DIARY 2017年6月


6月2日 花をちぎれない程やさしい人に恋は無理よとあの日あなたは言った

辛いことがあった。不穏なLINEを何人かに送った。遺言書の作成と保険の解約、預金は全額慈善団体に。あとは猫の引き取り手だ。誰にでも懐くいい子に育てた。でも猫との別れがなによりも辛い。一晩眠って少し心が落ち着いた。29日から家を出ていない。5日になんとしてでもカウンセリングに行こう。それまでの予定はぜんぶキャンセルして、猫を抱いて眠る。弱ってる時の猫の優しさ。
 Mignonさんの瀕死の子猫が頑張ってる。最初に彼女が登場した時には、もうその日にも終わりそうな命だった。ここ数日のツイート「顔と手足は個性派ということでがんばろう」。「体重が増えないけど動きは良くなってきた。ちゃんと自主的に体温調整」。「点眼点鼻するとプラプラの手で顔を洗うようになった。オシャレだいじ」。「体重が2日連続で増えた」。生きようとしてる。

前の日記は...9時間かけて書いた。自分に起きてることはさほどない。社会が大きく崩れている。それをぜんぶ紹介してたら新聞になっちゃうから、削る作業に時間を割かれる。ばかばかしい。
 芽瑠璃堂っていうレコード屋を愛用してた。いつの間にか思想が偏向していった。きのう「レコードショップのポリシーに反する記事がございましたことを深くお詫び申し上げます」なるお詫びの記事が出た。事実確認を怠った記事は1つじゃない。小尾隆なるライターも切らない。「どの記事がポリシーに反していたのかはっきりさせて頂けませんか」って質問したけど返事はなかった。僕はただ楽しい話がしたい。みんなが楽しく暮らせる社会にすることが「国を愛する」ってことじゃないの。僕は愛国については、Jimi Hendrixの「愛国心を持つなら地球に持て。魂を国家に管理させるな」って立場にある。

政治腐敗について、この数日の間にもレイプの揉み消しから報道の歪曲無視、国連への独善的な批判 (高市早苗は自分から面会を断った上で理解されないことを批判した) 、在特会との蜜月人格攻撃の実情首相補佐官の嘘、いろんなことが発覚した。
 民進党の特区廃止法案について、民主党政権時代に自分達が成立させた法律を廃止するなんてと笑う人がたっくさんいた。政権が変わって、仕組みが不正の土壌になったってことだ。「特区廃止」より、審査の過程に客観性を持たせる法案を立てるべきじゃないかと思う。それよりお笑いなのは、「国連または人権理事会の見解ではない」答弁書を閣議決定したことだ。安倍晋三は唯一神であり、やることなすことすべて正しい、とでも閣議決定したらどうか。

奈良美智さん「世の中のことや政治に関することにアンテナ立てることは当たり前だ。自分の周りにいる愛すべき人々のことを考えて生きている。国や思想よりも、明日が世界の終りではないと信じて、それを口にして生きている。おめでたいとかお花畑だとか言われようが、そんなことを言う人々とは付き合いが無いんだ」。
 のんちゃんがコラボレーションしたい相手に奈良美智さんを選んだ。奈良さんは「プレッシャーを感じるけど、素直に嬉しい。なんか考えます」ってツイートした。こういうところから実現しちゃったりする。糸井重里さん「希望とは、わたしの心の別名であります。絶望も、わたしの心の症状であります。虚無は、おそらくわたしの心の外側にあります」。ふと凄い言葉を出してくる。NASAが太陽の探査機を投入する。土星の衛星ダフニスが、環の隙間を波立たせる様子。

Arcade Fireの新譜から "Everything Now" 。Lali Punaの新譜から "Deep Dream" 。Scott & Riversが、「日本って凄い」ポルノの文脈で話題になった。僕は初めて聴いた時、日本語でこんなにかっこいいロックができるんだって驚きがあった。「アメリカって凄い」。
 「どうして『不便』なフジロックに魅了されるのか?」。FUJI ROCKは知らない音楽に出会う場でもあって、そのきっかけに「不便」ってキーワードはあるかも知れない。Belle and Sebastianが来日する。Trevor Hornが来日する。

小沢健二さん "流動体について" 。FUJI ROCKがやっぱりCorneliusと小沢健二さんをぶつけてきた。GREEN STAGEとWHITE STAGEの真ん中に立てばFlipper's Guitarが聴こえる (わけがない) 。
 辻林美穂さんがアニメ「異世界食堂」のサントラを担当した。もともと映画音楽家志望だった辻林さん、着実に自分の道を歩んでる。

6月5日 レコーヨを片付けた、これでまたレコーヨが買える

辛いことがあって、とにかくカウンセリングの日まで乗り切ろうかってことは前の日記に書いた通り。で、Mignonさんのところにいる瀕死の子猫の姿に、に生きる希望っていうかな、叱咤されたことも書いた。で、その子猫がよろけながらも立ちあがる動画を見ちゃったんだよ。すげーなーって。僕も寝込んでる場合じゃないわ。
 で、遊びの用事だけどさ、出掛けた。エレクトリックリボンの新曲 "Twinkle in you" のリリースイベント@タワーレコード渋谷店。彼女たちは1週間に9本のステージをこなして、この日が最終日だったんだ。タワレコ渋谷店ならもちろんPied Piper Houseに顔ださないと。久しぶりに長門芳郎さんにご挨拶できてよかった。「さっきまで牧村憲一さんいたよ」。Pierre Barouhのトークショーだ。聴きたかったしご挨拶したかった。レコーヨごっそり掘ってイベント会場へ。

会場は満員で、後ろの方は溢れかえってた。業界用語で言うところのレギュレーションっていうの? 教えを請うてCDを4枚購入。これで全員とチェキを撮ってサインが貰えるはず。
 軽いリハのあと本番へ。MCなしで5曲を披露した。もうね、ますます良い。圧倒的に楽しかった。ボンクラさんたちの仕込みも完璧、「変えていくんだよ」のボードと、巨大な扇子が登場。エリボンのライブはいつも愛に溢れてる。いまも頭の中を "春色ドロップ" が巡って離れない。ずっと歌い継がれて欲しいな。作者の意図を超えたエリボンの名曲になった。終演後はカンパイ☆スターライト。楽しく飲んだ。

今日は意地でカウンセリングに行った。声を出したらカッスカスで笑った。辛いことは、自分の中である程度克服したんだ。激しく落ち込んだのは、そういう不運を引きつける人生について。こんなことを繰り返して生き続けるのはしんどい。
 僕は真面目に正直に生きてるつもり。でも正直者は馬鹿を見る。旧知の若いイラストレーターが、売れてるらしいのだよね。彼はとある有名なアイドルとヤッたとか自慢する男で、本当にヤッたかヤッてないかは果てしなくどうでもいいけど、人として品がないなって軽蔑してたの。決別した理由はくだらない。彼がタイムラインに書いたことに、それは違うよってレスを送ったら、半日かけてdisって来たんでブロックしてお終い。そんな彼の近況を知って、器用に生きる人たちに対する嫉妬の念もあった。憎まれっ子世に憚る。

