DIARY 2014年3月


3月1日 どうせ死ぬこと 救急搬送 → 帰宅顛末

きのうの夜、人生二度目の救急搬送されてきた。

今週に入って偏頭痛がしてたの。きのうの風呂あがりにガンっときて半日間お布団で悶え苦しんで、近所の病院の救急外来に電話したら、「うちじゃ受けられないんで救急車呼んだらいかがですか」と。で、搬送されたのが実に酷い病院だった。

MRI検査となんだかわからない点滴となんだかわからない筋肉注射を受けた。検査報告も診断結果も治療方針も生活指導もなく、担当医さんから言われたのは、「血は出てないみたいだしやることやったんで、点滴終わったら帰っていいですよ」。搬送から退院までの間の5時間、言い回しも含めてほんとそれだけ。その時点でも起きあがれないほどの痛みがあった。頓服薬が3錠だけ出たけどこれいつ飲むの。だってずっと痛いよ。
 大学病院は研究機関だから、面白い症例じゃないと臨床やる気ないのかな。かの有名な精神科医の小此木啓吾氏も、臨床医としては最低だった。鬱症状を自覚して、通ってた大学の紹介で受診したら、「うちの学生がこんなところに来るなんて情けない」。次々に繰り出される言葉は、テレビで見せる笑顔から想像もつかなかった。あそこでちゃんと治療を受けてたら、人生大きく変わってたと思う。もちろんどっちがいいかはわかんないよ。でも実際に別の病院で診察と治療を受ける決心がつくまで、小此木啓吾氏に受けた傷と恐怖から5年もかかった。

搬送された救急センターはピリピリしてた。まともな神経じゃ務まらない仕事なのはわかる。それにしても病人が同じ部屋にいて耐えられる環境じゃなかった。
 斜向かいのベッドに心肺停止状態の患者さんが運ばれてきて、しばらく心臓マッサージしてたんだけど、その方針について医師同士が喧嘩しだした。正解は...どうだったのかな。一人が思い出したように看護師さんに、「血圧測ってって言ったよね、あれどうした」「測れませんでした」「どうしてすぐに報告しなかったの!! 心肺停止でも60は出るよ。どうせ死ぬけど」。実際そのあとすぐに亡くなった。看護師さんの言動はみんな稚拙で、キッザニアに命預けてる気分だった。インターンなのかな。それにしても「どうせ死ぬけど」それがあのおばあちゃんの、90年の人生の最期を飾る言葉だった。

もうひとつ、救急医療ってもっとシステマティックにできてんのかと思ってた。僕を乗せて家の前に救急車とめたまんまで、救急隊員さんが携帯でいろんな病院に電話をかけ始めた。「お世話になってます、患者さん乗せてる救急隊なんですけど...」。5軒に断られて、遥か離れたその病院だけ受け入れた。通報から到着まで1時間半。
 病院の救急センターの人々は、電話に出たくないし受け入れたくない姿勢を隠さなかった。よっぽどうるさいなと思った時に出て、「あーもう来ていいですよ!!」。救急車の中で亡くなる方が多い理由がよくわかった。システムおかしい。赤信号を突破する権利より、そこ整備しないとまったく機能しない。

帰ってきて短時間ながらぐっすり寝て、いまはまだ鈍痛がある。お布団から立ちあがったらガンってくる雰囲気。しばらくは基本お布団にいて、移動は這った状態で。猫の優しみMAX!!
 救急隊員さんに聞いた「血圧がものすごく高い」ってこと、それから自覚症状でググったら、何系の頭痛薬が合うとか生活の注意点とか、なによりほっといたら脳出血になりかねないことがわかった。ソースは信頼ならないYahoo!知恵袋。なんで週明けにちゃんとした病院で再検査と指導を受けてくる。「血が出てない」以外の病状と、今後の人生で気をつけることを教えて欲しい。

閑話休題。

MRIって受けたことある? かなり大きな音がするんだけど、完璧テクノだった。本体の可動音がバスドラとリムショットで、モーターとコイルがベースラインとリフをつける。かっこよかった。
 前にBeatniksが、MRIの音源を持ってる人いませんかって呼びかけたことがある。サンプリングしたいって。ちょっと悪趣味だなって思ってたんだけど、体験してその気持ちよくわかった。Beatniksのグルーヴと合うと思う。

