DIARY 2013年2月


2月2日 宗教のない国の新しい神様

きのうはhajimepopさんの所属するBtype Qualiaのライブを観てきた。打ち込みをベースにしたジャズファンクバンド。hajimepopさんと仁科亜弓さんのボーカルの掛け合いが耳に心地いい。ブラスが入ると演奏がぐっと締まるね。hajimepopさんのソロコーナーもあって、甘い歌声からこの日に合わせたパワフルなシャウトまで、ボーカリストとして一段とかっこ良くなってた。ゲストのヴィブラフォンをフィーチャーしたコーナーに続いて、最後はまたみんなで演奏。
 ライブっていいな、早く自分のバンドを再始動させたい (祖母が危篤なうで練習のスケジュールを立てられないのだよ) 。

AKB48のメンバーが、規律を破って彼氏の家に泊まったために、自分で坊主頭にして謝罪の動画を配信した。幸せであるはずの恋愛がなんで罪なんだろうか。海外のスターは恋愛を公表してることが多い。日本でもかつては、例えば郷ひろみと松田聖子の恋愛を生暖かく見守ってた気がする。
 日本のアイドルオタクおかしいなって感じ始めたのはオタ芸が出てきてから。憧れの女性が目の前で歌ってるのに、見もしないで勝手に踊ってトランスに入る。日本のオタク文化に憧れたイギリスの女の子、Beckii CruelのステージをYouTubeで見て、困惑した表情が痛々しかった。オタクはアイドルを生身の人間として見てない。性欲や妄想の対象にもしてない。本来の意味のアイドル (偶像) でありミューズとして扱う。だから神に対して祈祷の踊りを捧げる。聖母マリアは処女じゃなきゃいろいろまずいんだ。って意味での処女信仰なんじゃないかと思う。自分がアイドルとつきあいたいから、ほかの男性とのスキャンダルに嫉妬してた頃とは意味合いが変わってきた。

きょうは暑い、むしろ暑い (´Д` )

2月4日 広角レンズのキャップをなくすという昭和のお父さんみたいなあれのあれ

きのうは音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やりました。Ustreamというメディアには大変お世話になったけど、そろそろ限界を感じてる。とにかく広告がいっぱい入る。そのたびに動作がおかしくなる。回線が途切れる。安定した放送をするには、それに特化した専門家が必要な時代になってきたのかもしれない。よく考えたら動画がある必要もないわけで、音声を安定して放送できるネットラジオ的なものを検討する。

猫が梅津和時さんのクラリネットソロを熱心に聴いてる。梅津和時さんの猫はクラリネット吹くと逃げ出すんだって。
 BjorkとPJ Harveyが「I Can't Get No Satisfaction」を歌ってる。
 1日に観た友だちのライブ。いい演奏。最後に僕映ってる。

2月5日 Facebookでクラスメートだと思って友達申請した人が今日57歳の誕生日を迎えた

友達申請って言い方、ことごとくおかしい。

だるい。きのうは結局お風呂にはいんなかった。月曜日にお風呂を焚いて、火曜日にお風呂に入り、テュラテュラ。
 テュラさん。
 これじゃダメだと思って、オリコンデイリーチャートにも入った大ヒットナンバー「ラジオ体操」を購入した。踊り方を忘れたんでYouTube見て踊った。意外としんどいな (ハァハァ) 。

My Bloody Valentineがきのう、誰も信じてなかった新譜を配信。そして今日、誰も信じてなかった大阪公演。まつきあゆむさんの調べによると、完全にチョコレート会社の陰謀とのこと。
 新譜もライブもすごく良かったらしい。Kevin Shieldsは完璧主義者で1曲ごとにギターを持ち替える。ステージに並んでるギターを数えれば、その日の曲数といま何曲目かわかる (ほんとう) 。

