DIARY 2019年1月


1月1日 明けましたおめでとうございました

音楽はもう流れ出してる...

この年賀状を書いているのは年末ですが、あなたが読んでいるのは年始であるという時空の狭間にいます。何事も成し遂げることなく1年が終わることへの焦り、種は蒔いていても身の回りのことに追われて大きな目標に取り掛かれず、歳ばかり重ねることへの焦りと闘っています。

昨年は僕の生きにくさに「発達障害」という名前がつきました。先天的にもうどうしようもなく生きにくいみたいです。それでも生きねば。今年の目標は痩せてモテモテです。障害福祉センターのフィットネスプログラムに通い始めました。46年生きてきて、初めて僕が運動をすることを許された場所です。たとえ課題の運動が出来なくても、殴られたり怒鳴られたりしない場所です。
 で、痩せてモテモテです。曲もいっぱい書きます。でで、ますますモテモテです。

みなさんの2019年が幸多く、世界が愛と平和と音楽に包まれることをお祈りいたします。

1月2日 メロスは渋谷駅がわからぬ

今年は抽象的は抱負を立てない。痩せることと曲をたくさん発表すること。
 痩せるって決意したのが1ヶ月くらい前で、実はもう3kg落とした。やる時はやるんである。成人病のためにも、自尊心のためにも痩せる。脱キモおじさん。痩せなかったらひげをはやす。サンタさん的可愛さを目指す。

曲をたくさん発表するのは、僕は音楽を好きになって先に耳が肥えちゃって、自分の楽曲や演奏は世に出すレベルじゃないって封印してたのだ。でもただのリスナーの言葉なんて誰も聞く耳を持たない。要するに、音楽を愛してないのに音楽を演奏してルックスだけで集客してる人より軽く見られるのはもどかしい。

26日。日本ではクリスマスはおしまい。教会暦では1月6日の公現日までがクリスマス。体のメンテナンスをして、かねこきわの@高円寺U-hAへ。
 なんでみんなエベレストに登るみたいな格好で暴力暖房電車に乗ってるのかわからない。我慢大会なの!? 昔の日本は気温が低かった。暖房も普及率が低かった。でもいまでも厚着をやめられないのは、本質的にオリンピックをやめられないとかリニアモーターカーをやめられないのと同じ気がする。

最初に登場した美稀さんは、箸が転んでもおかしいお年頃のシンガーソングライター。前にも拝見して、でも早くに帰っちゃったんで声をかけられなかった。丸い歌声と洒落たコード進行が印象的。でも根っこはThe Blue Heartsだという。
 そしてやっぱり前にも拝見した白いベランダ。ガットギターの柔らかい響きと男女ボーカルのハーモニーが美しい。心象風景をとても丁寧に拾いあげて音楽にする。なのに閉じた感じがしないバランス感覚の持ち主。

きゃのんはなんとトリ。ライブがライブらしくなったっていうか、いい意味でずいぶんこなれてきたように思う。きゃのんの音楽の素晴らしさが、誰にでもわかりやすく伝わってくるようになった。
 お客さんとしてきていたおーたけ@じぇーむずに、きゃのんのMC意味が通じるようになってきたよねって言ったら、「聴く方の慣れですよ」ってあっさり返された。音楽は楽しいね。僕も発信する側になる。

27日。フィットネスプログラムにまた行けなかった。
 買い手がつかなかった10ccのチケット9600円、金券ショップに持ってったら「ビルルボアード? トーキョー? ってバンドですか?」みたいなお姉さんに、1500円と査定された。何してるんだろう僕は。チケットは当日まで発券しないのが吉だな。

クララズ@渋谷HOMEへ。
 要するに若者が昔っぽい音楽を演奏するライブで、面白い方とつまらない方がはっきりしてた。つまらなかったのは、現代とのつながりや、世界とのつながりや、観客とのつながりを拒否してたバンド。仲間内の忘年会としては盛りあがって楽しそうだった。それなら告知しないでほんとに仲間内でやればいい。客席から「ゲスト」が出てきて「ヒュー」みたいな。僕だけ「お前誰だよ」と思ってても、周りから見れば「お前こそ誰だよ」的な。内輪でくねくねしてるのが一周していまっぽいのかな。

面白かったのは、いーはとーう”ってバンド。往年のシティポップのちょっと前、はっぴいえんどをソウル風味にしたような音で、Tin Pan Alleyがトロピカル路線に行かなかったらこんなだったかも。ゲストの大石晴子さんも70年代ソウル風でかっこよかった。
 お目当てのクララズは、イギリスのギターポップの感触がして好き。Teenage Funclubとか聴いてそうな感じがする。この日はクララさんのノイジーなギターと、ゲストのエレガントなキーボードのデュオで、その相性もすごくよかった。
 ぎがもえかさん、この日はバンド編成で、青葉市子さんや金延幸子さんみたいな品のあるお洒落さを感じた。カレッジフォーク的な佇まいなんだけど、やってる音楽は確かにいまの音楽で、ちゃんと世界と繋がってる。

土曜日に観たamiinAmiyuちゃん、珍しく苦しそうで悔しそうでシャウトするように歌ってたんだけど、実はその日の朝に最愛のお祖母様を亡くされたそうだ。amiinAは学校もリハもライブも一度も休んだことがない。それがプロだと言ってしまうのは高校生には酷で、本当に立派だし尊敬する。

28日。前の日の夜にInstagramの仕様が大幅に変わって酷いありさまだったの、翌日にはしれっと戻ってた。よっぽど不評だったんだろう。
 ねごと解散のお知らせ。いしわたり淳治さんプロデュースの “カロン” って曲が鮮烈だった。ほかにも好きな曲があった。益子樹さんとかも関わってたんじゃないかな。ポストチャットモンチー、ポストSupercarになると思ってた。

やりたいこと、やらなきゃなことがいっぱいあって、時間もあるはずなのに使い方が下手すぎる。うちが田舎で移動時間に食われてるとこはある。
 ついに未聴CD山脈が崩壊した。もう人生いろいろなんとかしないとまずい。聴ききれない上に積みきれないCDを買ってる場合じゃない。行けないライブのチケットを買ってる場合じゃない。10時間黙々とCDの整理をした。1/5も終わってない。7割くらい売るつもり。フィジカルに飽きたわけじゃなくて、これだけあると残りの寿命をリスニングに費やしても聴ききれないのだよ。ちゃんと聴いてくれる人が持ってた方がいいでしょう。

29日。かねこきわの@駒沢STRAWBERRY FIELDSへ。
 連続きゃのん。この日は対バンが気になったんで行った。9組出演6時間以上に及ぶ長丁場で、フードが柿ピー500円しかないという辛さ。趣味が合うバンドばっかりとはいかないし、楽屋が狭いんで出演者は直前に入って終わったら帰るという状況。観客とスタッフさんだけが6時間の耐久レースをする。こういうイベントの存在意義がわからない。3マンまでだな集中力が持つのは。

日本の若いバンドほんとシティポップだ。往年のシティポップはロックへのカウンターで、シュガーベイブなんて罵声浴びてたって聞くよ。さらにカウンターで、彼らに毒っ気や実験性が出てくるといいなあ。
 山本果歩さんは、ぱっと聴くと穏やかなボサノヴァ風味なんだけど、実はいろんな音楽を吸収してそうな演奏。そして言葉のチョイスや方向性が本当にすごい。心地よく聴き流せるのに聴きこむと解像度が高いタイプ。

きゃのんは、ナチュラルシュートで毒っ気と実験性がある。1.5リットルのペットボトル持って「だ」って挨拶したところからすごい。「こんにちは」か「こんばんは」か迷った末に出てきちゃったみたい。ペットボトルは年末で捨てるところに困ってたという。
 彼女のライブは楽曲も言葉もイメージの洪水で、弾き語りでも毎回アレンジを変えてくる。それは彼女なりのサービス精神でもあるしプロ精神でもあるし、もう頭の中がアイデアで溢れてるんだろうな。見逃せない。

シュクルシュクレってデュオが面白かった。曲も言葉も声もアレンジもいい。ボーカルが掛け合いしたりユニゾンしたりハモったり、のアイデアも新鮮だった。
 Mora Mothausさん。エフェクトかけまくってルーバー使って、アイリッシュトラッドからアイルランドポストロック的な曲を歌う。でも確かなオリジナリティがある。ライブ始めたばっかりとは思えない。

もう一組のおめあての鮎牛蒡。いい声でピアノを弾き語る咲穂さんと、SE的なドラミングをする芦川和樹さんのバンド。
 この日は珍しく、芦川さんがほぼ全編でビートを刻んでたのが印象的だった。一方の咲穂さんのピアノはミニマルだったり流麗だったり叩きつけたり、基本的にベースラインがないんでそのズレの面白さはやっぱり鮎牛蒡。思わぬアクシデントもあって、咲穂さんが楽しそうにしててよかった。

30日。猫が「猛烈に寒い」って背中に乗ってきて爆睡しながらゴロゴロ。いい夢見てるんだろうか。重いのだが。
 年の瀬の雰囲気は好きだ。

デモテープをたくさん聴いた。ずみをさんは豊かなイマジネーションとアイデア、それを具現化する才能、無二の声質。田中ミズホさんは圧倒的な歌唱力。重たい歌とコミックソングが混在しても違和感を感じないのは、キャラとステージ運びの巧さだな。きゃのんは常套句を使うならおもちゃ箱をひっくり返したような、むしろぶちまけたような世界。きゃのんの脳内に溢れるイマジネーションがイヤホンから飛び込んできて気持ちいい。
 3人に言えることは、本人の人の良さがにじみ出てるところ。僕は「音楽がよければ性格は悪くても」って思わない。人間性はとても大事。

