DIARY 2016年10月


10月3日 顔を上げて涙拭いて次の世界へ「君と」ゆけたら

"October -リリー・カサブランカ-" 。10月なっちゃったよ。今週末は朝霧JAMなのにまだぜんぜん準備してない。明日には発送しなきゃなのに!! 社会の厳しさより甘さ叩き込まれたい。

きのう2日はやっとエレクトリックリボン "アイライン" のリリースイベント@新宿Tower Recordsに行けた。ミュージックフリーク歴30余年にしてリリイベ童貞喪失、筆おろし。エリボンの3人にとって、熱心なボンクラさんたちにとっては12回の中の1回だったかもだけど、僕にとってはなにもかもが新鮮で楽しかった。
 ぇっかのともだちの音楽家、ぱくゆうさんの握手会デビュー動画。僕がなんかの間違いで初めてアイドルを観た時も、この日もこんな気持ちだった。人生いつなににのめり込むかわからない。

ライブはメンバーもボンクラもリフトしあって、騎馬戦みたいだった。毎日毎回 新しい趣向で応援するボンクラさんには頭がさがる。たぶんまだネットにあがってないカップリング "Star Tear" はこんな曲。終演後は握手会にチェキ会。チェキって機械も文化も、去年までは知らなかったんだよ。皆さんお疲れ様でした。
 お昼のイベントだったんで、そのままボンクラのみなさんと楽しい飲み会@四文屋。お酒は嫌なことを忘れるためじゃなくて、楽しいことをお祝いするために飲みたい。美味しいお酒とおつまみにご機嫌になった。夜はPastel Pants / Nice Arrange@大塚Hearts+へ。asCaさんとなっちゃんのデュエットには胸が熱くなった。ほかの出演者は正直ピンとこなかった。彼女らを売り込む大人や熱中してる数人のファンは、音楽の本当の喜びを知らないし、伝えようとしても無駄なんだ。

寿司屋が韓国からのお客さんにわさびだらけの寿司を出した。BuzzFeed Japanが被害に遭ったお客さんを追跡取材した。お店の心ない謝罪文と話が違う。反日ってこういうことをいうんじゃないの。日本の評判を落とすようなことをしてるんだもん。
 大隅良典 東工大栄誉教授がノーベル医学生理学賞を受賞した。いま、大学や研究機関への投資が必要以上に抑えられて、何十年後にこんなにおめでたいことは起きないだろう。EU脱退を決めたイギリスがどんどん右傾化して、ヘイトクライムが激化してる。ポーランド人が30人に襲撃された。そのポーランドも右傾化が進んでる。女子大生がお洒落な美容室に入ってみたレポ。変身ぶりもすごいけど、お洒落な美容室に壁を感じる描写がリアルで笑った。

JAMESZOOが11月に来日する。わお!! ほんとに観たいライブが続いてる。Seun KutiがRobert GlasperプロデュースのEPをリリースした。1951年に録音された世界初のコンピューターミュージックが修復された。Alan Turing先生が直々に作ったらしい。David Bowieを聴くと泣きやんで気持ちよさそうに眠る赤ちゃん
 黒沢健一さんが脳腫瘍を告白した。快癒を心からお祈りする。矢部浩志さんのMusementが2ndアルバムをリリースする。

「君の名は。」が興行収入128.6億円に達した。僕の「君の名は。」感はここに。絵が綺麗で展開が速くて爽快な映画だ。でも「映画を観た!!」って感慨みたいなのはなかった。
 「風立ちぬ」を抜いたことが大きくとりあげられてるけど、宮撫x監督の一番のヒットは「千と千尋の神隠し」興行収入304億円。もちろん収入は映画の良し悪しとはまったく関係ない。「天空の城ラピュタ」は配給収入5.8億円で、歴史に残ったしみんな知ってる。

10月7日 狩人よ

10月なのに気温は33℃まであがって、夜になると焼き芋屋がやってくる。大変だ、明日から朝霧JAMだ。雨の予報。

4日5日と朝霧JAMの荷物作りっていうか、荷物を作らなきゃって焦りに費やした。期限を与えられるとダメだな。6日は素敵な訪問看護師さんがやってきた。訪問看護師さんはちっちゃくてぴょこぴょこ歩く。まあ普通人間は歩くよね。音楽とネットの話から、ツイキャスでライブを観る楽しみについて盛りあがった。でも彼女はコメントする勇気がないんだって。アハハウフフ。こんなんでいいのかしら。
 夜はジビエ料理、つまり家畜じゃなくて猟師さんが採ってきた野生動物の料理を食べに行った。これが想像を超えて価値観を揺るがす体験だった。段落を変えるぞ。

いま日本の野生動物が増えすぎてて、行政が頭数の調整と有効活用を模索してるんだって。その動きで若者の間で狩猟免許を取る人が増えてる。ひとつの回答がジビエ料理。ジビエはフランス語で獲物、もちろん世界中に猟師料理はあるんだけど、日本では狩場の側にきれいな川があるんで、その場で解体して洗って血抜きして、川に3時間も浸しておけば臭みのないいい肉が採れる。きれいな川のない国では、どうしても臭みが出るんでソースの文化が発達した。
 で、行ったお店は高円寺のジビエ猪鹿鳥。箸置きは銃弾だ。どの肉も、びっくりするほど旨かった。動物が食べたものが肉の味に出るんだって。果物のおおい季節は甘みがあったりね。それゆえに品質管理が難しくて市場に出しにくい。もちろん獲物の年齢も選べない。マスターは2mm厚にスライスすることで柔らかさをキーブしてる。まあ普通に考えて、柵の中で太らされた肉より野山を駆け巡った肉の方が旨いよね。しかも高タンパク低カロリーなんだと。

