DIARY
2019年10月
10月7日 SIDE-A 音楽と猫のことだけ考えてたいけど、どうしても音楽と猫と女の子のことを考えてしまう
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また日記の間があいた。もはや日記なのかなんなのか。
四半世紀前にインターネットが民間に開放されて、いま研究者になった遠山緑生さんが学部生時代にたぶん世界で最初に日記として日々のくだらないことを書き始めた。当時のインターネットは、一介の人でも世界に向かって情報が発信できるってことが画期的で、みんな鼻息が荒かった。その中で、遠山さんの緩いスタンスに共感したのだ。
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その数年後にブログという文化が生まれた。ブログは「言説」を語る場としてやっぱり鼻息が荒かった。SNSが生まれてスマートフォンが生まれて、インターネットを巡る環境も僕もずいぶん変わった。
この日記も最近は政治的な記事が多い。けどほんとはくっだらないこと書いてたいんだ。でもくっだらないことだけじゃ国が滅びるところまで来ちゃった。今日の日記も果てしなく長い。これだけの期間によくぞみんな悪事を働いてくれたものだなと思う。
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インターネット黎明期から日本のくだらないをリードしてきた林雄司さんが、今週「関西電力が賄賂もらって、いつか返そうと思って保管してた言い訳してるやつ、食い逃げしたけどまだ飲み込んでないからセーフ! みたいでちょっと笑った」ってツイートしたのは、ネット史の事件だと思ってる。あの林さんが政治ネタですよ。
くっだらないこと話したいね。
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グレタ・トゥーンベリさんがアスペルガー症候群だってことで、ここ1-2週間アスペルガー症候群を含むいわゆる発達障害の話題が溢れた。
僕は広汎性発達障害で鬱病だ。とても早くに両親を亡くし、小学校時代から「異常性」を罵倒され続け、それでも大学を出て就職し、鬱病の診断を受けて休職、僕がいなかったらこの会社は持たないと思ったら、戻る前になくなった。発達障害の診断が出たのは45歳の時だ。それまでただの「異常な人」だった。
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発達障害についてわかりやすい記事はここ。自助努力がないんじゃなくて、「真面目」で「表裏がない」が故に、特に日本の慮る文化に馴染めなくて生き辛い。
結果、社会性のなさと誤解から、ツイッター上でも社会的にもブロックされまくってる。プロフィールに書いた方がいいのかな。グレタさんへの無理解と非難を見るに、偏見が広まるだけな気もする。メンヘラがファッションや嘲笑になる国だから。
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種ともこさんが発達障害のことを、「感受性が、ある部分、普通の人より鋭く、普通の人が気にすることをスルーしてるだけ。そして、普通の人がなあなあで済ますことが許せないだけ」って言ってくれたのほんと救われた。でもそれだけでとても生き辛いのだ。
どこまで甘えて生きていいのかって基準が、猫と暮らしてると狂ってくる。もうほんとデレデレだよ。気がつけば寝てるし。
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この日記はそんな僕の果てしないモノローグ (独白) だ。精神障害者が陥りやすい罠だ。こんな長文誰も読んでないことはわかってる。
これをダイアローグ (対話) に展開する、オープンダイアローグって治療法に興味がある。モノローグの孤独から開放することを目標にしてる。統合失調症の治療法として確立して、鬱病や発達障害にも効果が認められているそうだ。誰に相談したらいいのかな。
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25日は日記を書いて、溜まってたラジオをタイムフリーで聴いた。藤岡みなみさんが「学校行ってるだけで偉い、仕事行ってるだけで偉い、どこにも行ってない人も今日を生き延びただけで偉い」って言ってたから俺もそこそこ偉い。で、早寝をした。偉い。
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26日。早寝をすれば早起き出来るもんでもない。普通の人々と比べて圧倒的に暇なはずなのに、いつも時間がなくて焦ってる。
頑張って出かけて障害者福祉センターのフィットネスプログラムと面談を受けた。偉い!! ほんとは毎日でも受けて痩せたいのだが。自己肯定感のためのダイエット。実際2ヶ月ぶりなんだ。その足で精神科へ。
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iPhoneから流れてくるTalking Heads。やっぱりバンドとしての理想型はTalking Headsなんだよな。あとはThe Polyphonic SpreeやI'm From Barcelonaみたいな大所帯バンド。amiinAが、私たち人数少ないから飛行機移動できるって言ってたな。
またバンドやりたい。けど健常者とはできないことを身を以て体験して、障害者バンドっていうとなあ...たぶんJ-POPのコピーバンドで、僕が求める音楽の探求とは遠い。
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さとうもか@渋谷O-nestへ。
さとうもかの敬称はチャン (ほんとうは半角) 。会場にandymoriがかかってた。好きだったな。O.A.のカモシタサラさんはドリームポップバンドを率いる若い女性。まっすぐな声で爆音の中で歌う。ぜったくんはナードなヒップホッパー。女性コーラスとパーカッションを従えてラップする。最後の曲はもかチャンがゲストでデュエットしてた。ましのみさんは打ち込みも自分でやってるのかな。シーケンサーを駆使して歌う音作りのセンスがいいなと思ったら、キーボード弾き語りの曲でもリズムの捉え方にフィジカルなセンスを感じた。
