DIARY 2016年4月


4月4日 SIDE-A わたくしという存在について 人間の繋がりについての考えと告白

私を罵倒して去っていったすべての方々に。

私は私自身を、とても誠実な人間だと思っています。でもそんなことはまるで意味がない。問題はそれと表裏一体の、「不誠実な人間に対する不寛容さ」が巻き起こすトラブルです。差し引いて、私はこの世の中に存在する価値がないと考えています。


きのう私はあるミュージシャンに絶縁を申し入れました。背景はこうです。
 そのミュージシャンがよく出演しているライブハウスがありました。ほかのライブハウスの名誉のために名前を挙げて、明らかにしておきます。西荻窪サンジャック (現在の三津浜サンジャック) です。マスターの「表」の顔はいつもニコニコして、ミュージシャンにもリスナーにも愛されています。ある時このマスターが、ツイッターに「武勇伝」を書きました。非常に些細なことです。サービスで頂けるノベルティのグラスを、出入りの業者さんに脅しをかけて規定よりたくさん貰ってやった、俺は金を払ってるのだからと。

そのツイートが、マスターのイメージとも私の倫理観とも大きくずれていたため、マスターにクローズドでメッセージをお送りしました。サービスの対価としてお金が発生しているのだから、支払う側、受け取る側で立場はイーブンのはずではないでしょうか、と。取り引きを通じて、お互いに「ありがとう」の気持ちを持った方が快適です。よく誤解されている、三波春夫さんの「お客様は神様です」という言葉があります。これはお金を払う側が威張っていい、という意味では決してありません。三波春夫さんは奉納としての芸事をされた方です。神様にお見せしてるのだと思わないと、伝わる芸はできませんよ、という意味です。
 私のメッセージに、マスターからのお返事はありませんでした。

それからしばらくは、サンジャックから足が遠のいていました。数年後にまた伺った際に、出演されたミュージシャンの方々と一緒に記念写真を撮りました。もちろん写っている全員に許可を頂きました。その次に伺った際に、マスターから「あの写真についてミュージシャンたちが怒っている、もう撮ってくれるな」と注意されました。私はびっくりして、写っている皆さんにお詫びのメールをお送りしました。皆さんからは「演奏中に隠し撮りしたわけでもないし、ちゃんと話をして撮った記念写真ですよね、怒る理由がありません」といった主旨のお返事を頂きました。
 つまりはマスターの嘘、数年越しの嫌がらせだった訳です。私はマスターに、話が違うようなので説明して欲しいと伝えました。返事は一言、公のタイムラインの上で私の名前を挙げ、「こいつ出禁な」でした。


マスターの自己紹介欄には、近隣の国々を侮蔑する言葉と、日本は軍備するべきという言葉と、脱原発派であるという言葉が載っていました。私は「こういう好戦的な思想の持ち主だったのか」とツイートしました。それに対してマスターがさらに激昂して、「そして脱原発派だよ、そこを取り上げないのは卑怯なやつだ」と返しました。おかしな話です。近隣の国々を侮蔑したり、日本が戦争することを望んでいながら、その思想に後ろめたさを感じている。そして脱原発派であることは取り上げて欲しい。自分の思想を表明しているなら、堂々とそうしていればいいのです。
 私が脱原発について取り上げなかったのは、原発の是非は「思想」ではなく「科学」だからです。原子力は「科学的に」人間がコントロールできる技術じゃないから、脱原発をするべきなのです。

それから更に時間が経って、匿名の恫喝メールが届きました。そのメールは、本当はちゃんと取っておいて、きちんと調べるべきでした。あまりにも怖くてすぐに消してしまったために、真相はわかりません。ただ、その独特の文体から、サンジャックのマスターからのものだと思っています。内容は大雑把に、「山下スキルはさっさと死ね、猫は俺がミンチにしてやる」といったものでした。
 きのう私が絶縁を申し入れたミュージシャンは、マスターと私のやり取りを知っていました。しかし、サンジャックが関わっているイベントに私を招き、私は当然伺うつもりでいました。人づてに事情を聞いて、驚いてキャンセルする旨のメールを書きました。ミュージシャンからは「気遣いが足りなかった」との返事が来ました。気遣いが足りる足りないで、命の危険を感じるようなことがあっては非常に困ります。


私がなんでそこまでサンジャックのマスターに恐怖するのか。それは私が生まれ育ってきた環境と大きな関わりがあります。

私の弟は、私と似ても似つきません。イケメンでリーダー気質で要領がよくて周りに愛されて愛されて、いまでも自分の部下が一人残らず自分を尊敬していると信じて疑わないような人間です。翻って私は、3月30日生まれということもあり、自分は社会のミソッカスなのだという想いを持って、怯えて生きてきました。
 親戚の間でも、あの家は兄がダメだったぶん弟が立派に育った、出来の悪い兄は早く死ねと言われています。私の生まれ育った一族は、ほとんどがWikipediaに載っているような名家で、鬱病でふらふらしてるような恥知らずには死んで欲しいのです。もちろん弟からも絶縁を言い渡されています。

その弟は、子供の頃からクラスメートに虐めをしていました。また、結婚するまで反抗期のような状態でした。我が家は父が早逝したため、私が一人暮らしを始めてから、弟と母とで二人暮らしをしていました。弟は母に一言も言葉を交わさず、母は弟が今夜食事が必要なのか、電話で私を通じて確認するような生活をしていました。母からの電話で衝撃だったのは、「引越し業者がやってきて弟の荷物を全部運びだした、あなたは弟の引越し先を知っているか?」というものでした。私も知りませんでした。
 母は、弟との生活の心労で早逝したと思っています。振り返って、私も実家に戻ればよかったのですが、母が猫アレルギーだったため、深刻に検討することはありませんでした。深く悔いています。


この話のポイントは、にこやかな表の顔と陰湿な裏の顔。人間の二面性の話です。ほかにも似たような事例が無数に、ほんとうに無数にありました。
 私の表の顔は、みなさんご存知の通り、覇気がなく、不器用で、空気が読めません。裏の顔について、前述の通り自身を誠実な人間だと思っています。でも裏の顔なんてどうでもいいのです。「表の顔が誠実そうな」サンジャックのマスターや、私の弟のような人間が、社会には求められているのです。