このマスター71歳がとんでもない方だった。三橋美智也さんの影響で歌手を目指して上原げんとさんに弟子入り、後輩には五木ひろしさんがいた。Ray Charlesに衝撃を受けて路線変更、高木ブーさんや仲本工事さんとパップ・コーンズに加入。ジェリー藤尾さんがいないときは、仲本さんがElvis PresleyやCliff Richardのナンバーを、マスターがRay CharlesやNat King Coleのナンバーを歌った。やがて高木さん、仲本さんがドリフターズに引き抜かれてバンドは解散、劇団文学座に入団する。後輩には松田優作さんがいた。音響と声優が活動の中心になって、「刑事コロンボ」の音響をすべて手掛けたとか。
 狩猟は51年め、6年前に店を持ったら追い風に乗って取材が殺到、来年からはマスターと弟子たちを描くマンガが連載されるんだって。狩りのコツは岩になり、木になること。つまり気配 (殺気) を消して、自然に溶け込みただ待つ。銃を構える姿がかっこよかった。

江川達也が「君の名は。」はプロから見ると全然面白くないって言って炎上した。江川作品が面白いとも思わないけど、「君の名は。」については同感だなー。ウケる要素をよりあわせただけ。「この世界の片隅に」に期待してる。ダ・ダ・恐山さん「『おもしろい』の本質は『知らない』にあり、だから本当はおなじみの一発ギャグみたいなものはおもしろくないはずなんだけど、大部分の人はそういうのも『おもしろい』の範疇に入れている」。想像とのギャップで人は笑う。吉本新喜劇がわかんないのはそこなんだ。
 東京オリンピックに向けて、外国人のために温泉マークのデザインが変わる。寺院の卍マーク (ありがたい字だ) がハーケンクロイツに似てるってのはまだ理解できるけどさ、逆に考えて欧米の人がアジア人のために記号を変更するかよ。

愚痴が続いてほんとごめんね、ずっとスルーしてきた話題だ。ゲスの極み乙女の川谷絵音が、不倫騒動に続いて未成年に酒を飲ませて、ついに活動休止に追い込まれた。「必ず戻って来るので、待っていてください」。それって自分ではどうしようもならないこと、病気とかでやむを得ず仕事を離れる人のセリフだから。
 数年前にコムアイさんが、破壊衝動の時代を終わりにしたいって言って、すごく賛同したの。BiSや神聖かまってちゃんや大森靖子がチヤホヤされてた頃。川谷も、スキャンダラスなバンド名なのに音楽は平凡、結局ゲスなのは頭の中だけだった。破壊衝動や内紛やゴシップや、そういうクネクネを売りにするのはもうやめにしないか。

さあ、楽しい音楽の時間だ。待ってろよTodd Terje!!

10月11日 神様は耐えられる試練しか与えないだとか、誰かがきっとあなたをみてるだなんて、嘘だ

遊び歩いて何言ってんだって感じでしょうけど。

朝霧JAMに行ってきた。フェスフリーク17年、最悪の体調で行った2014年のFUJI ROCKに続いて、堂々と「楽しかった」とは言い切れない3日間だった。
 5:30の電車に乗らなきゃツアーバスに間に合わなくて、遠足の前日に寝れないタイプの性格が露呈した。まんじりともせず慌てて出かけたらやっちゃった、登山靴で行かなきゃなのにスニーカー。田んぼみたいな会場を、スニーカーつっかけて歩くことになった (ちゃんと履くと靴擦れになっちゃうから) 。この程度の不注意をする精神状態でフェスは無謀だった。会場は豪雨、チケットを持ってる同行者のバスは1時間遅れ、しかも傘禁止でレインコートでじっと待つ。

やがてひとりひとり同行者が集まって、豪雨の中を泣きそうになりながらテント立てた。Carnival StarからNozomu Kitazawaさんの何語かわからないDJが聴こえてきた。「英語の歌は何を言ってるかわかんないから聴かない」って人もおおい。音楽は、言語の前にあるのだよ!! でも最後は日本語で定番、"東京ディスコナイト" "雨あがりの夜空に" で締めた。周りのテントの人たちみんな歌ってた。
 いつの間にか雨もあがってライブステージへ。新鮮なストライプチーズとワインを両手に、霧の中の未知との遭遇感あふれる環境でcerotoeTodd Terje & The Olisens。どれも超かっこ良かった。Todd Terjeはアルバムとは別の引き出しで、誰かに喩えようのないJazzyなEDMを鳴らした。ちょっとノスタルジックなスネアの音が気持ちいい。焚き火でマシュマロを焼いている人たち楽しそう。

テントに戻って就寝...猛烈な耳鳴りと眩暈と、頭の中で爆発音がした。明日死んでたらどうしよう。結局2日連続で眠れないまま、またしても暴風雨の朝。吹っ飛んでるテントがいくつもあった。布団じゃなくても吹っ飛ぶ時は吹っ飛ぶ。
 いつの間にか雨もあがって、この日はキセルJake ShimabukuroclammbonKurt Vile & The ViolatorsThe SkatalitesCongo Nattyを観た。キセルの "ひとりぼっちの人工衛星" は原曲を超えていた!! clammbonはいつも胸が締め付けられそうになるな。幕間に地元の太鼓楽隊が芝生に出て、みんなで踊り叫んでた。そして気づけば赤富士!! 夕闇の中で聴いたCongo NattyのDJプレイは、わかりやすい英語でラスタファリとラヴ&ピースを訴えて、大袈裟じゃなく泣きそうに良かった。