20代美少女に少し早いバレンタインプレゼントとして、「このフクロウ スキルさんにちょっと似てるナ… : ) 」なんてブランケットを戴きしばし浮かれた。

2月6日 カーテン開けたらこんなのと目が合った

さむい。あめゆじゅとてちてけんじゃ。あめゆじゅが「雨雪」なのか、とてちてが「取ってきて」なのか、けんじゃが「賢治や」なのか、そもそも体調悪いのに雪食べさせていいのかわかんないんでテキストでしか使わない言葉だ。低気圧は精神によくない。雪の日も配達ご苦労様ですだけど居留守を使うくらいにはだるい。
 関係あるようでない話だけど、野坂昭如さんの娘の授業で「火垂るの墓」が使われて、「この時の著者の心境を答えよ」って問題をお父さんに聞いて、テストに「締め切りに追われて必死だった」って書いたら×をくらったらしい。

夕方までベッドでゴロゴロ、ときどき猫揉んでときどき寝落ちて起きてタイムライン追って。夜になってラジオ体操。やばい、息切れる。適度な有酸素運動だ。敢えて難を言うならば上半身に偏ってること。屈伸やアキレス腱伸ばしを勝手につけ加えて、これ続ける。久しく停滞してた体重、理想に近づけそう。

七尾旅人さんのDIY HEARTで子供たちの作品を募集してる。絵でも音でもなんでもオッケー。旅人さんのライブには子供が多いけど、いわゆる子供好きの穏やかなおじさんではない。ただ感性の深い部分でどうしても子供に通じてしまう業を抱えている。収益はすべて震災孤児になってしまった子供たちに寄付される。

2月8日 イカだって空を飛んじゃう街で君の存在さえリアリティーがないんだよ

おーん眠みが酷い (´-`) .。oO 寝てる合間に人生やってる。猫揉んだりラジオ体操したり。レイディオエキササイズしたり。

今日は、シルヴィ・バルタンとバルタン星人が記念写真撮った話と、イカって空飛ぶらしいよって話で持ちきり。イカなんて何万年も食ってるのに、誰にも気づかれなかったのがむしろすごい。イカが飛んでる様子は楽しそう。僕も飛んでみたい。
 人と人との距離に関する歌詞ができそう。風ヒュー。

2月10日 愛情の距離と逸脱について

猫をなでて揉んでの日々。これがガールだったら痴漢だし、ゲイでも痴漢であるなと思った。そこを隔ててるのはなにか。
 子供の痴漢行為 (例えばスカートめくり) は、相手が嫌がって逃げることで成立する。スカートをめくっても自分になんの性的快感もない。嫌がられることで自分の存在を再確認する。実は大人の痴漢行為にも性的快感はない。大人の痴漢行為は子供とは逆に、自分の行為を嫌がりながらも受け入れられることで自分の存在を再確認する。ベクトルは違うけど、どっちも愛されたい気持ちと愛したい気持ちの逸脱と言える。
 愛情を与えたり受け取ったりする行為はとても困難だ。猫だってそれはわかる。2匹の猫たちはどっちが僕に愛されてるか確認するために、なでられやすい位置を奪い合う。でも、猫同士の愛情もあるので険悪な雰囲気にはならない。
 愛に対する感覚は、愛し愛される経験で育まれていく。僕の生まれ育った環境は、愛に溢れていたとはとても言い難い。それが僕の数々のトラブルの遠因にあるような気がする。と同時に、あの人やこの人にも気づいてほしいなって気持ちがある。

小野寺まさるという自民党議員。「パソコン遠隔操作事件の犯人が逮捕された。事件のイメージとは違いパッとしない男性だったが、ネットの世界において偉そうに振る舞ったり、驚く程無礼な発言を繰り返したり、執拗に攻撃をしてくるような方々は、現実の世界ではパッとしない方々ばかりなんだろうな...と再認識」「私のツイートに過剰にはんのする方々は、結局私に何を言いたいのだろうか? ネット社会であろうが『問題のある人間』を庇おうとするのは何故か...私には理解出来ない」。
 この男の理解力、そして自分が理解できないIT分野に対する嫉妬。つまり容疑者一個人の風貌と、一般論とも呼べない私情をごっちゃにしてるのである。「小野寺まさるは悪いことして私腹を肥やしてる。なぜなら政治家だからだ。『問題のある人間』を庇おうとするのは何故か...私には理解出来ない」。

