DIARY
2013年6月
6月3日 you should be keeping PURE AND SIMPLE every time
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最近、大学の恩師で、メディアアートのジャーナリスト・プロデューサーの坂根厳夫さんが、Facebookに盛んに投稿してる。御年83歳。新しいこと、楽しいことに対する興味は全く枯れてない。初めてWorld Wide Webというものを見せてくれたのは坂根さんだった。当時僕20歳、坂根さん62歳。この仕組みがインターネットの可能性を爆発的に飛躍させて、いまの社会を作ったことを思うと感慨深い。
僕は中学・高校と男子校で過ごして、でも男子の暑苦しいノリについていけなくて、教員室で先生とおせんべ食べてお喋りしてた。大学は変わり者だらけで友達らしき人もできたけど、やっぱり研究室でおにぎり食べながら坂根さんと話したり、後に僕の上司になる宮島将郎さんに遊んで貰った記憶が大きい。宮島さんは御年76歳。いまは音楽活動をしながらテレビプロダクションを主催して、プロデュース・ディレクション・出演してる。もちろん全然枯れてない。
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僕はそんな思春期を送ったことで、温故知新の感覚が自然に身についたと思う。同世代としか遊んでなかった人たちは、40過ぎても学生時代と同じ価値観で、学生時代の音楽を聴き、学生時代の思い出話に生きてる。それと同じように...。
いまから20年後、同世代で固まってる学生がいまの僕の歳になって僕が60になった時、僕の方が感覚が若い自信がある。だって自分が学生時代、身の回りの40歳より坂根さんや宮島さんの方が圧倒的に感覚が若かったもの。いまの身の回りの同世代より、還暦過ぎた鈴木慶一さんのほうが圧倒的に感覚が若い。同世代で固まるってことは、ある種の自家中毒なんだよ。
自分もああいう61歳や76歳や83歳になりたいし、なれると思ってる。死ななければ。そんで温故として、若い人と関わりたい気持ちがある。実際ずいぶん関わらせてもらってる。でもどこまで心を開いてるのか不安なのだよ。実年齢のイメージを壁に感じられると、対処のしようがない。
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幼馴染みじゃないけど幼馴染みみたいなガールに、「あなたはなんにしろ、自家中毒が嫌いなんだよね」って言われた。一言でまとめたな。自分のアイデンティティが「同世代」である人。「日本人」である人。「不良あがり」である人。「Bob Dylan」である人。「ねらー」である人。「反原発」である人。それはその人が結果として持ってる属性だ。それだけを心の支えにして、おなじコミュニティの中で自家中毒おこしてるのは怖い。そう、僕も反原発だけど、非科学的なデータを共有してヒステリーおこしてる人々は怖い。
福沢諭吉がイギリスに視察にいった時、議会で議論を戦わせてた対立する党の議員が、休憩時間に一緒にお茶してるのに感動したという。そういうバランス感覚が欲しい。っていうのは、マレーシアという交易の地に赴任している親友とのメールでも痛切に感じる。基本ムスリムの国なんだけど、他人の宗教や価値観に対して寛容だってことだ。これが自家中毒に陥ると、中東の急進派みたいに、かつて赤狩りという自家中毒を起こしたアメリカに狩られちゃう。いろんな文化、いろんな宗教、いろんな思想がちゃんと共存するのは難しい。でもそれ、しなきゃなんだ。
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僕は13年前まで、社会の内側で生きていこうともがいてた。結局限界がきてドロップアウトして、ルサンチマンに苦しんだ。ドロップアウトしたからこそ見える視点に誇りを持てるようになったのは、ほんの最近のことだ。今の日本はとても滑稽で、みんながワタミ氏みたいに見える。「営業12時間の内 メシを食える店長は二流だと思っている。命がけで全部のお客様をみていたら、ものなんか口に入るわけない」。いやいや、自分がろくに飯も食ってない、思考停止のまま命がけで客を凝視してるような店で、寛いで飯なんて食べられない。
でもこれが日本の一般的な価値観なんだろう。ワタミ氏は7割の支持率を持つ政党から出馬して、当選するだろう。お互いを監視して、忙しい人が忙しくない人を叩く美しい国。武士道ったって江戸時代に武士は7%しかいなくて、戦もなかったから暇を持て余してた。そもそもいま地球上に生きているヒトの数は、これまでの20万年に死んでったヒトより多い。そんなに過去の価値観に固執することはないはずなんだ。破綻した経済至上主義の、ひとつ先の社会を見つけなきゃなんだ。ってことは、ちゃんと温故しないと気づけない。ヒトは自分の作った規律に拘束されて、いままさに滅び行く生物に見える。
