら、時」より遥かにくだけて開いてた。ドゥワッチャの担当さんが昨日亡くなったそうで、「天使たちのシーン」で感極まっていた。生身の人間小沢健二をむきだしにしてた。
 何かを信じること、信者って言葉についてのトーク。おおよその国では「信じること」がものごとの始まり。日本では「世直し」が得てして宗教と結びついていた。だから時代時代の支配者は宗教や信じる心を恥ずかしいこととした。believer≒信者って言葉を悪く使う民族はそうそうない。こんな話をしたのは、ファンが信者なる言葉で括られることへの抵抗でもあり、人を信じ音楽を信じることが彼の表現の原動力なんだろう。最後にチャットモンチーが出てきて3人で「今夜はブギーバック」。これは今夜だけの魔法。

さて、信じる心や周波数で繋がってないコミュニティもある。Facebook。普段全く絡んでこないたくさんの方々から「Happy Birthday」なる書き込みが殺到した。Facebookにはフレンドの誕生日を教える機能がある。それを見て機械的に「Happy Birthday」の文字をスタンプする。キモい!! 彼らにとって僕が誕生日かどうかだけが僕の価値なんだろう。素の心でコミュニケーションしたいんだ。バンドの活動をお伝えするもっといい手段があったらさっさと退会するよ。
 初めましてのY.H.さんは、Ustreamを見た感じではとっつきにくいイメージだったけど、穏やかな情熱を秘めた、頭の回転の早いいい方だった。猫の絵を描いてくれた。嬉しい。

3月31日 誓いを立てるよ

僕は誓う、今年度中はもうCDを買わないと!!

すごい風だね (´-`) .。oO kfn-kfn-kfnでダウン。男3人だらだら音楽トークの予定だったけど失礼してしまった。

きのうの日記について「Facebookは表面的な紳士録」とのご意見を頂いた。なるほど、そこに誕生日っていう私生活が入り込むから気持ち悪いのか。国民番号制度なんかよりよっぽど嫌だ。僕の人格は僕が誕生日かどうかと全く関係ない。普段からやり取りのある皆さんからのお言葉はありがたく頂戴しました。普段絡んでこない皆さん、僕は僕が誕生日かどうかじゃなく、心の奥で君と繋がりたい。