カウンセラーさん「自分なりの幸せの形って見えますか」。幸せな未来像、ぜんぜん見えないんだ。「身近なところでこれができたらってことはありますか」。うーん...未聴CD山脈を消化すれば胸のつかえが和らぐ。音楽が好きで買ったはずなのに、いま家で音が鳴ってる状態が辛くて。「例えば甘いものを食べるとか、そんなことの積み重ねでいいんです」。それならできる。帰りにファミレスに寄って、カキ氷始めました。ふわっふわな氷で、シロップかけながら食べるやつ。
 辛いことについては、たぶんここに書くことはない。僕の悩みの根源にあるのは「孤独」で、辛いことも孤独な人生を決定づける何かだった。血縁も地縁もまったくない環境で、猫には本当に救われてるよ。これも前に書いた、いつか自分の余命を考慮して、猫との暮らしを辞めなくちゃならないのが本当に怖い。

変な夢を見た。夢の中では変だって感じないんだよね。物事の正誤を判断する機能って、思い込み次第でなんとでもなるんなだな。っていうのを起きてる時も意識してよう。ところで自分がこうなりたい、社会がこうなるといいってことを、日本語で夢、英語でDreamって言うよね。寝てる時に見る幻覚も、日本語で夢、英語でDreamって言うよね。なんでだろう。ほかの言語ではどうなのかな。
 最近あったことと言えば...やっと "Sgt.Pepper's" の2017年Remixを聴いた。ドラムの音があまりにも違って、グルーヴがよくない。こんなバンドだったら伝説にならなかったと思う。それから...抱き枕に穴があいて、中から小さいビーズみたいのがどばって出てきて、静電気で猫にひっつく地獄絵図。30人くらいに差しあげたフウセンカズラの種、自分でも植えてみたんだけど芽が出ない。

最近の日記の構成では、政治腐敗の記録が出てくる頃。いまの日本人の資質がいつごろ形成されたの知らないけど、国家を運営するとか向いてないんじゃないかしら。それだけ。
 「『スポーツ嫌いな中学生半減』の国の目標に波紋」。僕の場合は、恥をかかされるっていうより、先生やチームメイトからなじられるっていうのがスポーツの原体験。子供の頃に体育の授業で嫌な思いをした人はおおいんじゃないか。いまの子供たちはどんな体育教育を受けてるんだろう。いくら事故が起きても辞めない組体操の話とか聞くと、思想的に進化してないように見える。楽しい話をしよう。ジュノーが撮影した美しい木星の動画。あまりにも巨大で神秘的だ。オハイオ州で撮影されたピンク色の虹。日没の直前に、赤くて弱い太陽光が届いてる状態で見られることがあるんだって。

先月Ariana Grandeのマンチェスター公演でテロがあった。本人がテロで怪我をしたファンのお見舞をした。で、犠牲者の家族や怪我をした方々を支援するチャリティーコンサートを開いた。ここに映像がある。音楽はテロに屈しないで欲しい。Paul Heaton and Jacqui Abbottの新譜が出る。日本であまりにも人気がなくて、前作は手に入らなかった。FUJI ROCKにも出るClarkの単独ライブがある。「ボブ・グルーエンと100人のロックレジェンド展」って写真展があって、FUJI ROCKのリストバンドで入場無料になる。
 渋谷系の特集番組があって、なぜか小室哲哉が出てきて語ったらしい。内容も当然めちゃくちゃで、当事者たちが戸惑ってる。そもそも当事者たちは、自分は渋谷系なんて言わなかった。

サザエさんのフネは電気グルーヴの1個下らしいよ。

6月8日 こんなさえない自分も日々も色づいて見える気がしたよ

ライブ、ライブの日々。6日はあーた@新宿Marbleへ。初めて観るバンド編成のあーたさんは、Vo, Gt : あーたさん、Key : つるうちはなさん、Ba : 尾方準一さん、Dr : 角谷正史さんって顔ぶれ。
 一言で言えば最高だった!! リズム隊の相性の良さ、はなさんのキーボードの華やかさに包まれたカラフルなあーたさんの世界。"ドラマチック" "You" といったポップソングから入って、最近のミドルテンポなナンバー、白眉はソウルフルな "pinhole"、普段のライブでも見せ場のひとつのこの曲が、いつもの弾き語りのピリっとした演奏から、ゴージャスで重心低めのロックテイストに生まれ変わった。ラストはリズム隊が去って、はなさんと2人で "各駅停車"。一歩一歩踏みしめて前も見るようなバラードを歌うあーたさんを包みこむはなさんの眼は、お母さんみたいなおおらかさだった。

この日は対バンもぜんぶ最高だった。ブッキングの方、ドヤ顔してるとしたら「そうですよね」って応えるしかない。
 イエロー・シアン・マゼンタは、朴訥とした男性ボーカルと、ファンキーでオルタナティヴなサウンドの組み合わせが新鮮だった。リズム隊に女性がいるバンド特有のグルーヴが気持ちいい。CittYは、ポップな楽曲を、ちょっとレイドバックしたサウンドに載せて爽やかに聴かせる。特にベースがかっこいいな、と思ったらベーシストが曲を書いてるそう。ノーブルなルックスでFlying Vをかき鳴らすボーカル嬢の佇まいも魅力的だった。トリの水中、それは苦しいは言わずもがな。色物と実力が拮抗して新しいパンクを奏でてた。ジョニー大蔵大臣の高速アコギカッティングが好き。数年前まで追いかけてたのに、知ってる曲がほとんどなかった。新曲に自信があるってことだ。

この日、初めてアイドル用語で言うところの「配布芸」をした。特典を貰ったりチャートの順位を上げるためにたくさん買ったCDを、ファンじゃない方々に配るってこと。エレクトリックリボンの "Twinkle in you"、全曲あーたさん提供曲なんで、会場で目についたあーたファンに配っちゃおうと。あー緊張した!!
 今日オリコンのチャートが出て、"Twinkle in you" はウィークリー初登場62位、前作 "アイライン" が最高84位だったからそこは超えた。もちろん作品のクオリティから見れば、もっともっと売れていいはず。今日、airiちゃんがミスFLASH2018オーディションに挑戦して、マシェバラなるアプリで中継されて僕も投票した。オーディションの様子を何本か観たけど、いけるんじゃないか。披露したクラリネットの演奏が本格的でびっくりした。

きのうはN氏がビワを持って様子を見にきてくれた。ビワ、久しぶりに食べたな。優しい甘さ。猫を撫でながらレコードをかけた。買ってからずっと放置してたSuzanne Cianiが良かった。70年代のシンセサイザー作品集で、抽象的なのにウィットがある。それから鈴木博文さんの新譜。サウンドプロデュースにayU tokiOさんを迎えて、アヴァンギャルドサイドを炸裂させてた。
 今日は素敵女子の訪問看護師さんがいらした。先週は僕がずーんと沈んでるタイミングだったんで、ずいぶん心配をかけちゃった。Mignonさんのところの瀕死だった子猫が頑張ってる姿に、生きる力の尊さを感じたこと。小さな幸せを積み重ねて、それを支えに生きていくしかないですねって話をした。まさにあーたさんの "各駅停車" みたいに、少しづつ少しづつ歩いてく。