2日続けて鮎牛蒡@高円寺U-hAへ。
 U-hAって場の力か生ピアノだからか、あるいは僕の方のコンディションか、前の日の演奏はリラックスして楽しんで、この日は鬼気迫る演奏に感じてまた良かった。咲穂さんの美しく強く繊細なピアノと声、それを敏感に感じ取ってSEとしてのドラムセットで正解を奏でる芦川さんの集中力。

ババカヲルコさん、最初に観たのはもう10年くらい前かな、当時はイマジネイティブな世界に演奏力が追いつかなかったように見えた。いつの間にか、アイデアに溢れた自在なピアノと譜割りにまで突き詰めた歌唱で、世界観をぐっと広げた。重いテーマもありつつ、おおらかに包み込まれるような音楽だった。
 sorasさん。ギターボーカルの女性とギターの男性。女性はもともとガットギターで弾き語りをしてたとか。この名義ではギターもボーカルもエフェクトとルーパーかけまくりな音響の中を漂うハスキーな声が心地いい。「この日は出られない」ベースが入ったらさぞ素敵だろう、と思ったらなんとベーシストが亡くなっていたとの知らせ。

DA PUMPがレコ大取れなくてファンが怒った。あの曲はダサいから話題になったんだし、レコ大は出来レースの極致だから取っても取らなくてもどうでもいいよ。

31日。大晦日、午前中は猫と遊んで午後は昼寝!! 3時間!! 部屋はぐちゃぐちゃ!! 例年によって振り返るような立派なことはなんにもないけど、環境作りができた年かなあ。ホップ・ステップくらいまでいった気がする。

みんな「平成最後の」言い過ぎだ。そんなに和暦つかってきたのかよ。
 TikTokに、あと数時間で平成が終わるって人がいたけどまだだよ。「平成最後」好きは生まれてから元号が変わった経験がないのだな。平成とか昭和とか一括りにできないほど時代は変わっていくし、昭和最後の年越しも「来年末は昭和じゃない予感」はあったよ。毎日テレビに天皇陛下の体温と血圧が出てたから。

年末年始はなぜかBeatlesを聴きたくなる。もしくは大滝詠一さんの “Niagara Calender” 。夜はArrested Developmentのカウントダウンライブ@Billboard Live Tokyoへ。

Arrested Developmentは僕が大学に入った年にデビューして賞を取りまくったヒップホップバンド。メンバーに「精神的象徴」のおじいちゃんがいたり (ちょっと前に亡くなってしまった) 、ハッピーかつスピリチュアルで非暴力的なヒップホップを提示したエポックメイキングな存在だった。ライブを観たのは初めて。かっこよかった。
 Billboard Liveが1曲目からみんなで歌い踊るのを初めて観た。コーラス・ダンスのお姉さんのいい匂いがするくらい近い席で、最後メンバー全員と握手できた。永遠の憧れ。ああ、ここにBaba Ojeがいれば。ライブ本編が終わってカウントダウン待ちの間、みんな仲間と談笑してた。僕は「独りで」行った。カウントダウンの瞬間はこちら

タイムラインがすごい流速だった。みんな紅白の話をしてる。帰省して気まずくてつけっぱなしのテレビを観るしかないという。テレビが本当に面白かったら、Twitterに中継する必要も時間もないはずなので。
 小田嶋隆さん「対面している人間の前でスマホを見るのが失礼だというのは、本当にその通りなのだが、『対面している人間の話なんかよりスマホの画面の方がずっと面白い』のはもっと切実にその通りなので、年末年始に若い血縁の人間がスマホをのぞきこんでいてもどうか叱らないであげてほしい」。

松田聖子さんが松本隆さん祭りでギターが鈴木茂さんでベースが小原礼さんで大滝さん曲、細野さん曲をやって、大雑把にはっぴいえんどだったことを把握した。
 サザン・オールスターズが "勝手にシンドバッド" を歌ったそうだ。もう "TSUNAMI" を歌えないのだ。オザケンが "すぐに会えるかな?" を封印してるみたいに。John Lennonがお忍びで来た軽井沢の喫茶店にサエキけんぞうさんが居合わせて、店内にかかる "勝手にシンドバッド" にJohnが興味を持って口ずさんだのを目撃したらしいよ。

ベスト10を発表できるほど家で音楽が聴けなかったので、漠然と印象に残ったレコーヨ : Tune-Yards、Telefon Tel Aviv、David Byrne、Arctic Monkeys、Dirty Projecters、Cosmo Sheldrake、Elvis Costello、長谷川白紙、amiinA、CHAI。印象に残ったライブ : Kendrick Lamar、Paul McCartney、Tune-Yards、Danny Kortchmar、Louis Cole、Sparks、Gogo Penguin、大貫妙子さん、小沢健二さん、airezias生編成。
 人 of the year 2018 -才能に溢れ、努力を惜しまず、生きるのが少し下手な心優しい方々- : かねこきわのさん、田中ミズホさん、ずみをさん、amiinAのamiさんmiyuさん。人 of the year 2018 -心の支えになってくださった方々- : 小田あずみさん、美人女子大生カウンセラーさん、公一おじちゃま、障害福祉センターの担当さん、サトウトモミさん。

1日。毎年が猫年ですが何か!? 生きてて一番未来を感じた響きは「1999年」「2000年」「2001年」だな。「2019年って言われても、ああそうですかと。
 いまでも初日の出を見に行くヤンキーいるのかしら。「あけおめことよろ」って表現が出てきて20年以上経つんで、そろそろ元の言葉がわからない人がいるのではないか。

親戚に絶縁されてる正月はなにもすることがない。いつもと変わらず青汁とヨーグルトとトーストの朝食。おせちって久しく食べてないんだけど、保存食だから味付けが濃すぎてぜんぜん美味しくないって認識で合ってる? お雑煮は好きだった。
 日本に正月のポップスは大滝さんとユニコーンと平賀さち枝さんしかない、と思ってる方、こんなせつなくて可愛い歌があるよ。種ともこさん "謹賀新年" 。

Blue...外は正月みたいな空。デロンギにあたってた猫が布団に入ってきた。
 大晦日も猫揉んでお昼寝してたけど元日も2日も猫揉んでお昼寝して。食っちゃ寝 飲んじゃ寝の寝正月じゃなくて、猫が発する強烈な眠み光線にやられて純粋に睡眠をとった。だらけて猫と遊んでるわけじゃない。猫が遊んでって甘えてくるから下僕の使命として遊んでるんである。夜になって部屋の掃除を始めた。

仮説なんだけど。初夢は元旦の夜、2日の朝に見る夢だっていうのは、みんなが0時前に寝てた時代の定義だと思うのだ。1日の朝の初夢は、3Dシムシティで遊ぶ夢だった。2日の朝の初夢は、劇場版ドラえもんみたいな冒険譚。どっちも46歳が見る夢とは思えない。一富士二鷹三茄子。どう考えても茄子の夢は見ない。

世の中のことを。ヒッチコック映画でよく使われるドリーズーム、カメラを被写体から遠ざけながらレンズの倍率を上げていく手法をドローンで撮った動画。「12枚の写真でたどる平成の災害 本当に崩れたものは何か」。
 「国会に説明なく、憲法軽視 IWC脱退」。「国際機関への加盟の根拠となる条約の締結について、憲法七三条は、事前もしくは事後の国会承認が必要としている」「憲法九八条が掲げる『国際協調主義』を捨て去る最初の一歩になりかねない」。

年末年始テレホンカード支援のお願い」。「入管施設に収容されている方々は、国内外に住むご家族やご友人に連絡するため、テレカを必要としています」「各施設への差し入れとして、収容されている方々へ責任をもってお渡しいたします」。
 「中国・ウイグル強制収容所の内側」。「中国は世界に対して、新疆の強制収容所を職業訓練センターだと信じ込ませようとしている。しかし、警棒を2768本、電気棒を550本、手錠を1367個、催涙スプレー2792缶購入する職業訓練センターとは、いったいどんな職業訓練センターなのか?」。
 「パヨクは人権人権言ってるくせにウイグル人やチベット人の人権はどうでもいいのかよw」的なことを言うネトウヨがいる。パヨク、ウイグル人もチベット人も中国人も韓国人も北朝鮮人も世界のすべての人々が人権を守られるべきだと思っているよ。

音楽の話を。「NMEが選ぶソングス・オブ・ザ・イヤー2018」。Classic Rock誌の「Classic Rock's 50 Best Albums Of 2018」。Gurdian誌の「Music without borders: 2018's 10 best world albums」。
 Paul McCartneyが新曲 “Get Enough” をリリースした。Teen Dazeが新曲 “This Feeling” をリリースした。新年限定で無料ダウンロードできる。David Byrneがインド音楽のミックス音源「David Byrne Presents: The Soup of Love? Bollywood and Tamil Favorites」を公開した。ブラジル音楽の旅を終えてインドに向かうのだろうか。Beckの “Here Comes The Sun” サポートにJason Falkner、Roger Joseph Manning Jr.。Alex Chiltonの未発表音源コンピが2種類リリースされる。Woodstockフェスの50周年記念フェスが開催される。去年亡くなった方リストにAretha FranklinやAviciiやFrancis Laiが入ってるのは当然だけど、Johann Johannssonの入ってなさはどういうことだ。

細野晴臣さんの新譜は “Hosono House” の再構築 “Hochono House” (ほんとう) 。インタビューはこちら。近田春夫さんのベストアルバムがリリースされる。タワレコ特典はライブのMC集。いままでMC集をリリースした人を、さだまさしさんと一色進さんしか知らない。はちみつぱいの “センチメンタル通り” が45周年で45回転2枚組盤で再発される。CHAIと後藤正文さんの対談が面白い。

明日から3日間、音楽制作に没頭する!!