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どうでもいいけど悪徳不動産業者から非通知の電話きた。こういうの。最初は僕を騙してお金をもぎ取りたいのだと思った。それは理解できる。いや、お金は使わないと楽しいことが起きないんで、結局なにをしたいのかは理解できない。でもなんかおかしい。どうもさ、彼の仕事は僕を怒らせることなんだ。となるとまったく理解できない。悪い人って怖い。思考回路が想像つかないから怖い。で、悪い人に対する耐性をいい加減身につけたい。「心が折れそうになった時に見る川合俊一画像」を見た。
話が飛んでるようで自分の中ではつながってんだけど、ピュアって概念について誤解されててもどかしい。僕のピュアのイメージはこの歌。心のテーマ曲だ。この話は長くなるんで、あした続きを書くかも。書かないかも。
6月4日 Open Door
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恋に破れて 慰められて 涙流して 涙拭って バンド離れて 次の扉へ
恋とバンドに因果関係はない。恋は長い眼でじっくり体勢をたて直すつもり。新バンドを結成した。クラッシュシンバルズ、という名前を思いついて、そっと胸に閉まった。ゆっくり考えなさい、疲れてるのよあなた。
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僕は尾崎豊が大嫌い。バイク盗んじゃいけないからだ。自分のもやもやを解消するために割られた窓ガラス、盗まれたバイク、それは代償としてあまりにも大きい。窓ガラスを割られて困る人がいて、盗まれたバイクには持ち主がいる。先生だって悩み苦しんで生きている。そこに想像がいかないまま武勇伝のように歌うのは、あまりにも愚かだ。
「ヤンチャしてた」って言うな。窃盗や暴力や破壊といった犯罪行為を行ったけどまだ償ってないって言え。なんでこの話をしたかは、10年後の自分が読み返して思い出したらいいし、思い出さなくてもいい。
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Abby Road - Crossing Webcam あの有名な横断歩道には信号がないのか、あぶないな。ちょっと見てる間にも何組みか「あれ」をやった。やりたいかって問われたら圧倒的にやりたいですね。新バンドのメンバー連れてね。
悩み苦しんで生きている中学の先生が、授業で「Sound Of Music」の映画をかけるつもりで入れっぱなしのAVかけちゃった。なんだかほのぼのとする話だ。寛大な処置をお願いしたい。
6月5日 友を想うこと
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制作費はこう使うんだよ、の極めてよい例「キリンのどごし生 カンフースター篇」。応募者の夢を徹底的に叶えてみよう、すべてをやり遂げたあとに飲むのどごし生の旨さっていうCMなんだけど、スケールが尋常でない。
そのメイキング映像を観て泣いた。感動をありがとうってこういうことじゃねえの。僕は映像を観る上で「泣けるかどうか」って評価基準を持ってないんだけど、この作品は男っていう生き物を丁寧に描いてるんだよね。人にはおおよそ夢があり、それとは違う今を生きてる。このCMの主人公イシダは3日間だけその夢を叶え、童心にはしゃぎ人生を振り返り、想いを友に託して日常に帰っていく。
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僕は自分の考えや行動に確信を持って生きてる訳じゃない。間違いもいっぱいする。あの娘の物事の本質を見抜く賢さと、それをそのまま指摘しちゃう若さに触れると胸が痛むな。
明日は人生で初めて裁判所に行く。祖母の遺言書を開けるためだ。たいした相続はないはずだけど、僕と分けあう権利のある人がどういう行動を取るかによって、その後のめんどくささが大きく変わっていく。やだなーなんだかいろいろやだなー。とりあえずTシャツで行っちゃまずいことは把握した。
6月6日 I'm still alive.
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I watched Ms. Shibata Satoko's live show. Only girls and music can save the world.
6月7日 I'm still alive.
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Check out Ms. Kashiyuka's favorite music.
6月8日 I'm still alive.
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The Soul Children's vocalist, Ms Shelbra Bennett past away.
6月9日 I'm still alive.
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I was threatened last night. I'm just a scapegoat for all human being.