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もかチャンは “Lukewarm” で登場。この曲と最後の曲だけオケを使って、ほかの曲はアコギとキーボードの弾き語り。ほかの出演者がみんなバンド編成だったりオケを使ってる中で、弾き語りでポップに聴かせてくれた。最後の曲 (タイトル失念) はもうくるくる歌い踊ってた。存在に華があるな。
きゃのんと比べて演奏でトリッキーなことはしない。どっちがいいってことじゃなくて、もかチャンは安定して聴きやすい演奏を、きゃのんはアイデアに溢れた演奏を選んだわけだ。耳に残る曲が多いのも人気の所以かもね。
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27日。3時間睡眠で朝一番の美容室へ (寝てない自慢) 。ちゃんと早寝してればあと2時間は寝られたんである。朝がほんとうに苦手で。無数に行ってる病院のひとつが、うちから2時間で午前中しか診察しないのだよね。障害者支援センターの相談員さんに相談したら、前ノリして病院のそばで一泊すればと。そういう人いるみたい。
体のメンテナンスを受けて、2日連続でさとうもかチャンのライブ。
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BGMはThe Beatlesの “Abbey Road Super Deluxe Edition” 。発売50周年でこの日が解禁だったんだ。外出先なんでSpotifyで聴いた。コーラスとベースが映えて好きなミックス。別物みたいに聴こえる曲もあった。こんな秘密が隠れてたのかっていう。”Oh! Darling” とかね。”Come Together” の有名なベースリフはJohnのアイデアなのかPaulのアイデアなのか。Beatlesのことを思うと無条件にわくわくする。50年前のバンドだぜ。
いま思うに “Love” って企画アルバムの音質はなんだったのか。
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主語を大きくするならば、女性の趣味って「旅行」だよね。グルメやショッピング。男性ではあんまりない。男性で旅行する人はガチのバックパッカーみたいな人が多い。成田離婚の一因って、男性の旅慣れてなさに呆れるってこともあるんじゃないか。
僕も旅慣れてない。支度するのにものすごい時間と精神力を要するし、余計なものいっぱい持ってっちゃうし、旅先で上手に振る舞えない。
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さとうもか@銀座SONY PARK。
公園みたいな外観で地下に入っていくお洒落な建物。お店もお洒落で美味しいビールを飲んで食事した。集まるお客さんは可愛い女の子が多くて、そういう層に支持されてるんだな。立ち見含め200人くらいが集まった。とても広いステージに、岡山の仲間のドラム・ベース・キーボードが入ってもかチャンがアコギを弾くバンド編成。
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お客さんがとっても暖かかった。熱心に聴いてみんな微笑んでた。バンドメンバーも楽しそう。ほんとに気心知れた仲間なんだなってことが伝わってきて、ほくほくするような空気だった。”友達” はバンド抜きの弾き語りで、この曲はそれがよく似合う。
キーボーディストは高校時代からの親友で一緒にバンドをやってたそうで、先生に音楽で食べていきたいって言ったら「ぜったいにむり」って返されたそうで、「うるさいわ」って思った仲間らしい。
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そんなMCの可愛らしさと毒っ気のバランス、キャラクターからルックスからすべてのコンビネーションが取れてるなって感じた。そしてとてもわかりやすいファンタジーを歌う。例えば「恋をすると人間になっちゃうってママが言ってたことはほんとだね」、設定はわからないけど言葉がすっと耳に入ってくるフックがある。
新曲を2曲演奏してそのどっちも気に入った。ますます快調とみた。賑やかで楽しいステージ、人柄だな。
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帰ってきて、やってもうた...財布洗濯した...。
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28日。飛行機とホテルを先に取って肝心のチケットが取れなかったamiinAの沖縄ツアー、若干枚の追加発売があるそうで、12時0分0秒にサイトを開いて意地で取った。もう操作する手が緊張で震えた。
ありがとうございました!! ありがとうございました!! (この日記を書いている7日現在、大型で非常に強い台風の直撃の恐れがあってびびってる) 。
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今川宇宙くんの出演した劇団大人の麦茶の舞台「おもったことは、なかったです」のDVD完成記念飲み会へ。今川宇宙の敬称はくん。
大人の麦茶のことを全然知らなかったんだけど、核になるメンバーって5人くらいなのかな。たぶん同世代で、一回りくらい若いメンバーがいて、新しく制作の方が入ったらしい。全体的に体育会ノリでびっくりした。
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たかしUNDERSTANDことヨージさんがギターを弾いて、ベースとカホーンがいてみんなで歌う。劇中歌や、劇中歌の歌詞を書き換えた今川宇宙の夢日記の曲を演奏した。
あとはひたすらトーク。フルチンがやたら出てきて笑った。焼きそば美味かった。宇宙くんに、猫好きの間で話題のねこじゃらしをプレゼントした。でも一番ウケたのはめぐりズムという。宇宙くんは頭の良さからくる穏やかさがあるな。たかしが、Beatlesの “LOVE” は “Revolution” のギターがよく聴こえたところは好きだよってマニアックな話を。
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夜は鮎牛蒡企画 椈_微@高円寺U-hAへ。