日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで放射性物質が漏れて、うち1人は国内最悪の内部被曝をした。これ大事故だと思うんだけど、あんまり大きく報道されなかった。
 左寄りの僕から見てもだいぶ左寄りな金子勝さんの言葉は辛辣だ。「ウヨクはよく『憂国』という。彼らが支持するアベは、国家財産を私物化し、レイプ犯罪をもみ消し、自分の利益のために逃げ回るだけ。片や、前川氏は『奇兵隊』のごとく自分を捨てて一国の首相の悪業を正そうとする。ウヨクが売国者を支持し、憂国者を批判するのが奇妙に感じる今日この頃です」。口調が強すぎる気がしつつもだね、「私的な食事で官邸批判したのが筒抜けでクビ」なんて記事を読むと、もうすぐ成立するだろう共謀罪や最近の政治腐敗について、それくらい大袈裟に捉えた方がいいのかも知れない。

若い人は、データ通信量の残りが減ってることを「ギガが減る」って言うらしい。「ギガを買う」とか。こういうの笑えないのは、自分も「カロリーを取りすぎた」とか「体重が2キロ増えた」とか言ってるから。学生は今も昔も「単位が足りない」って言うよね。これもほんとうはおかしいはずだ。
 酒は百薬の長って嘘かも知れない。「『節度ある』飲酒も脳に悪い? 流暢さに影響も」って記事。うへーでも飲むけどね。いろんな向精神薬を飲んできたけど、酒より効くものはなかなかなくて、なんでこんなもんが合法なのかと思う。北朝鮮がまたミサイルを発射した。「はれときどきぶた」ってどんなお話だったっけ、それくらいカジュアルにミサイル飛んでくるな。きのう梅雨入りしたそうだけど、天気予報にはおひさまマークが並んでる。明日から暑いらしい。やだなあ。

Stereogum誌が今年のいままでのベストアルバムThe 50 Best Albums Of 2017 So Farを発表した。1位はKendrick Lamar。新譜聴けてないな。Animal CollectiveのAvey Tareがソロアルバムを出す。Sigur Rosがオーケストラと共演したライブの映像が公開された。PJ HarveyがエジプトのミュージシャンRamy Essamと "The Camp" を制作した。チャリティシングルとしてリリースされる。
 Stingが来日してる。観に行った田島貴男さんによると、Police時代の曲もいっぱい、MCなしで演奏力だけで聴かせるライブだったらしい。Blue Note JAZZ FESTIVALが気になってる。両日にDonald Fagen、2日めにKamasi WashingtonGregory Porter上原ひろみ...。出演者に偏りがある。1日めにまだ隠し玉があるんじゃないかって踏んでる。ただそれ相応にチケットが高いのよな。

アメリカンルーツ・ミュージック評論の第一人者、鈴木カツさんが亡くなった。Serphって日本のエレクトロニカのミュージシャンを (いまさら) 知った。ReliqやN-qiaの方か。どれも読み方は知らない。スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’ "ミクロボーイとマクロガール" のMVが公開された。主演はのんちゃん。
 テレビをきっかけに、渋谷系の話題が続いてる。加藤賢崇さん。「90年代初頭、こないだまでナゴムギャルとかインディーパンクに乗っかってた女の子たちが、ある日を境に50年代-70年代のフレンチ・ポップスやイタリア映画のサントラ盤を買い始めた『現象』というか空気感が渋谷系の核だった気がするので、個々のサウンドが渋谷系、ていうものではないと思うんよ」。そう思う。渋谷系って言葉はリアルタイムでは嫌だったけど、音楽的な視野を大きく広げてくれました。

6月11日 Negiccoのベスト盤に入る新曲が堀込高樹氏作であることはもうわかりました

もういいです。わかりましたから。
 何ヶ月続いてるのか、睡眠障害が改善しない。新しい睡眠薬は効きすぎるみたいで、今度は寝すぎてなんにもできない。寝過ごしてsugar meさんのワンマンに行きそびれた。今日はちゃんと起きたのに、朝ご飯を食べすぎて胸焼けであーたさんのインストアイベントに行きそびれた。45年生きてて自分の朝ご飯の量を調整できないとか。そんな日々なんで猫の起こし方がはんぱない。寝てる人の顔をばしばし叩く。で、起きると昼過ぎてたりして、それは君たち腹減ったよな、申し訳ない。そんでタイムラインを開いたらまず、Mignonさんのツイートを確認する。瀕死だったあの子猫、危ういながらも歩いてるじゃんか。僕は消え入りそうだった君の存在に本当に救われたんだよ。

きのうはperiod.のレコ発ワンマン@新代田crossingへ。crossingは好きな小屋。満席で立ち見も出る大盛況。美味しいギネスビールとポップコーンを頼んで最前列で観た。くらげちゃんの年表に添って、縁のあるミュージシャンが招かれた。最初に登場したsaiさんは、period.にも楽曲提供してるざっくばらんなお姉さん。シティポップ的な作曲で、バンドに向いてる気がした。続いて登場したNovaureliaさんはエモーショナルなSSW。弾き語りが圧倒的によかった。
 満を持してperiod.登場。くらげちゃんVo、SaiさんCho, Pianica、A.G.、Dr.の編成。手拍子が沸き起こるポップなナンバーから、穏やかなバラードまで、胸の奥をくすぐる甘い歌声を聴かせてくれた。あの客席にパンを投げてたくらげちゃんが、自分の道をちゃんと歩んでる。素敵なイベントだった。それはくらげちゃんの頑張りと人柄だ。

捨てられずにいた『昔のネガ』が活躍する時が来ました」。ネガフィルムをスキャンしてデジタル化してくれるアプリの紹介記事。亡父母の撮ったもの、写ってるもの、もういない犬や猫たち、懐かしい友達、子供の頃の自分。そんなネガがいっぱいある。
 NASAがISSから地球を24時間生配信してるYouTubeがある。心が疲れた時にぼんやり眺めると、まあいいか、宇宙から見ればどうでもいいしって気分になれる。ときどき宇宙飛行士がカメラを動かして、手を降ってくれたりもするらしい。さっき観たらISSが映ってたよ。アインシュタインが予言していながら「不可能な実験」って言った、重力レンズを使った星の重さの測定に成功した。なんども放棄されそうになったハッブル宇宙望遠鏡、まだまだ大活躍してる。

Beckがゴスペルコーラスと共演した "Fourteen Rivers Fourteen Floods" が公開された。Toro Y Moiの新譜から "Girl Like You" が公開された。ArcaがFUJI ROCK出演の後に単独公演をする。今年のFUJI ROCKはタイムテーブル的にタイトだから、東京で観るつもりで組んだほうがいいかもな。きのうのDOMMUNEGorillazのライブを生放送したみたい。明け方のGotchさんの実況ツイートが面白かった。
 Corneliusの新譜から "いつか/どこか Sometime/someplace"が公開された。エレクトリックリボンぇっかちゃんが映画「昼顔」の挿入歌を2曲歌った。そのうち1曲はサントラにも収録される。音楽は菅野祐悟さん。ぇっかちゃんはカメオ出演もしてる。旧知のtamachang氏の音楽理論連投ツイートがいつも面白い。一番新しいのは、音階が成立した歴史についての話題。チェックチェック。