6月11日 believe the music again
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9日のUstreamをご覧頂いた皆さん、ありがとうございました。僕も猫も出演せず、説明もなにもなく、ひたすら曲を流しました。喋り出したら泣いてわめいて、音楽と関係ないことを話してしまいそうだったからです。
いままでの放送では、普段音楽に縁のない方に向けて音楽の楽しさをお伝えしたくて、ちょっとした説明をいれていましたが、結局観てくださるのはミュージックフリークで、釈迦に説法感が虚しくもありました。リアクションがない状態でお喋りするのは、人間の生理的にとっても難しい。テレビやラジオで一人でお喋りする番組は、スタッフさんが見えない所で相槌を打っているのです。お酒を飲みながら自分の組んだプレイリストを聴くだけの放送は、送り手としては楽しかったです。これからもこの形式で続けるか、例えばSkypeの音声をMixして遠距離ゲストさんとお喋りするような工夫をしたいと思ってます。
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家族・恋愛・バンド、3つのトラブルに加え、理不尽な恫喝を受けるという事態が発生して、精神状態が非常に危うい状態にあります。
もともと人づきあいが苦手でしたが、サークルクラッシャーに巻き込まれてスケープゴートにされてから、人を信じることが困難になり、そのぶんいったん心を開くと全面的に信頼してしまう。人との距離の取り方があまりにも下手で、次のトラブルを呼ぶというスパイラルの中にいます。輪廻転生があるとしたら、僕はこれが初めての人生なんだと思います。回数を重ねて失敗を重ねて、だんだん生きるのがうまくなるのです。山下スキル先生の来世にご期待ください。形からアゲたくて、髪を赤く染めてみました。
6月13日 タンバリン・ベンシャーン・ヘクショイ
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人生谷あり谷あり。谷の底の谷に谷あり。谷の底のウマシカなり。ずっと寝込んでる。また太るのは屈辱だな。
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新バンドに「タンバリン・ベンシャーン・ヘクショイ」って名前を投げてみた。ベン・シャーンって画家がいることを知らなくてもいい。タンバリンがベンシャーンって鳴ってヘクショイって光景と、リズムが音楽的で気に入ってる。代替案として「タンバリング・ヘクショイ」「パンプキング・ヘクショイ」。バンドの反応は...ない。前に投げた「クラッシュシンバルズ」はそこそこ受け入れて貰えたけど、シンバルズフォロワー的なイメージが引っかかってる。僕は自分のネーミングセンスが好きなんだけど、理解されない。
最近「わかりやすさ」っていう基準を持ってないことにコンプレックス感じてる。亡父がポップフリークの無線技師で、世界のラジオから選曲してきたテープを聴いて育ったから、テレビで流れるいわゆるヒット曲の持つなにかを察知する感覚がないんだ。売れるのがいいとも悪いとも、売れないのがいいとも悪いとも思ってない、ただわからない。例えばThe Beatlesが、なんであそこまで売れたのかわからない。僕もBeatles大好きだけど、滅茶苦茶アヴァンギャルドじゃないの。
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というわけでいまだ名称未設定の新バンドは、土曜日に初のスタジオ入りを果たす。ずっと寝込んでるんで、ぜんぜんコソ練してないけど。人間関係に疲れて、音楽性より人間性で人選したんで、どんなバンドになるかわからない。前のバンドを引き継いだガレージな感じになるのか、穏やかなソフトロックになるのか、トリッキーなポストロックになるのかもわからない。ただ今度こそ、心を開いて楽しんでも大丈夫かなって思ってる。
Bandcampで、フリープライスの音源を500円で買ったつもりが500ドルで買っちゃった。JPYって書いてあったじゃん!! バンドのメールフォームに拙い英語で泣きついた。なんとか読み取って返金してくれた。ありがたい。「No worries at all!」って言われた。「Thank you for your kindness, and your music. あなた達は日本のポップフリークの間で話題だから、Just maybe、僕みたいなcareless personが現れるかも」って返事した。Hey Annaってバンド、ポップでかわいいんで聴いてみて。
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Appleがゴミ箱みたいに斬新なデザインの新製品を発表した。Amazonのカスタマーレビューがアツい。林信行さんのアップルがWWDC 2013で伝えた「本当に大事なこと」を読んでみて。Jobsが生前、スタッフに「Jobsだったらどうするだろうと考えるな」って言ったこと、どれだけの人が知ってるのかな。若林恵さんのAre You Experienced?っていう記事がいい。「子どものころからずっとレコードやCDを買い続けてきたのは、おそらくその原初に得た甘美な気分を追体験したくてのことだと思う。ぼくがうれしくなったのは、音楽家を裏で支えるバックヤードにいる人たちも、またそういう人たちだったことだ」。
開設当初のSFCの写真をあげたら反応があった。いまジャンボゴルフがある辺りから撮った。あまりに本数の少ないバスに乗りきれなかった人はここを歩いた。駅から1時間くらいかかった。