なんとあの高橋悠治さんが出演する。御年81歳。まずは高橋さんと、芦川和樹さんのセッション。芦川さんはリズムを刻んだり刻まなかったりするドラマーだ。そのリズムを刻まない時の演奏は、相方の咲穂さんのピアノや歌のエモーションに対するリアクションというか効果音的に捉えてた。でも高橋さんとのセッションを聴くと、現代音楽的な意味合いでのリズムからの開放なのかもな。
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高橋悠治さんはコードがきれいで音がきれいだ。U-hAのピアノがあんな音をするなんて。とても繊細なプレイなんだけど、リズムやメロディは丁寧に破壊されて、芦川さんのドラムと衝突したり融合したり。
続いて鮎牛蒡。この日のために2人で話し合って3曲新曲を作ったそう。その3曲がとてもよかった。鮎牛蒡の音楽は、いわゆるポップスじゃなくて童話的な歌詞世界とメロディで、それに芦川さんのアバンギャルドなドラムスがエッジを効かせる。
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最後は高橋さんと鮎牛蒡のセッション。1曲目は高橋さんがピアノ、芦川さんがドラムで、咲穂さんが歌う。さっき鮎牛蒡が演奏した “雲のしっぽ” が、高橋さんのコード感に置き換わっていく。
2曲めは高橋さんがピアノ、芦川さんドラムで、咲穂さんがポエトリーリーディング。3曲目はなんと咲穂さんピアノ、芦川さんドラムで高橋さんがポエトリーリーディングした。高橋さんと咲穂さんがピアニストとして同じ舞台に立ったわけだ。4曲目は1曲目と同じ編成で鮎牛蒡の曲を。言葉にできないな。音楽ってスゲー!! 自由って尊い!!
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鮎牛蒡の2人はとても繊細だし、演奏にエキセントリックって形容詞がつくかも知れないけど、あの高橋悠治さんに対して物怖じをしない。高橋悠治さんも遥かに年下のバンドに対して敬意を忘れない。
特に咲穂さんは、U-hAの店長やお客さんに対してもフレンドリーだ。音楽にかける精神の高まりと、そうでない時の振り幅がすごい。それにしても高橋悠治さんの演奏を1メートルの距離で観れる日がくるとは人生わからない。ここ数日充実してる。Larry John McNallyのツアーもどこかで観たかったけどな、先に取っちゃったライブに満足してる。
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29日。前の日の演奏の熱量にあてられて寝込んでた。
最近のAmazonは、巨大な箱の半分以上が梱包材だったりする。配送センターのバイトは、送った箱の大きさで給料が決まるのかよってくらいだ。猫は喜んでるけどな。猫が膝の上から動かないんで遅刻しますの連絡を入れた。ほんとふざけてる。結局寝込んで昼間の用事すっ飛ばした。Brian Wilsonの最近のライブ動画観た。もう本人ほとんど歌ってないんだな。こないだのFrankie Valliのあまりにもイケメンな現役感と比べてしまう。
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夜も楽しみにしてた高井息吹さんのワンマンをごめんなさい。Telefon Tel Aviv聴いて猫もんで寝てた。秋の始まりを告げまくってるのに秋がこない。いけもこちゃんはマンガの趣味が自分に近いな。
結局徹夜してSpotifyいじってた。目はどんどん悪くなってるけど (老眼!!) 耳はよくなってる気がする。音質の違いに敏感になった。一番耳が良かったのは幼児の頃、エンジン音だけで車種を当てられた。英語の発音も良かったらしい。たぶん機能としての耳は老化してる。脳の問題だ。
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その成果、「Spotifyの制限の中で頑張って作った細野晴臣さん入門盤」。
僕がなんで好きな音源をCDで配ってるかって、おおよそこういうことなんだ。つまり、そもそもSpotifyに曲がないし、プレイリストじゃ細野さんの音楽のユーモアに敬意を表せる選曲のユーモアが発揮できない。けどよかったら聴いてください。もっとよかったら連絡くださればCD差しあげます。そっちの方がずっといい。
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細野さんのベスト盤やボックスに大名曲 “Andadura” が入ってないのはfeat. Aminaの権利関係がめんどくさいのかな。”Omukae De Gonsu” みたいな一面も若い人に知って欲しいし、アルバムごとなかったことにされてる “N.D.E.” の時代もね。
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30日。徹夜してたんで昼間の用事はごめんなさい。夜はAATAさんとBuckman Coeの対バンがあったんだけどごめんなさい。連日の疲れ (ライブ行き過ぎの) が溜まってた。小田あずみちゃんの配信を見た。和む。iOS13.1.1キタ。その翌日に13.1.2キタ。もういいよ。
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1日。昼間の用事ごめんなさい。ほんと疲れてる。夜は松尾竜平@吉祥寺曼荼羅へ。
殆どカバー曲のセットリストだった。6/8拍子で解釈した始まり方がはっとさせる “ぼくらが旅に出る理由” やブルースに解釈した “UFO” 、都倉俊一先生はブルースだったのか。”ひこうき雲” や “トランジスタラジオ”。ハスキーなハイトーンボイスが美しく、ギターも巧み。音色の使い分けがきれいだな。
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終演後、松尾さんに誘われて「高円寺で路上やるんでよかったら来てください」ってここ数日そういう体調だったんで非常に不安だったけど、ついてった。路上ライブって気持ちよさそうだな。僕もウクレレで参加したい。ただ僕は致命的に歌が下手で声が小さいのだ。路上でもカバー中心のセットで、印象的だったのは “琥珀色の街、上海蟹の朝”。