6月14日 SIDE-A クアッカワラビーは悩んでる時もあの笑顔

今年はひたすら睡眠障害に振り回されてる。もちろんほかのことにも振り回されてるし、その結果自分がおおくの人々を振り回してもいる。眠れずに右に寝返りを打てば猫たちも右へ、左に寝返りを打てば猫たちも左へ。そのたびに髪とか踏んづけてく。鳥の声。新聞配達のバイクの音。サーキュレーターの音。猫の寝息。
 一度寝つくと今度は猫に起こされるまで起きれない。起きても激しい睡魔に襲われて結局1日中寝込む結果になる。カウンセリングに行けず、柴山一幸さんのライブに行けず。カウンセリングでは話したいことが山ほどあった。ほんとうは毎日でも通いたい。一幸さんのライブもタイミングが合わなくて、ご無沙汰しちゃってる。睡眠薬を1回分1包にして貰ってるんで細かい調整ができないんだ。翌日の予定に合わせて飲んだり飲まなかったり。強眠打破を大量に仕入れたり。

出掛けたのはマッサージだけ。いつも通ってるマッサージ屋さんには、すごい上手いおばさんマッサージ師さんと、可愛くて和むマッサージ師さんがいる。今回は久しぶりに可愛い方で和んだ。指名できないのよな。体が疲れてる時と心が疲れてる時があるじゃんか。
 家では猫と遊んだりタイムラインを眺めたり。それしかできないんだ。最近は精神科の病気を「心の病」じゃなくて「脳の病」って言う。脳は臓器だから、鬱病も気合や根性じゃ治らない。「心の風邪」って言い方もしなくなった。風邪なら3日で治る。僕は鬱病を17年やってる。ところで世の中では、犬の写真集より猫の写真集が売れるらしい。犬好きは自分の犬が好きで、猫好きは世界中の猫、亡くなった猫やノンフィクションの猫までも愛して、その幸せを祈る。すごくよくわかるよ。すべての猫は幸せな人生を送るべき。

肺がん大林宣彦監督、魂の『遺言』28分間」。大林監督作品は好きだし、細いながらご縁がある。5年前の記事「尾道の発展を30年遅らせたアホ監督だと罵られる」。尾道が聖地化して、地方都市が考える「便利」で無個性な街になり損ねたことについて。日本人の街や土地に対する意識ってこんなもんだ。国を治められない資質であるとかね。上様が総理大臣に、殿様が大企業に変わっただけ。
 上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれた。大騒ぎだ。和歌山アドベンチャーワールドでは12頭ものパンダが生まれてるのにまったく話題にならない。ミッシェル・オバマさんが言った。「ファーストレディだった時、私の靴やドレスのセンスを毎回コメントしていたマスコミですが、実は夫は8年間ずっと、どのイベントでも同じ靴を履き、同じ背広を着ていました。気付いたマスコミはいませんでした」。

Karl HydeMatthew Herbertが音楽を手掛けた演劇作品のサントラが発売される。ティーザー映像。Stewart Copeland, Adrian Belew, Mark King, Vittorio Cosmaが結成したGizmodromeが、"Amaka Pipa" を公開した。The Pains of Being Pure at Heartが新曲 "When I Dance With You" を公開した。Four TetTyondai Braxton2時間のミックス音源を公開した。Lusineが "Slow Motion" のスタジオライブ音源を公開した。
 Sound & Recording Magazineの8月号はCornelius特集、細野晴臣さんのRemix音源がつく。Qiezi Mabo "Star Beach Love" 日本のヒップホップの新しい形だと思う。のんちゃんが1回限りのCMで、キリンジの "エイリアンズ" を歌った。素晴らしい歌。のんちゃんは制作者の意図を汲み取って表現する力が半端ない。

「シン・ゴジラ」が邦画Blu-rayの売上日本一になったのはわかった。それまで日本一だった「映画 ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY」ってなに!?
 政治が大きく動いてる。政治腐敗がって言うべきか。あんまり書きたくないけど記録としてSIDE-Bに。

6月14日 SIDE-B 神がいる国だから国民はいないや

共謀罪が強行採決されそう。立憲政治が終わりかけてる。
 毎日のように、一発で政権が倒れるはずの事件が起きて、でも倒れない。さすがにまずすぎる時は、不思議な力で株価があがって金の亡者たちがますます支持する。大田昌秀さんが亡くなった。沖縄戦の地獄を生き抜いて、生涯を反戦に捧げた方。ノーベル平和賞候補にもなった。安倍政権を見て逝くことの、無念さを思う。

武蔵越生高等学校サッカー部の体罰をツイッターに流した人がいる。リプ欄が気持ち悪い。小田嶋隆さん。「高校のサッカー部の体罰映像を見て『部活ってこういうもんだろ? 何を騒いでるんだ?』と思う人々と、現状の国会のありさまを見て『政治ってそもそもこういうもんだろ? 何を騒いでるんだ?』と思う人々は、たぶん同じ集合に属していて、しかもその彼らは自分たちをクールな人間だと思っている」。
 安倍政権と金の亡者については、とり・みきさんが知的な言い回しで表現してる。「ツイッターを見てて思うのは何でも二項対立で争ってる人が多いということだ。だが世の中は二項対立では出来ていない。多くの人はベン図の交わりにいてケースバイケースで判断してる。それを二項で分けようとするから無理が出る。政権の経済政策を評価していてもダメな所はダメと厳しく批判すればいい」。

共謀罪について、ふたたび小田嶋隆さんの言葉。「うちの国の社会で『一般人』と見なされるためには『宗教』や『政治』から距離を置く必要があるわけだが、最近では『思想』や『趣味』あたりも、危険視されるようになっているようで、もしかして大多数の他人とそっくりでない人間はすでにヤバいということなのかもしれない」。ミュージックステーションから程遠い音楽を聴いている僕の「趣味」も、右へ倣えのこの国では受け入れられないし、犯罪になのかもしれない。
 今日話題になったのは、「強制わいせつ容疑の男『漫画を真似』県警、作者に異例の申し入れ」って記事。現行法でも本当に趣味の世界に警察が首を突っ込んできた。お話と現実は違うものですよって習わなかったのかしら。マンガを真似して良いことをしたら、警察は作者を表彰してくれるのかしら。弱いところから絞められていく。

強行採決の方法も問題だ。内田樹さん「なんでこんなでたらめが通るのでしょう。適法性を無視して採択された法律はそれ自体がすでに定義上『違法』です。この政府は『適法性』という概念そのものを否定しようとしているのです。この先、政府がどのような法律を採択施行しようとも、適法的にふるまうことの重さを政府自身が侮った以上、国民の遵法精神は致命的に傷つけられました。法的なアノミーを法の執行機関自身が作り出してしまったのです。人々が法を信じることを止めるのをなぜ政府は怖れないでいられるのでしょう? 国民が法を信じない国で有効なのは具体的な暴力だけです。安倍は法が機能しなくなった国でも、警察と自衛隊は未来永劫に自分の『私兵』として命令に従って反対派を排除し続けてくれると夢想しているのでしょうか?
 いま、委員会審議をすっ飛ばして本会議で採決しようとしてる。

加計問題も酷い。「加計問題の内部告発者、処分の可能性 義家副大臣が示唆」。再調査やりますって言った実態は、反逆者をあぶり出す犯人探しだった。「義家文科副大臣、"加計文書" 告発者は国家公務員法違反の可能性も」。内部告発した文部科学省の現役職員が処罰の対象になろうとしている。森ゆうこ議員は、これは公益通報で、行政運営の公正性を確保するために必要な行為だったって主張してる。今日の安倍晋三は「改憲方針『事前に言わなくてすみません』」。これは有権者に釈明してるんじゃなくて、公明党に釈明しましたよってニュース。有権者にいまさら釈明されても困っちゃうけども。
 こんな国を愛せるかって言われたら、僕は愛せない。残念な国に生まれてしまったと思う。未来の日本人にスマンって言わなきゃいけない。真っ当に生きてる人は関心もってください。お願いします。

