DIARY 2016年5月


5月2日 RCサクセションが聴こえる

30日はCLOWさん主催「ゆきのいろはなにいろ」@明治神宮前ひまわりばたけで手をつなごうへ。素敵な出演陣の音楽と初夏の気温にうとうとした。CLOWさんが登場してステージがぐっと締まった。囁くような丁寧な息遣いからシャウトするようなダイナミズムまで、イマジネーション豊かな景色とある種の憤りを、音に乗せて全力でぶつけてくる。美人なのに紙で顔を隠して、あくまで音楽で勝負する彼女らしい。あまりにストイックで、生きにくいだろうなと思う。でもリスナーとしては時にそんな力を体いっぱいに浴びてみたい。
 帰りの電車で自立神経失調の症状が出て、まじで倒れそうだったけど、ヘルプマーク5年つけてて席譲って貰ったことない。ヘルプマークの認知度の低さは問題だ。見るからに席譲って欲しそうな、ギプス型ブーツの開発が待たれる。

疲れ果てて帰宅。翌朝はぱっかり起きた。中嶋春陽さん生誕祭@渋谷Ruido K2。休日の朝の電車があんなに混んでるとは知らなかったぞ。透き通るような白人美女と、「俺、前世ハトだから」って言うヤンキーのカップルがいた。
 春陽さんが1枚1枚手作りしたポストカードを受け取って、会場に入って眼に飛び込んできたのは、ファンがチェキで作ったモザイクアート。何百枚のチェキが大きな絵になってた。愛だねー。ライブは元気いっぱい、キレキレに歌い踊る。ソロコーナーではPUFFYの「ハッピーバースデー」と木村カエラさん「ファミレド」、前向きな名曲を披露した。「あなた」を「みんな」に歌い変えて、メンバーへ、ファンへのメッセージにした。もう愛しかないイベントだった。そんな素敵な一日を作ったのは、ぜんぶ春陽さんの普段の振る舞いの結果だ。

夜はヌカタシとFくんがやってきてご飯。中華を中心に、えっお惣菜そんなに持ってきたの!? FUJI ROCKに来るバンドを中心に、音楽をかけてだらだらお喋りした。お酒も入ってご機嫌。"Yankee Hotel Foxtrot" がフォネティックコードになってるなんて気づかなかった。ところでイチゴのイントネーションってイ↑チゴ or イ↓チゴ? うちは山の手言葉と下町言葉が混在しててイ↑チゴなんだけど、下町のヌカタシがイ↓チゴって言ってたの。
 今日は訪問看護師さんがいらした。最近の世間話をあれやこれや。華やかに遊ぶのもいいけど、ほんとはこういう時間がさ、じんわり安らぐんだわ。音楽の話がちゃんと通じるのも嬉しい。動物の話も心の話もだ。小さな体でひょこひょこ歩くあなたが愛おしい。

内閣支持率が大幅にアップした。東日本大震災とくらべて、熊本大分地震の対応を受けての結果らしい。報道の自由度72位の国、憎悪を煽る商売に切り替えたメディアや、大本営発表をそのまま流すメディアにしか触れてない人にはそう見えるのかな。もう一度これあげときますね、米国連邦議会図書館が調査した東日本大震災の報告書。僕は特定の政党の支持者じゃないけど、民主党政権はリーマンショックと東日本大震災っていう未曾有の危機が続いて、不運の中で健闘した。いろんな新聞を読んでみよう。学ぶこと、知ることは美しいよ。
 子供の頃、江戸時代は士農工商って身分制度があったって習った。いまの学説ではそんなものはなかったって。明治政府は江戸時代についていろいろ都合よく捏造した。いまの政府はどうかな。

Princeのスタジオの金庫を開けたら、今後100年に渡って毎年アルバムがリリースできるくらいの音源が遺されてた。本人がリリースしたかった音源はどれなのか、遺書がないなら確かめようもないけど、尊重したいなあ。Paul McCartneyが "Blackbird" を書くきっかけになった、差別を受けていた2人の黒人女性と会った。今日は忌野清志郎さんの命日。こんな歌を書いて3.11の前に逝ってしまったな。
 吉野朔実先生が亡くなった。まじか。「少年は荒野をめざす」も好きだけど、「月下の一群」好きだった。能年玲奈さんが小泉今日子さんの設立した事務所に入るって噂。飼い殺しされてた事務所との契約が切れて、ついに解放されるってほんとかな。今日の能年ちゃんのブログ、久しぶりに表現者としての気持ちを綴ってた。

5月4日 夏になっちゃうよ!!

某アイドルのドラえもんのモノマネが新キャスト版だった。

なんにもすることなし!! の連休。気圧の急降下と急上昇で頭痛が酷い。きのうは暴風、今日は28℃まで気温があがった。はー夏になっちゃうよ。夏になったらFUJI ROCKがあるじゃないか。といいつつ自立神経失調で、夏にもFUJI ROCKにも不安が拭えない。
 スパイク・ジョーンズの「her」やっと観た。映画はDVDで観るに限る。好きなタイミングでポーズして考えられる。もちろん演出家の意図とは違うけど。主人公の繊細過ぎるところ、女性的すぎるところ、ピエロすぎるところ、自分を観てるみたいで痛いけど、素晴らしい映画だった。音楽はArcade Fire、Karen OとEzra Koenigが歌う主題歌 "The Moon Song" は、前から大好きだった。

あとはおおよそ猫揉んでタイムライン眺めてた。相武紗季さんがFAXで結婚の報告をした。芸能人が結婚報告をするためだけに維持される遺物、それがFAX。僕が最後にFAX使ったの、四半世紀前に雑誌の編集部でバイトしてた時だ。「合コンで女性が星野源を期待して『サブカル男子集めて』と伝えても、男幹事は高確率で杉作J太郎を連れてくる」ってツイート。星野源さんと杉作J太郎さんに本質的な違いはないんだけどな。その女性陣に見る眼ないんじゃないか。
 内田樹さん「18歳の皆さんが政治家の適性を判定するときは『異論にも耳をかたむける』ことが出来る人かどうか、間違った政策判断をしたことが事後にわかった時に『間違えました』とさくっと認めることが出来る人かどうか、それを基準にして欲しいと思います」。政治家に限らない話だ。僕に出来るかって問われるとぜんぜん。

アメリカの大統領選で波乱が起きた。インディアナ州予備選の結果を受けて、共和党のテッド・クルーズ氏が選挙戦から撤退。ドナルド・トランプ氏の指名獲得が濃厚になった。民主党はバーニー・サンダース氏が勝って、ヒラリー・クリントン氏の勢いがない。つまり、トランプ氏が世界で一番影響力のある椅子を手にする可能性が出てきた。気の狂った泡沫候補だと思ってたのにな。内田樹さんがツイートしたような判断を、アメリカ国民がしてくれることを祈るしかない。世界の警察を自認する国の代表を、たかが一国の国民が直接選挙で選ぶ矛盾がついに社会を崩壊させるかも知れない。
 トランプ氏を歓迎する日本人が意外といることにびっくりした。どんな思想の持ち主なのか、どんな知性の持ち主なのか、把握した上で言ってるのかな。

10月にカリフォルニアでDesert Tripってフェスが開催される。出演はPaul McCartney、The Rolling Stones、Bob Dylan、Neil Young、The Who、Roger Waters。いま何世紀だよ。PrinceとKendrick Lamarが共演した動画が公開された。David Bowie "★" のアナログ盤ジャケットを陽に当てると、星空が浮かびあがる。素敵。Andy PartridgeがThe Monkeesに書いた "You Bring The Summer" がAndy節炸裂の名曲。Computer Magicが日本ツアーの映像で "Lonely Like We Are" のPVを公開した。監督は本人。
 私事ながら、Mermonteの "Audiorama" のアナログを確保した。さらに私事ながら、暇を持て余してカラオケアプリnanaに何曲か吹き込んだ。"Slide" とか "水星" とか...あとはよっぽど暇なら探して。自分の音痴ぶりにびっくりしたしがっかりしたわ。

5月6日 ドンペリ入りました!!