俺、まだ死にたくないみたい。人はみな「どうせ死ぬけど」。

3月2日 滅び行く国

トランジスタ・ラジオ
作詞 / 作曲:忌野清志郎 / G1,238,471

内ポケットにいつもトランジスタ・ラジオ
彼女 教科書ひろげてるとき ホットなナンバー空にとけてった
ああこんな気持 うまく言えたことがない ない
ベイ・エリアからリバプールから
このアンテナがキャッチしたナンバー
彼女 教科書ひろげてるとき ホットなメッセージ空にとけてった
ああこんな気持 うまく言えたことがない ない
Ah 君の知らないメロディー 聞いたことのないヒット曲
Ah 君の知らないメロディー 聞いたことのないヒット曲

ちょっと前の女子SPA!の記事、24歳以下の女性が「オヤジくさっ! と思う男のカラオケ」の第一位が長渕剛を抑えて小沢健二であることより、その理由が「よく知らないから」であることに戦慄を受けた。つまり裏を返せば名前くらいは知ってるからこそのランクインであり、世の中にはテレビに出ないミュージシャンや、海の向こうにも陸があって人が歌を歌っていることに、イメージが追いついてないんだろうなって感じたからだ。若年層の保守化、を象徴するデータだと思った。
 若い自称音楽好きは洋楽を知らない。アメリカやヨーロッパで年間売上1位クラスの人も知らない。Daft PunkやKanye Westを知らないってことは、僕の世代で喩えるならMichael JacksonやOasisを知らないってことだ。世界で2位の市場規模を持つ日本のチャートはほかの国とあまりにも違うし、日本からは (良くも悪くも) PSYは出てこない。同世代のディレクターやマーケターが種を撒かなかったんだろう。いまは洋楽部と邦楽部で使える宣伝費の枠がぜんぜん違う。近視なマーケティング至上主義の結果だ。

誰だか忘れちゃったけど、ある映画評論家が「若い人は洋画を観ない」って話してた。テレビでやらないから。これも近視なマーケティングの害悪で、結果ガラパゴスアニメとひな壇バラエティを観て育ってる。一方で興味のある人は映画も音楽もどんどん検索してるから、若年層の表現文化に対する意識の格差がものすごく広がってる。
 もちろんアニソンやアイドルが、洋楽に劣ってるとか勝ってるとかいう話じゃない。そういう文化はあっていい。前にも書いたね、母数1億人の中から生まれた文化にだけ触れるんじゃなくて、70億人の中から生まれた文化に触れてみたら感性の幅がずっと広がるはずなんだ。ああこんな気持ち、うまく言えたことがない。

この違和感は僕の初めての「老害」なのかも知れない。
 日本は政治思想だけじゃなくて、文化面でも鎖国状態にある。文化面での鎖国状態が、政治思想の鎖国状態を招いてないか。滅び行く国、さよなら。

ところで頭はいまも鈍痛状態。向精神薬が替わったこと、睡眠が取れてないこととそれによる眼の酷使、いろいろ思い当たるところがある。専門家に相談するよ。

ハァおっぱいおっぱい。

3月4日 書きかけのメロディ goes tru tu tu...

なんだかんだで時間がなかった音楽活動、作りかけの曲たちをバンドのメンバーに聴かせられるレベルにもっていった。久しぶりに立ちあげたGarageBandはアップグレードしてて、僕のMacBookじゃ重くて使い物になんない。で。買っちゃった、新しいMacBook (*´∇`*)
 まだ届いてないんだけどさ、おっきい買い物は興奮するな!! 最初に買ったMacはメモリが8MBでハードディスクは200MBだった。そんなにあったら一生かかっても使い切れないと思った。今度のはメモリ16GB、フラッシュストレージ1TB。さすがに一生かかっても使い切れない気がするね。