6月16日 SIDE-A Suddenly I see, this is what I wanna be

酷い国だ。猫と音楽のことを考えよう。それからマンガと映画と美術のこと。女の子のこと。
 きのうは訪問看護。睡眠障害の相談をして、音楽の話をいっぱい。和んだ。午後は内科の通院と市の健康診断。夜はKT Tunstall@Bilbord Live Tokyo。六本木で3時間余った。センベロには入れない時間なんでお洒落な店に入って、なんとかのなんとかをつまみながらベルギービール。隣の青年たちがノートパソコン開いて「勝つ」「金」ばっかり言ってる。ここに金魚問屋があったことも知らないくせに。次に来た高そうな服を着た一家は、InstagramとFacebookに載せるだろう写真をバシャバシャ撮ってた。こんなところは東京じゃない。タイムラインに加賀温泉郷フェスの話題。ハルちゃんと酒井監督とNachu先生とで音楽や映画や美術の話したいな。

客層は女性、それも美人さんがおおかった。同性に愛されるミュージシャン。それはもうかっこいい、そしておちゃめでチャーミングな方だった。1人きりで登場して、ギター、キーボード、リズムマシン、謎の電子デバイス、パーカッションたくさん、ルーパーを同時に使いこなしてた。といっても技巧を聴かせるわけじゃなくて、根っこにある確かな歌心に会場も揺れた。美メロの嵐と痛快なリズム、ハスキーな声は音楽の表情を見事に描いていた。曲と歌の力。最高か!!
 ヒット曲を惜しみなく繰り出して、アンコールは "Suddenly I see" 歌い終わって投げたピックを...受け取った!! 僕の英語力は絶望的だけど、好きなミュージシャンを目の前にするとペラペラ喋っちゃう。ライブの感想、素晴らしかったことを伝えて、レコーヨにサイン、ついでにピックにもサイン貰っちゃった。はー楽しかった。

今朝起きてTwitterを開いたら、デザインが変わってアイコンが丸くなってた。みんな四角いフレーム用に工夫してアイコンを選んでるのにね。Twitterは余計な改変ばっかりでmixiの末期を思い出すよ。何か変化を求められてるのだとしたら、ツイートの編集機能を。
 鳥の声と工事の木槌の音が気持ちいい。猫たちが「ヒューマン今日は暑いな!!」ってクーラーの効いてる寝室に集まってぎゅうぎゅう暑い!! 雷雨が来て猫たちも耳をそばだててた。メイに毛繕いされた。いい加減美容院行きなさいよってことか。チャイはブラシにうっとりしてあくび。「若者の6割はインターネットを居場所と感じており、孤立化する若者には居場所をつくり出す取り組みが必要」って意見があるらしい。日影が心地いい生き物もいるんだよ。直射日光の下で枯れていく苔になりたくないし、そもそも僕は若者じゃない。

『この世界の片隅に』観客動員200万人突破! 口コミからロングランヒット」。僕の心を大きく動かした映画がどんどん広まって、いまも上映中なのは嬉しい。オフィシャルサイトでも200万人突破記念のイベントを企画してるみたい。まだ観てない方にはぜひ劇場で観て欲しい。あまりにも評価が高すぎて、どうせお涙頂戴の戦争映画なんでしょって毛嫌いしてる人がいるのは本当に残念だ。
 今日は日本漫画家協会賞の贈賞式、大賞が授与されるのはつげ義春さん、賞状はちばてつや理事長の手書きだって。火星生活シミュレーションでキーパーソンになった、村上祐資さんのインタビュー「『選ばれた人』が陥る落とし穴」。似たような実験は何度かあったけど、唯一破綻しなかった成功例なんだって。孤立した環境で、どうトラブルを回避して人間関係を円満に保ったかって話。

Vampire WeekendのChris Baioのソロ、Baioが "Dangeroue Animal" を公開した。Rostam Batmanglijのソロ、Rostamが "Bike Dream" を公開した。Vampire Weekendは事実上解散したって認識でいいのかな。大好きな大好きなバンドだった。ライブ観れてよかった。もちろんまだまだ続けて欲しいよ。
 マリのSonghoy Bluesが "Mali Nord feat. Elf Kid" を公開した。 アルバムにはIggy Popがゲスト参加してる。Charlie Parkerのトリビュートアルバム "The Passion Of Charlie Parker" がリリースされる。代表曲をボーカライズして、Charlieの生涯を辿る。Kimbraが来日する。FUJI ROCK直後で死んでる時期だな。FeltのMick Lloydが亡くなった。Gutevolkが復活する。ティーザー映像

書きたくないけど書くしかない、共謀罪の話題をSIDE-Bに。

6月16日 SIDE-B はい! はい! はい! 嘘ついてはい!

共謀罪 : 市民『だまし討ち』法案成立へ」。「だまし討ち」の見出しは最近にしては頑張った。
 なぜ多数決主義は民主主義じゃないのか。タイムラインを流れてきた喩え話だ。5階建てのマンションにエレベーターを設置することになった。当然1階の住人は必要がないから費用を負担したくない。ところが悪知恵の効く人が「2階から5階までの住人は費用を負担しない、1階の住人が全額を支払う」って案を多数決にかけた。結果は...わかるね。多数決にかける前にその案が真っ当かどうか、議論する必要があった。共謀罪は多数決の原理だけで強行採決された。
 その間NHKは国会の中継をせずに、過去の番組の再放送と、山の風景を延々と流した。籾井勝人の遺した資質と、現政権に刃向かっちゃいけない不安だけは伝わった。

共謀罪のどこがまずいのか。後藤正文さん「準備が罪であるということは、『準備しているかもしれない』が捜査対象になる。やっていなくても、警察が疑えばどこまでも捜査できる、ということが問題。しかも、準備に参加しても、途中で離脱して密告すると罪が軽くなるのだそう。いくらでも犯罪を恣意的に作ることができる」。
 内田樹さん「この法律によって政府は『気に入らない人間をいくらでも拘束できる法律』を手に入れました。共謀罪に賛成の議員たちの多くが『理想郷』として思い描いているシンガポールに一気に近づきました。シンガポールは事実上の一党独裁で、治安維持法で令状なしの逮捕拘禁が許され、反政府メディアは存在せず、労働運動はなく、大学生は入学に際して反政府的意見を持たないことの証明を義務づけられ、国是は『経済成長』の『世界一ビジネスがしやすい国』。安倍政権がめざす国のかたちそのものです」。

「パヨク」が黙って美しい国になるって言ってる人、君の愛する萌え萌えアニメも危ないよ。この一件は歴史の教科書に載るだろうって人がいた。載りません。このまま日本が歴史を繰り返して、世界から孤立して多くの命を失って「反省」してからじゃないと載りません。
 松尾貴史さん「『他に支持するところがない』というのは自死に向かう思考停止だ。強力な悪人と微力な凡人を比べて前者を選ぶという愚かさ」。思考停止とは。哲学者高橋哲哉さん「『茶色の朝』を迎えたくなければ、思考停止をやめることです」。「茶色の朝」とは20年前にフランスでベストセラーになった小説で、茶色意外のものがだんだん認められなくなっていく物語。「茶色に守られた安心、それも悪くない」っていう鈍感に陥って、「抵抗するべきだった」って気づいた時にはもう遅かったって寓話だ。