途中で気軽に入れるバーに入ったりラーメン食べに行ったり、路上で気のいい兄ちゃんがいたんでお酒あげたんだけど、あとで聞いたらホームレスだった。
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終電が過ぎて出来上がってる人や水商売の人がいるのはわかるんだけど、普通にサラリーマンとかご老人が歩いてるのが高円寺。
老害のおっちゃんが出てきていちゃもんつけてきた。フックがなくて声が弱々しいと。それもう時代が違う話しだからさ。もうひとりわかったようなおっちゃんが出てきてこれもめんどくさかった。路上文化のいろんな側面を見た。松尾さんとマックに行って、いろいろどうでもいいことを喋ってしまった。自分も酔っ払いの老害だわ、自己嫌悪に陥った。
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才能ある人は、くだらない人のdisに揺らがないで欲しい。自分が47歳なんで老害になってないか強く意識するよ。僕が尊敬する細野晴臣さん、鈴木慶一さん、大学の担当教授、みんなかっこよかった。変わり果てた姿で無言の帰宅。
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2日。長澤まさみさんますます美しいな。また昼間の用事をごめんなさいだ。
疲れがとれないまま井出靖さんのThe Million Image Orchestra@代官山UNITへ。最初はFLATに通されて、業界人だらけの真ん中でぽつんと名前もわからないおしゃれなもんを飲んだり食ったり。田中知之さんがDJ。奇妙礼太郎さんがギターのサポートを連れて歌った。歌の人のイメージが強かったけど、本人のアコギもかっこよかった。歌は言わずもがな。オラ激しく浮いてるけど楽しい。
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The Million Image Orchestraは、屋敷豪太さんを中心にした箱バンがいて、フロントマンがどんどん入れ替わって30人近くが演奏する。奇妙礼太郎さんや曽我部恵一さんはもちろん、タップダンスの方がかっこよかった。打ち込みと口タブラとタップの切れの良さ。
井出さんはレゲエやダブのイメージで、そういう音楽もありつつ、ロックやブルースやラテンやファンクやポエトリーリーディングやヒップホップを投げ込んでくる。ガンボな音楽とフードとドリンク。そして人。
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とにかくお洒落な空間で面食らった。いちおう麻布出身であのへんは子供の頃に自転車で走ってた場所なんだけど、東京原住民はもうあんなところには住めません。
アフターパーティーもぽつん。井出さんになんとか挨拶してMix CDをお渡ししたけど、お忙しそうでとても聴いてもらえる感じじゃなかった。でもほんとに楽しかったのよ。大勢で音を奏でるってロマンがあるよね。
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3日。日記を書くつもりだったんだけどな。ちょっと頭の中を整理したほうがいい。精神的にも肉体的にも疲れが溜まってた。障害者支援センターのフィットネスプログラム、当然受けられなかった。
メイのめやにが酷くて、毎日ペット用のウェットティッシュで拭いてやってるの、だんだん毛が抜けて皮膚が見えてきちゃって、嫌がらずに拭かれてるけど痛いんじゃないかって。動物病院に相談してみよう。
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タイムフリーで溜まってたラジオを聴いた。噂のカネコアヤノさんを初めて聴いた。なんだか非常にいいな。
政治関係のRTをいっぱいしてしまった。安倍晋三の原稿に「水を飲む」ってある。指示通りに水を飲む安倍。完全に操り人形だ。ケラリーノ・サンドロヴィッチさん。「即座に『原稿を書き換えられてしまい、出鱈目なことをし始める安倍コント』が頭に浮かぶ職業病」。なにそれすごく観てみたい。
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4日。夢を見た。僕の実家は西麻布で、バブルの時に一変してその後何変もしたけど、改めて歩いてみると、ふとした面影があるなって。主題歌は劇場版ドラえもんの主題歌だった武田鉄矢さんの “少年期” さよならポニーテール feat.ザ・なつやすみバンドのカバー (そんなものはない) 。いいアレンジだったな。打ち込みで再現してみようか。
こないだ観た藤岡みなみさんと青木慶則さんのユニットのライブで “少年期” カバーしたんだよね。僕や青木さんの世代には神曲で。それとさよポニのベストが出るってニュースがごっちゃになったのだ。
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疲れがとれなくて体のメンテナンスに行けない悪循環。夜はmueさんのワンマンをごめんなさいだ。mueさんはオープンダイアローグの勉強もされていて、そういうお話もしたかった気がする。
連日の疲れと猫の発する眠み光線にやられた一日だった。
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5日。Russell Mealの誕生日。今川宇宙の夢日記@TOKYO RIVERSIDE FESTIVAL荒川岩淵関緑地バーベキュー場へ。
BGMはPeter Gabrielのレアトラック集。5時間50分もある。彼の無国籍なサウンドに憧れて、でもどうやって作ったらいいのかわかんなかった。Peter Gabrielはもちろん大好きだけど、Manu Katcheのドラムが好きってとこ多いにある。
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TOKYO RIVERSIDE FESTIVALは今年初めて開催するっていう川沿いの小さなフェス。FUJI ROCKでいうならAvalonよりひとまわり小さいくらいのメインステージと、木道亭くらいの小さなステージを交互に使う。とってものどかなピクニックみたいなフェス。青空の下、串焼きを食べてビールを飲んで、川の風を浴びて、すがすがしい日だ!!