虐めをする子供と、虐めを受ける子供では、生涯収入や寿命が違うという研究記事を読んだことがあります。それはそうだろうな、と思います。
 私はこんなことを妄想しています。見ず知らずの方のツイートです。「自分のことを何の価値もないって信じ込んで、誰よりも嫌って、何よりも憎んで、そんな自分を愛してくれって泣きながら叫ぶあなたは、ばかみたい。ばかみたいだ。だから、いつかあなたをばかやろうって叱りながら抱きしめる手がありますように。誰かの温もりの中で、ばかだったなあって泣けますように」。とても他力本願だとは思います。しかし自分だけの力で前を向いて生きるには、この半生で受けてきた仕打ちがあまりにも酷かったのです。

細野晴臣さんの本にこうありました。「自分が癒されるのは音楽と猫だけなの。本当にそう思ったよ」。私は猫がとても大切で、ミンチにされたくはありません。いま言えるのはそれだけです。

4月4日 SIDE-B Spring has Sprung

気温と気圧の乱高下、花粉症の抗アレルギー剤。20時間寝て数時間起きて10時間寝るような日々。とにかく体調が悪い。おそとは桜が咲いていた。花見ってしたことがないな。淡い花よりも団子よりもブルーシートの下品な青を想像してしまう。そもそも桜の華美にすぎるところがあんまり好きじゃないんだ。道端の名もなき花を愛す。
 きのうは久しぶりに家を出て、遊佐春菜さんのアルバム "Spring has Sprung" のレコ発ライブへ。リリースは去年の6月だ。遊佐さんと知り合って間もないけれど、音楽的にも人間的にも掴みどころがなくて、引き出しをいっぱい持ってそうな方。そんな遊佐さんの世界がかいま見える、素晴らしいライブだった。

O.A.はSpring has Sprungにも何曲が楽曲提供している大好きな金子麻友美さん。短いステージだったけど、初見の方にもセンスが伝わったと思う。続いてMagic, Drums & Love住所不定無職のザ・ゾンビーズ子さん率いるソウルバンドだ。上手くてかっこよくていかがわしい。その猥雑さが胸を踊らせた。続く藤井邦博さんは消え入りそうなアコギの弾き語り。やっぱり掴みどころがない詞世界を大切にした、乾いたギターと朴訥とした歌に引きこまれた。
 トリは遊佐春菜と頭のねじ、本来ボーカリストではない遊佐さんならではの、真っ直ぐな歌声が伝わった。ポップなようで個性的な曲を飄々と演奏するバンドの中に、ときどき参加してコーラスを添える金子さんの、感慨深げな表情が印象的だった。

終演後、ヌカタシと焼き鳥屋へ。体調が悪い中の久しぶりの外出で、つくづく悪い酔い方だった。世の中の理不尽に向けた怒りを別の方向に向けちゃって、深く反省してる。今日はカウンセリングへ。カウンセリング、2週休んじゃったのも精神的によくなかったな。もじゃもじゃをなんとか言語化したのがSIDE-Aだ。きのうご迷惑をお掛けした方々にメールを投げた。リアクションはない。また見捨てられてしまった。一生の幸不幸は半分半分、なんて嘘を信じられればいいのに。
 Yahoo! Japanのインターネット20年史が話題になった。その前5年間も読みたかったな。安倍首相が「原子力利用を再びリードする」って宣言した。ブラジルで受刑者に自転車をこがせて発電で社会貢献する活動が始まった。素晴らしいアイデア。日本は原発を動かしたいからやらないだろうな。音声学者がネコ語の研究を本格始動させた。人と猫のコミュニケーションがもっと円滑になるかも知れない。

John CaleがVUの再現ライブをした。Animal CollectiveやThe Libertinesが参加した。パッケージ化されないかな。そのAnimal Collective、アルバム未発表シングルをリリースした。いずれデラックスエディションが出る予感。西友のBGMが完璧すぎる。いつもネットで買っちゃうけど、実店舗に行きたくなる。長門芳郎さん監修のコンピ「Best Of Pied Piper Days」が出る。
 Negiccoが勝負曲をリリースしたタイミングで、Nao☆とKaedeが倒れた。独り奮闘するぽんちゃを、オタクたちがサポートする動画が感動的すぎる。ガリガリ君のCMに高田渡さんの「値上げ」が使われてる。シニカルでかっこいい、渡さんも赤城乳業もね。

自分がまいた種だけど、明日メールボックスを開くの億劫...。

4月7日 パナマ文書に載りたい

いま8日の未明。書き終わる頃には街は動き出してるだろう。なんでこんな時間に書いてるかって、気が滅入るやつがトップに出てる状況を解消したいからだ。読む方も気が滅入るでしょう。
 ここ数日はひたすら猫を揉んで寝てた。イチゴを食べたりハーゲンダッツ食べたり、思い切り自分を甘やかして寝たい時に寝る、起きたい時に起きる。やることはいっぱいあるのに、だるくて気が乗らない。タイムライン眺めて数時間、また猫を揉んで寝て。心の揺らぎは思ったより早く収まった。訪問看護師さんにも「初めて会った時と比べてずいぶん良くなった」って言ってもらえた。カウンセリングも訪問看護もいいセッションができてる。頑張ったことといったら、1部屋埋めてた段ボールゴミを出した。団地3棟ぶんのゴミ置き場を占拠した。びっくりした。頂いた桜のバスソルト気持ちよかった。

タイムラインはBob Dylanの話題でいっぱい。世の中には声優さんのAV出演疑惑で埋まってるTLや、田母神閣下バンザイで埋まってるTLもあるんだろうな。ミスiDのお花見があったみたい。誰が参加したのか気になるしおじさんも参加したい。なんでかJames Taylorを聴いてる人が散見された。僕もかけてみようか。頭をよぎったのはそんなこと。自分から発信できるのは猫の写真くらいで、予想外にRTされた。本人はそんなことも知らずに寝息たててる。
 田廻弘志氏と「歌」の強さの話。田廻氏は、肉体性と言語性の狭間にあるキマイラの強さという。僕は、体そのものを使った表現って珍しくて、人間性がそのまま表現される強さだと思う。言語性って意味では、僕は洋楽の歌詞を殆ど理解しないで楽しんでるし、スキャットだって歌の強さを持つ。