1月8日 僕は歌が下手だけど

正月はずっとGarageBandと向き合ってた。28年前からDTMを始めて、残ってた19曲をサルベージしてSoundCloudにあげた。よかったら聴いてください。
 昔の曲の方が丁寧にアレンジしてる。数値入力だったんで手の抜きようがなかった。rei harakamiさんも愛用してたEZ Visonってアプリは、直感的に使えていまでも気にいってる曲が書けた。GarageBandで作った曲は...もうちょっと仲良くしないとだな。

いまでも気にいってるのは “The Campaign For The Real Pop” “月と時計” “夕暮れサーファーガール” “Shacho-Sun” “南洋哺乳類” あたりかな。それぞれの曲の背景や歌詞もSoundCloudに載せた。パソコンからしか読めないのかな?
 トップページの好きなミュージシャンリストも読んで欲しい。あなたが載ってるかも。読めない方はこのサイトのPROFILEページへ。

音楽を好きになって楽器を手にするより先に耳が肥えちゃって、自分の楽曲や演奏 (特に歌!!) は世に出すもんじゃないって自分でジャッジしてたんだ。上手くなってから出すって決めたって、自分が納得できる日なんて永遠にこない。やっとみっともないありのままの作品を晒す気持ちができたんだ。
 もちろんこれからも新曲を書く。

2日。YMOの “Solid State Survivor” 特集やYellow Magic Showがテレビで流れて、細野さんがTwitterのトレンドのトップになった。細野さんワークの中でYMOはピンとこない。1stはトロピカルとユーモアの名残りがあってまあまあ好き。”X∞MULTIPLIES” は生々しくてまあまあ好き。”BGM” “TECHNODELIC” はその後の “Philharmony” や “S-F-X” に通じて好き。一番聴かないのが “Solid State Survivor” だ。
 若い人の細野さん像が、はっぴいえんどから知識としてのYMOを経て、突然カントリー期に飛ぶのも気になる。トロピカル、アンビエント、ワールドミュージック、ハウス、ラウンジ、エレクトロニカ、いろんな音楽に取り組んできた方だ。

【定期】走って箱根に行くとか馬鹿げてる。小田急で行きなさい。また来年。

3日。アメリカで100万人規模のライブを観る夢を見た。その歌詞の中に、隣の会場でやってた100万人規模の宗教イベントの呪いの言葉に、誰が言ったか知らないが言われてみれば確かに聞こえる言葉が含まれてて大変な騒ぎになった。

4日。しぶんぎ座流星群を見逃した。

5日。テレビでナウシカをやったみたい。なんで原作読めって人がいっぱいいるかは、読めばわかる。映画はほんの序章にすぎない。原作はもっと複雑で、圧倒的な深みと感動がある。入口として映画があってもいい。あと宮撫xファンを自称する人でさえ通過することが多い「未来少年コナン」、これは切なくも痛快な冒険活劇。
 初めてお小遣いで買ったレコードはナウシカだった。久石譲さんは現代音楽あがりのMichael Nyman系の作曲家で、受けた影響は大きい。

この4日間はほんと音楽に没頭してたんで書くことがない。
 普段家にこもってるのは体調が悪い時なんで猫をかまってやれない。正月休みでずいぶん猫と遊んだ。なんだか毎年のように暖冬で、大好きな季節が消滅してしまった。今年は雪を見ることはないのかな。

6日。早朝に猫が起き出して、俺と遊ばせてやるからかまいなさいと。部分日食だけど多摩シティは曇り空だった。
 昼頃、今年初めての外出。氏神様に初詣に行った。その足でもっと大きな神社。大國魂神社にお参りした。大国魂神社は関東の神社の大ボスで、西暦111年開祖、1900年の歴史がある。良縁祈願と厄除けの神様なんで毎年通ってるけど、良縁には恵まれないし国家神道的ウヨ色を割と出してくる。僕はアニミズム的な古神道が好きなんだ。ご祈祷を受けた。諸災防除と病気平癒と良縁祈願。良縁祈願!! 良縁祈願!! おみくじは中吉。

タイムラインを流れたのはZOZOTOWN前澤氏の、100人に100万円のお年玉をあげるから俺をフォローしてRTしろってツイート。100万円は欲しいけど、成金的ゲスな発想が子供の頃から嫌いだった。稼いだお金を社会に還元する、もっとスマートで効果的な方法はいくらでもある。例えば宇多田ヒカルさんがしてる寄付の方がずっと好感が持てる。
 「お金を使って何をしたいのかわからないなら、お金持ちになる必要はない」。

夜はオガワマユさん主催の新年会「まくあけの音」@原宿STROBE CAFEへ。
 7組出演して7組ともいいライブイベントなんて初めて。まずオガワマユさんが登場して全員の楽曲のタイトルを並べた新曲を歌った。愛しかないだろ。トップは青柳舞さん。キーボード弾き語りなのにグルーヴィーな演奏と曲の良さが染みた。続くContrary Paradeも弾き語り。大好きなコンパレの中でも特に幸せに溢れたセットリストだった。やまはき玲さんは、いつものサポートひとちゃんがいなくてウクレレ弾き語り。とにかくよく喋ってた!! 持ち時間20分で35分使ったらしい。爆笑の後の “夢にまでみた” にじんわり。

吉村かおりさんは坪光成樹さんのギターに乗せて。坪光さんのプレイのグルーヴ、吉村さんのプレイのグルーヴ、楽曲の持つグルーヴ (特に歌詞!!) の疾走感やばい。さわひろ子さんはアコギとドラムスをサポートに、「幕あけの日」ってお話にそって歌った。和歌の世界に出てくるような古くて美しい日本語のチョイス、そしていつものシアトリカルなステージング、真っ直ぐな歌声と笑顔に撃ち抜かれた。
 初めて観たつだみさこさんは、童謡みたいで実は凝った楽曲、五味太郎さんみたいな気づきを与えてくれる歌詞世界が面白かった。トリは主催者のオガワマユさん。ベースとドラムスを入れた演奏に笑顔で体を揺らせた。音楽、だよねやっぱり!!

帰ってきて年末年始を共にした可燃ゴミを出した。すっきり。タイムラインでは崎山蒼志さんと長谷川白紙さんが新年そうそう「誉めの助 誉め太郎」になってた。
 大瀧詠一さんの伝説のラジオ番組「ゴー・ゴー・ナイアガラ」の再放送を毎回聴いてる。選曲が最高なのはもちろん、音楽の聴き方、楽しみ方の勉強になる。大瀧さんほんとすごいし、これリアルタイムで聴いてた世代にはかなわない。あの頃大瀧さん20代なかばだったんだよね。頭おかしい。いま音楽いっぱい聴いてる若手と認識されてるスカートやceroは30代だ。もっと下に崎山蒼志さんや長谷川白紙さんが出てきたけど。

7日。猫があったかくてお布団から出れない。映画「ボヘミアン・ラプソディ」がゴールデングローブ賞の作品賞、ラミ・マレックが主演男優賞を取った。音楽好きには評判がいいけど映画好きにはまあまあで、正直取れるとは思ってなかった。
 夜はN氏がやってきた。新年そうそうインフルエンザで大変だったみたい。七草粥を食べた。春の七草のサビは「ごぎょうはこべらほとけのざ」だな。味はまあまあ (僕が作ったから) 。音楽をかけてお酒をしこたま飲んで、楽しく酔った。チャイがプレイヤーに乗ってスクラッチした!!

8日。まだお酒が抜けてないのに猫がご機嫌で遊べ攻撃がすごいしめちゃめちゃ寒い。この日で昭和生まれの20代がいなくなった。平成生まれたちが、自分たちが老害扱いされる可能性について怯えてる。あっという間だよまじで!!
 体のメンテナンス。ちょっと痩せたんじゃない? って言われた。フィットネスプログラムで使う発泡スチロールのポールを買って家でも運動してる。食事も気を使ってる。今度こそ痩せるって言い始めた11月末から、4kgくらい落とした。帰り道、夕暮れ団地から見る夕暮れの富士山がきれいだった。

世の中のことを。奈良美智さんがビッグイシューの話をして、ビッグイシューのアカウントがそれに応えた。販売場所、そして通販、隣の駅で買えるとは知らなかった。
 やっぱり奈良美智さんが、生活で使わない勉強はしないでいいかって話から「いろんな引出しを持つことは人を豊かにする。リコーダとか卒業してから一度も吹いたことないけど、笛を通して音楽に親しんだと言える。卒業後、開けることのない引出しも、空でないことで何かが違うと思います。三角関数自体が重要というよりも、それを学んでその種の思考力を使うことが重要みたいな」。数学は論理的思考力の鍛錬と言える。これができない人は例えばネトウヨになったりする。
 「世界の街ネコを旅する」。

通販生活の意見広告「9条球場」が話題になった。宝島社の見開き意見広告「嘘つきは、戦争の始まり」も話題になった。宝島社の方は嫌韓建中本も出してて、説得力ないな。嘘つきがまた嘘をついた。「辺野古埋め立て 首相が『あそこのサンゴは移植』と発言したが...実際は土砂投入海域の移植はゼロ」。
 辺野古埋立に反対する署名活動がまだ続いてる。世界の世論を動かすにはまだ遠い。ここに記入してSign Nowをクリックすると確認メールが来る。Confirm your signature by clicking here.をクリックして完了です。Brian Mayも署名を呼びかけた
 県民投票に宮古島市などが不参加を表明してることについて、「木村草太氏が緊急寄稿 県民投票不参加は憲法違反」。