3日めの朝はコンロを出して、富士山を観ながら味噌汁をすすった。撤収して荷物を宅急便に送って、再びツアーバスで新宿へ。同行者たちとの自主的な打ち上げは夜まで続いた。あっ鍵...宅急便で送った荷物の中だ。本当にこんな不注意をする精神状態でフェスは無謀だ。URは助ける気がないそうで、宅急便が届くまで家の前で寝るか...。と思ったら中から猫たちが悲痛な声で鳴いてるんだよ。
 鍵屋さんを呼んだ。「3万3000円になります」。もう完全に自分の失敗なんだけどさ、めげた状態で、同行者とメールで喧嘩しちゃった。尊敬する知人を侮蔑されるのは好きじゃないんだ。それから初日の夜こと、脳神経外科に診てもらおう。来年までに体力・精神力をつけますって言えるほど、前向きにはなれそうにない。猫はほんとに心が安らぐ。神様が人に遣わせた天使かと思う。

イギリスで、血中HIVの完全除去に世界で初めて成功した。たった2週間の東京オリンピックのために、樹齢100年の街路樹300本が伐採される。電通社員の過労自殺について、汚い言葉で罵る人がいる。さよならアメリカさよならニッポン。

Joy Divisionの "Unknown Pleasures" のジャケットを自分好みに変える、波形ジェネレーターが登場した。自分で作ったデザインはアニメーションGIF画像にできる。Pink Floydが、イスラエルの女性活動家の逮捕に抗議した。生存する全メンバーの名前が並んだのは何十年ぶりだろう。柴山一幸さんと石田彰さんの対談

僕はこれから誰とどっちに向かって進んでいくのかな。

10月13日 希望はない 未来もない 悲しくはない 愛さえもない

鬱病を抱えて16年、家族に絶縁され親族に侮蔑され、遺産を食い潰して死期を待つ。それが僕だ。精神科医の投薬治療と、大学の実習を兼ねた激安のカウンセリング、市のサービスを利用して訪問看護を受けている。精神科医からは、きのうまで処方されてた薬はイライラする副作用があると聞いていた。でもその実感はなかった。

9月26日、腐れ縁と腐った縁を切った。彼女は家族と仲が悪くて友達もいなくて、心の中身をぶちまける相手がいなかった。僕はずっとその受け皿になってきた。彼女の愚痴は職場の問題のようでいて、日本の地方都市と核家族が根本的に抱える問題だった。毎日のように酷いLINEがきて、消耗したし病弊した。相談に乗ってくれそうなプロの窓口を調べて紹介しても、事態はかわらなかった。

10月8日、朝霧JAMに行った。注意力散漫で、登山靴で行くべきところをスニーカーで出てしまった。テントが吹き飛ぶほどの暴風雨、とてもスニーカーで歩ける場所じゃない。スニーカーをちゃんと履くと靴ずれが起きて沼に沈むので、突っかけて歩いた。とことん疲れ果てた。帰ってきて同行者とお酒を飲んで、言わなくていいことを言ってしまった。僕はただ、尊敬する知人を侮蔑されたくなかったんだ。結果、10年来のフェス仲間を一気に失った。

家に帰ったら鍵がなかった。宅急便で送った荷物に入れてしまったのだ。宅急便が届くまで家の前で雑魚寝しようとしたけれど、部屋の中から猫たちの悲痛な声が聴こえてきて、鍵屋さんを呼んだ。これも僕自身の注意力散漫だ。体力的にも精神的にも、フェスになんて行ける状態ではなかった。腐れ縁と切れて、フェス仲間を失って、新しい交友関係に飢えた。飲み会に出て名刺を配ろうとした。

10月12日、名刺を刷るためにプリンターをセッティングしたものの、紙が詰まっただの両面印刷に失敗しただのPhotoshopが立ち上がらないだの、2時間の格闘の末に「イライラ」が頂点に達した。僕は両手でプリンターを破壊した。ガラスが飛び散った。それを観て、冷静さを取り戻した。猫たちは怯えてカーテンの後ろに固まった。自分の精神状態の異常さを眺めるのは辛いことだ。

ガラス片を拾って、予定通り病院に向かった。6年かかっている主治医はあまりに軽薄で、深刻な相談ができる相手ではない。ただ、イライラの副作用がある薬を止めて、鎮静作用の強い薬に替えて欲しいとだけ告げた。医者は鼻歌まじりに処方箋を書いた。そこで、僕は倒れ込んでしまった。倒れた場所が病院でよかった。

今後の予定をまっさらにした。こんなキチガイはさっさと死んだほうがいい。未来などないほうがいいのだ。最近心酔している志茂田景樹さんにメンションを送った。こんな人間にも存在価値はあるのだろうか。「あります。逆説的になりますが、遺産を食いつなぐというだけでも存在する意義があるのです。でも無理なく働ける仕事を探したほうが気持ちに張りが生まれます」とお返事をくださった。

今日は訪問看護師さんが来てくれた。素敵な彼女に僕の愚かな部分、暴力的な部分なんて見せたくはなかった。でもぜんぶお話した。静かに受けとめてくれた。「独りで部屋にこもっていると思考がマイナスのスパイラルに陥ります。音楽を聴いたり、猫と遊んだり、気分転換してみましょうか」。猫の存在はほんとうに心が安らぐ。怯えさせてしまったのに、ゴロゴロ擦り寄ってきてくれた。

国が滅びていく。与党は白紙の領収書に好きな金額を書く。大学教授は「残業100時間超で自殺は情けない」という。彼を処分するだけでこの件は流されそう。ほんとうの問題は労働環境の改善なのに。経団連は「国民の痛みを伴う改革を」という。あなたたち以外の国民はもう充分に傷んでいる。電力会社はケーブルを35年間交換せず大規模な停電をおこす。銀行員は11億円を横領して愛人につぎ込む。学生は未成年に酒を飲ませて女性に集団暴行を働く