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Marvin Gaye「What's Going On」のヴォーカルトラックを使ったセッション。Miles Davisの描いた絵。最近聴いてるのはMount Kimbieの2nd、ポスト・ダブステップの傑作と思う。Boards Of Canadaの4th、地味だけど今の音を消化して気持ちいいアルバム。日本のMISOLA、実力派セッションミュージシャンが、肩の力の抜けたポップソングを奏でる。
次の日記は新バンドのテイクオフレポートになるかもよ。
6月17日 Hey hey, we are "ヘクショイ"
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悲しみー乗り越えてー
僕の近況について、「思い通りに生きてる人なんていない、みんな同じように悩みを抱えてる」って声を頂いた。人の抱える想いや悩みは主観的で、客観的な基準で「みんな同じ」だなんて評価できるもんじゃない。1年生の時にみんなで行った遠足のこと、楽しい学校生活を送って卒業した生徒と、2年生で体を壊して院内学級で育った生徒では、その想いは全然違うだろう。
両親を早くに亡くして、残された家族から絶縁つきつけられてる状態での相続の問題や、人を信じるのが困難な環境でやっぱり信じることに憧れ、やっと恋した女性に想いを伝えることもなく、応援してくれてた人から恫喝されることや、音楽を愛しながらもなかなか踏み出せずに、40にしてやっと組んだバンドが信頼関係で崩壊することについて、わかってくれとも思わないし、わかった顔をして欲しくもない。
それでもペシミズムを捨てて捨てて、前のめりでも後ろ向きでもなく生きてかなきゃね。
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でで、紆余曲折したバンド名は「ヘクショイ」に決めた。ライブで「こんばんは、ヘクショイです」って名乗る絵が浮かんだ。シャウトできるオノマトペで気の抜け方が2013年的で、すごく気に入ってる。バンドに投げても反応がなくて、余計な言葉をつけ加えたりもしたけど、「シンプルに潔くヘクショイ、いいと思う」って声がきて嬉しい限り。相対性理論や奇妙礼太郎や在日ファンクだって、最初聞いた時は「え?」って思ったでしょ。ヘクショイだんだん馴染んでくるよ。
最初のセッションは、何が課題かわからないくらい課題山積であった。こっからよくなるから!! こっからよくなるから!! 前のバンドでノイジーなギターに助けられてた、あるいはごまかしてきた部分が明らかになった。ついにオリジナリティを獲得するチャンスだと思ってる。その辺のこともちゃんと話せるメンバーでよかった。小編成だからできる遊びはいっぱいある。リズムの可能性をもっともっと追求していきたいし、例えばループサンプラーやシーケンサーと絡めたり、カホーン・トイピアノ・ウクレレに持ち替える曲があってもいい。
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16日は菅野カズシゲさんの個展「ものみなかなでる」に行ってきた。レコードジャケットや本の装丁を中心に、キュートでエキゾティックなイラストを描く才人。この日は会場で、ミュゼットバンドCOLINと、若きシンガーソングライターぽていとさんのライブがあった。最初に登場したぽていとさんは、黒っぽいグルーヴと舞台度胸と、なにより歌心のあるミュージシャン。高らかに楽しそうに歌う。気に入った。COLINは、ミュゼットのスタンダードからジャズまで、インストでお客さんを巻き込むなごやかなステージ。盛りあがった。素敵な絵、素敵な音楽、素敵な空間。
その後菅野さんとビールを煽りながら延々話し込んで、気持ちよく酔った。絵や音楽や表現の歓びと、伝えることの難しさについて。八高線っていう1時間に2本くらいしかない単線の電車、初めてドアをボタンで開けた。向かいに座ってた八高ガールのイヤホンからDirty Projectorsとか流れてればいいのに (っていう歌を作りたい) 。菅野さんの個展は23日まで、東福生Atelier Noteにて。22日にはハワイアンバンド石川優美 and Pono Lani、23日にはスウィングバンド矢野忠とゆかいな仲間のライブがある。
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ネットで拾ってきた音楽の話題ね。
Juana Molina and Gareth Dickson「Two Trains」、ブラジリアントラッドと音響の間を揺れる気持ちいいセッション。Bruno Spoerriがヴィンテージシンセを語る。楽しそう。ドイツのビール会社が作った、ビール瓶に溝を掘って録音する蓄音機。予想とだいぶ違う音質。乾電池で動くポータブルレコードプレイヤー。ものすごく小さい。3999円なら欲しいな。National Geographicから、土地の標高が言語の発音に影響してるって話。気候や空気は音楽の発展にも関係あると思う。星野源さんが「こじらせ系女子」について苦言をいってる。草食的なパブリックイメージに悩んで、自身もこじらせてきたからこそ言える言葉。全面的に賛成はしないけど、言いたいことはわかる。大友良英さんが「あまちゃんの音楽を選挙公報に使ってる政治家の方へ」っていうブログを書いた。突然メジャーになって、自分の表現が安易に政治に利用されることへの戸惑いと不信を綴ってる。
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写真は菅野さんと真剣に表現語ってるところ。
6月18日 踊る理由についてのおはなし
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時代錯誤な風営法によって、人間が本来持っている歓び、「踊る」って行為が危機に晒されてる。クラブなんて行かないって人、カフェやダンス教室だって、音楽が鳴ってそこで人が踊れば規制の対象になるよ。法律家や経営者の視点からこの問題を語るテキストはいっぱいあった。表現者の視点はどうなんだろう。音楽家がこの問題を語り、踊る理由を探すために演奏した。3.11以降のこの国の一面を追ったドキュメント映画「SAVE the club NOON」が、ほとんど完成しているにも関わらず、権利処理の資金不足で公開できない状態にある。寄付を募っているけど、なかなか思うようにいってない。