平沢勝栄「LGBTばかりになったら国はつぶれる」。あなたみたいなのばっかりになったから国が潰れそうなんだよ。百田尚樹「韓国人はクズ」ツイートをTwitter社は放置した。「私の母は韓国人でしたが、クズではありませんでした」。
 楽しい音楽の話やくだらない冗談ばっかりしたい。この国が大切なところで道を間違えて、終了の合図が鳴ろうとしているいま、訴えかけられることは訴えかけないと。

音楽の話を。James Blakeの新譜情報がリークした。1月25日にリリースされる模様。D'Angeloが新曲 “Unshaken” をリリースした。Ian Brownが新曲 “From Chaos To Harmony” を公開した。The Chemical Brothersが新曲 “MAH” のライブ映像を公開した。
 The HolliesのEric Haydockが亡くなった。Captain & TennilleのDaryl Dragonが亡くなった。Dennis Wilsonと仲がよくてよく共作をした人物だ。The Flaming LipsのWayne Coyneが透明なバルーンの中で結婚式を挙げた。Pied Piper House企画で、Valerie CarterとInara Georgeのスプリットシングルがリリースされる。ソニーが、360度から音が聴こえる「360 Reality Audio」を発表した。

積水ハウスの企業CM「この日を忘れない」。女子高生がハマ・オカモトさん演じる楽器屋さんでベースを買う話。ベースもっかいちゃんとやろうかな。
 sakanaが昨年末をもって活動終了した。残念。Lollipop SonicがThe Pastelsをカバーした音源がリークした。Negiccoが中野サンプラザのワンマンライブのライブ盤をタワレコ限定でリリースする。Perfumeがコーチェラフェスに出演する。サトウトモミさんがシングル “まるで魔法” をリリースする。大友良英さんが大河ドラマ「いだてん」の音楽に参加したメンバーをすべて公開した。鈴木慶一さんがラジオ「オーディナリーミュージック」に出演した時のプレイリスト

1月10日 嘲笑 -生きるのが上手くなりたい-

卑怯に生きたくない、真っ直ぐを貫きたいという思いが、周りの卑怯者たちを助長させて僕は孤立へ突き進む。理不尽な世の中だ。

FRUE運営アカウントが、今年のFRUEフェスを改善したい、フロアと椅子席で同じレベルの音響を実現したいってツイートした。僕は運営面での改善もお願いしますと何点か気になった点を指摘した。
 「わかりやすい案内の看板をつける、彩の郷の方々の認知を得る、店舗の水回りの改善、瓶は危険、ゴミの分別方法を統一する」。書き忘れたけど、水の持ち込みが禁止で水を提供しないのもどうなのか。

FRUE運営はその中で、瓶の件だけ引用リツイートで「瓶で飲んだ方が美味しいです」と。「フェスでお子さんにジュースを瓶で出してるところ知らないです。ライブハウスとは事情が違います」って返事をしたら、またしても引用リツイートで「瓶で怪我しても親の自己責任、それにフェスは保険に入ってるからカネなら出せる」と。
 カネで解決、と自己責任論にびっくり。

事故にならないと気づかないのだろう。瓶に限らずなんらかの事故で、もし亡くなってしまったら保険では取り返しがつかない。保険に入っていても、だから知らんというのはプロとはとても思えない。親の責任は当たり前、それなら運営に責任はないのか。
 たった2回開催しただけで、それも参加者がフェス慣れしてるからギリギリ成立していたような状態で、もう完璧だと思ってる神経もわからない。

もっとびっくりしたのが、返事できるところだけ引用リツイートして、圧倒的なフォロワー数のFRUE信者の人々の前に晒すやり方の卑怯さだ。
 案の定FRUEファンからキモいリプライが殺到した。その中で気になったのが、「お前バラカン信者か」っていうツイートの多さだ。頓珍漢なやり取りを解釈すると、FRUE運営はピーター・バラカンさんにも嫌われてるようだ。

現在FRUE信者の間では、僕はキチガイとして笑い者になっている。運営と同じやり方で欠席裁判をする卑怯者たち。
 今年のクラウドファンディングに投資しちゃったのが悔しい。2000万円集まったらDavid Byrneを呼ぶと公言していて、それが実現したらもっと悔しい。30年近くのDavid Byrneの大ファンで、特に今回のツアーは世界で話題になってるんで。

9日。僕は年賀状を毎年100枚以上出して、住所を知らない方にはwebpo経由や手渡しして、貰ったら嬉しいし返事が来なければ来ないで別に気にしないってスタンスできた。けど年賀状が届くことを「迷惑」だと感じる層があることを知った。
 どうですかみなさん。僕は「夜廻り猫」の彼みたいに、僕はここにいるよって言いたい気持ちが強い。それが日記であり、年賀状でもある。

美人女子大生カウンセラーさんとの憩いの時間。いつか来ると思ってた「この3月で卒業します」の言葉がきた。彼女の卒業後の進路は心理学関係ではあるものの、1対1のカウンセリングはしないそうだ。なのでこのまま大学の心理学教室で、後任の方のカウンセリングを受けることになりそう。後任の方が同じくらい僕を理解してくれて、あわよくば同じくらい美人でありますように。
 駅前にある茅葺きの住宅がいつまでも残ってるのが嬉しい。

病院に寄って、ぎがもえかさん主催ライブ「月の光」@下北沢440へ。
 みなさん素晴らしかった。イハラカンタロウさん。星野源さんの声をスモーキーにしたような、あるいは折坂悠太さんのような声で、アコギとガットギターを持ち替えながら、柔らかいピッキングで洒落たコードに乗せて、でも叙情を歌う。

三宅遥さん。ハイトーンボイスが印象的。ルーパーを駆使して、静かながら90年代ギターロックの手触りがあった。曲すごく好み。
 ぎがもえかさんますます素晴らしい。上品な佇まいと微笑の奥の、言葉に込めた想いと影を感じた。とまらん棒をボリボリ食べる音がうるさかったと思う。ごめんなさい。

ライブ中に、差別や人権侵害についてツイッターでちょっとした議論になった。相手はとても痩せてる方で、僕は醜く太ってる。若い頃は今より30kg痩せてて、デブであることが自己肯定感を持てない大きな原因、鬱病と同じくらいの苦痛なんだ。僕にとってダイエットとはそういうこと。やり取りが気になって、ライブに集中できなかった。
 兼高かおるさんが亡くなった。ある世代にとっては世界への入り口であり、山の手言葉をきれいに使う方だった。

10日。この冬一番の冷え込み。布団の中で猫とぬくぬくした。前夜に件のFRUE運営や信者たちの攻撃を受けて抑鬱状態に陥り、障害者支援センターのフィットネスプログラムと面談、夜のライブの予定ぜんぶ吹っ飛んだ。
 音楽は人を癒やしてくれるとは限らない。音楽好きが善人とは限らないことがわかったからだ。人を癒やすのは猫だけだな。

世の中のことを。ZOZOTOWNの前澤氏のお年玉ばらまきについて、下品に思ってることは8日の日記に書いた。前澤氏は「批判があるみたいだけど楽しくて夢があるからいい、儲けた金を社会に還元するのは金持ちの役目」みたいなツイートをしてる。
 その夢が「結局カネだろ」だし還元の仕方が結局宣伝だから俗物なんだよ。ほんとの金持ちはもっとスマートに還元してるよ。

言いたいことをプロが言葉にしてくれた。「拝啓、ZOZO前澤友作様『1億円バラマキ、本当に下品です』」。「そもそもZOZOはなぜここまで短期間で利潤を追求できて、成長も続いてきたのだろうか。社長の手腕なのだろうか。そんなわけないだろう。低賃金の労働者が大量に役割を担ってきてくれたからではないか」。
 「SNS金配りで権力と名声を手に入れることの代償」。「数百万人のうち、夢なんかじゃなく、単に金が欲しいからフォローした人の方が、圧倒的に多い。つまり、これは完全な欺瞞なのである」。

気温が下がったら『避難所』を案内 北欧のラジオ局が設置したホームレスのためのデジタルサイネージ」。「街角に設置した同社の広告用デジタルサイネージを利用し、気温が一定以下に達すると最寄りの路上生活者向けにシェルターを案内」。
 日本の放送局にもこんな発想があるといいな。

政治のことを。「辺野古署名、20万筆 メイさんら賛同 米回答義務の倍に」。メイさんはブライアン・メイさんだ。所ジョージさんがこんな動画を公開した。大晦日、辺野古の海で三線で “安里屋ユンタ” を弾く所さん。正月。打って変わって「アメリカの飛行機アメリカに降りてョ」と、意思表明の歌を彼らしいユーモアで歌い始めた。
 一方ツイッターではトレンドのトップにあった「辺野古のサンゴ」が削除された。

市民の被曝線量、3分の1に過小評価 東大名誉教授論文」。「不適切な勤労統計、厚労相が認める 経緯は『調査中』」。「雇用保険、数十億円超を過少給付 勤労統計問題の影響で」。「調査手法を正しく装うため、データ改変ソフトも作成しており、厚労省の組織的な関与の有無も焦点の一つだ」。
 「韓国大統領が日本批判『政治家が争点化、賢明ではない』」。日韓関係の悪化について「日本の政治家が政治争点化し、拡散させていることは賢明な態度ではない」「未来志向で、真剣に知恵を集めるべきだ」。

音楽のことを。
 Toro Y Moiの新譜が全曲試聴できる。Beirutが新曲 “Landslide” を公開した。Mercury Revが新曲 “Okolona River Bottom Band featuring Norah Jones” を公開した。Courtney Barnettのレーベルのコンピレーションが全曲無料ダウンロードできる。Tedeschi Trucks Bandが新曲 “Hard Case” を公開した。Ozomatliが新曲 “Libertad” を公開した。Joni Mitchellのトリビュートライブがアメリカで劇場公開、サントラも発売される。出演はJames Taylor、Graham Nash、Norah Jones...。