渋谷でバレンタインデー反対のデモ。誰に向けて? 「 ベルギーに騙されるなー!」「世の中リア充ばかりじゃないんだー!」とか叫んでたらしい。駆りだされたおまわりさんかわいそう。平和 (ボケ) な国ですね (*´∇`*) 間違いなくカレカノいない集団なんだから、その場でカップル成立して離脱もないとは言えない。

グラミー賞テクニカル賞をローランドの梯郁太郎さんが受賞。MIDI規格を作った方。MIDIがなければ世に出ることもなかったたくさんの才能を思う。

2月12日 北の国から -2013 虚言-

北海道に来ています。鼻水が凍るほど寒いな。ひなびた駅舎、気に入りました。東京から悪い代理店がきても再開発とかしないでほしい…。...飛行機が飛べるのはここまで。かわいい「送迎バス」が来てくれました。今夜は近くの村にお世話になって、明日から本格的な冒険の始まりです!! ...なんて適当書いてたらFacebookで読者がついて引っ込みがつかなくなった。彼らサクセスストーリーや冒険譚が好きすぎるな。海獣たちの声を録りに行くことにして、来週動物園のサイトから拾ってきた音源に風の音とかミックスして公開しよう。北極点でオーガニックパーティーなんかいいかもね。
 強い気持ち・ずわい蟹

天が睡眠に感謝せよって言ってるんでだいたい20時間くらい寝てる。明日はバチカンから虹色の煙が出て電話がかかってくる。労使契約しだいだな。睡眠時間が足りないのはごめんなさい。1日12時間寝ない人はちょっと信じられないですね。

「これラブとかこもってないけどバレンタイン、ケラケラケラ」って渡されたチョコ、なんつーて手紙とか入ってんじゃないのって思ったら、なんのびっくりどっきりも入ってなかった。
 愛は猫からやってくるのでしょう。僕はたぶん猫に育て直しされてる。

2月14日 睡眠障害についてネットで調べてる間に寝落ちする日常から遠く近く

猫より寝てるんで猫に起こされる。そろそろ本格的に睡眠障害の治療が必要なレベル。

七尾旅人さんがカンボジアからtwitterにレポートを、SoundCloudにうたを上げてる。これはぜひ皆さんに聴いていただきたい。
 カンボジアのイメージと言えば地雷原や低賃金の貧困。その中にも子供たちの笑顔があり、旅人さんでも言葉を選ぶ厳しい現実がある。街の子供たちや女学生とクメール語の歌を作ってどんどんアップしてる。七尾旅人さん「カンボジアにいちばん必要なものはお金よりも、かつて破壊し尽くされた文化をもういちど新しい世代から立ち上げ直して行く事なのかもと思ったとき、あまりにも歌や音楽に対して開かれている彼らの感性が爆発する瞬間を思いました」。

いろんな国のいろんな文化を知りたいのにおうちにいる僕だけど、在特会という団体に入会してみた。「在日特権を許さない市民の会」、じゃなくて「在日外国人と特別仲良くなって各国の料理やお菓子を一緒に食べさせてもらう会」。いまのところオフィシャルサイトはtwitterのみ。早速「頭のなかがお花畑」とのdisがきたらしい。「強い自覚と勇気を持って、お花畑の住人であろう」と代表の本折浩之さん。ナショナリストの方に日本各地の郷土料理を教えてもらおうってアイデアも出ている。
 似たような運動に比べて、圧倒的に洒落が効いてるしクレバーなやり方だと思う。会費は毎回のお会計のみ。入会は「入会したい」と思った時から。

RIAJの調べで、無料動画配信試聴が音楽購入のきっかけになってるっていう統計が出た。人がある限り音楽の輪は広がり続けるし、音楽家を讃えるためにお金を払う気持ちが充分にある。

ストレスや不安をなくす簡単な方法が見つかった。抱きしめること。オキシトシンっていう脳内物質が出る。愛のない抱擁では出ない。前の日記に僕は「猫に育て直しされてる」って書いたけど、愛のハグも交わしてる。