僕はもちろんこの映画の関係者じゃない。でもこれ人として大切な話だし、なにより音楽のある映画として面白い気がする。関心のある方はこのサイトを覗いてみて。僕もささやかな収入の中から寄付をした。
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佐川さんとヤマトさんが一緒に来て、ちょっとしたサイン会みたいになった。
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きのうは浮かれた写真を公開したけど、左へカーブを曲がると光る海が見えてくる、なんて歌えるほど突き抜けた訳でもない。基本いまでも寝込んでる。でもま、なかなか健闘してんじゃないの。
6月22日 さよならAmazonの箱
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明日は東京都議選。都民の皆さん、選挙に行く前に候補者の大雑把な政策を比較できるサイトがあるよ。ネット選挙は賛否両論だけど、やっぱり旬のトピックにすっと意見出せる候補には好印象持つね。自民党がAKBをお手本に「握手会」をしたらしい。虚構新聞かと思ったらガチだった。
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ときどき聞かれる、スキルのCDラックはどうなっているのか [動画] 、ときどき聞かれる、スキルの本棚はどうなっているのか [動画] 、静止画じゃ画面に入りきらなかったんだ。Instagram動画には可能性感じる。編集が楽で、それほど負荷もなく投稿・閲覧できる。なによりみんなの感性の新しい一面が見える。こんどは猫がモニョモニョ喋ってるところを撮ってモテたいと思う。
そう、俺おじさんだけどキラキラしたい。アイコンの写真、色気だしてcameranの「美肌」ってフィルター使ったら不自然になっちゃって、いい加減差し替えたいんだけど、またFacebookで「いいね!」爆弾くるかと思うと気が重い。いいわけないだろ、どう考えても。
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きのうは引越して3年間、未踏だった方面を歩いてみた。森というか軽登山であった。雨の中、暗くなってきて遭難した。団地の裏山で。
人生何度目かの大トラブルを経ても立ち直りが早かったのは、友達の支えとバンドが楽しいから、それに尽きる。前のバンドではどう和やかに波風立てずに運営するかばっかり考えてた。ヘクショイはそういうめんどくささから開放されて、純粋に音楽の話をする余裕がある。飲み会でもLINEでも音楽的なアイデアを交換してる。少人数で演奏を形にするのはとっても難しい。でもそれだけに可能性はいっぱいあるし、わくわくしてる。気分を一新したいタイミングで、音楽のことだけ考えればいい状況に救われてる。やっと人と共有できる趣味ができたよ。いままでの僕の趣味は自分の中で完結してたので。
結局音楽に救われてる。音楽とガール。ガールについてはもう深く関わらずに鑑賞一筋で。もしももしももしも 向こうからやってきても、いまの僕は受け入れる体制にない。恋とか愛とかどうにかできる器に程遠い。
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政府がクールジャパンの一貫として制作してる、インド版「巨人の星」を知った。スポンサーが全部日本企業で商品を作品に出して、関連グッズを売ってるそうだ。インド人の顔が見えてこない。完璧に日本側の押しつけだ。ほんとに人を馬鹿にしてる。インド人も日本人も、アニメや表現活動も馬鹿にしてる。たぶん殆どのインド人も日本のアニメファンもこれ観てないと思う。政治家と日経読んでる人だけ盛りあがってるんじゃないの。いまでも日本独自の面白いものはどんどん生まれてるし、政府がとやかく言わなくても海外にちゃんと出てる。ネットの力は強い。それに、海外には日本の表現文化に熱狂的な関心を持っている同人がいて、彼らが自費で布教してきた歴史がある。
クールジャパンについては、前にも紹介した小田嶋隆さんの記事、表現文化の面白さは「『立案』とか『会議』とか『戦略』みたいな生半可な言葉を使っている人間が、決して立ち入ることのできない領域」「『カネは出すが口は出さない』という良きパトロンでいてください」という言葉に尽きる。
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Paul McCartneyの73歳の誕生日の2日後は、Brian Wilsonの73歳の誕生日。大西洋の東と西でしのぎを削ったバンドの、ソングライターでベーシストの稀有な運命。そしてJoni Mitchellは70歳になった。この人もぜんぜん枯れないな。
ネットで拾った音楽の話ね。Burialの中の人はFour Tetだった。びっくりした。どっちも大好きなんでそういう意味でのショックはないけど、へーなるほどねー。Kontor Recordsがプロモ音源の配布のために作ったガジェットが素敵すぎる。普通に欲しいわ。Sufjan Stevensが主催するレーベルのサンプラーがフリーでダウンロードできる。雑食だけど美意識が一貫しててシンパシー感じる。FUJI ROCKにDJみそしるとMCごはんが出演する。だいじょうぶかしら、お父さんの眼線で観ると思う。女性の裸体にプロジェクションマッピングした作品。映像の無機感と裸体の有機感のミスマッチが気持ちいい。James Blakeのライブってこんな感じなのか。リズムが立ってサイコーじゃんか。Soundcloudで発見した音源、「嫁入りランドとプロポーズ - しあわせになろうよ」僕には結局訪れなかった華。