衝撃発言は尾崎豊のプロデュースもしたドクター・ピーヒャラ・立山こと西本明さんの「盗んだバイクは走らないんだよ」。西本さんの演奏は佐野元春さんのアルバムやライブでいっぱい聴いた。そんなメンバーをまとめる宇宙くんもすごい。
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ライブは初めての野外だってことでとても気持ちよさそうだった。ブルーハーツは通過してないけど、青空の下で聴くブルーハーツのカバー “青空” 最高だった。代表曲をだだっと並べて新曲2曲も披露して、トンボがマイクにとまったりしたみたい。レジェンドクラスのメンバーの演奏力は言わずもがな。
河原に降りたのはいつぶりだろうか。そもそも日差しを浴びたのがいつぶりだか思い出せない。ところでたかしに「日影があるよ」って言われてテントに入ったんだけど、あそこほんとは楽屋だったんじゃないか疑惑。
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宇宙くんは、いろんな意味で圧倒的に天才だからこそ醸し出されるいいヴァイブレーションを放つ。尊敬してる。最近では「来世ゲームキャラクターになったら『集めたアイテムを見たい時はXボタンのメニューからアイテム一覧を選んでね 使う時はAボタンよ』とか発言する現実と虚構のニュートラルな存在でありたい」ってツイートが最高だった。
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そして古賀小由実ワンマン@下北沢SHEED SHIPへ。
下北沢に降りたら水野谷みきとばったり。しばしお喋り。古賀さんピアノ・ボーカル、サポートにドラムスとハーモニカの編成。とっても心地良い歌声と、昼間の疲れからうとうとして、椅子に座って酒を持ったまま倒れそうになったの、隣の人に支えて貰って恥ずかしかった。そのあともうとうと気持ちよくすごした。
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とっても美人で真面目なのに独特のユーモアセンスがあって、アー写が不思議だったり曲名が「うちの妻が入院することになりました」だったり、酒好きだったりする。表現してること、表現に対する姿勢はすごく真摯なのに、その視点に彼女独特のユーモアがある。
最初にライブを聴いた時に衝撃を受けた、真っ直ぐな音楽性と洒落たセンスをさらに突き進んでて安心した。終演後、店を出たら飲んで完成してるパイセンとばったり。
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6日。まあぐっすり寝た。週末に台風が来ることを知って戦慄してる。沖縄...ライブ...。「今年発生した台風の中では最も強い勢力」よ。なぜ沖縄に向かうのか...。やっぱり寝込んで終わった。爆弾低気圧も近づいてる。
Googleの猫を愛でている人が目立つ。そうか、みんなのうちにリアル猫がいるわけじゃないんだ。物心つく前から動物と暮らしてきたから動物のいない生活って想像つかない。
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で、6日の午後にこの日記の資料集めを初めて7日に書き始めて、トータルで20時間くらいかけて独白をしてるわけです。完全に頭がおかしい。いやおかしいのですが。台風は中心気圧900hPa、最大瞬間風速85m/sだそうです...僕はamiinAちゃんを観れるんでしょうか。
このまま徹夜で病院に行きます。頭の病院じゃないです。
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SIDE-Bに続く。
10月7日 SIDE-B 文化祭においでよ
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世の中のことを。いろんな展覧会に行きそびれてる。いろんな映画にも行きそびれてる。前にも書いたけど、ライブは何日の何時って決まってるじゃん。展覧会や映画は大雑把な期間のうちいつ行ってもいいから、スケジュール表のプライオリティ的に下がっちゃうんだよ。高畑勲展に行けなかったのは本当に残念だ。で、谷川史子原画展をやってることを知った。撮影OKで原画の販売もあるらしい。
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「木星に浮かぶ巨大な『黒い円』発見、直径3540キロ」。この影は衛生イオが太陽を覆ってできた、地球で言うなら月食にあたるらしい。月は惑星に対して極端に大きい衛星だ。イオがこんなに大きな影を作るとは知らなかった。
「真夜中ちょうどに震える謎の磁場、火星で発見」。なぜか、まるで目に見えない夜のタイマーに反応しているかのように真夜中ちょうどに震える。地下に大量の水がある説もある。「謎の発光現象『スティーブ』か、米アラスカで撮影」。スティーヴについて。
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「ペンギンの住まいを守るため、人間の住宅地をまるごと移転させた大決断」。「何千羽というペンギンが日暮れどき、行列をつくって巣に戻る。毎日繰り広げられるこの光景を守るために、近くの住宅地をまるごと州政府が買い上げ、ペンギンに返しました。25年かかりました。オーストラリアであった話です」。
「水滴の『ぽちゃん』という音、発生の仕組みついに解明」。意外な現象のメカニズムがわかってないものだ。猫がゴロゴロいう仕組みもわかってないって読んだことがある。
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「過去の『大量絶滅』と現在の空恐ろしい類似点」。