そもそもなんでこんな法律が必要だって話になったのか。「首相の招致演説『ファクトチェック』」。またスポオツの話だ。オリンピックを誘致するにあたって、安倍晋三は「東京は世界有数の安全都市だ」と言った。決まった途端にテロの危険性があるから、共謀罪がないと開けないと言い出した。オリンピック誘致には数々の嘘があった。
 呼吸するように嘘をつく現政権の、解明されてない問題はたくさんある。加計学園の認可はなぜ降りたのか。森友学園の国有地値引きの理由はなんだったのか。安倍昭恵の証人喚問はなぜ行われないのか。南スーダンPKO日報問題はどうなったのか。「お友達」山口敬之氏のレイプ事件はなぜ解明されないのか。加計学園問題についての答弁が今日あった。問い詰められた子供の言い訳みたいだった。加計学園問題について冷静に詳細に綴った記事

安倍晋三内閣総理大臣の辞任を求める署名」がここにある。

6月19日 嫉妬と自己嫌悪

なんだかな。

17日はわたしのねがいごと。ワンマンライブ@青山月見ル君想フ。この日に向けて、Vo.ろみさんは毎週絵1枚を、Key.ちほこさんは絵本を連載、Gt.Cho.ひかるさんはネットラジオを配信してた。僕はひかるさんファンで、週に1度のひかラジ楽しみにしてた。ひかるさんらしく、緩くて和んだ。ワンマン前夜の回は感動的ですらあった。
 苦手な小田急線で会場へ。電車の中で森永ICE BOXボリボリ。テーブルが片付いて椅子がぎっしり、あんなに混んだ月見ルは初めてだ。前回のワンマンと規模がぜんぜん違う。この日は初の全国流通盤 "あめつぶ" のリリースイベントで、あの印象的な丸いスクリーンに "あめつぶ" のPVが流される中、美味しいご飯を食べて開演を待った。

ろみさんは完璧な美少女で、伸びやかで表情豊かな歌を歌う。それを鮮やかな演奏で彩るひかるさん、ちほこさん。コード楽器が2人いる編成、コードとオブリガートの役割分担がよく練られた編曲で魔法をかける。ゲストのリズム隊がその映像をさらに力強く縁取ってく。隙のないオリジナルな音楽世界に浸った。一方で、ろみさんのサプライズバースデーや、曲間の3人のMCでは人懐っこさをみせた。
 リリイベなのにさらに新曲を2曲も持ってきたり、聴いたことのない楽曲があったり、そのすべてがわたねが。の世界観で貫かれていて、もちろんすべてがいい曲だった。アンコールは "眠れないなら一緒に歌おう" 。わたねが。の美意識に月見ル君想フって会場はぴったりだった。でもどんどん売れて、もうここでワンマンを観ることはないかも知れないな。ポスターにサインを頂いてご機嫌で帰宅。

翌18日はあーた@代官山NOMADへ。久しぶりに東横線に乗った。中学の時、中目黒と都立大学の間にバラック街みたいなのがあった。あれどうなってるんだろう。
 あーたさんにとって初めてのNOMAD、最初は緊張してるようにも見えたけど、Gt.安藤力さんの好サポートと、お客さんの暖かい雰囲気の中で、最近でも特にいいグルーヴを奏でた。あーたさん自身が素晴らしいギタリストなんで、ギター2本の掛け合いが楽しい。最近よく演奏する "ドラマチック" に続いて "キャットストリート" は、サビで変わる手拍子のリズムに、初めてと思われるお客さんたちもついてきた。名バラード "スノードーム" からファンキーな "pinhole" の流れはもう圧巻だった。コード感が気持ちいい佳曲 "Puppy Love" に続いて、キュートな "You" で締め。物足りない!!

対バンもバラエティに富んで、皆さん素晴らしかった。NOMAD、ブッキングも雰囲気もすごくいいライブハウスだな。特にトリのさわひろ子さんが気に入った。キーボードとカホーンのサポートを受けて、小さな体全身で歌うシンガー。日常のMCから歌のファンタジックでダークな世界へいざなう流れがあったり、でもそういったことを計算と感じさせない無邪気な佇まいを醸し出してて、演劇畑出身の方なのかなと勝手に思った。元劇団員としてはだね。
 僕の着てた「チキンバターおいしい」ってTシャツ、みんなに突っ込まれた。あれは2015年にネパールで大地震があった時に、高円寺のパフナってネパール料理屋さんが母国のチャリティのために作って、売上は国際協力NGOシャプラニールに寄付された。ところで最近ライブのチョイス、はずさないな。音楽は楽しい!!

今日はカウンセリングへ。睡眠障害が続いてて早く起きちゃって、でもカウンセリングは時間が早いから2度寝する余裕はない。強眠打破を飲んで意地で行った。あちかったな!!
 先週はお休みしちゃったから、話したいことが山ほど溜まってた。箱庭療法そっちのけでマシンガントーク。といっても話の内容はいつもと変わらない。僕の悩みの根源は「孤独」で、寂しさからタイムラインにへばりついてる。リアルタイムに誰かの言葉に触れてないと不安なんだ。家で音楽が聴けないのもそういうこと。お客さんがいらしてる時は音楽をかけられる。独りの時はタイムラインが気になって、音楽どころじゃない。かといって音楽の潮流から取り残されるのも不安で、試聴して購入ボタンを押すのは快感なんだ。で、結局どんどん積もる未聴CD山脈にプレッシャーを感じてる。

恋愛禁止のアイドルグループのメンバーが結婚宣言したのを (いまさらながら) 把握した。恋愛じゃないなら見合い結婚なのかしら。恋愛禁止だけどセックス禁止とは言ってないわけで。あの坊主頭になったメンバーの立場はどうなるのか。2ちゃんでは「でもミッキーは人前で頭をはずすことはないんやで」って名言が生まれたらしい。
 恋愛禁止じゃないエレクトリックリボンはどうなの。ぇっかちゃんはずっと婚活宣言してて、結婚したらボンクラさんたちは祝福すると思う。リーダーぴっぴは「お母さんに『ファンで良い方はいないの?』って聞かれた」、なんて言ってる。結婚する意志があるのならしてはいかがか。ところでそのぇっかちゃん、いままで裸眼だったけど、初めてカラコンを買って入れる動画が面白すぎた。

この真夏に犬の散歩をさせてる人がいた。道の反対側だったから声をかけられなかった。アスファルトが溶けるほど熱くなってるから、火傷と熱中症起こすよ。朝晩の涼しい時間にしてあげて。職場の休憩時間にノンアルコールビールを飲んだ人がネットで炎上した。喫煙の権利は喫煙所まで作って守られてるのに、ノンアルコールビールだめなの? 煙草吸いが喫煙所に休憩に行くのが羨ましかった。僕は吸わないから、ちょっと一息いれたい時に行く場所もきっかけもなくて。
 谷戸めぐりをしたいけど、もうあちくなっちゃったな。梅雨があけたら夏、FUJI ROCKだべ。去年のFUJI ROCKのレポートまだ書いてない問題。メモを読み返しても、光景を思い出せない問題。Mignonさんとこの瀕死の子猫、僕の生きる希望の子は、蜜子と名づけられてほかの子猫と一緒にされるまでに元気になった。