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僕のテキストはぜんぶMacのスティッキーズで書いてる。Windowsで言う「付箋」だ。アイデアの断片をメモして、コピペによるKJ法的な分類と再構成を繰り返して、最終形までスティッキーズの中で完結してる。よく「手書きじゃないと言葉が浮かばない」って人がいるじゃんか。そのほうが人間的で直感的でいいみたいな雰囲気あるじゃんか。でも手書きで、最初から最後までシーケンシャルに文章が浮かぶってどういう頭の構造なのかと思う。そっちのほうがよっぽど論理的な人だよ。
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段ボールゴミの日がくると、和田ラヂヲ先生の「さよならAmazonの箱」って替え歌が脳内リピートする。ずっとずっと、Amazonの箱。ずっとずっとずっと、Amazonの箱。
6月25日 ものみなかなでる
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22日はシーナアキコと薔薇の木のワンマンライブに行ってきた。ピアノトリオや弾き語りをしてきたシーナさん、音大ではマリンバを専攻してたんだ。そのマリンバをついに前面に押し出したのが薔薇の木。こんなミニマルな演奏からこんな歌ものまで、打楽器で鍵盤楽器でもあるマリンバの特性を活かしたグルーヴィーな演奏。キーボードとマレットを持ち替えてループサンプラーを駆使して、アイデアに溢れても策に溺れない、有機的なバンドサウンドだった。かっこええ!! ゲストはtobaccojuiceの松本敏将さん。持ち歌を歌ったあと、ボーカルとiPhoneとサンプラーとエフェクターだけのパフォーマンスを披露した。あれ真似したい。自分のバンドを古典的なピアノロックにしたくない、2013年にこの編成でなにができるかってことを考えてたんで、この日のこの夜、すごく刺激になった。
会場ではシーナさんのお友達が、ババヘラ (秋田の路上でおばあちゃんが売ってる氷菓子) や美味しい料理を振る舞って、穏やかで楽しい時間だった。行き掛けに撮った夕暮れモノレール [動画] 。iPhoneに会場の住所入れて、地図を頼りにしてったらなんにもない原っぱに連れてかれた。iPhoneマップ、まだまだ頼りにしちゃだめだな。50分くらい遠回りしたけど、おかげで体脂肪率さがった。
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23日は菅野カズシゲさんの個展にもういちど伺って、スウィングの重鎮矢野忠さんのライブを観た。フロントアクトは日本のJanet Kleinと呼ばれる、戦前ジャズを歌うガール優美かおるさん。メディアアーティストの市原えつこさんや、古くは精神科医の香山リカさんみたいに、いけてない芸名をカバーする女性という括りがあるね。SPレコードから飛び出してきたみたいなキュートな歌声と、ウクレレもしれっとテクニカルで、聴き応えのあるステージだった。矢野忠さんはウォッシュボードやバンジョーも加わったバンドを引き連れて、穏やかなスウィングからカントリー、子供たちに向けて「となりのトトロ」まで披露する余裕のステージ。最後は書き下ろしのイベントのテーマ曲「ものみなかなでる」、コード譜配るからみんな楽器持ってきてって通達があって、僕もウクレレ持ってってみんなで弾いて歌って大団円。
打ち上げでセッションやれーみたいな流れになって、なんの因果か僕も前に出ることに。循環コード弾いて好きなタイミングでコーラス入れるだけの役なんだけど、さすがにプロとの突然のセッション、見てる方々にもプロがいらして、酔いが覚めてウクレレの勘を取り戻した。いまの俺、ベースのツーフィンガーよりウクレレのストロークのほうが100万倍うまい。楽しい夜だった。翌日は反動で心身ともにぐったりだ。なんであんとき歌っちゃったんだろう、ノリで呼ばれても遠慮するよね普通 (´-`) .。oO
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都議選は、自民党候補が全員当選した。次の参院選もそうなるだろう。国防軍、行ってらっしゃい。僕は体が弱いので、徴兵される順番は遅いはず。でも原発事故の巻き添えで死ぬのは勘弁だ。震災の時に菅直人は頑張った。自民党政権だったら日本は滅亡してたかも。民主党は首を挿げ替え挿げ替え、野田佳彦に誉めるところがなかったのが残念。小沢一郎の顔があと3センチ小沢健二だったら、日本の歴史は変わってた。政党政治いろいろおかしい。
BLOGOSの記事 円満離婚に向かう「政治と若者」が興味深い。自民党は参院選の候補者に、「若い人にとっては『誰それ?』かもしれませんが、選挙に行く人達にとっては青春時代のシンボリック・アイコン」を揃えてる。かのワタミ氏にしても、投票率の高い年代の人たちは、「若い頃は死ぬほど働くもんだ。そんなことに文句を言うなんて、最近の若い者はなっとらん。若者や時代におもねらず、言うべきことをはっきり言える心意気のある経営者」だと思ってる。「未だに『反原発』とか『護憲』とか言ってる政党は、(言ってることが正しいとか正しくないということ以前に) 、全く選挙市場というものがわかっていません」。なるほど。
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ロートルに向けたマーケティングが勝利する選挙、ますます政治から遠ざかる若い人々、間接民主制の限界かもね。