「気候変動、IPCC最新報告書の要点は?」。「気候変動はもはや仮定の話ではなく、現実の問題となっていることを科学は証明している。人間の活動による地球温暖化のために、海、極地の氷冠、高山の氷河はすでに限界近くまで熱を吸収しており、人間が依存しているシステムそのものが崩壊の危機にさらされている」。「世界のある地域で人間が下す選択もまた、他の全てに影響を与える。つまり、炭素排出が今すぐ削減されれば、この世界の未来は全く違ったものになることを、レポートは示している」。
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「『めんどくさい』の正体を脳科学者に聞く」。
「目をつぶって、片足立ちになって、30秒声に出して数えてみてください」。「これは『めんどくさい』という感情を忘れるテクニックなんです。『めんどくさい』って思えるのは、自分の脳に余裕があるとき。その余裕で本来考えなくてはいけないこととは別に『めんどくさい』ということを考えてしまっているんです。自動車で言えばアクセルとブレーキを同時に全力でかけているような状態ですよ」。静かなところより雑然としたところがいいとか、朝よりも午後にやるといいとか、寝不足はよくないとか、いいことたくさん書いてある。
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「『文化祭においでよ』原中学校の生徒2人が朝鮮学校生徒を招待」。
「『日本との関係が悪い今も嫌な思いをしていないかな』。心配になった2人はインターネットなどで調べ、『同じ日本人として申し訳なくなりました』『お話がしたいので私たちの文化祭に来てほしいです』と手紙を書き送った」。「朝鮮初中級学校の生徒からは日本語で書かれた手紙が返ってきた。原中の文化祭を見学したい、朝鮮半島と日本を巡る情勢は良くないが互いに手を取って明るい未来を築きたい、といった内容」。
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「原中の文化祭 松本の朝鮮学校生徒を招待」。
「女子生徒は互いに部活や好きなアイドルグループなどの話に花を咲かせた。原中の男子生徒が『『好き』って何て言うの?』と朝鮮語で尋ねると、朝鮮学校の男子生徒は『チョアヘヨ』と応じた。『また会おうね』と名残を惜しんだ」。「10月27日には長野朝鮮初中級学校が原中の生徒を文化祭に招く予定だ。中級部3年の李明香さんは『喜んでくれるかな。でもすごく楽しみ』と話した」。
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SIDE-Cに続く。
10月7日 SIDE-C これだけの期間によくぞみんな悪事を働いてくれたものだ
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オリンピックについて。せやろがいおじさんの動画。
「スポンサー商品以外のSNSアップ禁止 五輪ボランティアに組織委求める」。「東京五輪・パラリンピック組織委員会は4日、東京都内で大会ボランティアを集めた初の研修会を開き、活動中の注意事項として、SNSで大会スポンサー以外の商品をPRする内容を投稿しないよう求めた。スポンサーの権利保護が目的」。むしろボランティアに20万人が応募したことに驚いてる。
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「スポーツ飲料、投稿するなら配慮して 五輪ボラ研修開始」
「協賛社以外の商品を持ったり、服を着たりしないでほしいというお願いだ」。「『配慮』の具体例として、『パートナーのコカ・コーラのアクエリアスってありますよね? あれを飲まずに、違うスポーツドリンクを飲んで、おいしいとSNSに投稿すること』を挙げ、『それはやめて下さいね』とお願い。会場からは笑いが起こっていた」。「司会者が『例えばスポーツウェアのパートナーはアシックスです。活動において、アシックス以外のスポーツウェアのブランドのアイテムを身につけることは控えて頂けるとありがたいです』と呼びかけた」。笑いが起こるところがザ・スポーツマン。
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ウーハ店長。「スポンサーから大金を貰っているのになぜボランティアなのか? オリンピックで儲けている会社が儲けなしでやれば、全てのスタッフに賃金を払えるのではないか?」。
小田嶋隆さん。「無償の労働提供を申し出ている無私で無欲な人間たちであるのだからして、どんな無理を求めてもOKだし、仮にその彼らの表現の自由をわれわれが制限しにかかったところで無問題だろう、という判断なわけか?」。
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「旭日旗の持ち込み容認は,都知事の独断だった」。
「旭日旗のオリパラへの持ち込みについて,小池都知事はオリンピック組織委員会の『容認』を追認する見解を出しました。これについて開示請求を行ったのですが,なんと不存在。つまり,都の職員に指示も出さず,検討もさせず,記者会見で言い放っただけ,都庁としては知りません,という回答です。都知事の発言の重みというものを,都知事は理解していないようです。これでも小池都政は3年目」。
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「ドナルド・キーンさんの秘めたメッセージ」。
ドナルド・キーンさんと文通をしてた方の記事。「政府がオリンピック開催にこだわるなら、東京ではなくて東北で開くべきだろう」。「(憲法とオリンピックに対する私の考えが新聞に掲載されたが) 今のところ2人しか反応がない。知り合いの元新聞記者と教え子だけだ。奇跡は起きなかった」。「もう二度と日本が戦争の苦しみを経験してほしくない。もし、もう一度、戦争が起きると、一巻の終わりだ」。文通してたイノウエ教授。「キーンさんは、戦争のことをすごく気にかけていました。戦後に繁栄した日本が戦争の教訓を徐々に忘れてゆく姿を見るのがつらかったのです」。「あなたが言うように、もっと伝わるようにやれればよいのだけど、私が懸念しているのは、日本人は私がいかに日本を愛しているかを語ったときしか、耳を傾けてくれないことだ」。