Raymond Scottの新しい未発表音源集が出るのに併せて、大量の資料が公開された。エミール・クストリッツァ監督9年ぶりの新作映画「オン・ザ・ミルキー・ロード」が公開される。またジプシー音楽満載だといいな。ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘が主演する映画が「コンビニ・ウォーズ -バイトJK VS ミニナチ軍団-」って安っぽすぎないか。AORのクソダサい帯botさんが面白すぎて声に出して読んで笑ってる。最も奇妙な楽器 TOP10。余計なBGMが入ってるのは、音源をサンプリングさせないためだろうか。
 山下達郎さんが、ライブ中にマナーの悪いお客さんに気を取られて注意した。「ライヴは繊細なもの。歳とると集中力を欠く」って。達郎さんにそこまで言わせるのか。"潮騒" を演奏し直して、しきりに謝ったあと、アンコールに "ラスト・ステップ" を追加したそう。

草野マサムネさん「かわいいものを思う気持ちとか、もうバカみたいにロマンチストでいることとかに対して、真面目であり続けようと」。「とくに男はね。いわゆるスポーツ新聞に書いてあるようなスポーツの話とかギャンブルとか車とかあとエッチな話とか、そういうことを興味がない時でもコミュニケーション術として話したりするのってすごい耐えられない」。もうね、ものすごくよくわかる。
 共謀罪について、内田誠さん「『民主主義の死』を新聞各紙はどう伝えたか?」。「加計問題、官僚に責任押しつけ」。相変わらず酷い。小池百合子都民ファーストの会は、日本国憲法の無効化と戦前の帝国憲法復活を掲げてる政党。もうすぐある都議選では注意してね。その小池百合子と意気投合する松任谷由実もなんだかな。政治の話はあんまりしたくない。けど自分たちのことだからね。

6月27日 人は出会いと別れを繰り返し、そしていつかまた出会う

怒涛の日々だった!! 怒涛の日々だった!! 待って、落ち着いて順番に話す。20日はN氏がスイカを持ってやってきた。素麺を食って今年初めてのスイカ、旨かった。もう夏だな。
 N氏は30年以上の親友なのに、僕がTalking HeadsとそのフロントマンのDavid Byrneが大好きだって知らなかった。たぶん僕が世界一好きなバンドはTalking Headsなんだ。一番聴き込んだのはThe Beach Boysだけど、彼らはバンドって概念と違うから。自分がバンドを組んで、最初に演奏したのもTalking Headsの "Heaven" だった。Tina Weymouthみたいなベースが弾きたかった。アマチュアリズムと、大胆な進化を恐れないスタンス。特にDavid Byrneは65歳になっても、表現手段や世代を超えて好奇心旺盛にコラボレーションして、芸術の幅をどんどん広げてる。いろんな意味で、鈴木慶一さんに通じてる。

22日はあーたさんが出演する荻野哲平生誕祭@新代田crossingへ。乗った電車が新車だ!! 新車の匂いの芳香剤を出して欲しい。
 対バンの演奏をカウンターの下にはまって聴いていたあーたさん (写真) Vo. Gt.、アンディこと安藤力さんGt. Cho.、ふーみんこと河鰭文成さんPer.のトリオ編成。で、敢えて18日と同じセットリストで臨んだ。演奏の違いにびっくりした。アンディさんもふーみんさんも、歌とぶつからないで寄り添うような演奏をする。あーたさんの無二の歌声とエッジーなギターに、ますますドライブがかかってた。先月のワンマンも同じ編成だったけど、もう次の地平に立ってた。終わってあーたさんに、「ライブアルバム作って欲しい」ってお願いした。過去の名曲をいまのテンションで記録して欲しい。でもいつもベストを更新してるんで、いつ録ったらいいかわかんないね。

哲平さんのセレクションは間違いがなかった。
 最初に登場した天田優子さんは、ライブ前にギターのポジションを丁寧に確認してる姿が印象的だった。可愛らしい声質で、とてもポップで聴きやすい。バンドでアニメの主題歌を歌ったことがあるんだって。ヒラオコジョーさんはとにかく楽曲がいい。って言ってもその良さを受け取るには慣れが必要かも知れない。上手い下手じゃなくて、メロディを素直に聴き手に入り込ませない歌唱。だからこそ入り込んだ時は強い。松井克尚さんは、言葉がすっと耳に入ってくる美しい歌声と、笑いに寄せたMCとのギャップが楽しかった。曲終わりの「みたいな!」って照れ隠しを、あーたさんや哲平さんが真似してた。哲平さんは32歳って若さにまずびっくり。とんでもないロマンティストで、恵まれた声質とは言い難いのにロマンがビシビシ伝わってきた。

23日はエレクトリックリボンワンマンライブ@渋谷Gladへ。相変わらず驚かされるボンクラさんの愛と行動力。客入れBGMがPrinceのレアトラックなのは、マネージャーI川さんの趣味だな。
 "春色ドロップ" で一斉にサイリウムを振ったり、"アイライン" で「好きなんだ」の幟があがって合戦かよ!! の演出もボンクラさん。アンコール前に "STAR TEAR" "アイライン" と並べてアンコールは "Twinkle in you"だった。花とポップス楽曲愛されてる。その中で光るasCaさんの楽曲。"Factory Of Love" や "夜風の歌" が好きだけど、6人体制では "波音チューニング" や "無敵ガール" の迫力が半端ない。いままででも最高に楽しいエレクトリックリボン...だった。アンコール後のMC、ぇっかの婚期いじりで笑ってバイバイかと思ったら、なぎさが独りステージに残って、この日限りでの卒業を発表した。

代わりにあずみの再加入が発表されて、新曲 "Fun Fun Fun" を歌ったけど、みんな呆然としてそれどころじゃなかった。
 なぎこはいつもキラッキラの笑顔を振りまいて、まっすぐ真面目で一生懸命で、でも苦悩を隠すことをしなかった。ボンクラさんたちにとって、ほっとけない姪っ子みたいな愛され方をしてたんじゃないかな。それはジャック・タチの「ぼくの伯父さん」的な意味合いだったかもしれないし、「カリオストロの城」のクラリスに対するルパンになりたかった人もいたかもね。なぎこはこれから俳優やダンスへの夢を追う。売れる売れないは運だけど、納得のいく活動を続けて欲しいし、なぎこにはそれができると思ってる。これだけ人を惹きつける力があるんだからさ。みんななぎこと話したくて、会場が閉まっても近くの駐車場に集まってなぎこを囲んだ。警察来た。ヤクザも来た。

その夜のなぎことボンクラのおくらくんのTwitterのやり取りが、美談としてまとめられてバズった。いやいや、なぎこが圧倒的にいい娘なんであって、おくらくんはただのめんどくさい男だから!!
 名曲をたくさん残したasCaさんは何ヶ月も音信がない。最後のツイートを探ったら、「#nowplayng 全ての言葉はさよなら」ってオイー!! 元気にしてるといいな。「ステージでお酒を飲みながら歌う『酒豪アイドル』発見! エレクトリックリボンのericaが面白すぎる」って記事もバズった。ぇっかがステージでビール飲んでる光景に、なんの違和感も持たなくなってたわ。再加入のあずみちゃんは僕は初めまして。いい娘そうだ。それぞれがそれぞれの道へ。人は出会いと別れを繰り返し、そしていつかまた出会う。そんな物語の片隅に、僕も入り込んでしまったのかな。世界はここから始まるんだ。