2日の日記に書いた日本のリスナーのガラパゴス化について、こんな記事があった。Paul Weller「最近の日本の洋楽ライブは客入りが悪くなっている。当分来日は控えようと思っているんだ」。Nickelback「日本人は自分の国の中で流行っている音楽にしか興味が無い。 よその国で流行っている音楽に興味が無いみたいだ」。Nickelbackは日本以外では4000万枚売れてるバンド。この国が鎖国状況にあるのは海外のミュージシャンも気づいてる。
 黄色い国の黄色い僕ら、小さな小さなムラのお話。「三重の中3殺害容疑の少年について『クラスの人気者がなぜ』という論調ばかりなのがちょっと気持ちわるい。背景に『仲間の多い若者が最高』『孤立者は劣等人種』『少年犯罪は孤独の副作用』みたいな感じの『友情原理主義』の存在を感じる (小田嶋隆) 」。この国ではムラを仕切る「人気者」ほどたちが悪い。

頭痛のこと、まっとうな病院で再検査を受けた。脳に異常はない、ストレスや自律神経失調で、筋肉や血管の緊張が神経を圧迫する「緊張型頭痛」だって。ストレッチをしなさいって言われた。
 救急搬送された病院について、高い機械に通して高い薬を出してお帰りくださいと、まったく診察の体裁をなしてないけど、大学病院ではよくあることらしい。自分の経験照らしあわせても、治る気があるんなら大学病院お薦めしない。

SPAM業者の菅野香織さん、名前がタイプ。

3月8日 雨上がりの夜空に笑う月

カフンカフン ( >д<)、;’.・

ウクライナを巡って冷戦アゲインかって時に佐村河内守で大騒ぎしてるこの国は平和っぽいな。でも憲法が変わったら君も征くかもなのだよ、あの土地へ。

頭痛騒動で生活を改めざるを得ず、不本意ながら健康的に暮らしてる。何ヶ月ぶりかに調子がいい。ネガティブな日記を書きたいけどネタがないのがもっかの悩み。アウトプットの欲求が曲作りに向かってるってのもある。こんなに快調なのは、なんかやらかすフラグだとネガティブに捉える。

3月11日 3年

あの大きな地震から今日で3年。寒さに震えてないか。夜通しかぶりつきで観たNHKニュースのUstream放送、テレビ局がやらないから中学生が勇気を出して、NHK広報のアカウントが責任を取る形で流れ続けた被災地の映像。ネモとクリマロがまだ元気で、メイと4人でお布団で不安を拭った。そしてチャイとの出会い。あの日以前の暮らしはもう遥か彼方のできごとになってしまった。
 被災地を巡った。ものすごくアレな言い方をするならば、人間ってちっちゃいなって。その中で希望を持つ人たちがいた。僕は考え方が変わった。

1995年の地震に遭った方の話なんだけど、非常持出袋より役に立ったのは履物。ガラスが散乱して歩けないんで、枕元にサンダルを置いとくといいって。

MacBook Pro届いた (*´∇`*) けどデータの移行に80時間かかるって言われた。とりあえずおそばを茹でた。Time Machineを経由して、作業しながら移行を進める。いつ終わるかね...。
 デモ作りはまあ、まあまあ。コードいじるところがいくつかある。1曲はA.K.と共作した曲。1曲はTと共作っていうか、Tが殆ど作った曲に手を入れた。この2人との共作で、曲の作り方がちょっと見えてきた。で、その経験を活かして旧作のリメイク。もう1曲は新曲。

国が始める戦争は、好むと好まざるに関わらず、必然的に国民を巻き込むって映像。青い空、白い雲、NASAがCGで再現した40億年前の火星の風景

3月12日 宣言

うちのメイ9歳になるんだけどいまだにトイレがうまくいったら誉めてもらいにくるしすごい得意げ。

南の島からA.K.がやってくる。一緒にスタジオに入ることにした。なんだかんだで半年ぶりだ (A.K.と会うのがじゃなくてスタジオが!!) 。バンドやってること忘れそうになる。ベースのコソ練してる。
 年末から精神的ダメージを受けることが多くて、その蓄積が救急搬送につながったと思うんだけど、それから意識的に体を動かすようにして、いまはなかなか調子がいい。でだ。ここに宣言するけど、年末からむくむく太ったぶんを取り返すべく、食生活の大幅な改善を図る。運動と併せて去年の秋レベルにまで痩せる。いけるならもっと痩せる (ベスト体重はまだまだなんだ) 。