Dave Clark FiveのベーシストRick Huxleyが亡くなった。日本での知名度は驚くほど低いけど、ブリティッシュ・インヴェイジョンの時代にポストBeatlesと言われたバンド。代表曲「Because」の美しいコード進行。リズムセクションを讃えるなら「Glad All Over」なんてどうだろう。

2月16日 火の玉ボーイとコモンマンと暴力猫

小惑星が静止軌道より内側を通るって大騒ぎしてたら、ロシアにでっかい隕石落ちて割れた窓ガラス20万平方メートル、負傷者1200人。僕の記憶が正しければ (たぶん間違ってるけど) 歴史上隕石で負傷した人って1人だけだったと思う。
 我々は宇宙に生きてるのだよねー。被害に遭われた方々には申し訳ないけど、感じたのは日常なんてほんとに簡単に崩れ去るものだってこと。恐竜だって隕石の衝突で絶滅したわけだし、40億年後には銀河系がアンドロメダと衝突するし、50億年後には「時間」そのものが終わる。アレっぽいアレな言い回しだけど、きみ宇宙から観たら経済成長とか実にどうでもよくないか? ちっちゃな島の持ち主なんてほんとどうでもよくないか?

そんなどうでもいい話を書く。うちに新しい猫がやってくるかもだよ。祖母が飼ってて可愛がってたけどぜんぜん可愛くないし懐かない子。もっとも祖母の扱いが雑すぎて嫌われてたとこある。祖母と隣同士に住んでた頃は、よく爪切りに呼ばれた (僕にだけだっこされたから) 。で、祖母がボケて老人ホームに入る時に、引き取ってくれないかって言われたの。僕も20年同居してた猫を相次いで亡くして、メイと2人だけ、社会の成立しない家庭だったから引き取りたかった。でも絶縁中の弟が兄には譲りたくないって、知り合いに押しつけたのだよね。
 その後我が家にはチャイがやってきて、メイとも仲良くして家庭内に社会が成立した。弟が押しつけた相手は85歳のおばあちゃん、触らせてもくれない猫の面倒を見切れないって言い出した。我が家の社会にあの暴力猫、しかも一匹だけ♀の子がすんなり順応してくれるとは思えない。同じ屋根の下に誰が暮らすかっていうのは、絶妙なバランスの行方にかろうじて成立する問題だ。っていうのがこの件に関する最大の悩み。

もうひとつは...ほんと不細工なんだ。一緒に暮らすぶんには不細工猫可愛い。でもね、名刺や年賀状に猫の写真を載っけるにあたってさ、一匹だけ不細工ってデザインしにくいのだよ。ぶさ1匹だっならそれはそれで絵になるけど、美猫の中にぶさ、どうしようかと思う。
 でで、もうひとつは...名前がシロなんだ。由来は白いからだって。今日話したガールに不満ぶちまけたら「山下さんだって茶色いからチャイって名前つけたじゃん」そうか...。この件は前に引き取るときに検討した、本人が気づかないうちにシュロに改名することで決着させる。

そんなアースのジャパンめがけていま隕石むかってるかもよ。

2月18日 心の静寂は主観である

ちょっといい言葉。いろんな解釈や示唆があるね。

最近の心の静寂はラジオ体操。無心で体を動かす。呼吸器系が働きだして血がめぐるのがわかる。ラジオ体操っていうとさ、NHKのお姉さんのどこで売ってるかわかんないレオタードや、体操を指示する立場なのに背骨が歪んでる長野先生のイメージが強いけど、例えばレイディオエキササイズって呼びかえて本田翼さんが踊るDVD作ったら、新しいダイエット法としていろんな意味でヒットするし僕は買う。
 ソボ、ミマウ、ウィズ、「ヌスル」。前から書いてるけど、街の看板を拓本してるアーティストの友人に、いまや廃墟になってる実家の表札を拓本してもらったんだ。ばあさんが生まれ育った土地で、なにかと思い入れの深い建物。借金のかたに売り飛ばされてから、ばあさんの老化が目に見えて進んだ。ヌスルを見せたら、思い出して懐かしがってくれたみたい。10分後には忘れてるだろうけど。ばあさんの体調も、数日でなにかが激変するって状況からは脱した印象。なので僕も僕の活動を再開するよ。