翌24日は、Contrary Parade@三鷹おんがくのじかんへ。久しぶりのライブで緊張してるって話したたなかまゆさん、正直高音が辛いところもあったけど、圧倒的な曲の良さでコンパレの世界を堪能した。まゆさんも大概なロマンティストで、そのロマンティック具合が、まろやかな歌声とピアノを通じて、聴き手の胸に映像を結ぶ。"虹色" "アンドロイド" "ビバムジカ" は日本のスタンダードになっていい。新曲 "そして僕らは大人になる" も大好き。あーたとContrary Paradeに限っては、いつも全曲AIFFフォーマットでiPhoneに入れてるんだ。
 そんなまゆさん、ベランダに来るようになった黒猫が気になってるという。保護...しちゃおうか。でもその子は野良猫の自由を謳歌してるかも知れない。猫には聞けないじゃんか。猫との暮らしは素晴らしすぎて、人生に満足しちゃうよ。

対バンのyojikとwandaは、息の合った男女ボーカル、ピアニカとアコギって楽器編成で、慎ましくてノスタルジックな音楽を奏でた。カンタベリー的な感触の、流行とはまったく接点のなさそうなポップスに心地よく包まれた。男女なのに乾いてるのが気に入った。
 ダンカンバカヤロー!は一転して3ピースの青春パンク。汗だくになっていろんな汁を飛ばしながら叫ぶ。なんでかギター1本で、ベーシストが "ハイスクールララバイ" を1番だけ歌ったり、CD音源に併せた小ネタのコーナーには笑いも起きない。そのすべてが面白い。また青春パンクに戻ったかと思ったら、放送禁止用語がいっぱい出てくるし。僕は楽しかったけど、yojikとwandaのファンにはどう聴こえただろうか。イタズラ心溢れるブッキングで、したり顔のマスターに頂いた地元秋田のさくらんぼが美味しかった。

25日はつるうちはなさんを観に行く予定だったけど、睡眠障害で昼間のライブは無理だった。ごめんなさい。26日も睡眠障害で昼間のカウンセリングに行けなかった。学生さんの研修を兼ねて格安で受けてるんで、あんまり休むとカウンセラーさんの学業に差し支える。
 夜はkonore@下北沢440へ。名物のとまらん棒がとまらん。konoreさんは素晴らしいミュージシャンだけど、僕は彼女の言葉のセンスが好きで、久しぶりのソロライブを観て、やっぱり詩人だなって感じた。カラフルなControversial Spark超大陸パンゲアとは違って、ソロのkonoreさんはエレキギター1本。たくさんのエフェクトとアイデアに富んだギタープレイも、ダークでストイックな曲調も、吐息混じりの表情豊かな歌声も、ぜんぶイマジネーティブな言葉を浮き立たせる背景に聴こえた。そんな中でポップな "Chinese Butter" が光った。

対バンの松村理子さんは、可愛らしい佇まいとよく通る歌声に、泥臭いアコギのギャップが面白かった。KT Tunstallのカバーをしてた。お話したかったけど終演後、行方不明に。アナンさんは、ルーパー、ボーカル、ボイスパーカッション、6弦をベースの弦に張り替えたアコギ、エレキ、キーボードで音を重ねていく。グルーヴと、重なり合う言葉が気持ちよかった。神経質そうに「トリのバンドはイケメンで、ぶちあがるんでしょうね」なんて卑屈を言って笑った。
 そのトリのadult-actはもうなんかそういう、ソフィスティケートされた汗知らずファンクミュージックだった。自分がイケてると思ってなければ、あんなに陶酔して歌えないよ。でもぜんぜんぶちあがらなかった。「ダサくてキモいやつもうgood night」って言われてる気がした。結局konoreさんとだけお話をして、帰路についた。

病状的にかなり無理のあるスケジュールで、ほかの日は猫を揉んで寝てた。ぐうたらしてるだけで、ありったけの賞賛と愛情を受けたい。なんて思ってるうちに45歳になっちゃった。いまだに周りのみんなが大人に見える。なにやってんだ人生。タイムラインに「いい言葉」を綴る女性がいる。最近は彼女のポジティブさに触れると悲しくなる。「大抵の物事は直感が正しいし、感覚がシグナルになる」ってツイートがあった。昔、親しかった女性に「あなたは直感で間違った方を選ぶ」って言われちゃったことがあるんだ。否定する余地もなかった。
 つるうちはなさんに、「スキルさん、ハタから見てると飄々として軽やかなんです」って言ってもらえて嬉しかった。もちろん彼女は僕が悩みだらけなのもわかってる。どんな環境でもきっと悩みは尽きなくて、そん中でときどきご褒美をもらうくらいでいいか、とも思う。

政治はますます酷い。嘘・責任逃れ・暴言・暴行・怨念・利益誘導・批判の封印。言いたいことはたくさんあるけどひとつだけ、小池百合子都民ファーストの会は、戦前の帝国憲法復活を掲げてる政党だから、勝てば「改憲の同意を得た」、負ければスルーが目に見えてる。豊洲市場とか築地市場とか果てしなくどうでもいい目眩ましなんで、都民は憲法について判断して投票してね。
 「ネコの尻尾は何を伝える?」。「ネコは自ら家畜化した」。ナショナル・ジオグラフィックの、ネコに関する2つの興味深い記事。6万5000枚の油絵で綴ったゴッホの死の謎に迫るアニメーション映画、「Loving Vincent」が公開される。トレーラー映像からして凄い片渕須直監督が、Twitterで映画「この世界の片隅に」の鍵になる6月20日をリアルタイムに描いた。

音楽の話を。ドレミの「ド」はドミナントの「ド」だって初めて知った。Rolling Stone誌がいままでの2017年ベストアルバムを発表した。Thundercatが入ってないのかよ。バンクシーの正体はMassive AttackのRobert Del Najaかも知れない。Andy PartridgeがWarner / Chappellと契約した。久しぶりに表舞台に帰ってくる。Brian Wilsonが新曲、未発表曲を含むベストアルバムと自伝を出す。
 気になった音源。Monoswezi "Loko U Muka"。Youssou N'dour "Yite"。ROBOT by Blanca LI "MaywaDenki’s orchestra 140s"。心肺蘇生法の心臓マッサージに理想的なテンポのSpotifyプレイリスト。気になった来日情報。St. VincentMount KimbieJuana MolinaEmir Kusturica & The No Smoking Orchestra。いまNick Loweが来てるの知らなかったわ。観たかった。

蓮実重臣さんが亡くなった。49歳。PACIFIC 231大好きだった。楽曲提供や劇伴やCMのお仕事も数知れず、残念です。
 のんちゃんがWorld Happinessに出演する。えっMCでってこと? まさか "エイリアンズ" 歌わないよね。Pied Piper Houseが営業期間を (無期限?) 延長。長門さん頑張って!! Corneliusオフィシャルインタビューが公開された。Buffalo Daughterのセッションシリーズ「月刊バッファロー・ドーター」が始まった。矢野顕子さんがドラマの主題歌 "Soft Landing"をリリースした。平沢進さんがときどき可愛い野鳥の動画をあげるんだけど、これを撮ってる平沢さんはどんな顔をしてるのかな。ほっこり微笑んでるのかな?

長文ほんとにごめんなさい。