バッキンガム宮殿が、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のゴールデングローブ賞受賞を祝してタイトル曲を演奏した。
 「クイーン B.メイ & R.テイラーが明かす、映画『ボヘミアン・ラプソディ』と事実の違い」。「この映画をめぐる騒動は、実は自分たちの音楽のキャリアととても似ているんだ。僕らもたくさんの批判を浴びた。でも、たくさんの人が気に入ってくれて、批判を打ち消してくれた」。

1月17日 言霊 -自分を守るのは自分だけ-

人生がハードモードすぎる。抗鬱剤を貪り食う。

FRUEの誹謗中傷は止んだ。でも僕をクレーマー扱いしただけで、誠意ある態度や回答はなかった。僕はSNSで本名と写真を出してる。それは自分の発言に責任を持つためだ。誰もがそうしろとは言わないけれど、匿名のアカウントでここまで人を罵倒する人々を見ると、インターネットを一般に開放するか議論していた頃を思い出す。

とても輝いてるように見えるミュージシャンがメールマガジンで、かつてコンプレックスの塊だったこと、悩みが尽きなくて差し伸べる手もなかったことを告白した。彼女は、心ではとてもそう思えなくても、声にだして「大丈夫だよ。私がついてる」って言ってみたそうだ。時間はかかっても、繰り返すうちに景色が広がった。
 僕も声に出してみた。「大丈夫だよ。僕がついてる」。猫がびっくりした。効果はわからない。自分を守るのは自分だけだ。

友人だと思っていた2人に何度となくヘルプを出した。No Reply。これが一番堪えた。世界中に見放された気分。神という存在があるならば、どこまで意地悪をしたら自殺するか実験してるとしか思えない。皆に喜ばれて、嘲笑われて死ぬのかな。それが僕の生きてきた意味、世界にできる貢献なのかも知れない。入院を目論んでる。

10日。David Bowieが亡くなって3年。いろんな意味でかっこいい方だった。
 加湿器がよく水を飲む。冬毛でもふもふの猫。

11日。annasekai@高円寺U-hA。
 前に一度観た方。八百万の神からうんこまで、大いなるものをおおらかに歌う。本業はギター弾き語りというけれど、ビアノからキティちゃんのキーボードから絵本からガラガラまで駆使して歌い踊る。この日もやっぱり怪物だった。パンクだった。嬉しくて嬉しくて。言葉や音楽のセンスが優れている、というより生き方がもうそうなのだろう。「世界」を名乗るだけある。世界を笑顔にして欲しい。

自分のSoundCloudを聴き直した。歌の下手さ果てしないな。もし友達とカラオケに行って友達がこの歌唱力だったら、「ごめん歌は苦手だったか、飲みに行く?」っていうレベル。ピッチシフトのアプリ買ったんで、時間を作って差し替えるよ。

12日。多摩シティも初雪。マッサージ師さんに、背中がガサガサ、皮膚科に行ったほうがいいですよって言われた。なぜか小鼻もガサガサで、かさぶたになった痕があるんだよな。そんなことはどうでもいい、鬱病の方が3兆倍辛い。

吉村かおり×小川剛と武蔵野ワルツ@吉祥寺曼荼羅へ。
 かおりさんの定例企画、亀といい男、いい女シリーズの2マン。最初にかおりさんが出てきて、剛さんの “部屋の中” を歌った。完全にかおり節。

武蔵野ワルツはギター、ベース、ドラムスに、バイオリンと生ピアノの編成。剛さんの優しい世界を演奏する。時に間奏がシューゲイザーになったり、それぞれのメンバーのエッジが見え隠れするのが面白かった。剛さんは普通の日本語でいい曲を書く。

かおりさんもバンド編成。ベーシストがインフルエンザだそうで、坪光成樹さんがベースに回ってドラムスとパーカッション、かおりさんが1人キーボードでコードやウワモノを。リズム楽器が多いせいか、こちらも轟音仕様。特に新曲の “山 (仮) ” はほとんどインプロで、延々といい後奏が続いた。新譜も楽しみだこれは。

この日はかおりさんの誕生日、右から左からサプライズのケーキやらプレゼントやら。僕も花を持ってったんだけど、渡すタイミングを見誤った。

13日。Controversial Spark@新代田FEVERへ。
 久しぶりの新作がますますサイコーだったんで楽しみにしてた。彼らは新年に1回だけ、アイドルとルーキーと3マンの企画ライブをやるバンドになっちゃった。

そのアイドル枠、トラックはシューゲイザー的でかっこいいんだけど、ボーカルのピッチが僕くらい危うくて、それでハモろうとするんでかなりのカオスだった。去年この枠でamiinAに出会って、あまりの素晴らしさに耳が肥えてしまったな。
 ルーキー枠のバンドは、重たくてエッジの効いた音と青いボーカルのコンビネーションが好み。女性コーラスが入るのもよかった。ただ正直、きのうの吉村かおりバンドや武蔵野ワルツの方がかっこよかった。

Controversial Sparkサイコーだった。矢部浩志さん、岩崎なおみさんの最強のリズム隊の上で暴れる近藤研二さん、konoreさん、鈴木慶一さんのギター。3本のギターのアンサンブルって難しそうだけど、3人3様のギタリストで個性が光った。そして、konoreさんの真っ直ぐなボーカルに絡みつく慶一さんの胸掻き毟るコーラス。
 初期のControversial Sparkは慶一さんとkonoreさんのツインボーカルだったけど、いまはリードボーカルをkonoreさんに任せて、ときおりなおみさんが歌って、慶一さんは最高のバンドでギターを弾きまくりたかったんだろうな。

近藤研二さんが使っていたミキサーをゲットしてしまった。これで自宅の録音環境を大幅に改善する予定。あとはボーカルと楽器の特訓だな。
 早くに開演したんで終演もはやくて、その足でかねこきわの×おーたけ@じぇーむず@高円寺U-hAへ。あの2人ならどうせ押してるだろうと踏んで。読みは当たった。

14日。成人の日。高野寛さんの30周年ライブ、ゆかりのゲストもたくさん出演するお祭りに行く予定だった。すごく楽しみにしてたのに、抑鬱状態が酷くてとても出掛けられなかった。猫すやすや。僕もうなされながら眠った。

15日。苦難の三連休明け。休日はプロにヘルプを頼めないんだ。障害福祉センターに行って、急遽面談の時間を作って貰った。
 帰ったら日本アカデミー賞のニュース。誰も話題にしてないけど、細野さんが優秀音楽賞を取った。最優秀賞に選ばれたら、慶一さんから細野さんに渡るわけだ。

知らない言葉があったら辞書やスマホで調べるのはオタクの行動って話題になった。ほんとかよ。知らない言葉はそのまま読み飛ばすんだって。あるいは人に聞く。自分でソースを確認しない怖さを感じる。それって知的向上心の放棄じゃないの。

16日。カウンセリングへ。いままでになく重苦しい沈黙が続いた。でも話ができてよかった。最後、ふっと空気を和らげられてよかった。リアルの知り合いが全くあてにならないこともわかったし。金銭が発生するカウンセリングや精神科医、税金で活動してる障害者福祉センターに頼ることにする。

17日。阪神淡路大震災から24年。「震度7の朝、妻は妊娠9ヶ月だった」。ここまで客観的に災害を描写したテキストは珍しい。

世の中のことを。「哲学者の梅原猛さん死去 日本古代史に大胆な仮説を展開」。「戦後70年 梅原猛さん『憲法9条に人類の理想』」。

女子中学生髪切り事件の黒塗りだらけな調査委員名簿」。いわゆるハーフの生徒に対するいじめの話。まるでツイッターだ。まるでFRUEだ。
 「至極当然に対応を申し出ているA子さんの母親に対し、『教えを乞う』態度ではないし、言うことが『都合が悪い』から『モンスターペアレント』であると事実認定をしている」。「A子さんは父親が外国人であるが、そうしたことを差別視しており、『地域との繋がりが薄い』から『いじめが起きるのだ』『髪を切られるのだ』という議題が教育委員会会議録に存在している」。「こんなことになったのは、『あの親子は地域との繋がりが薄いから、報道されることが『山梨県の恥』になることがわからないんだ!』ということが話されていた」。いじめも酷いけど教育委員会が酷い。

在日コリアンの中学生を匿名ブログで中傷 66歳男性に侮辱罪で罰金命令」。「祖母と同じ世代の人が自分にこんなひどいことをしたという事もショックです」。66歳。罰金9000円はあまりに軽すぎる。
 Gilletteの意見広告、これまで「男の子だから」と見逃されてきた暴力の芽を摘んで、男性自らが変わろうって内容。「銀河系と大マゼラン雲、20億年後に『大衝突』」。

竹田恒和JOC会長を、フランス検察が東京オリンピック招致に関連する贈賄で起訴というルモンド紙記事
 今日に始まった話ではぜんぜんない。オリンピックが東京に決まってからフランスの司法当局は疑惑をずっと追求して、海外では報じられてきた。電通絡みの犯罪だし、日本の大手新聞社がおおよそオリンピックのオフィシャルなんとかなんで、日本ではほとんど報道されなかっただけの話だ。天声人語でさえ「カルロス・ゴーン容疑者に対する捜査の意趣返しか」、なんて頓珍漢なことを言ってる。
 「1票10万ドルで20票が集められ、成功報酬は約2億3千万円」。「IOCでは、このままで本当に東京五輪が開催できるのかとの声も」。「仏当局捜査『飛び火』か 五輪裏金疑惑で日本政界が戦々恐々」。いまから中止はさすがにないだろうけど、1984年にJohn Williamsのヒステリックな音楽と共に始まった「カネのオリンピック」を終結させる汚点として歴史に残るだろう。もちろんできるなら中止して欲しいよ。