世界的に大きな話題になってるのはパナマ文書。国際調査報道ジャーナリスト連合の要約サイトはここ。日本語の概要サイトはここ。要するに、租税回避地にまつわる脱税や不正取引のリストが公開された。各国政府が調査を開始してる。アイスランドのグンロイグソン首相は退陣に追い込まれた。でも日本政府は調査しません。都合が悪いから。テレビも報道しない。スポンサーがリストに載ってるからだ。
 与党が検討している、ヘイトスピーチの解消に向けた法案には罰則がない。で、対象について細かい定義がなされてる。つまり、差別されていい人間といけない人間がいる。エチオピアで国際協力機構が開催した震災展で、日本大使館の「反原発的である」って物言いがついて、原発事故についての展示が中止になった。そんな政府を国民の半分が支持してる闇。ほんとにこの国を愛する理由がみつからない。

楽しい話をしよう。那須どうぶつ王国に、カピバラの浴槽のお隣で入浴できるカピバラの湯がオープンする。行きたいな。動物の殺処分について、意識が変わってきたって感じる。保護施設を尋ねた体験記は重いよ、でもこういう記事がリツイートされるのは嬉しい。
 過疎地のバス路線がどんどん廃止されてる。ヤマト運輸が客貨混載することでお互いを守ろうって試みを始めた。iPhoneの容量を増やすには「ベン・ハー」を借りるといいらしい。大作映画をダウンロードしようとしても容量が足りない。その時になんでか無駄なキャッシュが消えるんだって。「羽生くんの画像をアップすると近い構図の羽生さんの画像が送られてくる」ってタグが流行った。フィギュア・スケートの羽生選手のポーズとそっくりな、棋士の羽生さんの写真が送られてくる。見つけてくる人すごいし羽生さんもすごい。

音楽の話をしよう。Paul Simonがニューアルバム "Stranger to Stranger" を出す。先行シングル "Wristband" 。現代音楽家のHarry Partchの作品や、Clap! Clap!との共作もあって、枯れないなあの人は。もうすぐ来日公演があるBrian Wilsonの "Pet Sounds" ツアーのインタビュー。Brianが "Pet Sounds" を作ったのは23歳の時、最初にツアーをしたのは34年後で、こんどのツアーはそれから16年も経ってるんだな。今年のFUJI ROCKは保護者同伴の中学生以下無料なんだね。膠着させないっていう運営の意地を感じた。
 lyrical school "RUN and RUN" のPVが話題。縦型の画面に馴染みのアプリがどんどん出てきて、iPhoneがジャックされたみたいな倒錯した感覚を覚える。BUBUKA誌の逸材発掘プロジェクトに、エレクトリックリボンなっちゃんがエントリーされた。レッツ投票。

4月10日 猫になりたい

海が見たいと言い出して数年、見てないね海。うちからだと電車の乗り継ぎで3時間かかっちゃうんだ。

2月くらいからあった過眠の症状が爆発してる。1日20時間くらい寝てる。ほんとに困った...。最後に外出したのは4日のカウンセリング、その時に整理したことをまとめたのが例の気が滅入る日記で、あれから一週間、次の外出は明日のカウンセリングだ。話すことないよ、だって寝てたんだもん。ストレスの自己治癒でもあるし、いつもの薬に抗アレルギー剤が加わったこともある。
 鬱が一番酷かった頃、将来は誰もいない宇宙ステーションで花に水をやる仕事がしたかった。いまはお参りにくる人のいなくなったお墓を手入れする仕事がしたい。

岩井俊二さんのインタビュー「人と人とは分かり合えない」読んだ。特に震災前からの日本に、「非常に殺伐とした、無慈悲で不寛容で陰険な世界が現実」っていう諦念がある。細野晴臣さんも、「何かが極まっていくような危うい感じがあって、その予兆を一気に後押しし、よりはっきりさせたのが震災だった」って話してたな。僕は生まれてこのかたずっと窮屈で、震災前に特別な危機感はなかった。
 「スポーツほど『勝てばそのほかの要素を無視してでも認められてしまう』環境は珍しい」ってツイートをみた。その通り、犯罪に走る人もおおい。それでも「健全な精神を養う」ことになってる。テレビの世界が体育会系とウェイだからって声に納得した。ところでアイドルとつきあえる確率は「小惑星が地球に衝突する確率」くらいなんだって。中嶋春陽さんの伯父になりたい。ジャック・タチ的な意味で。

FUJI ROCKの出演者第5弾、ここへきてWilco投入してきた。今年のFUJI ROCKほんとやばい、ほんとやばい。The Album Leafも、日本のバンドも嬉しい。Brian Enoのレクチャー「アートの世界の人たちは基本的に『ポップ』を恐れている」面白い。Eno自身がポップを恐れて、隠れてABBAを聴いてたエピソードに笑った。
 最近、新譜のリリースが発表された時点で日本のAmazonで売り切れてて、ほかの通販サイトにもなくて、海外にアカウント作って取り寄せることが増えた。不便だな。実店舗に戻りたい。レコ屋の楽しみはよく知ってるんだ、習慣を変えれば生活も変わるかな。鈴木慶一さん「集団を形成する人間をたった一人でも傷つけてはいけない。今日思った」。64歳にして、なにか感じ入ることがあったのかな。

明日から3日連続で外出の予定がある。起きれるだろうか。起きてられるだろうか。緊張しつつMacを閉じる。

4月14日 SIDE-A music is God's voice.