きのうもカラッと晴れてお布団を干した。やりかけてたGYM作業たちを片付けた。どうしよう素敵な手紙が書けちゃった。
 夜はぇっかが一日店長を務めるスナックへ。普段のライブよりメンバーとゆっくり話せる。サポートのぴっぴは居酒屋ノリだった。新メンバーなぎさはよく気が利くな。そこここにアイドル性を感じた。なぎさ推しのオタさんが遅れてくるタイミングでなぎさを隠れさせて、「残念もう帰っちゃいました」ってドッキリしかけた時の顔、なぎさが出てきて「ででん、まだいました」ってネタばらしした時の顔、マンガみたいだった。誰か動画撮ってないの!? 常連のお客さんがドンペリを入れて振る舞ってくれた。44歳にして初めてドン・ペリニヨンというお酒を飲んだ。味を上手く表現できなくてすみません。DJ ITさんとじっくり音楽話できた。はー楽しかった!!

打って変わって今日は曇天模様、気圧も急降下してる。やることあるのについネット開いちゃう。
 アイドルの自撮り写真には数週間スパンで流行りがあって、ここ最近はみんなアゴつまんでる。その前は恐竜みたいな手、もっと前はほっぺたを引っ張る仕草。愛されるのが仕事、のアイドルたちの試行錯誤が見てとれる。Facebookやってない人がFacebookのリンク踏むと、最初にちらっと画面が出て、すぐにスクリーンで隠されてアカウント作りやがれコラって脅される。ユーザーの文化も陰湿だけど運営もな...。オークションサイトで細野晴臣さんの同發新館のチケットに3万円ついてた。やっぱり競争率たかかったんだな。当選してラッキーだった。楽しみにしてる。武道館なんかよりよっぽど聖地だし、聖地にした張本人のライブが観れるなんてね。

James Blakeがニューアルバムを突如リリースした。フィジカル盤は出るかな? Alan McGeeの半生が映画になる。Alicia Keysの新曲 "In Common" すごくいい。Achille Claude Debussy「私は、音楽がとりかこまれている不毛な伝統から、彼女を解き放ってやりたいと思っているのです。室外の芸術であり、風と空と海、諸元素に拍子を合わせれる芸術なのです。閉鎖的な、書斎の芸術にしてはいけません」。
 大貫妙子さんのボックスセットが素晴らしすぎる。秒で予約した。福原伸治さん「かつてウゴウゴルーガを作るときにいくつかメッセージを込めておいた。そのひとつが『マイノリティのための番組』ということ。マイノリティはカッコいいし、世の中はマイノリティで作られているということが子どもたちに伝わればいいなと思った。伝わったかどうかわからないけど後悔はしてない」。僕はもう充分に大人だったけど、作り手の熱意に感服したな。

5月8日 Magical Mystery Tour

6日は寝る前に映画でもってDavid Byrne "Ride Rise Roar" 観た。2009年のツアーのドキュメントだ。このツアー観たんだよ。Byrneのライブが素晴らしいのは世界中の音楽好きが知ってて、その上で新たな試みとしてコンテンポラリーダンスをアルゴリズム体操みたいに組み合わせて、エモーショナルなショーに仕立てた。観た時は呆然とした。"Stop Making Sense" くらい評価されるべき。
 Byrneはアイデアとユーモアが泉のように湧き出してくる方で、それゆえに完璧主義なところや、神経質なところもあるのかな。

そのテンションで、FUJI ROCKに行く仲間に出演バンドについてYouTubeリンクつきガイドメール、20スクロールぶんくらいあるやつ書いて送りつけたった。

きのうは体のメンテナンス。小鳥遊しほさんの一連のストイックなツイートを読んで恥ずかしくなった。痩せる痩せる言いながら食生活みだれすぎだ。だって高カロリーのものって美味しいからさ、毎日カツカレー大盛り食べてみるみる痩せるダイエットみたいのがいい。カレーにカツ乗っけるの考えた人ノーベル平和賞もらうべきだ。マヨネーズ発明した人ももらうべきだな。
 運動もぜんぜんしてない。家にこもって作業してる日は、1日に数十歩あるくだけだったり。体のメンテナンスで循環器系を活発にして、お風呂は大好きなんでそれで代謝あげてる。春になったら散歩して体動かすつもりだったのに、もう暑くて行く気しない。プールもウォータースライダーで骨折してから行ってない。猫たちが散歩につきあってくれたらな、猫たちも太り気味だから一石二鳥なのに。

タイムラインの「ゆっふぃーバス」タグが面白い。寺嶋由芙さんと行く林間学校だ。アイドルのバスツアーと言えば「おやホロバス」タグを思い出す。メンバーは基本別行動でふれあいの時間はボッタクリ物販だけ、スノボのチケットの有効期限が30分、ご飯が固くて味がしない、メンバーが泥酔してライブ中止、アイドル業界の闇を見た。おやホロのオタさんは「受刑者」と呼ばれた。
 ゆっふぃーバスは完全に由芙さんが同行して、隙あれば歌い、ふれあい、最高に楽しそうだ。由芙さんのことをよく知らなかったけど、参加者のツイート見てるだけでファンになっちゃった。ネガティブな言葉が1個もないってすごいことだよ。オタさんと信頼関係ができてるから、ある意味無防備な交流が成立してる。そんでアイドルのイベントでは、"Don't Look Back In Anger" を歌う習慣があるっぽい。

ドナルド・トランプ氏が、Rolling Stonesからの楽曲使ってくれるなって申し入れに開き直った。ほんとこいつ劇場版でもかっこよくならないジャイアンだな。表現者が政治的な発言をすると「萎えた」って言われるらしい。松尾貴史さん「政治観で萎えるのは気の毒ですね。でも政治は命や生活や仕事や趣味や人間関係や社会活動全てに関わるのです。黙ったら終わりなのですよ
 秋元康の女性蔑視的な歌詞が問題になってる。堀越英美さん「女の子はいつから『頭からっぽ』になってしまうのか」は女性を応援する良記事。一部の女性がなんで馬鹿を装う戦略に出るのか、天然なのか流されてるだけなのか。若い女性をみてると、同じくらいの世代でも知性や感性に驚くほど差がある。その謎が解けた気がした。

Appleが私の音楽を盗んだ」って記事。僕はApple信者26年の勘でApple Musicを使ってない。DLやストリーミングの何が苦手って、仕組みや契約がわかりにくいとこだ。The Junipersの新譜が素晴らしい。で、これどこで買えるのかよ。Africa Express Presents "Terry Riley's In C Mali" 最高にかっこいい。Brian EnoやDamon Alburnが関わって、Terry Rileyの名作を再構築した作品。太平洋の島国キリバスの伝統音楽。イギリス領だった経緯でキリスト教音楽的でもあるけど、長い時間伝承されてきた大衆音楽の洗練を感じる。世界は広い。
 三浦大知さんがテレビに出演して、アカペラでダンスナンバーを歌った。テレビでしか音楽を知らない層がぽかんとしてた。

ところで。5月29日に渋谷でDJをするよ。ほんと久しぶりにちゃんとしたDJができそう。あけといてー!!