笑おうか。ヒラリー・クリントン氏とドナルド・トランプ氏の討論が男女デュオにしか見えない。そのトランプ氏に女性への猥褻行為の疑惑が出てきた。そんなアメリカ軍は沖縄で取り返しのつかない森林破壊をしている。それでも僕ら属国は「はい」と言うしかない。

10月16日 SIDE-A いつもの軽い致命傷の朝

話題の背景として、13日の日記を先に読んでください。

精神状態が最悪だ。特に寝起きが酷い。ちょっとうとうとしただけでも耐え難い恐怖に襲われる。調子が悪くて寝込んで起きて、さらに状況がわるくなるスパイラルに陥ってる。もう少し早く手を打ってれば、病院を替えたんだけれど。自立支援法って制度に頼っているために、病院を替える手続きが煩雑でいまではとても出来ない。
 きのう=土曜日の午前中の段階でやばい気がして、病院に電話して追加分の処方箋を速達で送ってもらった。今日の小康状態を狙って、タクシーで薬局に行って薬を貰ってきた。もちろんすぐに効くものじゃないけど、これで少しでも緩和できれば。根拠のない不安に押し潰されて、いまにも消えてしまいたい。数時間に一度、不安のあまりに指先さえも動かせない状況に陥る。

僕が鬱病にかかった16年前は、「心の風邪」と説明された。いまは実情にあわせて、「心の癌」と説明するそうだ。いまの体調の原因は、たまっていた疲労や数々の失敗や新しい薬との相性や、いろんな理由があるだろう。でも44歳になって、生物として子孫を残す役割を果たせなかったことが、生きる希望をなくす背景にある。猫たちが様子を察して、ぴったりくっついて見守ってる。
 僕の尊敬する細野晴臣さんは、「自分が癒やされるのは音楽と猫だけ」って言った。幸いなことに、僕には音楽と猫がある。ひっくり返せば、自分の死後に気がかりなのも音楽と猫だ。レコードは価値がわかる方に引き取って貰いたい。弟に一銭も遺したくない。全財産を慈善団体に寄付する。猫たちは僕と暮らしたがってくれてると信じてる。でももしもの時に、安心して託せそうな知人に声をかけた。

Kaedeさんが「自分を愛するって難しいー! 愛したい!」って呟いた。あんなに魅力的な彼女でもそうなのか。まして何事も成し遂げることなく人生を終えるだろう僕が、何をか言わんやだ。

Bob Dylanの話題をSIDE-Bに。

10月16日 SIDE-B How Does It Feel?

Bob Dylanがノーベル文学賞を受賞した。1950年から1958年まで、マッカーシズムの台頭で、フォークソングが全米1位を取ることはなかった。反体制的とされた音楽家が締め出され、あるいは投獄された。Dylanがデビューしたのはマッカーサーの死後1962年。内田樹さんや大滝詠一さんは、Dylanの登場を「ラジオの前で耐えて過ごした少年の歌声」と受け取った。1966年にDylanはThe Bandを引き連れて、ロックへと転向した。フォークは上品でロックは子供騙しとされたその時代の、観客とDylanの生々しいやり取りは、ライブアルバム "Live 1966" で聴くことができる。
 このニュースに世界中が賛否両論だ。吟遊詩人は小説家より先にあった。文学として先輩のはずだ。そもそもノーベル賞に、表現分野から文学しか選ばれないのがおかしい。音楽賞があってもいい。

日経の記事が炎上した。「ロックを芸術に高めた」って表現に、アカデミズムの傲慢だって意見が出た。一方では、Dylanは「ロックは芸術の域に達した」なんて言いたがる連中と闘ってきたんだって意見も出た。小松左京さんは、「衛星軌道の宇宙飛行がもう少し誰にでもトライできるようになったら、まずシンガーソングライターを乗せて地球を見せるべきだ」って仰っていたそうだ。
 日本では、ホフディランに受賞おめでとうのメッセージがたくさん届いた。小宮山雄飛さんは、洒落の利いたコメントでかわした。でも中には、本当に勘違いしている人もいそうだ。日本の若いリスナーは、日本語以外の音楽の存在に興味がない。ミュージシャンでさえも「ルーツはゆず」だなんて平気でいう。もどかしい。母数が1億の島国の周りに、母数が70億の豊かな文化があるのに。

雑談をSIDE-Cに。

10月16日 SIDE-C そして毎日は続いてく

福知山線脱線事故でおおくの命を救った長谷貴將さんという医師が、その功績のために多忙と中傷を受けて自殺した。知らなかった。ETV特集「原発に一番近い病院 ある老医師の2000日」。規制が解けて故郷に戻った人々の一番の死因は、自殺だそうだ。豊洲市場の地下から今度は基準値の7倍もの水銀が出た。アイドルの運営がファンを恐喝して逮捕された。アイドルたちにも恐怖政治を敷いていたみたい。
 ちょっと前まで夏日だったのに、最近は朝晩寒い。体重が30kg上下してる僕は、体にあう服を季節ごとに買わなくちゃいけない。あした新しいジャケットを買えれば。元気だった頃にライブチケットをいっぱい買っちゃって、体調を鑑みるに行けるのは1割くらいだろうな。それによって、街に出掛けられる日も決まってくる。

猫の腎不全の予防薬ができるかも知れない。おおくの猫は腎不全で命を落とす。我が家のネモとクリマロも腎不全だった。メイやチャイがいい年になってきたんで、予防薬の実現を心待ちにしてる。観光客が仔ギツネに食べ物を与えることで、厳しい自然の中で生きていくべき狩りの仕方を覚えられないケースが増えている。野生動物に食べ物を与える行為は、子供に麻薬を与えるようなもんだ。
 キリマンジャロの区切り方は「キリマ・ンジャロ」。これは知ってた。アフリカにはンで始まる言葉がおおい。で、ヘリコプターは「ヘリコ・プター」なんだって。「カ・メハメハ」「クアラ・ルンプール」「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」「清・少納言」「言語道・断」「間・髪を入れず」「登・竜門」。ぜんぜん知らなかった。