11日はエレクトリックリボンの定期公演へ。ちーなっちゃんの卒業が迫って、寂しさは拭えない。それでも笑顔でキレのあるパフォーマンスを観せてくれた。笑顔って大事でさ、アイドルさんは大変な鍛錬の賜物で、でも水鳥みたいに平然とこなして笑顔に巻き込む美意識が好き。だから、人間関係のドロドロや激情を売りにするアイドルは僕にはよくわかんない。エリボンは、音楽性の高さだけじゃなくて、メンバーの仲良さそうな雰囲気や、それを支えるボンクラさんたちの愛情が僕の肌に合うんだと思う。
 毎週びっくりする発表がある定期公演、この日は来週から加入する新メンバーnagisaさんのお披露目があった。19歳。かわいい。みんなデレデレで笑った。nagisaさんとも、エリボンらしいフレンドリーな関係が築けるといいな。

12日は僕の音楽の神様、Brian Wilsonのライブへ。録音芸術の頂点とも言われる "Pet Sounds" の50周年再現公演。10代の頃このアルバムを聴いて、ぜんぜんピンと来なかったことを思い出す。何年もたって、ふとわかったんだ。それはユリイカだった!!
 ライブは一連のヒット曲を演奏して休憩、"Pet Sounds" を順番に演奏してアンコールでまたヒット曲を演奏する構成。最高に盛りあげて一番最後に演奏する静かな "Love & Mercy" がやばい。涙腺崩壊した。シンプルだけど魔法の宿った曲だ。退廃した世の中に愛と慈悲を、って訴えかける歌詞もいまの時代にぴったり合う。盟友Al Jardine、Blondie Chaplinや、Darian Sahanajaをはじめとする何世代も若いフォロワーが集ったバンドの演奏は最高。だけど正直なところ、Brian自身は前回の来日より危なっかしく感じた。

13日も雨の中、Brian Wilsonのライブへ。彼も精神を深く病んで、ステージに復帰したことが奇跡、いつもベストのパフォーマンスができる訳じゃないから、初来日以来東京公演はぜんぶ観てる。この日は最初から、別人みたいに調子がいい。それに引っ張られるように、バンドも絶好調。後で聞いたら、バンドメンバーたちは「ツアー4週間目にして最高の出来」って話したそうだ。BBがロックの殿堂入りした時に、Brianは "music is God's voice." ってスピーチした。彼は確かに神の声を聴いたし、彼が聴いた神様の片鱗が僕にも聴こえたかな。とんでもない体験をした。音楽ってなんて素晴らしいかよ!!
 終演後、Y.H.さんと黒ビールで乾杯。興奮して喋りすぎた。素敵な女性と良きお酒を飲んでご機嫌。相変わらず眠り続ける日々と、ニュースでいっぱいの世の中のことをSIDE-Bに。

4月14日 SIDE-B 大地震の夜に

2月から続く異様な眠さは先週から次の地平に入った。いま、だいたい一日20時間くらい寝てる。次の通院で医者に相談しないと、このままじゃ生活が立ち行かない。
 11日はライブの前にカウンセリングへ。1週間も引きこもってると、財布にだいたいいくら入ってたとか、ましてやPASMOとか、支度しなくちゃ家を出られないこととか感覚で忘れてる。約束の時間に着くには...逆算して何時の電車に乗って、何時に食事して風呂に入って家の用事を済ませて、無意識にやってきたことをいちいち考えないと動けなかった。温かい日、春になっても団地の広場の野良猫ブサに会えない、元気にしてるかな。カウンセリングは...話すことがなかった。だってずっと寝てたんだもん。言語野が働いてない感やばい。お喋りのリハビリテーションとして。

今日14日は訪問看護師さんがいらっしゃる日。せっかく話したいことがたくさんできたのに、眠さでまた頭が回らなかった。たまには元気なところも観て頂きたい。そしてまた眠る眠る...。地震があったらしい。「ゆれくる」によると震源は西荻窪、まじか。
 その直後、熊本県で震度7の大地震があった。夜の地震だから、わからないことだらけでもどかしい。亡くなった方の情報も出てる。テレビ局がネットでニュースを同時配信してる。3.11以降の意識の変化を感じた。何度も書いたけど、あの頃はテレビ局が自分のコンテンツをネットに流すなんて考えられなくて、中学生がNHKの画面をUstream中継して、NHKの広報アカウントが自分の責任で拡散したんだ。LINEから電話がかけられる「LINE Out」が、安否確認のために1通話10分まで無料になってるそうだよ。不安な夜が早くあけますように。

16日追記 : LINE Out無料化は回線混雑を助長させるとされているようです。災害伝言ダイヤル171を使った方がよさそうです。

新宿ゴールデン街で大きな火事があった。建築基準法的にアレな街なんで、もう同じ建物は建てられない。ゴールデン街は新しい文化が始まりそうな気配がして、好きな飲み屋街なんだよ。歴史は夜作られる。またなんとかヒルズにならないことを願う。保育園の不足が問題になってるけど、近隣住民の反対で建てられない事情もあるみたい。NIMBY案件だ。昔はもっと子供がおおくて建物の防音性も低くて、それでもうまくいってた訳だよね。社会が子供の存在を望んでない、潜在的に滅びる道を選んでるんだろう。
 清貧の大統領として知られた、ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領が来日して話題になった。ヤマザキマリさんのエッセイ「お金に換えられない大事なものとは」に詳しい。彼自身の言葉はこのレポートに。耳が痛い。僕は欲しがってばっかりだ。

Brian Enoがお気に入りのレコードを紹介してる。John Caleが8月に来日する。彼のライブは振れ幅が大きいからな、ブルーノートのお値段だとちょっとした賭けだ。弾き語りなら行きたかった。"Fragments of a Rainy Season" っていう弾き語りのライブアルバムが好き。亡くなったAllen Toussaintのラストアルバムが出る。Van Dyka Parks、Bill Frisellが参加してる。Eric Craptonの来日公演に、プライベートで来日してたEd Sheeranが飛び入りして3曲共演した。
 辻林美穂さんの "あぶく" のPV。僕が初めて聴いた辻林さんの曲だ。シティポップ路線やテクノポップ路線の辻林さんしか知らない人に聴いて欲しい。和田唱さんと上野樹里さんがつきあってるらしい。平野レミさんと上野樹里さんがどんな会話をするのかね。