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働け圧力は、いわゆる定職のない僕にも降り掛かってくる。典型的な団塊世代に、「土方でもいいから働けよ」って言われたことがある。彼は会社更生法を受けながらも莫大な企業年金を貰う超大手企業のOBで、自分の発言が職業差別であることにも気づいてない。建築現場は極めてプロフェッショナルな世界だ。経験も体力もない僕が潜り込めたとしても、危険だし邪魔にしかならない。
そもそも僕は自分の労働による成果が、頂く賃金や諸経費に全然届いてないなってところで悩んじゃったんだよ。そっから「お金ってなんだ、社会ってなんだ、心ってなんだ、動物の群れってどうあるべきか」について想いを巡らせて、現在に至る。働く意味も考えずに、自民党を信じてがむしゃらに働けば幸せな未来が待ってると、いまでも信じてる人々と意思の疎通をするのは難しい。前のバンドが解散したのは価値観の違いで、ある意味労働観の違いでもあった。「勤労」だけを崇拝して、異端を叩く構図は危険だ。もちろん僕にだって、社会に貢献したい気持ちはある。でもそれが勤労って形なのか、根本から考えて行動したい。ドロップアウトしたからこそ見える景色を伝えていきたいんだ。
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音楽の話をするね。Wilcoがカバー曲をたくさん演奏したライブの音源を無料配布してる。Daft Punkなんかもやってる。ロンドンに、アナログレコードを集めた図書館「The Vinyl Library」ができる。レコードを寄付した人はただで、寄付してない人も格安で借りられる。谷口鮪さんのブログで、ライブ中のモッシュやダイブについて提言してる。Beatlsに絶叫して音楽を聴いてなかった観衆の50年後の姿。ライブの楽しみってどういうことだろう。
毎年気に入った新曲をコンピにして、出会った人かたっぱしから配ってるけど、もういまの感覚では2012年のコンピの音は古い。っていうのはたとえものすごい古い曲を選ぶにしても、戦前や紀元前の曲を選ぶにしても、その選曲の基準は去年末と今じゃ全然ちがうんだ。
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ところで能年玲奈さんはフレネシを聴いてるらしい。センスいいな。うちのバンドに入ればいいのに。
6月27日 僕らは佐川を待つためにだけ、生まれてきたんじゃないんだぜ
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ほぼ日刊イトイ新聞「早野龍五さんが照らしてくれた地図」が面白い。ほぼ日がいまでも有効なメディアだと思うのはこういうとこ。僕は原発は速攻廃炉するべきって考えだけど、反原発層の中でも非科学的なデータを「シェア」してヒステリーに陥ってる人たちは本当にやばい。
そういや僕を出禁にした西荻窪のライブハウスのマスターは、排外主義者で国防軍大賛成で、「そういう人なのか」ってつぶやいたら「でも反原発だよ、そこを言わないのは卑怯だ」っておかしなキレ方をされた。排外主義者で国防軍大賛成であることに引け目を感じてるのはおかしい。僕の考えとは全く相容れないけど、そういう考えなら堂々とそうしてればいいじゃんか。でで、なんども書いてるけど反原発は科学の問題で、イデオロギーの問題じゃない。そういう人たちが間違った反原発運動をして、事態を悪化させてるんだ。
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前にも紹介したドキュメント映画、「SAVE the club NOON」の公開が危ぶまれている。ほとんど完成してるんだけど、権利処理の予算がどうしても足りない。クラウドファンディングの期限が迫っている。
音楽を愛している方、そうでない方も、人間が本来もつ歓びである「踊る」という行為について、ぜひ考えてみてください。サイトもどんどん更新されてるよ。
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Instagram動画にあるワクワクの正体はなんだろう。はるかにクオリティの高いVintagioや、ほかの動画共有アプリにはそれほどときめかなかった。朝の光景 [動画] 一日の始まりはだいたいこんな感じ。
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DEVO全盛期のドラマーAlan Myersが亡くなった。死の壁はついにニューウェーヴ世代にまで降りてきたか。
6月30日 明日がありそうでないさ
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unoの「ふくだけ洗顔シート」は肌への刺激が強すぎて、別のに乗り換えたいんだけど、出しても出してもまだ出てくる呪いにかかってる。
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明日にはできるだろうと思ってた新曲に、もう2年も明日がこない。できないわけじゃないんだ、暇なのになんでか時間がないんだ。普通に起きて家で過ごしてるのに、時間がない。きのうは部屋の掃除をしてたのかな。これ終わったら取り掛かろうと思ってるうちに、いつも気づいたらおねむの時間だ。時間の使い方が致命的に下手。そりゃサラリーマンできなかったわけだ。
最後に曲を作ったのは2011年で、公開してないのを合わせると20曲くらい書いた。その頃はほんとに体調悪くて引きこもってた。いまはライブ観すぎ。出かけられる喜び、でも翌日は使い物にならない。来月は9本ライブに行って、FUJI ROCKに前夜祭から参加する。Mount Kimbieのチケット取っちゃった ヽ(・ω・)ゝ☆ LIQUIDROOMのオールのイベント。Mount Kimbieは前のアルバムも大好きだったけど、最近出た「Cold Spring Fault Less Youth」は次の扉を開いたと思う。今年のスキル的レコード大賞暫定1位。ライブ楽しみ!!