空中に浮くレコードプレーヤーができた。回転にむらがないらしい。タイのプミポン国王が亡くなった。親日家で、タイの人々の日本観を覆した方。ジャズを愛してBenny Goodmanからも手ほどきを受けた。僕の名付け親の鈴木惣一朗さんは、プミポン国王が作曲した "雨の歌" に感銘を受けて、あの名盤 "POSH" を創りあげた。アルバムにはもちろん "雨の歌" のカバーも収録されてる。
 Long Vacationってバンドを聴き直した。渋谷系のルーツにパンクが確かにあるってことを証明したバンド。大好きだった。僕ら、ジャズやソウルやフレンチやソフトロックばっかり聴いてきたんじゃないんだぜ。ネオアコのルーツにもパンクがあるし、The Velvet Undergroundも後期はネオアコみたいだった。

最近、ピコ太郎なる芸人さんの "Pen Pineapple Apple Pen (PPAP)" って歌が流行ってる。オリジナルはそんなに面白いもんでもない。一番笑ったのはMoritz Garthのバラード調カヴァー。そして宮野弦士さんのBeatles調カヴァーたなまちゃんのおっぱい版カヴァー。たなまちゃん、意外とおっぱいがあるんだな。

10月18日 みんな生きるのは辛い、辛いときでも笑っていられる強さがあれば

相変わらず起きた瞬間に根拠のない恐怖に襲われてる。スヌーズを押すことは辛うじてできる。それ以上の動作ができない。猫に1時間ほっぺたを舐めて貰って、ようやく寝返りを打つ。
 きのうは訪問看護師さん、支援事務所の相談員さんに電話した。やっぱり薬が合っていないこと、主治医がよくないこと、孤独であることが大きな問題みたいだ。症状が落ち着いたら転院する。4週休んじゃったカウンセリングにも行った。電車はハードルが高い、タクシーを呼んで。お話する自信もなかったんでお酒を飲んで行った。何を話したのかは覚えてない。プロの方々に僕の危機的な状況をお知らせすることができて、少しほっとした。主治医は僕はプロと認めてない。

酒の力か、チケットを取っていた中嶋春陽さんが出演するlook book partyに行った。ファッションが主題のショー、ちょっと古風なスタイルが素敵だった。書き下ろしのナンバー "届け" は、春陽さんらしい真摯な側面と、可愛らしい側面を引き出した名曲だった。"いつでも何度でも" はトリッキーなトラックで、音を取るのが難しかったと思う。でもちゃんと歌いきって、僕の胸にずっしり響いた。
 僕は現代芸術論で卒業して、うちに何万枚のレコードがあるかわからないミュージックフリークだ。春陽さんみたいに好奇心旺盛でセンスのいい女の子に出会うと、いろいろ教えてあげたくなってしまう。でも彼女なら、自分でどんどん吸収して先に進んでいっちゃうんだろうな。それを眺めるのが少し寂しくて、とても嬉しい。

Bob Dylanはノーベル賞を取る気がないんだろうか。事務局がDylanに連絡を取るのを諦めた。答えは風が知っている。

10月20日 生きることを諦めてしまわぬように

僕の病状が著しく悪化してから8日が過ぎた。週の半分は休診日の主治医、きのう19日から病院を開けてるはずだ。体調悪いから病院いきたいけど体調悪いから病院いけない問題。耐え難い不安感の中で布団にこもる。メイは僕の体調をわかってるな。横で一緒に寝て、僕がおきるとほっぺを舐めたり毛づくろいしてくれる。チャイはいつも通り。僕はこのままどうなっちゃうんだろう。
 週末に追加した薬は合ってきたような気がする。小康状態をみて、明日こそ病院に行く。歳を取るって病院の診察券が増えることだ。きのうはヌカタシが、今日は相談員さんと訪問看護師さんが来てくださった。転院のこと、ヘルパーさんのこと、なかなか思い通りにはいかないみたいだ。みんなどうやって鬱病と闘ってるのか気になる。ハーゲンダッツを食べた。幸せになりたい。そんな権利はあるのかな。

はるかぜちゃんこと春名風花さんが、「いじめられる側にも原因がある」説に対して鋭い指摘をした。いじめをしていた人は自己を正当化するために屁理屈をこねる。そこを冷静に分析して説明する。彼女の賢さがツイッターに知れ渡ったのは12歳の時。いま15歳だ。「若いのに」って形容詞を外しても人間としての格が違う。
 コメント欄のレベルの低さがネットユーザーの民度だ。嫉妬から嘘や恫喝のツイートがはるかぜちゃんに集まった。それに対する交わし方も見事だった。子役出身のタレントさんの中には、早くから大人の世界に触れて観察して、ものすごくクレバーになるケースがある。中嶋春陽さんや、藤岡みなみさんもそうだ。

日本人は議論が苦手! って言われるけどほんとにそうで、Twitterでも意見の相違がなぜかすぐ人格攻撃の応酬になってくる。どんな激しい議論を交わしても、終わったら礼をして握手ができる関係でいられるよう、異なる意見の人に対しても穏やかに落ちついて丁寧に、気持ちを伝えてみて欲しい (春名風花さん) 」