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香港のデモについて。「警察が市民に実弾発砲...香港大規模デモ」。
「香港政府によると、31人がけがをし、このうち2人が重体となっている。また、この衝突のなかで、警察官がデモ参加者に向けて実弾を発砲した。香港メディアによると、左胸を撃たれた男子高校生は病院に搬送されたが、重体だという。警察は、撃たれた男性は18歳だと発表した」。
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「香港デモ、外国人記者が警察のゴム弾で片目失明」。
「香港で激化する警察とデモ参加者の衝突の中、インドネシアのジャーナリストが警察の発砲したゴム弾で右目を失明したことが判明した。負傷したヴェビー・メガ・インダー氏の弁護士によると、インダー氏が9月29日の取材中、ゴム弾が防護ゴーグルに当たり、右目を失明した」。「インドネシアの新聞社『スアラ』に勤めるインダー氏は、『プレス』と書かれた黄色いジャケットとヘルメットを装着して現場の取材をしていた。報道によるとインダー氏は、別のジャーナリストが『撃たないで、私たちはジャーナリストだ』と叫んだ直後に自分が撃たれたと話している」。
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「香港、覆面禁止法を制定」。
「香港政府トップの林鄭月娥行政長官は4日記者会見し、デモ参加者がマスクなどで顔を覆うことを禁じる『覆面禁止法』の制定を宣言した。5日午前0時から施行され、最高刑は禁錮1年。行政長官が緊急時に立法会の手続きを経ずに必要規則を設けられる「緊急状況規則条例」を、1997年の香港返還後で初めて発動した」。問題はマスク禁止法制定よりも「緊急状況規則条例」を発動したこと。
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グレタ・トゥーンベリさんについて。「ヨットで国連に向かった16歳少女グレタさん、帰国方法に悩む」。
大人は顔も名前も出してないから飛行機で帰れる。グレタさんが飛行機に乗ると叩かれる。グレタさんのスピーチをサンプリングしたThe 1975が、お前らのツアーは環境破壊だって叩かれてたな。
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「国連 気候変動スピーチで注目のグレタ・トゥーンベリさんについて知ってほしい5つのこと」。いい記事なんで読んで欲しい。
- 本人の意思で行動を始めた
現在、これだけ有名になったグレタさんが、多くの大人から支援やアドバイスを受けていることは想像に難くない。しかし、大人の影響を受けることのリスクに対して彼女が敏感であろうことも、この例から、想像に難くないのだ。
- 感じ方、表現の仕方が、「ふつう」と少し違う
グレタさんは、アスペルガー症候群などの診断を受けていることを自ら公表している。彼女には地球の危機を心配し続けることができる「才能」がある。
- 特定政策ではなく、科学者の声を聞くことを訴えている
彼女が主張しているのは、科学者の声を聞くことだ。気候変動に関する政府間パネルの「1.5℃の温暖化についての特別報告書」は彼女の持っていた危機感と共鳴した。加えて、気温上昇がある臨界点を超えると、フィードバックの連鎖反応が起きて、人間がどんなに対策をしても、気温上昇が止まらなくなる可能性についてだ。
- 個人の変化だけでなく社会システムの変化を求めている
グレタさんが飛行機に乗らず、肉を食べないことから、他人にもそれを要求していると思う人がいたら、それは違う。彼女は、個人の変化だけでなく、社会システムの変化が大事だと主張している。
- 大人に怒っているが、大人を憎んではいない (たぶん、まだ)
サミットに集まっている首脳たちは、「理解しているのに行動していない人たち」、つまり、若者の未来を奪いながら、そのことをはっきりと自覚して平気でいる「邪悪な」人たちではないか、という疑念が確信に変わるとき、グレタさんの大人への怒りは、大人への憎しみに変わるのかもしれない。
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地球温暖化についてのせやろがいおじさんの動画。
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「『やってる振り』の外務省 知ってはいけない日本の不都合な真実」。
「米軍には...というマニュアルが存在する。したがって、鳩山首相が普天間移設問題の切り札として実行を指示された徳之島移設案は...絶対に実現不可能との内容を説明した」。「鳩山氏の元側近議員が米大使館に照会したところ、「そのようなマニュアルは米軍には存在しない」との回答があった。つまりこれは、日本の超エリート官僚たちが公文書を偽造して自国の首相を失脚させたという、前代未聞の大スキャンダルなのである」。「近年次々と明らかになるモリカケ問題や統計不正問題など、官僚による無数の犯罪行為の背景にも、すでに日本の超エリート官僚たちが9年前に最悪のルビコン川を渡ってしまった、この大スキャンダルが存在する。歪みに歪んだ日米安保条約と日米地位協定の上に生まれた『日米安保村』は、ついにそこまで異常な状態になっているのだ。これもまた、悲しいが現在の日本社会における『基本原理』のひとつなのである」。
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「NHK報道巡り異例『注意』経営委、郵政抗議受け かんぽ不正、続編延期」。