いまの朝ドラは「ごちそうさん」っていうのか。ときどき耳にしてたけど「いただきます」や「ごきげんよう」的な番組かと思ってた。
 そこで描かれた大阪大空襲の救援電車の話が面白い。空襲で地下鉄の構内に逃げ込んだ人々を救うために、市営地下鉄が職務違反を承知で郊外へ電車を走らせたんだって。当時の運行記録は機密情報扱いで、終戦と同時に処分されちゃったんで公式文書が残ってない。でも確かに、電車は走った。

尾籠 (おこ) って古語がある。軍規的に無礼であるぞってニュアンス。戦国時代の小説を読んでると、いかつい軍人たちが「おこだぞ!!」「おこ!!」って言うらしい。

3月13日 The Campaign For The Real Pop

The Campaign For The Real Pop
作詞 作曲 : 山下スキル


あー聴こえてくる 遠くから聴こえてくる
森の奥で響いてる 海を越えて響いてる
鳥の歌を真似してる ハートの音 真似してる
君にも聴こえている?
バンドが街にやってきた 踊りながらやってきた
暗い僕の胸にやってきた ドレミファソラシ

どーこからきたの この部屋を探してたの
窓の中で沈んでる 埃浴びて沈んでる
陽の光を探してる 花の香り探してる
僕には聴こえている
針が歌を歌った ゆれる歌を歌った
暗い僕のために歌った ドレミファソラシ

どんなとこで君は歌っていたの 聴かせて
何年前君は歌っていたの 聴かせて その見えてる景色

おー僕の歌も 遠くへと届くのかなあ
君の胸を打てばいい 下手な歌が打てばいい
君をすこし変えたらいい 魔法おこせたならいい
ここから叫んでみるよ
あー終わっちゃう夢 すぐにも終わっちゃう夢
それでも輝く夢 ドレミファソラシド

おなか

バンドのためのデモデモ4曲公開した。打ち込みそのものが久しぶり、いままでは完成を目指していろんな音を入れてたけど、バンドの編成で演奏できるアレンジで。
 大変だったのは作曲でもプログラミングでもなくて歌。ずっと引きこもってたんで声が出ないし、最後にカラオケ行ったの去年の秋じゃなかったっけ。もうね、メロディわかんないレベルで下手です。

「The Campaign For The Real Pop」は、アルバムやライブの1曲目なんだけどシングルにはならないくらいの曲を想定。バンドを組んで初めての純粋な新曲で、バンドでは漠然とこういうことをやりたいと思ってる。エッジと浮遊感、歓びと切なさ。
 Andy Partridgeが「おまえの曲は難解だ」って言われて、「1, 2, 3」みたいな歌詞を書いたらわかりやすいんじゃないか、Manfred Mannの「5, 4, 3, 2, 1」やJackson 5の「ABC」の発想で書いたのが「Senses Working Over Time」なんだって。結局へんな歌だよね。そんなイメージで「ドレミファソラシド」を歌詞にしてみた。
 いつも日記に書いてる、緑豊かだったアフリカで5万年前の祖先が叩いた骨のグルーヴから今月の新譜まで、大衆音楽の歴史には断絶がなくて、人間って生き物に共有の歓びだよって歌。音楽の始まりから演奏の歓び、暗い部屋で聴くレコードの佇まい、そして音楽と人間の未来へ、みたいなことを漠然と歌ってる。

「月と時計」は加計呂麻島でA.K.と作った曲。気に入ってる。ボイスメモに残ってた、作曲中に鼻歌で歌った仮のアイデアを間奏にしてみた。「ぐうたら感謝の日」はTと作った曲。僕がテーマを出して殆どTが作った。構成とメロディーとコードをちょっと変えて2番の歌詞を書いた。「月食」はバンドを組む前に書いた曲。一度バンドにだしたんだけど馴染まなくて引っ込めたの、A.K.やTと共作して曲作りをちょっと掴んだんで、リメイクしてみた。で、The Campaign For...もアイデアじたいはずいぶん前からあって、新しい曲の作り方を試すのはこれから。次に出すのがほんとに新曲だ。創作意欲はある。
 音楽の才能には遺伝的要素があるらしい。自慢になっちゃいますけど、うち音楽家一族なんです、いやほんと自慢になっちゃいますけど。自分に遺伝子があるかはわからない。まだまだ暗中模索だ。