5月10日 SIDE-A 迷い込むよこのチャイナタウン - 音楽という伝承芸能について

1976年5月8日、横浜中華街の同發新館にて、"Harry Hosono & Tin Pan Alley in Chinatown" ってライブが行われた。その様子は最初は写真で、やがてどこからか出回ってきた音源には、日本のポピュラー音楽史に輝く芳醇な演奏が記録されていた。それから40年後の同じ日、同じ場所で "Haruomi Hosono a Night in Chinatown" が開催された。何十倍の競争率だったのか、チケット取れちゃった。
 細野晴臣さんという音楽家は、フォークロック → トロピカル → テクノポップ (80's的な意味で) → アンビエント (オブスキュア的な意味で) → ワールドミュージック (民族音楽の探求) → テクノ (90's的な意味で) → アンビエントハウス → ラウンジ → ジャズ → エレクトロニカ → カントリーと、世界の大衆音楽を貪欲に取り込んできた。その音楽の奥行きの深さに気づくと、魅力から抜け出せなくなる。

久しぶりの中華街、古くて胡散臭い店が減っちゃったな。それでも雑貨屋を覗いたり露天で摘んだりするのは楽しい。そして約束の地、同發新館へ。薄暗い部屋は170人でいっぱいいっぱい。Martin Dennyの楽しい音楽に導かれて開演を待った。大きな拍手に迎えられたのは細野晴臣、高田漣、伊賀航、伊藤大地、コシミハル、林立夫の各氏。
 ロックとジャズとニューオリンズと、いろんな要素が融合されたトロピカル三部作からの名曲の数々に拍手喝采。でもどうしても欲しい、どうしても足りない楽器がひとつある。ゲストとして呼び込まれたのは星野源さん、演奏するのはマリンバだ。星野源さんは自身のバンドに "Sakerock" って名前をつけるセンスの持ち主。「1976年の中華街ライブを聴いて、23歳の時にマリンバ買いました」という。まさに憧れの場所、憧れの師匠との共演だ。

そこにいたのは人気シンガーじゃなくて、本来の趣味を爆発させた一介のミュージックフリークだった。細野さんは「星野くんがここに出るのは必然だね、未来をよろしく」と。かつて細野さんがそうだったみたいに、いまはポップシーンの真ん中にいても、いずれ辺境で趣味の音楽に没頭することになるだろう。
 ライブはラウンジ調の演奏へ。そしてもう一人のゲスト、ブギウギピアニストの斎藤圭士さんが登場。ブギは第二次大戦中、アメリカで親しまれた音楽だ。戦後GHQと一緒に持ち込まれたリズムに、幼い細野さんは魅了された。「洗練されてて...でも簡単なんです。難しいのは自分の曲、やりたくない」って笑いをとって後半はブギで躍らせた。「僕が1拍子って呼んでるグルーヴ」「自己表現欲みたいの? もうないね」。趣味だからこその演奏に熱い拍手が贈られた。

アンコールは星野源さんを招いてますます盛りあがる。客電がついてもアンコールを求める拍手は治まる気配がない。もう一度登場した細野さん、「いたわってよ、もうやんないよ。子供の頃『ピノキオ』を観て、遊んでばっかりいたらロバになるって教育されたんだ。でも60過ぎたら体に気をつけろってディズニー言わなかった」。「自分の昔の曲の歌詞忘れてエゴサするんだよ。そうしたら坂本と僕について納得いかない記事を見つけて。細野は気取ってる、坂本は自然体って逆だよねそれ」。最後の演目は「坂本龍一のモノマネ」であった。「どうも、ただの甘えん坊でした」って挨拶で本当にお開き。
 ハー伝説を観た。個人的には、ここ最近もやもやしてた音楽への想い、特に日本のポピュラー音楽に対する憤りにも近い疑問が、一気に氷解するような体験だった。

あのね、音楽は伝承芸能なんだよ。大衆音楽の歴史は、4万年前に森の中で響いた音から、今夜クラブで流れる音まで断絶がない。いろんな表現に触れて吸収すること。表現に限らない、社会についてもそうだ。ヒトという生き物の可能性に想いを馳せること。
 せめて自分で歌ったり演奏する人には、世界の音楽を貪欲に聴いて欲しいな。少なくとも「ミュージックステーション」に流れるものだけが音楽のすべてじゃない。いまの日本にそれ、圧倒的に欠けてる。そうツイートしたら、ベースの師匠の安部王子さんが、「音楽を愛している音楽家は食べていくのが非常に難しいです」。つまり商業ベースの合理性からはみだしてしまう。そして「子供のころに自分が参加できる楽しみを与えられれば、鑑賞するというのは次点になる」と。素晴らしい技能でつまんない音楽やってる人いるね。技巧的なレッスンだけでは身につかない、深みと広さを聴かせて欲しい。

出来ればリスナーにも、音楽に興味を持ってほしい。音楽をほんとに楽しむには経験と鍛錬が必要だ。Igor Stravinsky「音楽鑑賞には努力が必要である。ただ聴くだけならアヒルでも聴いている」。
 例えばピカソの絵を子供に観せたら、なにこれって嘲笑うだろう。イルカや夕陽の絵のほうが好きだし売れる。つまり、リスナーの耳を育てちゃうと商売しにくい。ラッセンの絵をデート商法で売りつける方が効率がいい。そうして文化は萎んでいく。結果、多くの人にとって音楽は必要がない、音楽家も音楽をあんまり愛してない国になっちゃった。でもピカソとしっかり向き合って、表現の深遠さに気づけたら、ラッセンとは比べ物にならない大きな喜びと、魂の震撼とも言うべき体験が待っている。だって音楽って、言葉より先にあったんだぜ。

何度もおんなじことを書いてきたね。でもここ一年でアイドルっていう異文化に触れて、新鮮で楽しい一面で、閉塞感ともどかしさも感じてたんだ。中嶋春陽さんは気づいて、探求してるね。
 日々の話題をSIDE-Bに。

5月10日 SIDE-B 目覚めの終焉

冨田勲さんが亡くなった。僕の音楽への目覚めは、都立児童会館の未来コーナーでかかっていた、冨田版「The Planets」だった。展示物には眼もくれずに、音楽に聴き入った。
 冨田勲さんはクラシック畑出身、"新日本紀行" "リボンの騎士" "ジャングル大帝" の作曲でも知られる。ごく初期のシンセサイザー、モーグIIIを個人輸入して、でも税関で楽器とは信じてもらえずに、軍事機器の疑いをかけられたり、当然マニュアルがないんで音が出るまで苦難の連続だったり、やっと出来上がったアルバム "月の光" は、日本のレコード会社ではジャンルに収めきれないって発売を拒否されたり、試行錯誤の連続で電子音楽の源流を作った方。どれぐらい源流かっていうと、いまでも世界中で使われてるドンカマ信号の「キッコッコッコッ」って音を作ったくらい源流だ。

そして、僕が曲がりなりにもプログラマーとして飯が食えるようになったのは、間違いなく冨田勲さんのご長男、冨田勝先生のおかげなのだった。情報処理の講義に挫折した僕を、ゲームを通じたプログラミングの講義で救ってくださった。プログラムって概念はこういうことだったのかってユリイカを貰った。僕の大学は成績は相対評価で、Aは何割って決まってた。冨田勝先生はほとんどの生徒にAをつけて問題になった。それは先生の授業が学生を惹きつけて、課題をはるかに超える作品を提出したからだ。みんなAに決まってる。
 特別講師として冨田勲さんがいらしたことがあった。さっき書いた電子音楽黎明期のエピソードは、その時に伺った。夢のような特別な時間だった。軽妙な語り口に夢中になって聴き入った。あーなるほど親子だなって思った。

タモリさんのエッセイ「星新一先生が泣いた夜」。細野晴臣さん「冨田勲さんの『月の光』って作品がすべてコンピュータとシンセサイザーでできているって聞いて、その出来がよくてショックだったんですよ。それはもう、自分の音楽史上一大事件でした。それまでの自分のパラダイムが変わるほど」。砂原良徳さん「私の音作りは松武さんを経由しての冨田勲先生の影響がとても大きいと思います。彼は日本の電子音楽の源流であります。感謝の気持ちしかありません」。平沢進さん「冨田勲先生が逝去されました。ウェンディ―母さんと並び、若きヒラサワに現在への道しるべを示してくださった電子のお父さんでした」。
 そしてタイムラインを流れたのは、Michael Jacksonが冨田さんの自宅を訪ねて楽器を触り、冨田家の子供たちとテレビゲームしてる写真。これは知らなかった。気さく!!