辺野古は相変わらず嘘だらけ。それを報じるNHKも嘘だらけ厚生省の不適切調査で約2000万人が保険の歌唱給付。「『原発再稼働どんどんやるべき』福島事故後停止で経団連会長」。電力事業者、原発メーカー、経団連、経産省、誰も罰を受けることなく責任回避できる状況、笑いが止まらないだろう。

松本人志『体を使って』発言が物議、 BPO案件と訴える声も」。松本人志がNGT48のメンバーへの暴行事件について、指原莉乃さんに「それはお得意の体を使って、何とかするとか」って言って爆笑した。
 「真剣に対策について考える指原さんを尻目に、松本さんはセクハラ発言をしました。30歳近く年が離れているのに...。『ワイドナショー』は収録番組。このシーンをカットすることも、もちろんできたはず。松本さんだけでなく、フジテレビもその責任を問われるべきではないでしょうか」。

楽しい音楽の話を。BRIT Awards 2019のノミネーションが発表された。

Panda Bearが新曲 “Token” を公開した。Lali Punaが新曲 “Being Water” を公開した。The Cinematic Orchestraが新曲 “A Caged Bird/Imitations of Life (feat. Roots Manuva) ” を公開、4月に来日する。The Killersが新曲 “Land Of The Free” を公開した。スパイク・リーが監督したMVには暗喩が見え隠れ。Foalsが今年2部作のアルバムをリリースする。

Toro Y MoiがThe Zombiesの "Care Of Cell 44" をカバーした。Sigur Rosが台湾のコンテンポラリーダンスの音楽を担当する。トレーラー映像。Chvrchesがラジオでアコースティックライブをした。”Graffiti” 、”Miracle” 、”The Mother We Share” 。Animal Collectiveが “My Girls” のデモ音源 “House (HBDMPP Edit) ” を公開した。

Monty PythonのメンバーがSkypeでミーティングした。活動再開あるかも。Joni Mitchellの “Clouds” のアルバムカバーの背景がわかった。Bombay Bicycle Clubが活動再開する。映画「ボヘミアン・ラプソディ」でBrian May本人がブライアン役の役者の前でギターソロを披露する動画が公開された。

電気グルーヴのインタビュー「10代でうちらに憧れてたら心配」。20年以上前に制作された幻のユニットThe Teethのアルバムがリリースされる。ティーザー映像。かねこきわのさんが "ヘルシーなんちゃらステレオ第2回" を公開した、かねこきわのの天才性のほんの一部!! 食め万の民!!

1月28日 SIDE-A (それは) Music

ぜんぶ music
みんな music
そんな music
それは music

超アウェイなDJイベントに出ます。まったく空気を読まずにミャンマー民謡とかかけると思います。日和る可能性も充分にあります。自分を貫くことはとても勇気がいるよ。2月16日14時から新宿DJ BAR BUMPにて。
 抗鬱剤を貪り食う話はSIDE-Bに回してまずは日記を。ずいぶん間があいちゃったから書くことがいっぱいある。

17日。阪神淡路大震災から24年。ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの路上ライブがニュースになった。
 「71歳の女性は『『満月の夕』を聴くと、当時の大変な生活やいろいろなことを思い出します。つらいことを思い出すのが嫌で、この24年間、一度も追悼行事には参加できませんでしたが、きょうライブに来て、自分のなかで区切りがつけることができた気がします。とてもよかったです』と話していました」。

エレクトリックリボン小田あずみさんが、モグラ女子を探そうの準グランプリに選ばれた。モグラ女子っていうのはモデル・グラビア女子のことだそうだ。
 正直出来レースだと思ってたんで、びっくりしたし嬉しいニュース。あず自身も出来レースだと思ってたらしい。あずはほんと真面目でいい娘だからさ、半年にわたるオーディション、地道な努力が報われることもあるのだね。

障害福祉センターのフィットネスプログラムに行けなかった。
 月がきれいですね。君と観る月はきっともっときれいですね。

18日。この日も体のメンテナンスのあとライブに行くつもりだったけど家を出られなかった。猫が僕の指をチューチュー舐めた。

買ったAuto-Tuneがまるでわからない。iLokってなんだ!? 同封の黄色い紙!? iLokを把握して購入したけど、これ絶対に失くすやつだ。そんでAuto-Tuneがアプリではなくプラグインであることを理解した。使えるようになるのはいつ頃かな...。
 この曲は28年前に、ぜんぶのMIDIパラメーターを数値入力しました。全9分24秒。当時はそれしかやり方がなかった。

バンクシーらしき絵が東京で見つかって、名声に目がない小池百合子が浮かれて写真を撮った。バンクシーがどんな時に絵を描くか誰か教えてやったらいい。実は田中圭一さんの作品だったら最高。
 鈴木慶一さんの正月のラジオ番組をやっと聴いた。いわゆるクラブDJ的なことはときどきやらせて貰うけど、ラジオDJやりたいな!! ひたすらいい曲をかけるやつ。

19日。風呂あがりにキャンプチェアに座って涼んでたら、猫がどんどんよじ登ってきてチューして肩に止まった。最近よくこれをする。嬉しいけど重い。

愛しのamiinA@渋谷SOUND MUSEUM VISIONへ。
 2マンライブで50分の長尺。対バンの二丁目の魁カミングアウトクオリティ高くてびっくりした。ショーを心得てる安定感。amiinAは楽しくも神々しいステージ、満喫した。最前列でめっちゃ踊った。楽曲のクオリティの高さはネットでも聴ける。ライブは2人の弾ける笑顔とエモーショナルなパフォーマンスがほんとうに素晴らしい。音楽好きにぜひ観て欲しい。”Canvas” “Jubilee” ときて、ラストに歌った “キーメーカー” はライブでしかやらない曲だそうだ。全然シングル切れるポップチューン。

終演後、二丁目ファンのガールズがamiinAいいって物販列に並んでたのアツかった。amiinAも二丁目も男女問わず楽しめるんで、お互いのファンになったらいい。
 次は赤坂BLITZワンマンだ。2月1日あけられて、関東近郊にいて、出かけられるくらいには健康で、食うに困らないくらいの金があって、行かない理由がわからない。ってくらいにはおすすめ。いや1週間お茶漬け生活でも観るべき。

20日。昼・夜ともライブに行くつもりだったけど、昼間のライブは体調的に行けなかった。なかなか東京公演をしない方なんで残念。
 猫たちの機嫌がすこぶるいい means 邪魔。猫のあったかさを外に持ち出せる装置を発明した人はノーベル平和賞もらえるな。

夜は田中ミズホ@東新宿真昼の月夜の太陽へ。
 なんだかんだで田中のライブを観るのは久しぶり。懐かしい曲もやるセットリスト。深みのある安定の歌唱力とフレンドリーなステージングはもちろん、ギターどんどん良くなってるな。対バンはなんと荒木玲奈さん。こちらも久しぶり。初めて観た頃は部屋を飛び出したばっかりで自信がなさそうだったのに、この日はバンドを従えて堂々のステージ。楽曲も演奏も王道を行くクオリティで圧倒された。

帰ってきてMacBook開いて、不意打ちのJoni Mitchellにやられた。はードモホルンリンクルを眺めてるだけの仕事してえ。

21日。非常に気が滅入る用事で早起き。猫になりたい。
 りりかさんいいなあって思うのは、「恋人はいますか」って質問になんの迷いもなく「います」って答えるところだ。彼氏は前世でどんな徳を積んだんだよ。

ツイッターで知ったことは、数年に一度のなんとかムーンがたくさんあって、結構いつもなんとかムーンであることだ。この日はどこかの国で皆既月食が観れて、その最中に彗星が時速61000kmで月面に衝突したそうだ。
 アンビエントのいい曲を見つけてYouTubeでググったらヘビメタの同名バンドがヒットした。再生してビビった。猫もビビった。

で、気が滅入る用事に片道2時間、乗り換え数え切れず。よくぞ行きました。この話はいずれ書く日がくるかも知れない。
 そのまま帰るとメンタルがもたない気がしたんで、吉村かおり@新代田crossingへ。この日の吉村さんはボーカルに徹して、坪光成樹さんがエフェクトかましたよく鳴るアコギで好サポート。素晴らしい演奏につい飲みすぎた。あーたにも会えた。
 僕の歌の下手さについて、坪光さんにDaniel Johnsonを目指したらどうかってアドバイスを頂いた。なるほど。Auto-Tuneを買う必要なかったね。オタマトーン欲しいな。いま僕の滾る音楽への思いを体現できるの、オタマトーンのような気がする。

22日。風邪。あんなに楽しみにしてたSuperorganismのライブに行けなかった。つくづく惜しい。鬱病に比べれば風邪の苦しみなんて3兆分の1くらいだけど、人にうつすとアレだから。デロンギであったまった猫が布団に入ってきた。風邪しあわせ。
 オタマトーンを買った。むしゃくしゃしてやった。

23日。週に一度の憩いの時間、美人女子大生カウンセラーさんとの面会は、最近非常に重苦しい。去年の夏から続く問題は解決に向かってて、なんとか進めていきたい。そして残るものがない。生き甲斐と言うか、人生の軸になるべき喜びと価値が見当たらない。そこに愛がないから、死ぬように生きてるんだよ。
 怯えながら隅っこに座る人生は、先天性の発達障害と後天性の環境ゆえに。

夜はライブに行くつもりだったけど、この日もメンタル的におやすみ。
 キャットが「ヒューマン俺をなでさせてやる」っていうの横目で見てたら「ヒューマン僕をなでてください」って声に変わった。おうち落ち着く、猫いるし。やりたいことがいっぱいあり、時間もそれなりにあるはずなのに猫を揉んで終わってしまう。時間は作るもの。実はコツメカワウソをお迎えしたい野望があった。絶滅危惧種なのに、ブームで悪質な密輸が絶えないと聞いてやめた。