FUJI ROCKの第二弾出演バンドが発表された。眼玉はDamon Albarnか。The Pains Of Being Pure At Heartが楽しみ。
 地震で考え方が大きく変わったけど、FUJI ROCKを体験して変わったことも大きい。いつか出たいな、バンドで。なんつてなんつて。

3月14日 心の叫び -Heart's Cry-

コンピューターって難しいいいいいいいいよ!!
 なんでみんなこんな機械を使いこなしてるのか。世の中には電車の切符が買えない爺さんもいるのに。

つまりは新しいMacBookにデータ移行するのに5日を要した。古いMacBookはEthernet、新しいのはThunderboltの口しかない。Time Machine経由やWi-Fi経由で紆余曲折して挫折して、いじってくうちに状況がどんどん悪くなってくのがわかった。メールでヘルプくださったみなさんありがとうございました。
 新しいMacBook Proには満足してる。宇宙誕生以来最高のパソコンだ。すべてが素晴らしい。

きのうの夜中に瀬戸内海で大きな地震があった。伊方原発や玄海原発の近くだ。出光石油のプラントから火が出てるって大騒ぎになった。緊急の時にガスを燃やす措置だって、確証が出るまで調べてたら「出光」がゲシュタルト崩壊した。付近の皆さんは余震に気をつけて。

今年は少ないって言われてる花粉がやっぱり酷い。家じゅうの空気清浄機をターボにしてる。

3月16日 一番素敵な季節がもうすぐ終わる

この部屋に住んで4年、あれ? こんなところに換気扇あったっけって紐を引っ張ったらものすごい音で警報が鳴った。

今日はちょっと暑いくらいだった。大好きな冬が終わって大嫌いな春がやってきた。誕生日があることはもうどうでもいい。若さに固執して焦る年齢をとっくにすぎた。夏の暑さについてはもう諦めた。春の、暑さに向かってく中途半端な感じが嫌い。そんで花粉。立派な公害病なんで、おかしな林業政策を進めた国に補償して欲しい。
 今夜は満月。月を観る時は、あれは地球の1/4の大きさをした球で、40万キロくらい離れてたところに浮かんでて、僕らも浮かんでるってことをイメージする。理屈っぽいって思うかも知れないけど、宇宙のロマンってそういうことなんじゃないかな。

"How are you?" って死語らしい。ごきげんいかがであるか、余は山下スキルなりって名乗るくらいピントがずれてるんだって。中学の英語教師Stubbs先生は、ネイティブだけど授業の最初に "How are you?" の挨拶をした。元進駐軍って噂があったから存在自体が死語だったのかもしれない。好きな先生だった。ご存命だろうか。
 生徒が間違えるとすぐ"Ouch!"って言った日本人の英語教師、もちろんあだ名はアウチだったけど、用法間違ってないか。Stubbs先生は授業では絶対に日本語を使わなかったけど、アウチの発音が悪くて聞き取れないんで2人は日本語で会話してた。

中国パンダ保護研究センターがパンダを自然に返す時に、コパンダを怖がらせないようにこんな工夫をしてる。アザラシが人間の観察者に獲物をわけてくれた。いい話。
 海底を歩く半魚人が実在する。バジャウ族。なにこの未来少年コナンみたいな人。重りなしで深さ20メートルの海底を5分以上も歩いて魚を捕る。船の上で生まれ育ち、死んでゆく。マレーシアやインドネシアの近海に住んでるけど、どこの国にも所属していない。

去年のベストコンピをまだ作ってない。積ん読音源を消化してる段階。で、いまさらだけどAxel Bomanいいな。穏やかで無駄のないテクノだ。そんで不思議な黒い鳩を見た椎名琴音さんが歌う「Black Bird」。彼女の歌ほんとに好き。

3月19日 ふと... (太)