亡くなったタイのプミポン国王について、ジャズを愛した王様って紹介の仕方をした。この記事を読むと、政治的な手腕とバランス感覚も突出してたみたいだ。厚労省が、氷河期世代に対して正社員就職への支援を拡充するそうだ。「死んだネロとパトラッシュに絵の具を買ってやるみたいな話だな」ってコメントがあった。沖縄で、ヘリパッド建設に抗議する市民に、機動隊員が「土人が!」って罵倒した。首長国 (アメリカ) に基地を提供させられてる沖縄の方々は、機動隊員から見れば土人の扱いなのかも知れないね。
 ホスピスで最後の医療を受けているおばあちゃんの願い、「死ぬまでに子猫をぎゅっと抱きしめたい」が叶う瞬間。猫は優しい魔法の生き物だ。僕も猫のために生きる。

緒川たまきさんが、SOUND AVENUE 905でかけた楽曲のリストと大雑把な解説。たぶん日本で緒川さんしか持ってないような音源ばっかりだった。本物の音楽愛好者だ。
 Norah Jonesが来年の4月に来日する。Peter Gabrielのトリビュートバンドも来日する。大変な豪華メンバーだ。もう本人の来日は望めそうもないだけに、ちょっとだけ関心がある。Crystal Fightersのニューアルバムに期待してる。"Lay Low"。岡田徹さんのニューアルバムのリードトラック "マスカット ココナッツ バナナ メロン" に、3776の井出ちよのさんがフィーチャリングされる。岡田さん、相変わらずアンテナが冴えてるな。なにをしたいのかはわからないけど。

これからお風呂に入って、明日の午前中に内科→健康診断→精神科に行ければ。ここで生きることを諦めるのは悔しい。

10月22日 心の底から笑える日、来るまで

きのうは体調不良の中、病院巡りをした。誰も誉めてくれないから自分で誉めるけど、これは相当に偉い。精神科 → 内科 → 定期検診へ。精神科は転院を考えてて、でもこのタイミングで試供品の強い薬をこっそりわけてくれたりで、長いつきあいだけに後ろ髪を引かれる思い。病状が悪い時に大切な決断をすると後悔することになる。セカンドオピニオン的にほかの病院を当たってみよう。定期検診はまた結果を聞きに行かなきゃなんない。めんどくさいな!!
 これからしばらくカウンセリングと通院以外では外出しないと思う。11月17日のLucy Roseで復帰する。Jameszoo、Shiggy.jr、Kamasi Washington、Moonriders、Hermeto Pascoal、The Album Leaf、Trashcan Sinatras、James Blakeのチケットをもう持ってる。Gold Pandaに行けなかったのは無念だ。

夜はまたしてもヌカタシが来てくれた。精神的にも事務作業的にも、ヌカタシに頼りすぎてる。もっといろんな友達と交流したいし、今日ほんとに寒いな、おじさんも女子とハグとかしたいんだよ。WHOが、性的パートナーを見つけられない人を障害者とみなすなんて記事もあった (眉唾) 。自分がDNAを遺せないことは、怖い。
 おじさんって自分の意志ではどうしようもなくキモい。男子中高生もキモいと思う。女子が輝いている時期に、髭がはえたり声変わりするんだぜ。女の子が男の子を好きになる理由ってぜんぜんわかんないや。ところで思春期の女の子が「お父さん臭い」っていうのにはちゃんとした理由があって、父親との近親相姦を防ぐために、性フェロモン受容体が父親の体臭を嫌うようにできてるんだって。

20日の日記で紹介した春名風花さん、ツイートを追ってくと、命についても確固たる自分の考えがあるみたいだ。役者をしていると、役柄によってそれぞれに正義があること、正解が一つじゃないことが身にしみてわかるって。僕は何かを演じることができない。例えばいま自分が話してる言葉を台本にまとめられて、この通りに読んでくださいって言われても難しい。だからスピーチをする時も台本は書かないし、アイコンは自分自身だし、ハンドル名も限りなく本名に近い。僕のある種の頑固さは、きっとそういうところから来てるんだろう。違う人格を演じるって大変な才能だって思う。
 そうそう、きのうは鳥取で震度6弱の大きな地震があった。原発に異常が起きなかったのはよかった。けどなんども書いてる通り、3.11以降日本近郊の地殻は大きな変動期に入ってる。

これもきのうの日記の補足、機動隊員が沖縄の方々に「土人」と言ったのはなにが問題なのか。かつて沖縄やアジアの方々を、土人として博覧会で見世物にした時代があったそうだ。知らなかった。オランダにある作者不明とされた絵画が、葛飾北斎の作品だってわかった。浮世絵の画風とはぜんぜん違う。
 キリスト教や浄土真宗では「ご冥福をお祈りします」って言葉は使わないそうだ。キリスト教では「お悔やみ申し上げます」も使わない。亡くなった方、遺族の方が安らかで穏やかであれって祈りの気持ちがあればいい。「追悼の意を表します」が無難みたい。同じアカウントがツイートしてたことなんだけど、「写生」って言葉はエロいよな。僕が純朴な少年だった頃、好きな絵描きの女の子に「しゃせいしてあげる」って言われてドギマギした。

ノーベル賞選考委員が、受賞の呼びかけに応じないBob Dylanを「無礼かつ傲慢だ」って批判した。自分たちが贈る賞を受け取らないなんてけしからんと。Dylanがなにと闘ってきた人だと思ってるのか。選考委員は自分が誰を選んだのかわかってないみたいだ。Flaming Lipsが来年アルバムを出す。先行シングルいい感じ。
 Beamsの企画で、"今夜はブギーバック" を27人のミュージシャンがカバーした。たかしまあきひこさんが亡くなった。ドリフターズの仕事を通じて、日本の子供たちにブラックミュージックを叩き込んだ功績はもっと語られていい。山本直純さんの門下生だったんで、かの「男はつらいよ」の主題歌に有名なイントロをつけたのも、実はたかしまあきひこさんだ。