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新曲の構想は、随分前から頭の中にある。タイトルは「The Campaign for Popular Music」。Edwyn Collinsの名曲「The Campaign for Real Rock」のもじり。5万年前に森の中で生まれた大衆音楽への想いと、僕なりの「わかりやすさ」がテーマ。ライブのオープニング向けで、でもシングルにはならない感じの曲。Andy Partridgeがヒット曲書けって言われて悩んで、「数字をカウントする歌はポップなんじゃないか」ってひねり出したのがかの「Senses Working Overtime」なんだって。Manfred Mannの「5-4-3-2-1」とかそういうイメージだね。で、これがほんとに売れちゃった。それに倣って「ドレミファソラシド」を歌に織り込む。メロディや歌詞の断片はもう打ち込んで、バンド向けのコードをどうつけるかで頭抱えてる。
次のスタジオでやりたいと思ってたけど、書き上げてみんなに覚えてもらう時間考えると無理だ。いまSoundcloudで公開してる、最初のセッションの音源は本当に本当に酷いので、あれを早く削除して入れ替えたい。次のスタジオには新しいベースで臨む!! FLYING Vで行ったらウケるかな。高校生がよく持ってる青いジャズベとか。
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27日は藤岡みなみ&ザ・モローンズのライブを観てきた。ライブバンドなんだよね!! かっこよかった。今回はベースレスで、モロさんがRay Manzarekしてた。やっぱり固定のリズム隊いたほうがいい気がする。冗談で「ベーシストの座ねらってますよ」って言っちゃったけど、メンバーが我々のSoundcloudを聴かないことを心から祈る。「世界の名前」は、キュートな恋愛模様を歌うあのバンドの中で、みなみさんの真摯な想いと演奏が見事に融合した名曲だ。ライブでのソロ回しもきまってた。みなみさんボーカルはもちろんだけど、頭の柔軟さとユーモアと気さくさに、ほんと敬服するよ。毎日7時間寝るってのもいい。
対バンのCharisma.comは、文化系なルックスとは裏腹に、エッジの効いたHip-Hopガールズ。市井由理やHALCALIの昔からMCごはんに至るまで、日本の女性ラッパーって緩さが売りみたいなとこあったじゃんか。Charisma.comはガーリーな雰囲気をキープしつつ、かっちり作りこんでて新しいと思った。ウレロ。
水曜日のカンパネラ、前に「椎名林檎みたいな策士」って書いたけど、もっと緩いスタンスでやってる気がしてきた。椎名林檎みたいなのはルックスと唐突な言葉選びだけで、そこにルサンチマンはない。いま音楽でできることを、飄々と楽しんでる。コムアイさんは大学の後輩であった。あのキャンパスからは、たまに面白い方が出るな。
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このドラム、絶対いい音しないけど、シェルの柄をシンプルにポップにしたらかっこよくなる可能性を秘めてると思う。シンバルも三角にして、血を見たり泣きを見たり馬鹿を見たりしたい。
iPhone着信音ガールズポップ、Mars Argo / Don't Call Me。あの音を使ったパフォーマンスはいくつか見たけど、ポップソングとして成立させてるのは初めて。3時間遅れの飛行機に乗り合わせたオーケストラが即興演奏で空気を和ました。生楽器は柔軟性があっていいな。僕が飛行機の中でアンプラグドでベース弾いても自分にしか聴こえない。60'sネタをふんだんに使ったブレークビーツ、Dexter / The Trip Snippet。日本には渋谷系ってムーブメントがあったけど、サンプルネタに60's抜け落ちてたかもね。手で叩くスティールパンみたいなハングドラムって楽器。美しい音だしポータブルだし、バンドにぜひ欲しい。巨大なゴングにはしゃぐおじいちゃん、素晴らしい音。
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デイリーポータルZの記事が、いまだかつてなく役に立った。「ガッツポーズワークショップ」、そうか僕に足りないのはガッツポーズだし、もっと足りないのはガッツだけどポーズで補える気がしてきた。練習してチャクラ開きたい。回し車で完全にキマってるハムスター。久しぶりにYouTubeでリアルに笑った (いつもは真顔で「吹いた」って書いてる) 。
Android用のFacebook公式アプリが電話番号を無断で引っこ抜いて自分たちのサーバーに送信してた。この記事をFacebookで紹介したら、LINE怖いから削除しますってレスがついた。いやLINEもそうとう引っこ抜いてるけど、いま危ないのはFacebookアプリだしFacebookそのものなので。
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気圧が体調を左右するくらいにはおじさんなので、晴れが続くのは素直に嬉しい。廃品回収車がfreeTEMPOを流す、夕暮れ団地の昼下がりです。
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