病院って打とうとしたらびょウインって変換するGoogle日本語入力って打とうとしたらウトウトって変換するGoogle日本語入力。

17日はヌカタシがやってきて飲み。あの、夕暮れ団地とんでもない僻地のイメージあるかもですけど、特急が止まるので、もう一度言うなれば特急が止まりますので皆さんぜひ遊びに来てください。わりときれいにお洒落にしてるんだけどさ、見せるのが猫だけなのは少し寂しい。
 ヌカタシにはWi-Fiの設定をしてもらった。彼に頼んで構築した無線LAN、古い機材すぎて常人には扱えないのだ。お引取り願ってこないだ買ったAirMacを使う。これなら僕でも設定できる。ヌカタシとは30年近いつきあいで、友達のこと、音楽のこと、いろんな話をした。楽しいお酒で飲み過ぎた。

先月一世を風靡したSTAP細胞について、疑惑の声があがっている。ハーバード大学の研究者たちはこう見る。これが国際的な科学の世界の価値観なんだろう。
 日本的な見方をするならば「とり・みきのトリイカ! ららら、マッドの子」。美人研究者に飛びついたマスコミの手のひらの返し方について。科学はワクワクするもので、直接経済に役に立つとは限らない。科学者や表現者は、経済至上主義の人々から見たら異界の生物なんだ。「心やさしい科学の子は鼻の大きい好々爺的博士が作ったのではない。マッド・サイエンティストが作ったのである」。

アインシュタインが予言していた重力波が観測されて、ビッグバン理論の裏付けがまたひとつ確かなものになった。
 いま一番おもしろい音楽の読み物、細馬宏通さんの「うたのしくみ」が単行本化された。いままでの音楽論とは違った視点から、作曲者の仕掛けた魔法を読み解く。楽しみ!!

3月21日 お風呂入りたいけどめんどくさい

低気圧のだるみ。

最近の猫たちの一番好きな遊びは追っかけっこ。眼でお前も来いよって誘われるんで一緒に走ってる。すごい喜んで逃げまわって、また誘いにくる。家具の影からチラッチラッて。

あいかわらず積読音源を消化する日々。その副産物としてコンピレーションCD作った。いま一番好きなバンドVampire Weekendと、10年以上も大好きなThe Sea And Cake。曲目はここ。欲しい人にあげる。
 選曲もデザインも楽しいんだ。プレスするのが苦痛。プリンター屋は本体を安く売って消耗品で稼ぐって言われてるけど、本体も消耗品なんじゃないかと思う。そもそも素人が家庭でプリントするなんて無理なんだ、プロが定期的にメンテナンスしないと。

きのうの笑っていいともに小沢健二さんが出演した。ジャズフリークでポップミュージックに関心がないタモさんが唯一絶賛してたオザケン。いいともまとめのフェーズに入ったな。弾き語りもトークも充実してた。タモさんへの餞みたいな選曲。オザケンはずっとニューヨークにいるのかと思ったら、世界を周ってるそうだ。勉強したいって。
 タイムラインにオザケンとさだまさしのソングライターとしての類似性を指摘するツイートがあった。むかし本人に似てるって指摘したインタビュアーがいて、「さだは技巧に走り過ぎてる」って応えてたことを思い出した。

「恋するフォーチュンクッキー」をロックミュージシャンが踊る。人選がいい。サマソニにTOKIOが出る。会場設営とか無農薬野菜の販売とかかな。

3月22日 ひまわり

ラジオ体操歴36年、体をねじる運動を間違える呪いにかかってる。どうしても左に2回、大きくねじっちゃう。

きのうは久しぶりに街に出て、F青年と2人カラオケ。つくづく不思議な縁だ。街には可愛いガールがいっぱい歩いてて、引きこもってる場合じゃないなと思いました。特に居酒屋で斜向かいに座ってたガールは、湯原麻利絵さんによく似た嫋やかな美少女であった。女の子は女の子を可愛い!!って言えるけどおじさんが言うとキモいし、ましてや見惚れるなんて犯罪だから。ずるい。
 こないだ自分の曲のデモを録った時、引きこもりで声出し慣れてなくて、我ながら音痴ぶりに笑ったけど、きのうはのびのびと楽しく歌えた。ますます歌いたいしデモも録り直すよ。