Stone RosesのReniが肋骨を折って、来日公演がキャンセルされた。僕自身が肋骨を折ってから、身の回りでそんな話を何度も聞いた。流行ってるの!? Andrew Weatherall「野心はあってもいいけどがんばるな」、いい言葉。水曜日のカンパネラの "ヒカシュー" って曲について、本物のヒカシューから抗議のコメントが出た。両方のファンとしては複雑な気持ち。これは水曜日のカンパネラが圧倒的に失礼。世間的な知名度の低い本物のヒカシューの言い分は、大きく取り上げられることはないのだろう。寺尾次郎さんがゴダール映画の新訳を担当するんだって。大変だ観に行かないと
 フィリピンのドナルド・トランプと呼ばれる、ロドリゴ・ドゥテルテ・ダバオ氏が大統領になった。日本ではそれっぽい人がもう長いことトップにいるし、いまの社会の限界が見えたタイミングで世界中で同じことが起きてる。

雨が続いてる。湿気が辛い。きのうはカウンセリング。音楽論を語った。なんでも話したいことをって言われても、それってカウンセリングなのかしら。夜はまたヌカタシとFくんが遊びに来てくれた。音楽を聴いて猫を揉んで。買ったきりどうしたもんか困ってた、バスキアのB0サイズのポスターをフレームに入れて、壁に固定した。3人がかりで1時間以上かかった。ありがとう。うーん満足。

5月29日に渋谷でDJをするよ。あけといてー!!

5月12日 すきすきスピーチ

むかしシムシティってゲームに、市長を称えるデモってイベントがあった。ヘイトスピーチがあるなら、友好の気持ちを贈るスピーチがあってもいい。例えば隣国に。

きのうの日記でほんとに言いたかったことは、知的好奇心を放棄しないでってことだ。「知識」や「思考」はおもちゃとして優秀。人生が楽しくなる。ってうまく言葉に出来なかったな。
 8日の日記に紹介した、堀越英美さん「女の子はいつから『頭からっぽ』になってしまうのか」にも通じる。男性も女性も、もし「わかんなーい」で生きていった方が有利ならば、その社会は未熟すぎる。生活や命に関わる政治の話題についても、心を豊かにする芸術の話題についても、わかろうとした方がたぶんいいことある。

春は毎年きつい。暑いのが苦手ってこと、無駄に歳を重ねてしまうこと。もうひとつ、冬に分泌が増えたメラトニンが、春の気温差に対応できなくてなかなか減らないらしい。いわゆる「春眠暁を覚えず」状態、あるいは5月病だ。病院で薬を増やしてもらった。自律神経失調症になってから、汗が酷い。季節を問わずに汗をかく。前にとある女性ツイッタラーが、男は汗臭いのなんとかしろって冗談とも怒りともつかないツイートをしてたけど、できるだけの対策をしても、男女の体感温度差がある以上、生物としてどうしようもないんだ。自分が汗臭い屈辱で、精神的に参ってしまう。爆冷房車希望。
 ところで、たまに病院でテレビ見ると、これは頭悪くなるわなと思う。でも開発から50年が過ぎて老齢化した「ニュー」タウンの民度では、これ必需品なんだろう。

きのうはBand Expo / さかな / 超大陸パンゲア@渋谷Last Waltz。おめあては超大陸パンゲアだったけど、3組とも素晴らしかった。一番手はまさかのさかな。ずいぶん久しぶりに観た。Pocopenさんは髪をばっさり切って、若返った印象。涼やかな音響と匂い立つような物語。パンゲアは楽器をとっかえひっかえしてジャンルレスに切り込んでいく。2人の音楽的な、人間的な相性の良さが音楽に反映されてる。Band Expoは矢部浩志さんをサポートに迎えた圧倒的なバンドサウンド。青木孝明さんの書く曲はますます瑞々しい。
 また僕の音楽の神様きてた。客席の隅っこで僕に向かってピースサインしてる人がいる、と思ったら神様だった。フットワークよすぎるし音楽が好きすぎる。僕のblurのTシャツ見て笑ってらしたけど、ご自身もStackridgeのTシャツ着てたんで似たようなもんだ。

今日は雲ひとつない快晴。大掃除とGYM作業をして訪問看護師さんを迎えた。こないだ掛けたB0のバスキアのポスターを自慢した。これ飾るのに、男3人で1時間かかりましたって話したら、お友達がよくいらっしゃるようになってから、山下さん調子がよくなってきましたねって。僕もそう思う。近況を話して音楽や雑談をして笑って。
 ここんとこ体重が自己記録を更新して、ちょっと歩くだけで疲れる。今年の神がかり的なFUJI ROCKのタイムテーブルを見るに、そうとう歩かないとでいまの体力じゃ無理。かといってプールに通うのは...退屈じゃないか? 歩いたり泳いでる間にすることがない。歩いたり泳いでるわけだが!! やっぱり多摩動物公園に通うよ。散歩コースとしてちょうどいいアップダウンがある。なにより動物を見てるのが好きだ。

カナダの15歳の少年が、星座の並びをヒントに古代マヤ文明の都市を発見した。現状では事実関係に賛否両論あるみたい。オバマ大統領が、現職の大統領として初めて広島を訪問する。原爆に対する謝罪はないけど、来て知ってもらうだけでも大切。Appleが熊本地震で被害を受けたApple製品を無償で修理する。受付は9月末まで。『圏外編集者』都築響一氏インタビュー。「検索してヒットする話題は二番煎じ」「飾りたてた幻想じゃなくて日常を描きたい」金言がたくさん。
 オリンピックの招致で1億6000万円の裏金が動いたっぽい。スポオツってほんとうに汚い世界。で東京にオリンピックがきて誰が喜ぶの。衆議院厚生労働委員会の障害者支援法審議で、与党がALS患者の出席を拒否した。ほんとうに誉めるところがまるでない政権。こういう問題に鈍感になってる場合じゃない。

Yumi Zoumaが9月に来日する。ちょっと気になる。Animal Collectiveが反LGBT方に抗議したライブアルバムをリリースした。James Blakeが "I Need A Forest Fire feat. Bon Iver" のMVを公開した。Flo MorrisseyがInstagramに弾き語りをアップした。もう完璧に結婚したいですね。
 Corneliusがアメリカで "Fantasma" の全曲再現ツアーをする。きのうテレビに出演した石川さゆりさん、着物の帯にさり気なくくまモンがいたそうだ。熊本を応援しますの意思表示と受け取った。綾戸智恵さん「別にプロフェッショナルにならなくたって、お風呂の中でだって歌うだろうし、音楽をずっと友達にしてください」。この方の言葉には、いつも音楽への愛とおおらかな力がある。

5月14日 僕の脂肪があの娘のおっぱいになればいいのに

きのう、今日はルーチンの用事がなかった。きのうは美容院へ。寝落ちる予感しかなかったけど、美容師さん髪引っ張るわポケットのiPhoneが顔にべしべし当たるわ。仕上がりには満足してるんだけども...。お気に入りの美容師さんが寿退社してから迷走してる。「あの方以外」って指名の仕方でも指名料がかかるんだろうか。今日は体のメンテナンス。動いてないとなまるね。首から腰まで硬直して、これ血流が行き渡らないですよって状態だった。
 すごい久しぶりにGarage Bandを開いて作曲のリハビリ。コードから曲を作るってことをやってみたいんだけど、今回は頂いた歌詞があったんで、歌詞を見てたらメロディが浮かんできた。これにいいコード乗せられるかな。あとはギミックでごまかす!! 昼間は暑いのに夜は足元が冷えて、猫であっためてる。

ヤマザキマリ先生がツイッターを辞めた。ヤマザキ先生は波乱万丈の人生で得た大変な知見の持ち主で、100年後に朝ドラの主人公になる方だと思ってる。ツイッターでは9万人のフォロワーがいて、300人をフォローして、なぜか僕はヤマザキ先生にフォローして頂いてた。少し責任を感じてる。世界を股にかける先生のスケール感に、村社会的なSNSは窮屈だったみたい。読者にとっては、世界を見据える視点をユーモアと共に届けてくれる、大事な窓だった。
 「中川いさみのマンガ家再入門 / 創作がガラッと変わった95年という年」。「人間はそれほど合理的じゃない」って表現だった不条理劇が、現実の不条理さに負けた年。世の中そんなにわかりやすくないぜって言いたかったのに、人々がわかりやすさを求めるようになっちゃった。メジャーなJ-POPの没落とも関係ある気がする。