出掛けられないってヒマだな。これはあれだ、積読CDを聴きなさいっていう神様からの思し召しだ。

10月23日 愛がない、夢がない、あとは不条理があるだけ

新しい薬でギリギリ持ちこたえてる。布団の中で恐怖に震えてうずくまってる。右に寝返りを打てば猫たちが右に、左に寝返りを打てば猫たちが左にきて、顔を覗き込んで鼻の先を舐める。やっぱり家族がいない人には、克服できない病気なのかなとも思う。いろんな家族の話を聞いて、大変なこともわかってるつもりだけど...。
 さすがに1日何度か起きあがって、猫のご飯をあげて自分も何かつまんで、家のことをやってまた布団に戻る。積読CDは聴けてない。根拠のない不安って書いたけど、これからの人生どうなっちゃうんだろうって不安だよな。フィンランドで灯台守になりたい。前にも根拠のない不安に苛まれて、布団の中でうずくまってた時期があった。ひたすら交通事故のYouTubeを観てた。頭をからっぽにできたから。

夜になると病状が安定して少し動けるようになる。日記を書けてるのが最後の砦だ。いまなら開き直って夜行性になるのもありだな。チャイはサラサラでふかふか、メイはまだ夏毛が残ってる。
 ある若い女の子に「スキルくん」って呼んで貰えた。すごく嬉しかった。「スキルさん」としか呼ばれなくなっちゃったから。老若男女問わず「スキルくん」あるいは呼び捨てを推奨したい。その際のイントネーションは、「マサル」や「サトル」の感じで。

いくつか訂正しなくちゃいけない。22日の日記で、WHOが、性的パートナーを見つけられない人を障害者とみなしたって記事を紹介したけど、誤訳だったみたいだ。元記事は不妊の定義変更を取り上げたものらしい。ノーベル賞選考委員がBob Dylanに「無礼かつ傲慢だ」って言った記事を紹介した。こっちの記事だとニュアンスが違う。「それが彼ってものだ」「驚きはしなかった」「彼がなんと言おうと彼が受賞者だ」ってフォローがちゃんとある。
 いつだったか、原発の廃炉費用について、新電力会社にも負担がかかることを紹介した。経済産業省の方針転換で、原発事業者に責任を負わせることにしたそうだ。あたりまえだろ。

22日の日記で紹介した "今夜はブギーバック" のカバーバージョン、何度も観返してる。リリース当時から賛否両論だったこの曲が、ついに東京を象徴するスタンダードになった。Be Yokaiっていう北欧のテクノユニットが気になってる。"Facefist" 。
 サザエさんのエンディングのギターのカッティングがかっこいいって話題になってる。たしかヤン富田さんがサンプリングしたよね。Ekrits誌の大林寛さん原作のアフォーダンスにまつわるマンガがネットで読める。シリーズ全編はコミティアで売ってたみたい。

10月26日 思い出して傷つく作業は限りなく不毛だ

小保方さんいまごろどうしてるかな。

24日はカウンセリング。先週はカウンセリングに行く勇気がなくて、お酒がぶ飲みしてタクシーで乗りつけた。何を話したかまるで覚えてない。24日もお酒がぶ飲みして、なんとか電車で行った。でも何を話したかまるで覚えてない。次はシラフで行けますように。
 ここ数日はいつにも増して寝た。きのうは15時間。果てしなくだるい。動く体力がなくて布団に籠もってるうちに、ますます体力がなくなってくスパイラルに陥ってる。寒い日が続いて猫が腕枕してくる。なんの疑いもなく全幅の信頼と愛情を感じられるのは猫たちだけで、それはスキンシップがあるからかもな。そろそろデロンギを出すかと思ったら、今日は西陽が暑くてエアコン入れた。

はー僕はどうなっちゃうのかな。ここんとこ何度も、フィンランドで灯台守になりたいって書いてきた。フィンランドの言葉はかわいい。たまに村に出てこんな言葉で買物をして、仕事場に籠もって無線で世界と話をして、足元には猫たち、そんな風に老いていきたい。まだ恋愛や結婚を諦めたわけじゃないけど...現実的にね。23日の日記にも書いた、僕を「スキルくん」って呼んでくれた女の子。老若男女問わずだけど、特に女の子にスキルくんって呼ばれたい。
 星野源さん演じる「プロ独身」35歳と、新垣結衣さん演じる家事代行さんが偽装結婚するドラマが面白い。僕もことの成り行きで新垣結衣さんと結婚したいよ。ほらー、おじさんなんて35すぎたらみんな一緒じゃないですか。朗らかで楽しい娘がいいな。僕は暗いから、救い出してくれる娘を待ってる。

孤独死は独居老人より独身40代のほうが多い。全然ひとごとじゃないぞ。これがたぶん僕の最期だろう。日本の男女格差は世界で111位。見出しには「G7で最下位」って、そういうレベルの話じゃない。で、男はウハウハかっていうと、男も相当いきづらい。iPhoneで電子マネーが使えるApple Payが始まった。Apple Payでパイナップルを買うPay Pineapple Apple Payって動画がでまわるかと思ったらまだだ。なぜ地方の人は残業しないのか。貨幣経済を中心に周ってる東京と、地域コミュニティで周ってる地方では、信頼のベースになるものが違うって話。スギ花粉成分の入った米を食べて花粉症を治す臨床試験が始まった。実現を心待ちにしてる。
 人類の記憶を塩の岩盤の中に保存する「Memory Of Mankind」。スマホをかざすと世界の街や自然を体験できる地図帳