4月16日 熊本地震に関して

九州地方で、16日1時頃から11時現在まで、大きな地震が断続的に起きています。14日の地震は前震で、16日1時25分の地震が本震ではないかとも言われています。今夜には大雨の予報も出ています。くれぐれもご注意ください。避難時の行動は、東京都が作った「東京防災」をスマホで読むことができます。お役立てください。
 また14日の日記で、私はLINE Outの無料通話をお薦めしましたが、回線混雑を助長させるとして物議を醸しています。災害伝言ダイヤル171を使った方がよさそうです。

地震災害に関するデマや、支援呼びかけデマにご注意ください。荻上チキさんが「災害支援手帖」の全ページをPDFで無料公開しています。日本赤十字社が、平成28年熊本地震災害義援金の受付を始めています。支援をしたい方は、ここが一番確実かと思います。

4月18日 Slip Slidin' Away

You know the nearer your destination,
The more you're slip slidin' away.

来世に期待。来世があるか知らないし、来世はナスのヘタかも知れないけど。44年前からうまくいかなかったし、3年前から絶望的にうまくいかなかったし、今月は心が大きく揺れた。
 きのうはDJ四捨五入9HOURS@恵比寿BATICAへ。暴風雨の中、アナログレコードとDJ機材を持っていくのもだるかったし、9時間のイベントに耐えられる体調とも思えなかったし、行くのやめようかとも思ったんだ。結論から言えば、やめればよかった。それはもう、行ってみなくちゃわかんない。DJ四捨五入がこのイベントにどれだけかけてるか伝わってきたんで、頑張って行ったんだわ。

残念1 : 暴風雨の中、バッグのほかにDJ機材一式と手土産と傘はしんどかった 残念2 : 手土産のシュークリーム、驚くほどウケなかった。正解はケンタッキー。手作りのディップ持ってきた方、美味しくて僕はもりもり食べたけど、やっぱり余ってた 残念3 : DJブースに近づいたら店員さんに怒られた。かかってる曲が気になった時、タイミング見計らってDJに話しかけるのは、クラブでは普通の光景 残念4 : 音楽性の相違。AKBのコンペは音楽は二の次で、秋元康がいま使いたい言葉が乗る曲が選ばれるって話を痛感 残念5 : ツイッターいじってたら某音楽家がゴシップ記事を鵜呑みにしてて、それ間違いですよって指摘したら逆ギレされた。一般人と比べて情報拡散力がある自覚がまるでない。某評論家が同じ指摘をしたら、顔文字でにこやかに謝ってた。またT氏か。これが一番堪えた 残念6 : 空気的にも精神的にもオープンDJに参加できず、重い機材をそのまま担いで帰宅

そんなわけで、もちろんDJ四捨五入に落ち度は1ミクロンもない。僕もクラブイベント何度かやったことあるんで、彼女がどんだけ頑張ったかのほんの一端はわかってるつもり。「僕の知ってるクラブカルチャーと違いすぎてキョトンとしてる」って言ったのは、例えばブスNY行きたい族さんのライブにキョトンとしたんじゃなくて、DJに話しかけられないクラブ、にキョトンとしたんだ。
 出演者さんたちやスタッフさんや、支えたボンクラさんも。特にパイセンさんはいつもみんなを喜ばせる演出を準備して、和やかな空気を作ってくれる。相当センスの良いミュージックフリークなのに、どんな音楽にも順応できる。その愛情と熱意に毎度感服。出演中に声をかけられなかったDJ IT氏、後でお話できてよかった。Nachuさんに認識されてた。別のコミュニティでも目撃されてて嬉し恥ずかしい。

今日は昼間にカウンセリング、夜に友達が遊びに来る予定だった。いまこそ会いたい人々。だけど、疲れ果ててどっちもキャンセルしちゃった。どんだけ無念かよ。自分の可能性の扉がどんどん締まっていく夢を見た。それはほとんど真実で、うなされてたのか猫が頭をポンポンって起こしてくれた。きょう一日しんどくて寝込んでた間も、猫がずっとそばにいてくれた。
 僕がフォローしてるのは誠意ある表現者と、猫や音楽や芸術を愛する人たちで、その言葉を読んでる限りツイッターは楽しい。問題は、天災の情報や誠意ない指導者、自分で考える力のない人たちの言葉だ。「自分のことを虫ケラみたいに書く人がいるけど、たまに面白いことを言うからフォローしてんだ。虫ケラの中では面白い方の部類って思え」って言葉が流れてきた。俺面白い。面白い虫ケラ。

熊本地震が収まる気配を見せないのに、早くも政治の道具にされている。自衛隊より地理に疎いアメリカ軍を呼んできて、ヘリなら現地に運べる資材をオスプレイで運んでトラックに積み替えた。現地に行かない閣僚たちの中で唯一行った松本文明副内閣相の指示に、熊本県の蒲島郁夫知事が「現場の気持ちがわかってない」って反発した。
 川内原発、僕は止めたほうがいいと思う。気象庁が「観測史上、例がない事象」「今後の活動の推移は、少し分からないことがある」って説明してる。原発構内の電源は外部に依存してる。大地震と大雨で地盤が緩んで、電源喪失することだってある。その前に冷温停止にもっていかないと、福島第一原発と同じ道を歩む。
 エクアドルでも大きな地震が起きた。少なくとも200人以上の方々が亡くなっている。

XTC "Skylarking" のテープが見つかって、Steven Wilsonがサラウンドにミックスした。"Skylarking" にいい想い出がないAndy Partridgeが、「凄くいい音、2日たったいまもまだ眩暈がしてる」って。David Bowieの "★" が、UKの年間ヴィニールチャートで1位を取った。Flaming Lipsが、David Bowieの "Space Oddity" のカバーをリリースした。中古レコードから、持ち主である息子を亡くした母親の手紙が出てきた。いい話。Summer SonicのHostess Club All-NighterにDinosaur Jr.とAnimal Collectiveが出る
 Art Portが白井良明さん / 鈴木博文さんのユニット、Art Port Projectとして再始動する。ところで細野晴臣さんの "omni Sight Seeing" ってもっと評価されていいアルバムだ。アナログ出ないかな。"Andadura" は細野さんのキャリアの中でも一番好きな曲。