ドナルド・トランプ氏とヒラリー・クリントン氏の支持が拮抗してるんだって。ジョニー・デップさんは、「ドナルド・トランプは、アメリカ最後の大統領になる」とまで言ってる。安倍晋三が日本を潰す最後の首相になりつつあるけど、属国が潰れたところで宗主国も潰れたらどうなっちゃうのかしら。
 東京オリンピック招致の裏金問題、調査の度に額があがってる。会田誠さんが「この間ギリシャから来たアーチストに『僕はオリンピックはずっとアテネでやればいいと思ってます』と言ったら、「オリンピックなんてもうまっぴら」と言われた」そうだ。東京にオリンピックが来たところで、森喜朗以外の誰が喜ぶのかよ。何度も言うけど、8月の東京でスポーツなんかしたら、選手も観客も熱射病で死者でるからね。最後のオリンピックになるかも知れない。

FUJI ROCKの出演者第7弾が発表された。Tortoiseアツい。Princeは慈善事業に無記名の小切手を送る習慣があったみたい。2000年にレコード工場を始めたニューヨークの夫婦の話。先見の明があったというより、普遍の価値を持つものは強い。メンバー全員が水中で演奏するバンドAqua Sonic狂ってる。
 細野晴臣さんの中華街ライブ、國崎晋さんのレポート。プロが書くと違うな、そうそうこんなライブでした。女子大生が、秋元康の例の女性蔑視ソングに反論する替え歌を作った。素晴らしい出来だ。TUBEの冬の歌は数百曲の持ち歌のうち数曲で、「冬のプレゼント」の歌い出しは「マジで嫌いな冬の訪れ」笑った。

明日は辻林美穂さんと仮谷せいらさんが出演するライブを観に行く。辻林さんブレークしそう。お客さんが3人くらいしかいなかったころから通ってる古参だって自慢したい。

5月16日 50 years

Brian Wilson "Today Pet Sounds was released 50 years ago. I just can't believe it. I recorded it to bring love to the world."

ここ数日は過ごしやすい陽気。梅雨も夏もこないで秋までこれでお願い。猫たちもこれくらいの陽気だとくっついて寝る。夜はちょっと冷えるからみんなでおんなじお布団だ。毛づくろいされながらぐっすりと。猫の頭はわたあめの匂いがする。
 多摩動物公園でゲンジボタルの観察会をやる。応募は...往復ハガキかめんどくさいな。手間かけるなら女の子と行きたい。でもいまお誘いできそうな女の子がいない!! 誰かおじさんとホタルを観に行かないか。団地の子供が隠れんぼしてた。ここにいるよって言いたいし、なんなら仲間に入れて欲しい。44だけど。

きのうは辻林美穂さんが出演する "あの日の声を探して" @渋谷Lounge Neoへ。5時間の長丁場、再入場禁止で食べ物なんにも売ってないというちょっとした断食道場であった。
 大比良瑞希さん、チェロとドラムマシンを従えたトリオで、斬新なトラックと涼やかなボーカルが心地よかった。ずっと大好きだった仮谷せいらさん、初めて観たけど高音の伸びの心地よさとキラッキラの瞳にやられた。新曲 "Colorful World" を初披露、ますますポップだった。トリの辻林さん、ボーカルに徹していいステージ。イントロでMCするスタイルは、彼女の音楽性の高さと笑いの要素をうまくマッチさせてた。まさかのアンコールでは、ぶっつけでHercelotさんと "きみととく" のRemixバージョンを。で。一番びっくりしたのは、仮谷せいらさんが僕を知っていたことだ!! 一緒にホタルでも...。

今日はカウンセリングへ。カウンセラーさん今日も美人で楽しいお喋りの時間だった。薬漬けで家で寝込んでるより、週1でも美人さんとじっくりお喋りするほうが体にいい。カウンセリングの時間は、自分の存在が許されてる気がする。
 話したことは...先週は穏やかな日々だったんでその報告。美容室の話から髪のコンプレックスの話へ。僕は酷い癖っ毛で、縮毛矯正をかけてる。子供の頃はこれでずいぶん虐められた。子供って保守的だから、異物を排除したがる。自由な天使なんて大嘘!! で、こんな僕が美容室に行くなんて、1000円床屋で充分だってつい数年前まで思ってた。いま定職に就こうとしてて、それも身分不相応だと思ってる。1人で完結する仕事しかしたことないんだ。カウンセラーさん「山下さんはなんでも一歩一歩だから、できることから考えましょう」と。

フランスのメディアが報じた「電通は日本のメディアを支配しているのか?」って記事。内田樹さんの訳。報道の自由72位の国への厳しい批判だ。日本のメディアが黙っていたならば、この記事は本当だって証明にしかならない。
 同じ飼い主に助けられたキツネと犬の友情。ネットで有名な「チャリで来た」プリクラの本人インタビュー。「電車で行けばよかったのでは?」に笑った。

大好きな、でもなかなか名前を覚えられないKaitlyn Aurelia Smithのライブ映像。モジュラーシンセ使いなんだな。杏窪彌 "ジャイアントパンダにのってみたい" ついに正式リリース。ミュージシャンとペットの2ショット写真集。絵になる。

5月17日 ハーゲンだった

比較的時間がある週。猫揉んでハーゲンダッツ食べてお酒飲んでネット巡回。酒ってなんて気持ちいいんだろう。こんなの合法とか頭おかしい。音楽に纏わる用事もあるんで、選曲したりCD焼いたり曲を書いたり。関東地方で大きな地震があって、猫たちがぎゅーってくっついてきた。よく揺れる島だな。
 きのうの日記に、ヤマザキマリ先生がtwitterを辞められた理由について、憶測の記事を元にそれっぽいことを書いた。ヤマザキ先生ご自身がブログで否定されたので、該当箇所を削除しました。ごめんなさい。SNSはたかがSNSで、考え過ぎないのがいいと思う。といいつつ、ヤマザキ先生のツイートの視野の広さには、大きな刺激を受けてきた。とり・みき先生が一度辞められたみたいに、いつかさり気なく戻ってきてくれる日を待つともなしに待つ。

きのう笑ったのは、蓮實重彦さんが三島由紀夫賞を受賞したこと。記者会見の様子はこちら。「まったく喜んではおりません。はた迷惑なことだと思っています」「もっともっと若い方、私は順当であればいしいしんじさんがおとりになるべきだと思っていました」。選考委員の町田康さんの講評「言葉で織り上げる世界が充実していて、小説としての出来は群を抜く」。町田康さん、つまりは町田町蔵さんだ。時空の歪みが不機嫌な記者会見に反映されてて非常に面白い。この記者会見は、蓮實先生の大サービスのエンターテイメントだ。
 辻仁成がこの記者会見を批判した。僕は、敢えて受賞を辞退しないでこの記者会見を開いた蓮實先生にロックを感じた。「作家」で「ロッカー」の辻仁成は、文学もロックもわかってないな。

想定外の評価に困惑する気持ちはわかる。僕はtwitterに1000人超のフォロワーさんがいるのだよ。彼らが何を期待してるのか戸惑ってる。僕は音楽、マンガ、動物、女の子、政治、脈絡なくつぶやいてるから、あなたにジャストフィットはしないですよ。僕からフォローしてるのは250人くらいで、だいたい目を通してるし、ものすごいファボってる。みんなSNS上の自分の役割を把握して面白い。たとえフォロワーが数十人しかいないような方でも。
 さっきヤマザキ先生の話で、考え過ぎないのがいいって言いながら、僕はtwitterを自己表現の場として大事にしてる。さんざん推敲して、ファボやリプライを貰うと大喜びだし、ましてや好きなツイッタラーさんにフォローされたら飛びあがって喜ぶ。