24日。Eテレに、ワタナベイビーさん、ダイヤモンド☆ユカイさん、ジャガーさん、オシリペンペンズ、人間椅子の鈴木研一さん、マキシマムザホルモンのナヲさんが出演して “雨上がりの夜空に” や “Jump!” を演奏したことを把握。
 障害福祉センターのフィットネスプログラムに行けただけで誉められる46歳。痩せよ。いまがスゲー夏で塩素の匂いのプールに入りたい。

古い記事。音楽の才能は遺伝が9割なんだそうだ。父方が音楽一族で、母方の祖父は商人なのに三三七拍子が打てなかった場合はどうなるのか。
 才能がない人はそもそも作曲できない、楽想自体が思い浮かばないらしい。僕は作曲はする。自分の曲の良し悪しはまるでわからない。練習する才能や持続力はないな。小説を書く才能1ミクロンもない。何を書いていいのかまったくわからない。
 DTMの本を買ったら友達の著書だった。

神様に会いに行った。細野晴臣@中野サンプラザ。
 ネットで物販をチェックした。さすがトートバッグはLPが入るサイズ。全世界に訴えたい、トートバッグの価値を決めるのはLPが入るかどうかだ。細野さんを初めて観たのは再生YMO@東京ドーム、次がTin Pan@NHKホール。ソロ名義では狭山のハイドパークフェス。バケツをひっくり返したような、楽屋が水没した大雨の後で星が観えたんだ。中華街ライブにも奇跡的に行けた。で、お喋りしてしまった。卒倒しそうだったよ。

客入れのBGMから気になってシャザミまくった。古いジャズやブギだった。
 ライブはお豆腐を切るようなまろやかな演奏だった。ボーカリストとして、70代にしてどんどん良くなってる。”Hosono House” をリメイクした3月発売の “Hochono Hosono” は難産だったみたい。Goodluck Heiwa高田漣さんのコーナーも円熟味が出てきた。カバー中心のセットリストで、オリジナル曲はトロピカル期や ”Hosono House” が多め。”相合傘” から ”ろっかばいまいべいびぃ” の流れにぐっときた。

このままブギ一直線だと、若者に介護されるBrian Wilsonになっちゃう気もした。ま、いいか。還暦で引退、あとは趣味の音楽をやる宣言をしてたわけだし。大滝さんがアルバム作り続けてたら、ある時からプレスリーばっかりやってたんじゃないか。
 ウォースゲー!! ってライブじゃないんだけど、しみじみ良かったな。音楽家としての器の大きさ、懐の深さを感じた。

ところでこの日リリースされたVampire Weekendの “2021” は、まるまる細野さんのアンビエント期の楽曲 “Talking” のサンプリングだった。もちろんちゃんとクレジットされてる。海外のミュージシャンの方が日本人より細野さんを多元的に見てるな。

25日。8時から12時まで断続的に届く配達を受け取るという、病状的には大変な苦行。うつらうつらしながら悪夢を見た。まとめて再配達を依頼するとどうしてもこうなる。午前中も2時間刻みに指定できないものか。あらゆる配送業は、いまだにすべての家がサザエさん一家みたいだと思ってるのだろうか。
 午後は体のメンテナンス。「耳をすませば」の聖地、聖蹟桜ヶ丘。発車ベルは “カントリーロード” 。耳すまバージョンは故郷を旅立つ歌、John Denverバージョンは故郷に帰る歌、そもそもはサイケデリックな歌詞だった。

ぎがもえか@高円寺U-hAへ。総武線の車内放送にリバーブ効いてるのなんでだ。U-hAのマスターが緊急入院して数日休業、この日は退院してそのまま開店であった。
 ぎがさんは客入れのマイルスのハードな演奏に寄り添うようにスキャットを始めた。部屋に共鳴して溶けていくまろやかな歌声と優しいギター、でも言葉に見え隠れする物語性と影と表情がやっぱり好きだな。空気を変える力を持った音楽家だ。mona recordsオーディション2019のセミファイナルに進んだそうだ。

対バンの金子駿平さんはメロディに当てる言葉のセンスが好き。穏やかな曲でもピッキングはエッジが立って、後半のハードな曲たちはメッセージ性、意味じゃなくて、ポップミュージックと言葉の冒険を感じた。井上陽水さんが好きだそうだ。
 三宅遥さんはグルーヴの強さとルーパーを駆使したアレンジのアイデアを感じた。コードやその構成音が肉体的な感覚として入ってないとあのアレンジは出来ないと思う。そして演奏の安定感と声の美しさ。

性的暴行で5回逮捕された慶応生が不起訴だって。そんで「格差社会」だとか「慶応に近寄るな」って言われちゃうと、誠実に生きてきた慶応卒としては辛いな。それはそれでひとつの差別なんですよ。

26日。エレクトリックリボン小田あずみ生誕祭@渋谷Milkyway。アイドル文化に触れた頃は、生誕祭って行事にびっくりした。だって自分の誕生日会を企画してお金とって客呼ぶんだよ。普通じゃないよ。
 だんだん理解してきたのは、グループの中、あるいは運営との間で方向性の違いがあって、そのメンバーがやりたい企画を通す貴重な機会であること。アイドルの世界では音楽よりキャラが重要で、ファンにとっても祝福したい気持ちが強いこと。

まずはpippiとのデュオ、そして元メンバーのNAOMiさんとのデュオのステージを披露した。NAOMiさん初めて観た。弾ける笑顔と安定のボーカルに魅了された。あずの中ではNAOMiさんへの憧れとともに、古いファンにいまのエリボンを観て欲しい気持ちがあったみたい。NAOMiさんからのサプライズの手紙に涙するあず。人間が見えてくるなあ。対バンの2組も安定のパフォーマンスだった。
 エリボンはあずのダンスが光るアッパーなセットリスト。あーた作 ”アイライン” はいまこんな感じになってる。いろいろ感動したけど、なにより感動したのはあずがファンひとりひとりに丁寧な手紙を用意してたことだ。

27日。COILが提供したChappieの “Good Day Afternoon” が好きで、「甘くないヨーグルト食べる時に思い出してくれたらそれでいいよ」ってフレーズを甘くないヨーグルト食べる時に思い出す。松本隆さん - 草野正宗さん作の “水中メガネ” 、松本隆さん - 細野晴臣さん作の “七夕の夜、君に会いたい” も名曲。

体のメンテナンスのあと、元ほろよひ音楽堂@神田THE SHOJIMARUへ。
 元って書いたのは、この日にバンド名が変わることが予告されてたから。元号発表会見風に発表された新バンド名は「今川宇宙の夢日記」。「と」じゃなくて「の」にこだわったみたい。今川宇宙さんのバックバンドじゃなくて、宇宙さんも並列のメンバーですよと。スーツを脱いで歌いだした宇宙さん、襟ぐりの広い肋骨のシャツが素敵だった。

レジェンドのプレイヤーを揃えたバンドはますます一体感を増して、最高のライブだった。オリジナル曲が増えた。どれも名曲すぎる。宇宙さんはものすごく多彩だけど、やっぱり言葉のセンスが半端なくて、歌詞がぐいぐい来た。宇宙さんの猫、アメショで9kgはやばいと思った。テレビと話すお母さんもやばいと思った。
 宇宙さんに、Greatful Deadと大貫妙子さんとゆらゆら帝国と、星野源さんのルーツとしての細野さん、Flipper's Guitarの元ネタ集を聴かせたい欲が出てきた。おじさんはね、若い娘にいろいろ聴かせたがるもんなんです。

次のライブは4月30日、この日に初めての音源をリリースするという。平成最後の日にリリースってかっこ良すぎるだろ。”おどるポンポコリン” に始まった平成歌謡の集大成をするよ、そんでその先へ軽く飛び越えていくよっていう意思表明のように思えた。それも昭和のレジェンドたちと!!
 ライブ中に酒を飲みまくり、終演後に食べ物を頼むとどうしても関係者の中にぽつり残った客になる。前回もそうだった。宇宙さん出待ちに見えるかも知れないし、そういう下心がまったくないでもないけど、大雑把にそういうことです。

28日。寒くて起きた。氷点下かよ。チャイがみあたらんと思ったら、デロンギにびっちりくっついてて笑った。夏休みの小学生の麦茶みたいに酒を呑むのはやめようと思いました (べつに二日酔いとかじゃない) 。
 片桐仁さんみたいに伸び切った髪を切りに美容院へ。椅子に座って鏡見て思ったんだけど、ちょっとお腹凹んできたな。凹んではないな、ものすごい出っ張ってたのが、なかなか出っ張ってるくらいになったな。

タイムラインは嵐の活動停止の話題でもちきり。小田嶋隆さん「民族差別や基地問題に対してマジメな顔で発言することを『イタい』態度として嘲笑している人たちが、その一方で、アイドルグループの解散をジョークのネタにすることにマジメな顔で憤っていたりする。『マジメ』という資源の配分先は、人それぞれでかなり違っているようだ」。
 担当の美容師さん、おかあさんって呼びそうなほどおばちゃんだけど、腕は確かだし楽。前の担当さんはゆるふわ美人で腕もよかった。おしゃべりが楽しくてツイッターどころじゃなかった。あの頃がときどき懐かしくなる。

SIDE-Bに続く。

1月28日 SIDE-B 鬱病の行方

ビッグイシューの「鬱病や不安障害について、世界中の先進的研究者たちにリサーチしたジャーナリストの主張」って記事を読んだ。
 「鬱病は脳内の化学的バランスが崩れることが原因で、それを正すために抗鬱薬が必要とされてきたわけですが、その説には科学的根拠が見当たらないのです。抗鬱薬研究の現場でも見栄えの良い研究結果のみが強調されがちなのです」。うーん...本当だとすると僕の19年間はなんだったのか。残りの人生にも希望がなくなる。もともとないけど。