Kaitlyn Aurelia Smithの未発表曲 "Riparian" のMV。またデラックスエディションが出るフラグだろうか。Musement "LEXICON feat. konore" かっこいいな。癌で闘病中のECDを支援するドネーションポスターの企画が始まった。日本の町工場の音をリミックスして楽曲を作るINDUSTRIALJPレーベルが始動した。
 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEなるヤンキーグループが、レコード大賞を1億円で買収した。レコード大賞が健全だと信じて、このニュースにびっくりしてる人がたくさんいるのにびっくりした。レコード大賞なんて、なんなら設立当初からこんなもんだろう。そんな層にはレコード大賞を取ったことが、プロモーションに繋がるのかもしれない。このニュースに価値があるとすれば、買収した受賞曲が "Unfair World" ってタイトルってこと。

10月29日 生きてるから空気吸うだけ

今週は予定をキャンセルして8割方寝込んでた。いまさっき5日ぶりに部屋を出た (郵便受けを見に行っただけだ) 。精神の異常が体力の衰えを招いている。とにかくだるくて眠い。この日記を読んでると、年に数回はそういう時期があると思う。猫とお喋りしてあげてなかったから、かれこれ1時間半話を聴いてる。ヒヤリングできないんで適当に相槌うってる。猫が満足そうだからいいのかな。
 きのうは、ヘルパーさんとうまく噛み合ってないことを確認しあうっていう、ものすごーく億劫な用事があった。平和で静かがいい。市のお金で来てくれてるヘルパーさん、僕は間接的な顧客で、人手不足の中で僕を切ることだって罵倒することだってできる。なんとか穏便に話をしたけど...精神的に疲れ果てた。

本棚を整理する夢を見た。積読CDも酷いけど積読本も酷い。プレッシャーになってる。自分の知性と感性を育むために買ったはずなのに。読む気力がまったく出てこない。もちろん経済的にも本を無駄にする余裕はない。それが無性に怖い。せっかく取り入れるべく買った知性を放棄するのは罪深いよ。インプットもアウトプットもなく、生きているから空気を吸って吐いて、それが僕の生命の仕事のすべてだ。僕が飼い猫だったらな。怖い思いもするけど (13日の日記) 、基本的に寝てるだけで人の心を和ませるっていう大きな貢献をしてる。
 27日は素敵な訪問看護師さんと、そんなことを話した。ほんとはホクホク楽しい話がしたい。フジ子・ヘミングさん「その時は不幸だと思っていたことが、後で考えてみると、より大きな幸福のために必要だったということがよくあるの」。そうだといい。

星野源さんがラジオで語った自分に自身を持つ方法。彼も20代までコンプレックスの塊だったんだって。一念発起して、中身を良くしていくことに決めた。「かっこ悪い、これは恥ずかしいってことを頑張って『やらない』ってだけで、良い人が周りに増えていくから」「人の顔って、かっこ良くはなれないんだけど、中身が変わることによってその人が変わるでしょ」「その人が変わると、ブサイクだとしてもブサイクの顔が良いっていう認識にみんななるわけです。造形は変わってないんだけど。そうなると、良い人が周りに増えていって、自然と自分に自信がもてると思います」。
 これは大変な気づきだし、大変な勇気と努力だと思う。僕もやってみよう。明日には忘れてそうだけど。

Hello Againって呼ばれるAppleの発表会があった。MacBookの話題が中心だ。Touch Barっていうデバイスがめだまみたい。面白そうだけど...またケーブルの端子が変わるんだね。標準USBポートがなくなったのは痛い。同じアップル製品でも、iPhoneにつなぐのにコネクターが必要みたいだ。もちろんUSBデバイスにも。特に僕はいまだに光学ディスクに依存してるんで、端子とともに光学ディスクも消えていく運命となるとだいぶ困る。
 僕は昔、大ヒットしたWindowsパソコンのメーカーに勤めてた。社員の殆どはMacを使ってた。例えばマウスカーソルの加速度であるとか、スペック表に載らない部分でAppleは細かい調整をして、本能的に快適な環境を提供してきた。この20年はMac以外のパソコンを触ってないんで、Macが使えなくなったら大変だ。

三笠宮崇仁さまが亡くなった。歴史研究家でもあった宮様は、皇族の立場でありながら、歴史修正は絶対にゆるさなかった。紀元節が祝日にされようとしたとき、「そもそも神武天皇は実在してない」って反対された。国家神道や戦争に対しても厳しい指摘をして、平和を願い続けた。「偽りを述べる者が愛国者とたたえられ真実を語る者が売国奴と罵られた世の中を私は経験してきた (三笠宮さま) 」。
 バミューダトライアングルの謎が気象学的に解明された。六角形の雲の穴から風速75m/sの下降気流が吹き荒れて、飛行機も船も直撃したら破壊されて海に吸い込まれてしまう。それから前にも書いた気がするけど、黒猫は縁起が悪いって迷信のこと。黒猫は世界の殆どの地域で幸福の象徴だ。その黒猫が去ってしまう (通り過ぎる) と福を逃しちゃうって意味なんだよ。

Bob Dylanがついにノーベル賞について語った。「素晴らしいことだ」「できればもちろん授賞式に出席したい」。彼の考えは彼の音程と同じくらいとりとめがなくて、凡人にはよくわからない。「Dylanは権威と闘ってきた」って書いた僕の日記も嘘になった。確かなことは、選考委員に「ミュージシャンめんどくせ、もうやらんどこ」って思わせたことだ。Leonard CohenやPatti SmithやPaul Simonや、もっともっと素晴らしい吟遊詩人がいるのに。
 宇多田ヒカルさん「4週連続1位になっちゃった。びっくり。しかし藤圭子の37週連続1位には遠く及ばぬわ笑 37週とか意味わからん笑」。やくしまるえつこさんがライブとインスタレーションを融合したパフォーマンスをする。鈴木慶一さんとゴンドウトモヒコさんが「ムジカ・ピッコリーノ」について語る。

毎年紹介してる、日本で一番素敵なハロウィンソング、"Halloween" The Tights。