森喜朗が、東京オリッピックの予算は最初から無理があったって言ってる。「組織委員会は (招致が) 決まってから受け継いだ。前のプロセスについては申し上げるべきではない」ってええ!! このひと招致委員会のメンバーじゃなかったっけ。賄賂で票を買って予算不足で準備もままならず、熱射病で人が倒れるオリンピック。返上しようぜ...。その予算を東北や熊本や、労働環境や少子化対策に回そう。
 果てしなくガセっぽい、ドイツのハイデルベルク大学がSTAP細胞を確認したってニュース。ほんとならいいと思ってる。医学の大きな進歩だ。竹熊健太郎さん「ヒトラーはインテリを嫌った。自分を見抜かれてしまうから。そして、インテリは暴力に弱いことを知っていた。さらに、大衆はインテリの理性による言葉では決して動かず、情緒によって動くことを知っていた」。あの人やこの人を思い出す。

6月はリリースラッシュだ。なんたってGold Pandaが楽しみ。10月にPrimal Screamが来日する。行きたいな。サマソニも気になってて、それは病気との相談だ。Jameszooのアルバムが良すぎて打ち震えた。これアナログも買おう。"Flu feat. Arthur Verocai" 。Flying Lotusのレーベルからデビューした、フリー・ジャズと電子音楽の融合みたいなミュージシャンだ。ジャズ好きはどう聴くのかな。
 ボンクラ (エリボンクラスタ) の先輩パイセンさんが、ぇっかにRickie Lee Jonesの "Pirates" を歌って欲しいとか、なっちゃんにGregory and the Hawkを歌って欲しいとか、なるほどなツイートをした。エレクトリックリボンは音楽通にも支えられるだけのグループだし、パイセンさんディレクターの才能あるんじゃないかしら。

5月20日 自分を甘やかす

LINEに全然しらない人から「彼女募集中です、運命感じました、よろしく」ってトークきたけど俺44歳のおっさんだよ。

選曲と作曲に精を出すつもりだったのに...殆ど寝てた。生活リズムをつけて睡眠を改善するだけで、10kg痩せたって記事を読んだ。訪問看護師さんに「僕やせればそこそこイケメンなんですよ」って言ったら笑われた。笑いが取れただけで嬉しい。いま生涯最重で顔のバランス崩れてるけどな、痩せれば!! ここまできたら、思い切り自分を甘やかす日とした。ピザ取って食ったゲフー。明日から甘やかさないかといえば、甘やかすんだこれが。
 最近気がつくと猫同士チューしてることが多い。同居何年目か、なんとなく距離があったけど雪解けは近い。2匹が知り合って同居することになった時、もうお互い大人だったからね。

きのう19日は、エレクトリックリボンのライブへ。なぎぃが加入してからの新制エリボンを、実はちゃんと観たことがなかった。開演時間に行ってもボンクラの皆さん見当たらず、タイムラインをみると飲んでる。そうか、アイドル文化では出演者フルで観るこたないんだね。フィロソフィーのダンスと主催のKit Catが良かった。
 4人体制のエリボンがバランスいいなって思ってたから、2人抜けて1人はいった新制エリボンどうなのって気になってた。おお!! いいじゃないの。エリボンの魅力は、音楽性の高さと本当に楽しそうにパフォーマンスしてるところ。仲がいいから、入れ替えが激しくても後腐れを感じさせない。実際旧メンバーとも交流があるみたいだし、ファン同士でもめんどくさいどうこうない。そこが維持されてれば大丈夫だ。あとは今のバランスで仕上げていくだけ。

オリンピック招致の収賄について、違反した場合には開催権の取り消しもあり得るって規定にあるそうだ。日刊ゲンダイが攻めた記事を書いてる。ダ・ヴィンチ・恐山さん「スポーツ選手が『アスリート』として『偉い』感じを出せているのはオリンピックの功績がかなり大きいのだろうな。もしオリンピックが無くてスポーツそのものがマイナーだったら、スポーツマンが『足の曲げ伸ばしに異様な興味を示す青年の心の闇』とか報道されるのかな」。
 舛添要一都知事の公費使い込み問題のどうでもよさは、小田嶋隆さんの記事が痛快。なぜ大きく取りあげられるのかを分析して、舛添氏は大嫌いだけど再選挙してベターな結果があるのか問いかけてる。沖縄県で若い女性が米軍兵に殺害されたエジプト航空機が墜落した。テロの可能性が高いって。21世紀、殺伐としてる。

Paul Simonが新曲 "The Werewolf" を公開した。相変わらず攻めてる。Chvrchesが新曲 "Warning Call" を公開した。ゲームの主題歌だって。アルバムにも入れて欲しいな。The Divine Comedyが6年ぶりにアルバムをリリースする。FUJI ROCKの公式コンピがリリースされる。Ben WattがBernard Butlerを連れて9月に来日する。行きたい!! Minimoogがソファーになった。歴代のSONY商品がクッションやポーチになった。衝動買いして部屋に合わなそう!!
 Audrey Hepburn「他の人がその人のことをなんて言うかより、その人が他の人のことをなんて言うかで、その人のことがよく分かるものです」。結局僕の推しは誰かって、永遠のヘプバーンや緒川たまきさんなんだと思う。知的でクールで、絶対に手が届かないミューズ。中嶋春陽さんに、ときどきヘプバーンをみることがある。

5月23日 半ズボンから去年の一円玉が出てきた

猛暑の日々。みなさんも体調に気をつけて (誰) 。

21日はエレクトリックリボンのぇっかことericaさんがソロ出演するアコースティックライブ@mona records。2時間しか寝てねえ、2時間しか寝てねえ俺かっこいい!! ...暑い。完全に服装を間違えた。この日あらたに肋骨を骨折した方が発覚して (4人目) 、ボンクラはエリボンクラスタじゃなくてボーンクラッシャーズだなんて。
 僕がエリボンに興味をもったのは、あすかさんの書く曲が好きだっていうのはもちろんだけど、ぇっかのボーカルいいなっていうのも大きかった。ぇっかは音大声楽科を出てソロで音楽活動して、アイドルに転向した経歴の持ち主。ソロのCDを実は持ってて、いつかこういうスタイルのステージを観てみたいと思ってた。

弾き語りでソロ時代の曲を、サポートが入っていままで関わってきた曲たち、そして宇多田ヒカルさんの "First Love" のカバーを披露。もうね、想像を軽く吹っ飛ばす感動があった。技巧的に上手いのは前提で、「いい歌」「伝わる歌」を歌う。持ってるソロのCDより、エリボンの活動を経たいまだから、胸に響いて溜息が出たなー。ソロのステージはほんとに久しぶりみたいでもったいない。機会を貰わないとやらないって言ってたんで、僕が機会を作ってもいい。いままで何度かライブイベントの企画をやらせて貰って、去年は諸事情でポシャって凹んだけど、ぇっかの歌を届けるためなら動いてもいいなあ。
 対バンではJaccaPoPが面白かった。アコースティックライブだっていうのにMacBook持ちだして、控えめのビートに乗る歌声が気に入った。普段はもっとクラブ寄りなんだそう。

22日は新しい音楽の仲間と視聴会。アンダーグラウンドをテーマに好きな曲を聴かせあう。僕はMoondog, Napoleon XIVあたりから最近のJameszooまでを披露。ほかの方々も探り探りで、Martocってバンドはいたく気に入った。行き着くところ、女性の悲鳴から老人のうめき声まで聴かされて、だいぶ精神を消耗したぞ。
 終わって炎天下を歩いて歩いて、ジャニスディスクユニオンへ。知り合ったばかりで僕の病気のことを伝え難かったこともあるんだけど、体力的に限界を越えてた。フジロックまでに体力つけないとほんとうにやばい。打ち上げのお店に大きな鏡があって、自分の体型を客観的にみて屈辱に崩れた。うちの洗面台の鏡じゃ全身はわかんないからさ。自分が気がついたら力士になってる衝撃、カフカかよ。激太りしたのは病気のせいだけど...痩せないとほんとうにやばい。