若いミュージックフリークがMoonridersをよく聴いてる。同世代には全く理解されなかった、むしろ失笑の対象だったバンド。10年先行ってるって言われてたけど、30年先行ってたのかもな。理解される時代が来てほんと嬉しいよ。かたや懐古趣味で「ニューウェーヴの貴公子」としてのMoonriders像を追い続けるリアルタイム世代には、早く眼を覚ませと強く申し上げたい。それと同時に、森達彦さんの再評価もお願いしたい。
 この部屋に引っ越してきて3年弱、街も人も部屋も気に入ってる。どうしても馴染めないのが音響特性だ。オーディオ機器は調べて試聴して買えるけど、部屋の音は試聴できない。この部屋なにをしてもドンシャリなんだ。スピーカーやインシュレーターをいろいろ試したけどダメだな。部屋で音楽聴くことが多いんで気になる。外に出る時はiPhone付属のイヤホンで聴いてる。どうせ街の騒音に紛れちゃうし。紛れちゃうからこそ負けないいい音で聴きたいって人もいるね。

知ってるかい? 昔パソコンってインターネットにつながってなかったんだぜ。何に使ってたんだろう。
 ほんと何に使ってたんだろう...。

2月19日 運命は必然という、偶然でできてる

「きみの日記見てると女性観のこと誤解されかねないよー」っていう前カノの言葉に驚いて、そっかー僕と女性との距離と関係の話をちゃんと書くよ。
 日記によく「あの娘と遊びに行った」「この娘と飲みに行った」って書いてるけど、それは書いても差し支えない関係だから書いてるよ。僕は頭の仕組みが女性的なんで、男性と話すより女性と話す方が楽なんだ。僕のことをよく知ってる女性は、女性だらけの飲み会に僕を誘ったり、温泉に誘ったりするよ。それは彼女たちにとっても、僕のことを男性だと意識しないで、でも男性の意見が聞ける存在だと思ってるんだろう。で、僕がそういう女性たちに恋愛感情があるかって問われたら、あるってばあるしないってばない。少なくとも「いつ襲いかかってやろうか」とは考えてない。いままでの交際歴を鑑みるに、出会ってすぐにつきあいたいと思ったケースはない。いろんな女友達と話していくうちに、自分の未来に深く関わりそうな人を見つけたら恋に落ちる。

YUKIさんがいいこと言った。「運命は必然という、偶然でできてる」。誰とつきあうかは本当に偶然なんだ。気になった娘が本当にどんな人かは、じっくり交際してみないとわからない。前カノに交際を申し込んだ時は、あんな娘だとは思ってなかったよ。でも恋愛しましょうってことになったら、そこからは2人が2人の心の中身を開いて関係を築いて、一緒に成長してくんだよ。その結果として、ああこれだなってたどり着いたら、それは必然だったのかも知れないね。前カノといまでも仲良くしてるのは、恋愛や結婚って形じゃなかったけど、やっぱり未来に深く関わる特別な存在だったから (もちろん二度と会いたくない、大失敗の恋愛もあるよ) 。
 でだ。そんな風に偶然交際した女性とセックスするかってば、愛情の表明としてするよ。偶然交際しなかった女性にも愛おしさを感じるけどセックスしないのは、モラル的にそうだからでしかない。セックスそのものが目的じゃないから、愛情の形をセックスで表明できる相手にはするし、できない相手には友達の距離なりの愛情を表明する。