やっぱ、バンドって素晴らしい。不器用な生き物の集合体であることが多くて、瞬間瞬間を生きていて、非普遍的な「なにか」にベクトルを向けエネルギー注ぎまくってる姿は、こころうたれます。儚いから、生き物やから、見れる時に見ないと、消えちゃうかも、やから。ね。(後藤まりこ) 」。これバンドって現象のひとつの真実と思う。
 Vampire Weekendが好きすぎて生きるのが辛い。聴いてると胸がときめいて叫びだしたくなる。Punk meets Paul Simon、あるいは10年代のPeter Gabriel。アフロビートを消化して、音楽が輝いてる。彼らもスマートなルックスとは裏腹に、なんだか不器用そうだ。

大瀧詠一さんのEach Time 30周年盤を聴いた。だいぶエディットされてる。レイクサイドストーリーの優雅なエンディング、気に入った。
 大瀧さんのお別れ会があった。最後の言葉は「ママ (奥さん) ありがとう」だったそうだ。そう叫んで意識を失った。弔辞ははっぴいえんどの3人。細野さんは「自分の中に大瀧詠一という存在がずっといたんだなと思いました。アルバムを作るたびに『彼はこれをどう聴くんだろう』と、いつもそのことを考えていて」。YMO以降表面的には離れた音楽を奏でていても、精神的にリンクしてたのはファンにも伝わってる。

台湾で大きな学生運動が起きてる。まずはこの映像を見て。台湾の若い女性が国の現状を世界に訴えてる。
 デモに集まる人々には花屋さんから自費でひまわりが1000本以上も配られて、「ひまわり学生運動」と呼ばれてるそうだ。民主主義のために力をあわせて未来を切り拓こうとしている。この国の人々が喜んで手放そうとしている権利のことだ。

『社会の厳しさ』の9割は『社会は厳しくあらねばならない』という妄想を持った人たちによって作られている。日本社会はこの言葉を文字通りに実行している人が多いのだと思います。社会が厳しくなければいけないなんて誰が決めたのでしょうか (柴田浩幸) 」。

1957-58年の東京。素晴らしい記録映像。路面電車が走り、伝書鳩が空を舞い、日本にまだ優雅さがあった。

3月25日 Portable

パソコンディスクの横にガラスの入った扉がある。ときどき向こうからチャイが覗いてる。開けて欲しいんじゃない、ここに隠れてる俺はいま面白いから気づけって言ってる。気づいて驚いてやると満足して戻ってくる。

きのうはA.K.来日記念でスタジオ入り。いつもいるドラマーとキーボーディストが欠席、いつもいないボーカリストとギター2本が出席して別のバンドみたいなセッションだった。ドラマー不在は痛い。Portable O-sato Sun (メトロノーム) を仕立ててみたけど融通が利かないやつなんで結局ノンビートで。ミキサーの設定でボーカリストに返しがない状態で非常に歌いにくそうだった。

今年に入って外出した回数は片手で数えられる。精神的な不調が落ち着いて、その余波との戦いだ。くだんの救急搬送もそう。体重の増加著しく、外見の劣化もまた著しい。
 ブロガーやツイッタラーはなんで徒然なるままなんだろう。もっと心を強く持って!! ところでこれはブログではない。日記なので。ブログ読んでますって言われると気を悪くするぞ。

3月30日 Happy Birthday To Me

湿気があって昼間は汗をかく陽気。暑いっていうより空気が淀んでる。実は桜を美しいと思ったことがないのだよ、毳毳しいと。

Elvisが死んだ歳になった。Johnはとっくに年下、ひよっこだ。おじさんも佳境に入ってきた。誕生日になった瞬間にiPhoneポポポポーンってなるはずだから電池温存してたけどなんにも起きなかった。そういえば40になった夜、41になった夜、なんにも起きなかった。俺もそろそろ現実みる年頃。そんでこのサイトは16歳になったよ。
 ここ数日はライブのハシゴをしてた。28日は大原由衣子さん。ピアノとアコギ半々のステージ、アコギがどんどん良くなってる。ギターを弾くSSWになってほしいなあ。少し鼻にかかったくすぐったい声で歌われる風景。バラードに定評があるそうだけど、もっとアップテンポな曲を聴いてみたい。対バンの原田智亜美さん、ピアノをバックに丸い声で丁寧に歌う、包み込むような世界に酔いしれた。