アイドルオタクが好きなアイドルさんを刃物で刺す事件があって、少なからずショックを受けた。去年まで自分とは無縁だと思ってたアイドルの世界に片足突っ込んで、アイドルさんやドルオタさんが身近な存在になってたから。
 被害者は、ぇっかとは逆に、アイドルユニットを卒業してシンガーソングライターに転向した方みたい。ぇっかによると、基本シンガーソングライターは一人行動、スタッフがいなくて自分の身は自分で守るしかないんだって。これは誰にでも起こり得ること。例えばモスバーガーのお姉さんだってそうだ。被害にあった方が警察に届け出てたんだから、アイドルの闇だとかネットの闇だとかいう類じゃなくて、単純にストーカー案件、警察が一市民を守れなかったって話だよね。とにかく無事に回復してくれることを祈ってる。

今日はカウンセリング。そんな日々を話した。「イメージする自分像と周りからみる自分像がしっくりきてない、居心地の悪さを感じてらっしゃる。今週はいろんな意味で、『こっちじゃない』ってわかった週なんじゃないですか」って。決めつけるでもなく、答えを導き出してくれる。喋ってるうちに、自分から答えが出てくるんだ。頭の中のもじゃもじゃが、ちょっとだけ楽になった。
 真夏日だったけど、痩せる一歩として、いつもバスに乗ってるルートを歩いて帰った。偉い!! だらっだら汗かいて、家についてシャワーですっきり。これから日を見つけて歩いてみよう。

John CaleのVUの1st全曲再現ライブの動画が公開された。Andy Warholが亡くなった時にLou Reedが "Songs For Drella" を作ったみたいに、John CaleなりのLou Reedへの追悼だこれは。ラブリーサマーちゃんのインタビュー読み応えがあった。カンヌ映画祭のパルムドールはケン・ローチ監督作品。大好きな監督さん。
 今日は質のいい睡眠が取れるといいな。

5月25日 10000

今日は平成が始まって10000日めらしい。

視聴会や痛ましいニュースで、やっぱり頭の中がもじゃもじゃしてる。歩きまわった疲れも残って、おととい23日は久しぶりにぐっすり眠れた。と思ったら二度寝して24日の夜までぐっすり、予定を全キャンセルしちゃった。ぜひ観たいライブがあった。はーごめんなさい、大成功でありますように。
 今日は家でGYM作業の日。音楽の作業は後回しだ。そう言えば今年はフウセンカズラを植えてない。まだ間に合うかな。ほんとはいろんな人に配りたかった。来年のお楽しみに。

吉田豪さん「アイドルでもないしヲタでもない! 小金井刺傷事件の報道に感じるモヤモヤ」。被害者の冨田真由さんはアイドルではない。もともと女優さんで、ドラマ内でアイドルを演じたことがあるそうだ。で、いまはシンガーソングライターとして活動してる。
 吉田豪さんは某テレビ局に、地下アイドルは危険ですよねって決めつけの取材を受けて、説明しても聞く耳持たずだったそう。僕が初めてこういう報道に違和感を感じたのは、宮崎勤事件の時。宮崎勤はロリコンのビデオを持ってたけど、それ以上に普通の映画やドラマを持ってた。吉田豪さんは「ある種の病の偏見を助長することになったらマズいって判断」でそういう報道がなされると考えてる。僕は「ある種の病」を自分とは無関係にしたいだけなんじゃないかと思う。地下アイドルのオタクは危ない ← 自分は違うから叩けるって構図だ。

追記 : 某テレビ局はフジテレビとのこと。放送を観た吉田豪さんのツイート「そんな発言した記憶ないですよ!」「何を言っても話が通じない犯人も怖いけど、何を言っても話が通じない電話取材も怖い」という言葉に尽きる。さらにワイドショーでは、被害者にも問題があったかような流れになっているそう。やるせない。詳しくはこちらにて。吉田光雄さんは吉田豪さんのtwitter上の名前です。

聞きかじるに、ワイドショーは事実を歪曲してまで、冨田さんをアイドルに、アイドルオタクを犯罪予備軍にしたいらしい。石原良純が「昔はアイドルといえばファンレターを送る文化だった」って言ったそうだ。昭和のアイドルにだって握手会はあったし、ファンとの交流もあったと聞いてるよ。いまでも演歌歌手は宴会場でお酌して周って、ファンは歌ってる歌手の帯に万札をねじ込む。地下アイドルなんかよりよっぽどファンとの距離は近いし、危ない。
 事件のあと冨田さん自身から110番通報があって、警察はライブの情報を把握していながら、自宅に向かったことが発表された。23日にも書いた通り、これはストーカーの報告を受けていた警察が、一市民を守れなかったって話だ。誰でも被害者になり得る事件だ。

twitterが仕様変更して、画像やリンクは140字制限に含まれなくなった。「美しい制約」140字の制限そのものは維持される。気になるのは返信の仕様が変わったこと。この説明じゃわからないな。twitterを辞めたヤマザキマリ先生「SNSを楽しめる人、そうでない人」。僕はtwitterは快適に使ってるけど、Facebookで嫌な思いをしたんで、お気持ちはわかる。フォロワーが9万人もいたら大変だ。
 自民党の小島健一議員が、沖縄の基地反対運動を「基地外 (きちがい) 」と発言した。ネットスラングとしては古くからあった。保守速報とか読んでるのかな。小鳥遊しほさんが家に来て手料理作って人生相談に乗ってくれる企画、最高すぎてぜひお招きしたいんだけど、悩み事が多いんでどこに焦点絞って応募していいかわかんない。

今日はNew OrderのライブでTLが賑わってる。昔組んでたバンドにLast Orderって名付けようとして止められた想い出。結局Clash Cymbalsに落ち着いたけど、ClashにもCymbalsにも申し訳ないんでまた違う名前にした。楽器名のクラッシュシンバルは綴りがCrashなんだ。石野卓球さん「New Order話。Tutti Fruttiのremixの最初のversion (Voはほぼノンエフェクト) を渡したときバーニーからひとつだけリクエストがあって『俺の声は裸で使う様なシロモノじゃないから斬り刻むかエフェクトかけまくってくれ』でした」。
 Alex Somersが映画「Captain Fantastic」の音楽を手掛けた。サントラ日本で買えるかな。Samarisのスタジオライブ映像。このバンドを知らなかった。アイスランド果てしないな。

ゴリラのちんちんは3cmなんだって。でで、霊長類最強ちんちんは人間なんだって。俺のちんちんはゴリラより凄いぜ。

5月27日 楽しいことだけ知りたいね

寝込んでる日が続いたり、その反動で眠れない日があったり。1時間しか寝てない俺ってかっこいい!!

きのうは訪問看護師さんがいらっしゃった。ってことは素敵女子とお喋りできるってことだ。心揺れ動く日々の報告しかできなくて残念。最近もじゃもじゃ考え過ぎたな。来週は笑顔でシーユー。
 夜はまたヌカタシとFくんが様子を見に来てくれた。ありがたい。そうめんはじめました。旨かった。夏だねー。最初はやっぱり最近の悩み事の話になっちゃったけど、最後は楽しい音楽の時間で締められた。The Flaming Lips、Syd Barett、Africa Express、Aurora...。うちの猫たちは人間好きでお客さん誰でもウェルカムだ。音楽と相まって和やかな時間を作ってくれた。

今日は久しぶりに雨の日。新しい傘で出かけられる。美容室で渡された雑誌の特集は「Endless Oceans Summer いちばん楽しいオッサンの夏」。いまより30kg痩せてた3年前は、20代でも通じるって言われてたんだよ。どうしたもんかよいろいろと。帰りに半年ぶりの鍼治療を受けて、ガチガチだった体がすっきり爽快。DJイベントに向けて切り替えてこう。自分の心の尊厳さえも守れずに、誰かに見つけて愛してもらうなんて甘い考えはもうやめよう。
 また小金井の刺傷事件の話なんだけどさ、犯人は過去にもストーキング歴があって、警察のデータベースに残ってたのがやっとわかったんだって。で、部屋に被害者の写真が34枚も見つかった。加害者の一方的な歪んだ愛情がってちょっとまて!! うちになっちゃんの写真が何枚あると思ってんの。「ミスiD史上圧倒的な売上」は俺だぜ。