4月21日 そんな時は何もせずに眠る眠る

17日のダメージを消化する日々。デマを流布した女性音楽家K氏のファンだっただけに、間違いを指摘して逆ギレされたのはショックだったし、音楽評論家T氏の同じ指摘にはテヘペロで謝る権威主義がショックだった。音楽評論家T氏、女性癖が悪いのだ。T氏が抱いた音楽家を並べてアルゴリズム行進させたい。
 自己治癒機能として激しい眠気が拭えずに、カウンセリングの予約をキャンセルし、体のメンテナンスをキャンセルし、18日にヌカタシが、19日にF君が様子を見に来てくれるっていう申し出を直前でお断りした。20日は通院、精神科から内科へ。精神科で前の患者さんが長話して時間ギリギリになっちゃったんで、主治医にも話はできなかった。ライブを観に行く予定も当然キャンセルした。

夜にヌカタシがもう一度様子を見に来てくれた。ヌカタシやFくんと過ごす時間は、奈良美智さんの言葉と似ている。
 「今日は数少ない友と語って、気持ちが緩くなった。真の友は、誰からも見向きされなくなった時に傍にいる。自分も、自分が勝手に友だちだと思ってる人々にはそうありたい。世間からもてはやされてる時には、ホントにみんな良い顔して近づいてくるけど、彼らは、何かを得た後はまた違う誰かに近づいていく。そして、世の中にたいして中指突き立てることもなく、平和に世の中を渡って行く。そういう人たちは、人々に生かされていて、リスクを回避して、自然な風に生きている。ズルいけど、いいなぁーと思う。でも、どうしても自分はそういう風にできない」。ヌカタシはおおくを語らないけれど、弱っている時に傍にいて、心地いい音楽の時間を共有してくれる。

寝てる間は猫たちが交互にお見舞いにきて、しばらく添い寝してバトンタッチする。猫同士も僕も、バトンタッチはチュー。部屋が片付かなくて猫たちは戸惑い気味だった。お見舞いもするけど抗議もする。たまにタイムラインを開いて、熊本地震とその対応について思うところ、気になる記事をRTしてみたり消してみたり。デリケートな話題なんで加減が難しいな。気圧の急降下と持病の筋緊張型頭痛が同時に襲ってくる。百薬の長 a.k.a.酒呑みたい。
 今日は訪問看護師さんがいらして、始めてこの件についてプロに相談できた。彼女の眼からみれば、立ち直りは早くなってるみたい。プロや友達に、頼ることが上手くなった。それでも夜のライブの予定はキャンセルした。明日・明後日でなんとか立ち直って、来週もライブの予定が詰まってる。

震災さえも政治利用する人たちがいる。極北は大阪維新の会の片山虎之助共同代表、「大変タイミングのいい地震」と本音がこぼれてすぐにごまかした。オスプレイのデモンストレーションも盛んだ。産経新聞は、東日本大震災でもオスプレイがあったならおおくの命が救えたと書いた。東日本大震災の死因の9割は溺死、圧死と焼死も含めて96%。オスプレイなんも関係ない。安倍首相が激甚災害指定に言及したのは今日になってからだ。指定したら総理が本部長になって、外遊が難しくなるんでズルズル引き伸ばしたって憶測も出てる。
 気象庁は余震が収まる気配は見えないと言う。建築物の耐震基準は、一度の揺れには耐えても連続した大地震は想定してない。ピリピリした空気の中で、東北放送がテレビ欄の縦読みで、「今度は支える番」って呼びかけた。

国際NGO「国境なき記者団」が2016年の「報道の自由度ランキング」を発表した。ついに72位まで落ちた。「民主党政権は酷かった、安倍政権バンザイ」って言ってる皆さん、民主党政権時代は10位だったんですよ。政府に不利な情報がちゃんと報道されてた。いまは報道されないから調べないとアラが出ない。この順位には、特定秘密保護法の制定も響いてる。国連の報告書が「重大な脅威」としてる。保育園問題について「生んだ人の責任でしょ」って言い放った自民党候補の山田宏氏、自分は隠し子を作って責任を放棄してた。
 ソースを調べて自分で考えない人の急増に脅威を感じてる。「『女の子は頭からっぽでいい』がクールジャパンなのか?」。知識と論理的思考力をつけた方が、いろんな事象を判断する指標になるし、なにより人生が楽しくなるぞ。

前にも紹介したPaul Simonの新作が日本でも予約できるようになった。サウンド自身がメッセージっていうこのアルバム、先入観を捨てて先行シングル "Wristband" を聴いて欲しい。Neil Innesが9月に来日する。去年の来日が中止になったんで、今度こそ頼む。Brian Enoが新作からVUのカバー "I'm Set Free" を公開した。Fountains of WayneのChris Collingwoodがソロアルバムをリリースする。プロデュースはMitchell Froom。
 辻林美穂さんの "Clarte" 、すごくいい。ティーザーはここロングインタビューはここ。日本のミュージカル「わたしは真悟」をフィリップ・ドゥクフレが演出する。 岡崎体育さんの、ステレオタイプなMVをパロディにした "Music Video" が秀逸。fishmansアナログボックス届いた!! 細野晴臣さんの横浜同發新館ライブ当たった!!