でで。最終的には一生を共にする誰か一人と結婚したい。それが誰かは、前に書いたみたいにじっくり交際してみないとわからないから、いろんな女性とお酒を飲みに行く。ちゃらちゃらしてるようで、目的はストイックなんだ。
 っていう距離感で去年まではやってこれたの。自分が40になった途端に、女性の眼が変わって壁を作られるようになった。39の僕も40の僕もそんなに変わんないはずなのに、周りが変わった結果こっちも変わっちゃった。40ですって言ったとたんタメ口が徐々に敬語まじりになっていくのは辛い。そんで最近焦ってるとこある。君とセックスするために喋ってんじゃないんだよ、人間に興味があるから喋ってんだよ。で、必然という偶然で、運命と出会いたいよ。これは僕の恋愛観だしセックス観だし人生観だよ (世の中には本当にセックスだけが目的の男もいるだろうよ) 。
 おしまい。

神田藪蕎麦が全焼した。東京大空襲にも耐えたのにな。亡父に連れられて、交通博物館のあと神田藪蕎麦に行くってのが、子供の頃最高の週末だった。若女将が符丁を読み上げる節回しを真似したな。ぜひ再建してほしい。

2月21日 再起動

心ない人とのトラブルで、ずっと体調崩してた。ここ最近は睡眠障害って形で症状が出て、まだ治ってない。僕がネルっていったら相当ネルんである。前の彼女と一緒に暮らす前に、「10時間20時間ネルよ」って言ったの冗談だと思ってたらしい。その後 彼女は人間の可能性の向こう側を知ることになる。本当に10時間20時間眠って、それでもまた寝落ちる。で、この問題は、トラブルの後に追加した強い薬を抜いてみることでよくなるかな、と思ってる。もうひとつ、祖母が危篤状態だったの、こないだの見舞いの日にはちょっと元気を取り戻したように見えた。こればっかりはわかんないよ。わかんないけど僕の今年を、ついに指導させようって気になった。
 一番止めたくないのがバンド活動。トラブルから2ヶ月間、ベースに触ってなかったんでリハビリ期間を貰って来月にはスタジオに入る。で、レッスンもそれくらいのペースでって思ってたら26日にいきなり復帰することになっちゃった。いま慌ててコソ練中。ドってどれだっけ!?

部屋を掃除した。ちょっとした買物がきっかけで、気づいたら家中すっきり、カーペットまで買っちゃった。うちにくるならいまだよ。明日晴れたら写真撮るんだ。
 ラジオ体操もといレイディオエキササイズ続けてる。風呂あがり寿からの全裸なうで両足飛びの運動 (びたん) (びたん) (びたん) (びたん) 。ほんとは (ばすん) (ばすん) (ずきゅん) (どきゅん) くらいいってるけどね。

幼稚園で4つ打ち流したら子供たちが踊り狂った話。

Kevin Ayers逝去。そして飯野賢治逝去。今日は衝撃的な訃報が続いた。

2月23日 もしくは敬老の薦め

twitterでとある音楽クラスタからリムーブされた。全く心当たりはないし、そもそも最近交流もない。彼らにとって「おじさん」は存在するだけでキモいんである。女性のtweetをファボるだけでブロックの対象になる。僕そうとうファボります。あなただけ、女性だけファボってる訳じゃない。
 確かにかっこ悪い加齢をしてる同世代はいっぱいいる。これ人種差別と同じ問題だ。韓国人や中国人は (話したことないけど) きっとこうだって名前をつけないで、個人的に知り合って話して、この人はこうだけどあの人はこう、韓国や中国にもいろんな考えの人がいるってことに気づいて欲しい。と同じようにおじさんにもいろいろいる。
 僕は大学の一期生で教授陣もやる気があって、若い頃からおじさんに仲間意識持ってたんだよ。なんで若い人から世代を隔てて「おじさんなりの魅力」を求められると、わかんないし困っちゃう。自分がそういうものを追ってこなかったから。非常に大雑把に、自分自身がメディアである音楽家は加齢と共に枯れてくけど、筆を介する画家は尖っていく。感性そのものは、本人の気持ち次第で衰えないと僕は思ってる。