バラク・オバマ氏が現役の大統領として初めて原爆資料館を見学して原爆慰霊碑に献花した。アメリカでは反原爆的な言動はトルーマン政権に抑圧されて、今でも「戦争を終らせるために正しい選択をした」って教えられてる。オバマ氏の勇気がどれほどのものかと思う。「魂が語りかけている」って言葉が印象に残った。警備を乗り越えた黒猫に笑った。スピーチの動画はここ。日本語訳はここ
 内田樹さん「アメリカにも『原爆投下は非人道的なふるまいだった。それを恥じる』と思っている人たちがいます。その人たちとの生産的な対話に進むためには『日本はアジアで非人道的なふるまいをした。それを恥じる』と言う必要がある。僕はそう思います」。中国の盧溝橋抗日戦争記念館を見学した日本の首相は村山富市氏と小泉純一郎氏。日本人はあそこ行っておいた方がいいと思う。

The Album Leafが新作を出す。"Back to the Start" が聴ける。Marcus Millerのパリでのライブ映像がフルでアップされた。去年出たアルバムも名盤だったけど、ライブは圧倒的にかっこいいな。The 1960's Rock Organってサイトがある。60年代のオルガンが印象的なロックの名曲が聴ける。たまらん。
 辻林美穂さんの6月12日のワンマンライブ、バンド編成と弾き語りって聞いてたけど、弾き語りコーナーに弦楽カルテットがつくことになったそうだ。僕はいつかお金持ちになったら、辻林さんのライブに弦をつけてあげたいと思ってた。たなまさんのツイキャスに胸躍った。J-POPとして完成度が高いのにソウルの香りがしたり、可愛い声なのにちょっと意地悪な曲もあったり。一家に1人欲しいキャラ。

エレクトリックリボンTOKYO IDOL FESTIVAL 2016に出演する。ドルオタ歴が浅いんで状況を把握してないんだけど、なんだか大事件みたいだ。3人が喜んでる様子がネット越しに伝わってくるのはすごく嬉しい。ぜひ勇姿を観に行く。
 アイドルイベントと言えば、淡路島で開催されるアイドルフェスが、準備不足で伝説のウドーフェスを超えるんじゃないかって話題だ。参考資料、伝説のウドーフェスとは。そしてガールズポップフェスティバル in 淡路島の現状

井の頭自然文化園にいた象のはな子が69歳で亡くなった。戦後すぐに東京にやって来て、多くの人に愛されたのは知ってた。会えなかったのが無念。苦しまずに逝ったそうだ。
 イスラム教の本を読んだ方のツイート「『三人でいる時二人にしか通じないネタを話さない』『なんとなく飯をおごったりしろ』『旅はいいぞ』『ぼっちは仲間に入れてけ』みたいな話ばっかりで普通に最高の宗教だと思った」。僕も入門書を読みかけて、合理的な考えだって印象を持って、そのまま積読なんだ。もう一回開いてみよう。

5月30日 厳選するフェーズ

猫は液体なのに肩こりになる。

28日はエレクトリックリボンと、中嶋春陽さんの所属するラップユニットSpecial Deals.の対バンっていう俺得イベント@渋谷WOMB。前日夜更かしで午前中からのイベントに間に合うか心配だったけど、おめあてまでにギリギリ到着した。
 エレクトリックリボンは新体制で初めて "Steel Me" をお披露目した。新体制、どんどん良くなってる。Special Deals.はHalcaliのカバー "It's A Party Time" でのコールアンドレスポンスも楽しくて、アイドルの余技を超えたパフォーマンス。ハルちゃんやエリボンの3人とゆっくり話ができたのも嬉しかった。終演後はボンクラさん御用達の四文屋で飲み。旨いし安いしこれは通うわ。1人3杯までの金宮焼酎梅割りも最高だった。楽しく酔った。

29日は散々宣伝してたDJイベント渋谷系ポップスNight@渋谷ロックのこころに出演。これが...残念極まりないイベントだった。びっくりしたし傷ついた。いつも遊びに来てくれるFUJI ROCK仲間のFくんと、忙しい合間を縫って5年ぶりに会いに来てくれたミュージシャンHくんが唯一の、そして大きな喜びだった。
 ほかのDJ陣は殆ど初対面。少なくとも彼らの関心は音楽にはなかった。ついていけなくて独りでおつまみ食べてたら、いつのまにか盗撮されて巨大LINEグループに「誰とも話さず。もくもくとウインナーを食べる山下さんw」ってコメントつきでポストされてた。その方も初対面です。LINEグループのメンバーも殆ど知りません。皆さんにお配りしたMix CDも、「ヘビメタしか興味ないからいらない」って。いやいやイベントのテーマに合わせてきたんですよ。

最初の出演者は、全セットリストを1枚のCD-Rに焼いてきた。ブースに立っていたのがせめてもの彼女の誠意だろうか。曲間の沈黙に耐える。ほかの出演者もCD-R 2枚を交互に流すだけ。アナログ何十枚も持ってきた僕が馬鹿みたい。FくんとHくんが、良かったって言ってくれてほんと救われた。僕は音楽の場だと思って宣伝してきたし、そのつもりで参加してたから。セットリストは...。
 Roger Nichols & The Small Circle Of Friends
 / Don't Take Your Time
 XTC / The Mayor Of Simpleton
 Paul Simon / You Can Call Me Al
 Aztec Camera / Oblivious
 Frank Cunimondo Trio feat. Lynn Marino
 / Feelin' Good -Feelin' Better Streamer Remix-
 立花ハジメ / Bambi
 Monsieur Kamayatsu
 / Ban Ban Ban -Readymade Spyduction-
 嶺川貴子 / Klaxion!
 Hi-Posi / ジェニーはご機嫌ななめ
 Meg / Groove Tube -El Malo Mix-
 中塚武 / Young, Alive, In Love
 Kyoto's Coolest Trio / Jazzy Back
終演後、誰に気づかれることなく帰宅。アナログDJやめよう。良さをまるで活かしてないし、レコード運ぶのはいまの僕には無理だ。

今日30日は、酷い腰痛と筋肉痛と寒気で目覚めた。鎮痛剤をおおめに飲んで二度寝、お風呂でゆっくりマッサージしてなんとか外出。カウンセラーさんに前の日のことを話した。びっくりされた。先週に酷いめにあった「視聴会」も同じ人脈だったから...。この日記にも書けない「視聴会」と「DJイベント」にまつわるもじゃもじゃを、うんうんって聞いてもらえただけでだいぶ救われた。するべきこと、一緒に過ごす相手を選びましょうっていう至極当然のアドバイスを頂いた。FくんやHくん、ヌカタシを大切にしよう。
 帰りに鍼治療を受けるつもりだったけど、鎮痛剤のせいか疲れのせいか眠くて無理、帰ってきちゃった。いろんな意味で気になるのは、FUJI ROCKに向けての体力づくりだ。

バラク・オバマ大統領の来日は、世論調査で98%が評価する大成功に終わった。スピーチは心がこもってたし、手作りの折り鶴を地元の小学生に渡したり、ベトナムにも訪問したりとぬかりなかった。オバマ氏とハグした日本の被爆者は、同じく広島で被爆したアメリカ兵を調べて供養したこの方だったそうだ。
 準備不足でウドーフェスを超える伝説になるかって言われたガールズポップフェスティバル in 淡路島は、寺嶋由芙さん1人が頑張って天国に変えちゃった。その寺嶋由芙さん「淡路島での真の神イベは、アイドルだらけの露天風呂でした」。笑ったし、懐の深さに感銘を受けた。もう大ファンといっていい。週末はPhilip Glass + Patti SmithのパフォーマンスThe Poet Speaksを観に行く。独りで表現に立ち向かう時間に期待してる。これが僕なりの「厳選」だ。