4月26日 SIDE-A good-bye party

豆腐メンタルにはダメージがおおすぎた4月。22日にもヌカタシがご飯を持って様子を見に来てくれた。レコードかけて、いい無駄話と音楽の時間が過ごせた。23日は体のメンテナンス。広場のブサ猫にはもう会えないのかな。元気かどうかだけでも知りたい。得てしてこれが最後とは気づかずに、別れはやってくるものだ。
 24日は昼間からたなまワンマン@渋谷Milky Way。ツイキャス観てるとどんどん新曲ができてきて、そのどれもがポップスとしてクオリティ高くてアイデアに溢れてるんだ。ビールを2リットル飲んでさて開演。前半の弾き語りから安定感ある。後半はバンド編成で弾けるダイナミズム。表情豊かで清涼感に溢れた歌声は、たとえ切ない歌や悲しい歌を歌っても、音楽に祝福されてるように聴こえた。それは才能でもあるし、たなまちゃんの人間性なんだろうなって思う。

25日はカウンセリングへ。僕の生活が夜型なのは、その日なにごとも成し遂げてない焦りから夜に作業をしちゃうんだ。時間だけが過ぎて、発病してから16年が経った。20代の青年は44歳のおじさんになった。あと16年が過ぎたら60歳、一生が終わる。カウンセラーさんは「山下さんの価値観は幸せに生きることで、具体的な成果をあげることじゃないように思う」って掘りさげてきた。
 僕はどうしようもなく寂しがり屋なのだよ。ここにいるぜって言いたい。表現の動機としては不純かもね。文章だけ妙に捗るのは、サラリーマン時代に訓練を受けたから。ほんとはページビューなんかより、穏やかな幸せが欲しい。そのためには自分を好きにならないと。で、自分を好きになるには拠り所がないと。長い間 独りでよく闘ってきたねって誰かに抱きしめて貰いたいんだ。

その足でエレクトリックリボン第2回エリボンフェス@渋谷WWWへ。アイドルにもいろんな形があるな。日本の音楽産業で一番金が回ってるのはアイドルで、実験的な試みに予算がつく。sora tob sakanaたぶんすごい若いのにかっこ良かった。
 エリボンは意表をついたメドレーから。4人体制最後のステージ、最近でも特にキレのいい、素晴らしいライブで幕を締めた。特にぴっぴは骨折開けとは思えない安定感。日本のポップシーンを見回しても優れたボーカリストぇっか。卒業していくちーなっちゃんも全力をぶつけてきた。Nachuさんの振付が可愛い「Factory Of Love (動画) 」。ボンクラさんの粋な演出にいつも感服してたの、今回は大量の風船を客席に投げ入れるお手伝いさせて貰えて嬉しかった。楽しい時間は終わってしまう。4人のエリボンがステージを去って、ダブルアンコールで出てきたのはNagisaちゃんを迎えた新体制のエリボンで新曲「カンパイ☆スターライト (動画) 」。未来を感じさせる構成でよかった。胸いっぱいだ。それぞれの道を選んだ5人の未来に幸あれ。

家に帰ってきたら、ちーはperiod.として新曲「君の魔法」を配信スタート、なっちゃんも新曲「エンドレスドール」を公開してた。僕も動き出さなきゃね。
 今日は打って変わってSqueezeを観に行く。会場は知り合いだらけの予感。明日はまたずいぶん変わってNegiccoを。僕はあのネギの棒を振るのだろうか。振ったらまた違う世界が見えてきそうだ。

Princeが亡くなった衝撃の世界についてSIDE-Bに。

4月26日 SIDE-B I Would Die 4 U

Prince急死っていう信じられないニュースが流れてきたのは、日本時間22日。いままで何度も「死」んで過去を葬ってきたPrinceが、本当にいなくなっちゃった。亡くなった自宅スタジオには、大きな虹がかかったという。死の直前に154時間連続で作業してたという。死因は発表されないまま、Princeは灰になった。
 10代の頃は聴かず嫌いだった。"LOVESEXY" のジャケットに、生理的に拒否反応が出た。若者は異物を受け入れられない。サエキけんぞうさんの本で熱心に薦められて、岡村靖幸さんが和製プリンスと呼ばれて、だから後追いで彼の音楽が僕の血肉とは言い難い。でも特別な存在だったのは確か。岡村ちゃんどんだけ悲しんでるかね。

スパイク・リーが勝手に追悼パーティーを始めて、ミネアポリスでは数千のファンが "Purple Rain" を歌ったオバマ大統領からNASAまでが追悼の意を表明した。中でも胸に迫るのは、Cyndi Lauperの長年の友情や貰ったアドバイスについての話。そしてEric Craptonの "Purple Rain" に救われたって話。
 僕が聴いたPrinceのアルバムはこれだけ (→) って写真をあげたら、お薦めをいっぱい教えて貰った。ちゃんと聴いてみるよ。

熊本地震について。各避難所がAmazonに「ほしい物リスト」を公開した。いらないものを送っても迷惑だからね。韓国軍が支援物資を送ってくれた。こういう記事が魔法の力で見えなくなっちゃう人いそう。XTC好きの熊本市長にAndy Partridgeがエールを送った。iPhoneアプリ「家庭の医学」が期間限定で無償提供されてる。被災者を支えるためにも、地震の国に住む僕らにも。熊本の主婦が「地震直後に『しておけばよかった』と後悔したこと」。
 米国連邦議会図書館が、東日本大震災についての膨大な調査報告を出した。民主党政権は震災に適切に対応できなかったっていうのが日本での定説だけど、名誉回復する必要がありそうだ。できたことできなかったことを冷静に分析して明確にしておかないと、悲劇の教訓が次の災害に活かせない。

政治っぽいこと。内田樹さん「べつに特に邪悪な人間でなくても、経済合理性 (但し短期的な) を配慮すれば、グローバル資本主義世界に最適化するためには、地方の切り捨て、弱者の切り捨て、労働者の窮乏化、兵器産業への資源集中、立憲政治の廃止というのが『満点答案』であるのは自明です。安倍政権はまさにその政策を粛々と実行しているわけで、『経済成長しないとすべては終わる』と思い込んでいる人たち (日本のおじさんの80%くらい) は『確かにこの道しかないわな』とぼんやりこれに同意しているのです」。なるほど。
 NHKの籾井勝人会長が、原発報道を公式発表ベースで伝えるように指示した。独自調査を否定して大本営発表を流すってことだ。これが報道の自由度72位の国だ。与党のヘイトスピーチ対策法案は、「米軍出て行け」はアウトで「沖縄への中傷」はセーフになる。