GYM作業めぐり。わりと歩いた。わりとな。血液検査の結果でた。酒を控えて運動しろと。それ人格全否定じゃないの。薬局の、こないだ名札の苗字がかわった看板娘に初めて声をかけてみた。「ご結婚されたんですか?」「あっハイ (最高の笑顔) 」「タイプだったのにー」「えーほんとですかー?」「おめでとうございます」「ハイーありがとうございます!! (最高の笑顔) 」胸が苦しい。
 掃除の続き。いままで片付けフェーズだったけど買物フェーズに入った。猫が気に入ったカーペットがあと2枚届く。部屋の写真を公開した。カーペット揃ってからにすればよかった (´-`) .。oO 。写真のために特別なにかしたでもなく、普段から綺麗に暮らしてる。下の写真はCD部屋。もうひとつ、寝室がある。

昔はライバル意識で罵りあってたNoel GallagherとDamon Albarnが最近妙に仲がいいこっちの記事ではDamonが「I love him.」って言ったらしい。ちょっと、薄い本!!
 The Staple SingersのCleotha Staples逝去。お父さんと娘3人のソウルグループ。妹のMavis Staplesは最近Wilcoとアルバム作って話題になった。
 亡くなった飯野賢治さんがこんなブログをやっていたとは知らなかった。書籍化もされてるみたい。この日の記事はぜひ読んでください。

2月26日 この花粉がすごい2013

カフンカフン ( >д<)、;’.

毎朝猫に起こされて、やらなきゃなことがありすぎて、まずネル、を選択する日々。24日は恒例の音楽Ustream「おふとんの中からお送りするbelieve the music again」やった。視聴者が少ないことや、Ustreamってサービス自体の安定性や方向性に困惑もある。でもどうせ酒のんで好きな音楽聴いてるんだから、誰か共有してくれる人がいたらおいで、くらいの気持ちでまたしばらく続けると思う。
 今日は2ヶ月ぶりのベースレッスン。きのうは緊張して楽器をケースから出したり入れたり。弾きなさいよ。コソ練もままならずダメなプレイを披露した。ぐったり疲れた。

安田成美さん音痴説はどこからきたのかな。アルバム聴いたけど素直で好きな声、すっと心に入ってくるいい歌だった。みんな技巧派が好きすぎるよ。音楽はスポーツじゃないんだよ。異様に高音のやつとか異様に声量があるやつとか異様にしゃくれてるやつとか、がいわゆる「うまい歌」ってことにされてる。
 泉谷しげるさんがはっぴいえんどからの影響を話してる。信仰の告白に近いね。こんな泉谷さん珍しいんじゃないかな。好きなの見つけた、Alunageorge / Diver 女性ボーカルのダブステップ。でもダブステップってどういう意味かまだわかってないの。

無性に海苔たべたい。

2月27日 「ごきげんよう」の彼岸からグルーヴの洪水へ

両親の墓参り。「ヌスル」を置いてきた。
 最後に勤めた会社でお世話になった社長からの頼まれごと、Ustreamの打ち合わせにクラシックホールへ。茶髪独りなのはもちろん、襟ついてないシャツ独りだし、みなさんボタンてっぺんまでONだし、裾はスラックスにINだし、挨拶は「ごきげんよう」だし、僕以外は知り合いだし、要するにミヤサマみたいなコミュニティの中で完璧に孤立した。演奏は...よくわかんなかった。
 そのあとミシュランじゃないけど、それっぽいのに選ばれたイタリアンレストランへ。皆さんウィーンやニューヨークや田園調布の話してた。「君はどこに住んでるのかね」「多摩市です」「ああ…ときどきゴルフをしに行くよ」。夕暮れ団地はいい街だよ。いまどきリーゼントの中学生やすっぴんの女子高生やヒゲのおばさんがいる。お金なくてヒヤヒヤしてたら社長がおごりにしてくれた。社長だいすき。おごり云々はともかく、僕の生き方や考え方を方向付けてくれた方。

でで、僕はつくづく蒼氓の中から湧き出づる音楽が好きなのだと思った。梨の缶詰食べたからいまはご機嫌 (*´∇`*)
 今年のFUJI ROCKのヘッドライナーはBjork!! 行けますように。Raymond Scott Songbook届いた。こんな音楽の楽しみを、彼らは知らないのだろうな。