29日は藤岡みなみ&ザ・モローンズ。久しぶりのスタンディングのライブで乗りそこなってた僕を、色彩豊かな演奏でどんどんあげてってくれた。藤岡みなみさんのボーカルは声の良さに景色が見えて、本当に好きなシンガー。ギターを持つ時にスカートの裾がちょっとめくれて、タイツ越しの細い脚にどきっとした。おじさんだな、仕方ないもう42だから。多才なみなみさん、MCでは笑いを振りまきながら、おみやげに配ってた2篇の短編小説は、人とすれ違い、少しいらだち、また赦し赦される心の機微を丁寧に描いて、胸にちくっと突き刺さった。
 夜はContrary Parade。前半は初期の楽曲を中心に転がるようなポップワールドを繰り広げた。後半は絵本の紹介から始まった。朗読とその絵本をテーマにした新曲、「アンドロイド」のPVのために描き下ろされた紙芝居とのコラボレーション、素敵な歌声に隠れてしまいがちな彼女のもうひとつの魅力、言葉の強さと柔らかさに心が震えた。
 女性のライブが続いたな、次はたぶん細野晴臣さんを観に行く。

Kraftwerkの1970年のライブ。アヴァンギャルドな演奏は、テクノポップ期を飛び越していまのテクノに直結する美意識と思った。
 パソコン版リズムシみたいなPatatap。アイデアは古典的だけど、リアクションの良さとシンプルなグラフィックが気持ちいい。

発癌リスクだけでない三次喫煙の懸念。タバコの化合物は20年以上も残留して、特に乳幼児にダメージを与えるらしい。
 台湾の民主化運動がますます盛りあがってる。職務として厳しい眼差しを向ける警察官の中にも、退勤後にデモに参加する人がおおい。

ところで行く先々で太ったって言われた。わかってるわ。よくエスカレーターに鏡ついてんじゃん、あれ見ると屈辱で帰りたくなる。
 それから下手すぎたデモデモ歌い直してみた。ボーカリストは僕じゃないんでどうでもいいってばほんとどうでもいい。作りたい曲はいっぱいある。でもその前に去年のベストコンピCDを先に作りたい。あれ名刺代わりになって便利なんだ。できたら勝手に送りつけるし配りまくる。

クルトン食べたい。

3月31日 いいともをやっている間は日本は平和だった

ちょっ猫おふろに落ちたよ。

去年サイトのデザインをリニューアルしてからもなんとなく旧態を維持してたPHOTOコーナーをなんとかした。よかったら画面上のリンクからたどってください。うちの猫の写真がひたすら出てくる「愛猫親バカ日誌」、きみの嫌いな東京も知らない東京も出てくる「風街の残照」、若い頃によく遊びに行ってた江ノ島と去年訪れた奄美群島加計呂麻島の写真を集めた「水の中の惑星」、2011年に訪れた福島の震災被災地の光景「福島 生活と祈り」、新コーナー僕の誕生から近況までを並べた自分大好き「日々の暮らし」、FUJI ROCKと朝霧JAMの写真「YES,YES,YES!! FUJI ROCK FESTIVAL!!」。どれも勝手に使っていいよ。
 うちのMacBookで見るとちょうどいい大きさだけど、環境によってどうなるか知らないし、キャプションが間違ってたり微妙に位置がずれてたり、共有設定の問題でエラーが出たりするけど気にしないで、僕も気にしないから。

「笑っていいとも」が終わってしまった。明日からお昼は笑っていい雰囲気じゃなくなる。一番観てたのは学生時代。午前中の必修授業をさぼって起きた頃にやっていた。
 昼のバラエティのパロディは昼のバラエティの象徴になり、紅白歌合戦と並んで「出演おめでとうございます」と言われる番組として、日本人の心のどこかにあった。タレントさんはテレビに出るの仕事だから。仕事しただけでおめでとうございますって言われること、なかなかない。平凡な司会者を32年間演じ続けた密室芸人タモリは、明日からどんなお昼を過ごすのか。

宮田繁男さん逝去。THE BOOM解散。

想像の上をいく猫動画