FUJI ROCK生みの親、日高正博さんのインタビューの後編が公開された。Patti Smithが来日する。パンクの気高さに呆然とした想い出。スピッツのテレビ演奏にスカートの澤部渡さんがサポート出演した。あれ誰?ってYahoo!ニュースにまでなった。リテラ誌が秋元康の歌詞を女性蔑視と批判したら、「名誉毀損及び侮辱罪」「記事を削除せよ」って恫喝メールが来たらしい。いろんなメディアがよく似た批判をしたけど、怖いから恫喝しないのかな。秋元康は表現と批評は表裏一体って知らないのかな。D.W.ニコルズから岡田梨沙さんが寿脱退、こんな素敵な脱退写真をほかに知らない。お幸せに。
 プープーテレビのレンジでチンしてみるシリーズ「梅干し」。このシリーズ大好き。レンチンしたら熱いの全然学習しないなと思ってたけど、あつあつおでんの要素も予定調和なんだな。

4月30日 もし猫と話ができたら

もし猫と話ができたら、僕が君たちをどれだけ愛してるか、君たちがパソコンに乗るとどれだけ困るか伝えたい。最近は昼間は暑いくらいで夜はしっかり寒くて、でも猫が暑い。

26日はSqueeze@Billboard Live Tokyoへ。Billboard Liveはチケット買っただけじゃ入れない。電話して番号を貰って、当日受付でチェックインして呼ばれるのを待つ。学習した。知った顔がいっぱいだけどみんなデートっぽかった。僕はいつでもロンリー。
 絶対いらっしゃると思った、音楽の神様にご挨拶。いつの間にか普通にご挨拶できるようになった。昔は緊張でブルブル震えてたのに。それは神様が行くライブ行くライブにいらっしゃるからだ。どんなに偉くなってもロックンロールキッズだからだ。

17年ぶりのアルバム "Cradle to the Grave" を聴いて、バンドの現役感に不安はなかった。でも想像より遥かに弾けたステージだった。"Hourglass" を演奏しながら客席を縫ってステージにあがり、ライブはスタート。圧倒的な演奏力がありながら、イギリスのパブの香りをぷんぷんに漂わせてパンクに弾ける。最初から立ちあがりたかったけどそこはBillboard Live。肘ついて顎さわってる気取った客ばっかり。バンドに失礼だ。六本木ってそういう街じゃないぜ。
 "Up The Junction" "Tempted" "Black Cofee In Bed"、ヒットアフターヒット、美メロアフター美メロの間に新譜からの曲が自然に馴染む。さすがに最後は総立ち、アンコールは "Take Me, I'm Yours" で決めた。こういうバンドを若い人が聴けるカジュアルな箱が必要だ。Billboard Liveはハリボテ。

翌27日はNegicco@中野サンプラザに行く予定だったんだけど、疲れが取れないわ気圧は落ちてるわ...。空席を作っちゃってごめん、魂は中野にいたよ。いいライブだったみたい。ナタリーのこの写真観て笑った。3人が好きだし楽曲が好きだし、あの豪華生バンドで成立するアイドルのライブなんてほかにない。次はNHKホール、FUJI ROCKの翌週だ。絶対に行きます。
 28日も体調不良で寝込んでた。訪問看護師さんがやってきた。25日のカウンセリングと同じ、生きた証をこの世に遺したいって話をした。できるできないは考えないで、好きなことをリストアップしてみたら、そこから自分の価値観が見えてくるんじゃないかって言ってもらえた。たぶん音楽か動物にまつわること、100回くらい書いてるけど専業主夫だよな。まずは痩せる努力をしないで痩せたい。

ジェーン・スーさん「42歳の女友達が一晩に2度もナンパされたので奇跡は存在する。神はいる。祈りなさい」。44歳のおじさん (自分史上最高体重) はどうだ。恋は男女問わずするものなのに、なんで女性用の恋愛アドバイスは溢れてて男性用のはないかな。
 「国会議員の給料、大幅増額の矛盾」国会議員の給料は月額26万円、国家公務員は月額2万9000円の引き上げ。保育士は月額6000円、消費税増税でチャラになる程度だし、震災復興支援はまったく足りてない。「指定廃棄物で新ルール 環境省 濃度下回れば一般ごみに」8000Bq/kg以下は一般ごみになる。3.11前は100Bq/kg (誤字じゃないよ) 以上は厳重管理だった。ひとごとじゃない「ペット同行避難は避難所に一緒に入れる訳ではない」。麻布大学介在動物学研究室が、猫と暮らしてる人にアンケートを呼びかけてる

D'AngeloのPrinceカバー「Sometimes It Snows in April」が本当に素晴らしい。Gregory Porterの「Purple Rain」、James Taylorも「Purple Rain」を一節披露した。Princeがマペットショーに出演した時の映像が愛おしい。PrinceがClyde Stubblefieldのガン治療費を肩代わりしていたなんて話も。死因についての憶測も流れてる。
 Paul Simonが新曲 "Cool Papa Bell" を公開した。"Wristband" ほどの衝撃はないけど、Paulらしい佳曲。Noel GallagherがGorillazの新作への参加に前向き。あの2人が仲良くなる未来なんて想像つかなかった。「These Are The Worst Album Covers Ever Created?」笑った。デザイナーやスタイリストが悪いケースが大部分だけど、本人の素材が如何ともし難いケースもあるな。

Peter Barakan氏がBABYMETALをまがい物と呼んで、Barakan氏のことを知らないドルオタが激怒した。Barakan氏はもともと横ノリのグルーヴが好きで、メタルが嫌いなだけだよ。僕はBABYMETAL好き。メタルの要素をソフィスティケートして、外国人が好きそうな日本の要素を散りばめて、なんといってもSU-METALのボーカルいい。
 エレクトリックリボンの新曲 "カンパイ☆スターライト" を書いたへそのすけさん把握。辻林美穂さんやシンリズムさんと同じコンピに参加してた方だ。エリボンの新メンバーnagisaが、だんだん個性を出してきた。ツイッターで気の利いた返しがバンバン飛んで来るんだけど、どこか抜けてる。頭の回転は速いのに天然で、彼女の天然は人を幸せにする。推すのか!? 僕はついにアイドルを推すのか!? たってさ、中嶋春陽さんや今川宇宙さんをもう推してるしなあ。