やむを得ない理由から鬱状態になっているのです。彼らを鬱状態や不安障害に陥らせる『こと』が実際に起きているのです。 ですから、真の解決策は鬱症状が出ないようにすることではなく、なぜそこまで気分が落ち込むのかを共に考え、生活のあり方を変えてあげることです」。
 「人間には生まれながらにして自分がしていることに意味や目的を持ちたい欲求があります。しかし、常に管理された状態にあると、自主性が持てず、自分がやっていることに意味を見いだせず、自身がつまらない存在に思えてきます」。
 「本当に必要なのは、自らの存在意義、自主性や目的を持って生きているという実感、平等意識…大切なものは他にもたくさんあります。人が欲しがるものはすべて手に入れた、なのに鬱状態になる人がたくさんいます。『文化基準』に照らし合わせたものと、その人が本当に必要なものは異なるのです」。

以上メモとして。SIDE-Cに続く。

1月28日 SIDE-C さよならアメリカさよならニッポン

インフルエンザの時に解熱剤は飲んでいい?」。インフルエンザが猛烈に流行ってる。ロキソニンやバファリンは飲んじゃダメみたい。

ゴダールの新作「イメージの本」が公開される。
 第91回アカデミー賞で「ボヘミアン・ラプソディ」が作品賞、主演男優賞、編集賞、音響編集賞、録音賞にノミネートされた。日本映画では「万引き家族」が外国語映画賞に、「未来のミライ」が長編アニメ映画賞にノミネートされた。

高橋留美子先生がアングレーム国際漫画祭の最優秀賞を受賞した。「出るくいは打たれる (日本) 社会で、アウトサイダーや変人を前面に押し出し、彼らにもチャンスがあることを示そうとこだわった」。「多くの作品はコメディーと見せかけて、極めて進歩主義的」って評価だ。高橋留美子先生も61歳かという思いと、僕と15歳しか違わんのかという思いと、要するに僕いつのまにか46歳になっちゃったよという思い。優秀作品を選ぶ公式セレクションには「プリニウス」が入った。
 「小説 火の鳥 大地編」が朝日新聞で連載される。手塚先生の構想ノートを元に、桜庭一樹さんが執筆する。

新聞部数が一年で222万部減 ついに「本当の危機」がやってきた」。新聞を読まないお前らバカって言う前に、新聞がどう変わるべきか考えたほうがいい。

気が滅入る政治の話を。
 「フクシマの放射性降下物、選手の生命を脅かしかねない猛暑が心配されたにもかかわらず東京にオリンピックが招致された背景に竹田恆和JOC会長による裏金贈賄疑惑」って海外メディアが報道した。JOCの過去の汚点や電通の関与とやくざとの関わりについても書いてる。「五輪 総コスト 2.8兆円」。0.1%でも僕に投資してくれないかしら。

統計の不正問題が相次いだ。「厚労省、勤労統計の元資料を廃棄・紛失 再集計が困難に」。「勤労統計問題の原因は『COBOLプログラムのバグ』」。「COBOLで書かれた特殊なプログラムなので高齢者しか読めず」ってパワーワードがじわじわくる。
 東京新聞は「実質GDPの伸び悩み、アベノミクスにとって一番の泣き所。最もごまかしたいのが賃金だった。そんな時に勤労統計の算出方法が変わり、政権の狙い通りに賃金が伸びた形になった」と報じた。結果、2018年の名目賃金は「21年ぶりの高い伸び」とされた。「厚労省・統計不正で再燃する『安倍政権への忖度疑惑』の深刻さ」。
 「約4割間違い『基幹統計』相次ぐ問題発覚に政府は」。「総務省は国民生活に直接影響を与える問題はなかったとしている」。公文書も政府統計もデタラメだけどたいしたことはないって国を誰が信用するの。

米国史上最年少の女性下院議員がキング牧師ばりの演説」。「正義は、本で読む概念ではない。正義は、私たちが飲む水のこと。正義は、私たちが吸う空気のこと。事実、しばしば最も正しい行動は、テーブルを揺さぶること」。
 「ナチスのホロコースト、イギリスの5%が『信じていない』」。「教育はとても大切だ。過去を無視すれば、歴史は繰り返されてしまう」。「世界の超富裕層26人、世界人口の半分の総資産と同額の富を独占」。「最富裕層がたった0.5%多く税金を払えば、『現在教育を受けられずにいる子どもたち2億6200万人に教育を授け、330万人の命を救えるだけの保健医療を提供しても、余りある資金を確保できる』」。

ほかにも時事ネタをいっぱいメモしたの、書き写すのめんどくさくていま消した。さよならアメリカさよならニッポン

楽しい音楽の話を。忙しい人はNME Japanが選ぶ今週聴くべきこの曲 2019/1/182019/1/25を。
 Michel Legrandが亡くなった。我が家のサントラ棚に一番ある作曲家だ。ジャズピアニストとしても大好きだった。Pierre Barouhが逝きFrancis Laiが逝き今度はMichel Legrandか。かしぶち哲郎さんは天国でLegrandに会えただろうか。
 「『実売823枚』のアルバムが全米チャート首位に」。僕は配信セルをようやく受け入れつつある。サブスクリプションは音楽の冒険の夢がまったくないなと思う。澤部渡さんの、パッケージとしてのポップアートの魅力の話

Vampire Weekendが久しぶりの新曲 “Harmony Hall” と “2021” をリリースした。SIDE-Aに書いた通り、"2021" は細野さんの “Talking” のサンプリングでクレジットはEzra Koenig & Haruomi Hosono。新譜について、2時間もの予告動画も公開された。James Blakeの新作が公開された。Teen Dazeが新曲 “Spring” を公開した。Fenneszが新譜をリリースする。去年の暮れだけどSystemがリリースした “Plus” にはNils Frahmが全面参加してる。日本盤にはMorrレーベルのサンプラーのダウンロードコードがついてくる。Underworldが “Drift” プロジェクトの音源を次々と公開してる。Paul Wellerがライブ盤、ライブ動画をリリースする。Ian Brownが新曲 “Black Roses” を公開した。Dodgyがセルフカバー “Staying Out For The Summer '19” をリリースした。収益金はホームレスの人々の支援に使われる。Robert WyattがThe Future Eveとコラボレートした新作のサンプル音源を公開した。Weezerが主に80sポップのカバーアルバムをサプライズリリースした。Beck、Patti Smith、DJ Shadow...が映画「ローマ」にインスパイアされたコンピレーションをリリースする。The Wild Reedsが新曲 “Lose My Mind by Dualtone” を公開した。Razikaのニュースって需要がないんだろうか。去年末に新譜が出てた。Ozomatliが新曲 “Libertad ft. Chali 2Na & Cut Chemist” を公開した。Broken Social Sceneが新曲 “All I Want” を公開した。John Cageの4'33”のトリビュートアルバムがリリースされて、虚構新聞が謝罪記事を出した

Jaco Pastoriusの1stが180gアナログカラーヴァイナルで再発される。Aphex Twinの90年代初頭のライブ音源1時間が公開された。Mitskiがラジオ局でセッションした。The Flaming Lips、Yo La Tengo...が参加したDaniel Johnstonのトリビュートライブの映像が、どうにかすると観られるらしい。
 Meshell Ndegeocelloが来日する。Wild Nothingが来日する。The Three Degreesが来日する。New Orderの “Blue Monday” 10時間バージョンをファンが制作して公開した。Pitchforkが有料メディア化される。Vintage Everydayが「25 of the Best in Worst Album Covers」を公開した。笑った。Mario Mathyって80年代に活躍したイタロディスコのダサさが話題になった。80年代ってこんなもんだったよ。

Gotchさん。「10代とか20代に得たもので自分の土台や感性みたいなものが出来上がっちゃうっていうのは嘘だと思う。大人になってから勉強したり、体験したり、考えたりすることで開くチャンネルっていっぱいある。若い頃に読んどきゃ良かった、観ときゃよかった、って作品はあるにしても。年取るのも悪くない」。幸いなことに、46歳になっても音楽、映画、言葉、漫画、絵画、新しい表現の形が出てきたり発見するとワクワクする。
 牧村憲一さんの慶應義塾大学での講義をこたにな々さんがレポートした。

宇多田ヒカルさんが新曲 “Face My Fears” をリリースした。5歳の時の作文が話題になった。Original Loveが新曲 “グッディガール feat. PUNPEE” をリリースした。30年経っても超かっこいいとかほんとどうかしてる。タイアップヒットのイメージでバラードバンドだと思ってる人は聴いて目を覚ました方がいい。SerphによるamiinAのリミックスアルバムがリリースされる。特典のリミックスCD集める必要なかった感...。Contrary Paradeの新作 “CONTRARY” の特設サイトが公開された。柴田聡子さんが新譜をリリースする。annaskaiさんの新譜 “世界ワールドたまごエッグぴよぴよ” のMVが公開された。さとうもかさんが7inchをリリースする。スカートが新譜 “20/20” のアナログ盤をリリースした。澤部渡さんがスカートの楽曲と好きな日本の楽曲を交互に流すプレイリストを公開した。これすごい好みなセレクション。さすがだなあ。みんな聴いて。

フェンダーの新しいギターを小山田圭吾さんが試奏した。「日系ブラジル人が集住する団地発のラップ。差別、暴力、貧困...GREEN KIDSが紡ぐ移民の歌」。清水靖晃さんの “Dementos” がアナログで再発される。赤い鳥の “翼をください” のハードなライブバージョンが話題になった。当時のギターは大村憲司さん、ドラムスは村上ポンタさん。