「かんぽ生命保険の不正販売問題を追及したNHK番組を巡り、NHK経営委員会が昨年10月、日本郵政グループの申し入れを受け、『ガバナンス強化』などを名目に同局の上田良一会長を厳重注意していた。郵政側から繰り返し抗議を受けた同局は、続編の放送を延期し、番組のインターネット動画2本を削除した。会長への厳重注意は異例。複数の同局関係者は『経営委の厳重注意は個別番組への介入を禁じる放送法に抵触しかねない対応だ』と批判し、『郵政の抗議は取材・制作現場への圧力と感じた』と証言する」。
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「『猿としたらエイズ』『黒人とかな』吉本芸人のネタにHIV陽性者ら批判『差別を強化』」。
「私はお2人のネタの露悪的手法よりも、それを聴いて観客が笑っているということに、より絶望を覚えます。いまだに、エイズに対して、蔑んだりバカにされて当然のものだと内心思っている人がいるんだなと」。「いまの時代、こうしてネット動画で大勢の目に触れるということは、テレビに流れるのと同じ前提で、倫理観を持たないといけないはずです。もし、どうしてもこんなひどいネタをやるという芸風ならば、ネットに流さないでほしいですね」。吉本興業は国から100億円の補助金を受けて教育事業を行う。
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SIDE-Dに続く。
10月7日 SIDE-D 楽しい音楽の話をしよう
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忙しい人はNME Japanが選ぶ今週聴くべきこの曲:2019/9/27と2019/10/4を。
CreamやBlind Faithで活躍したドラマーGinger Bakerが亡くなった。そのプレイと共に、毒舌も忘れがたい。国際レコード産業連盟が新しいレポートを発表した。1週間に音楽を聴く時間の平均は18時間で、メキシコが一番多い。世界中で最も人気のある音楽ジャンルはポップ。音楽を一番購入しているのは韓国。
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Negiccoの新曲 “I Love Your Love” の冒頭でなにを言ってるのか大喜利になった。作詞作曲編曲の西寺郷太さんが「酔っ払った勢いで発表します! Negiccoの「I LOVE YOUR LOVE」のイントロに入っている謎の言葉は!『堂島5歳サバよんでる』です!」、「酔っ払った勢いで発表します! Negiccoの「I LOVE YOUR LOVE」のイントロに入っている謎の言葉は!『小宮山のカレー好きはエセ』です!」とツイート。真相はこれみたい。
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「『夢助』に込められた最後のメッセージ -忌野清志郎」。「『夢助』のプロデューサーは、スティーブ・クロッパー。忌野清志郎が敬愛するオーティス・レディングと活動を共にしたBooker T.& The MG'sのギタリストだ。1992年のソロ・アルバム「Memphis」で努めて以来、2度目のプロデュースとなる。アルバム全編に渡って、スティーブ・クロッパーらしいR&Bサウンドとなっている」。「『夢助』と名付けられたこのアルバムでは、『誇り高く生きよう』と、『何度でも夢を見せてやる』と歌い、そして夢は『きっと叶えられるさ』と、声を振り絞って清志郎は歌う。それは、彼から私たちへの最後のメッセージだと取れるだろう」。
「島唄、三線弾けなかった一節 宮沢和史さん」。「何よりも、県民の4人に1人が亡くなった沖縄戦という日本の歴史を、20年以上も生きてきて知らなかったことが恥ずかしくなりました。どうしたらいいのかと考え、僕には歌しかないと作ったのが『島唄』です。ウージの森 (サトウキビ畑) を走り回っていた幼なじみの男女が、地下のガマで互いに殺し合ったという話も、歌詞にしました。
ウージの森であなたと出会い ウージの下で千代にさよなら
この一節です。レとラを使わない琉球音階をベースにした曲ですが、この歌詞の部分だけは西洋音階です。琉球音階を使えなかった、三線は弾けなかったという方が正確です。「日本」が彼や彼女を死に追いやったと知ったからです」。
10月28日 SIDE-A かくも長き不在 Une aussi longue absence
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日記の間隔がいままでで一番空いたんじゃないだろうか。ずっと心につかえてた。日記は日々の思考の記録でもあり、最近は異常な社会情勢の記録でもある。
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日記を書くにはものすごい時間と集中力を要する。最近は異様に長くなっちゃって、誰かが読んでくれてるとは思ってない。果てしない孤独と精神障害の中で、僕という人間が確かに存在したんだって自分に言い聞かせる作業だ。夜廻り猫のゼンみたいに、「もし明日も生きてたら、僕はここにいるよ」って叫んでるんだ。
昔はいまほど異様な長文じゃなかったんで、読んでくださる方もいた。そういったコミュニケーションに対する幻想を、いまも持ち続けているのかもしれない。
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狂乱のFUJI ROCKの後、次の生きがいだったamiinAのWonder Traveler!!! OKINAWA、ホテルと飛行機のチケットは取れて、肝心のライブのチケットがソールドアウトしちゃったんだよね。若干数の追加発売があるって聞いて、発売時間の00秒に購入ボタンを押して、なんとかチケットを手に入れた。神様ありがとう。操作する指が震えて焦ったよ。
でも「地球史上最大級」の台風がきて、開催の4日前に中止が発表された。運営側も安全を守る責任があるし、仕方がないことだと思ってる。スタッフさんやメンバーの悔しさを思うと胸が痛い。
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MacBookのトラブルに巻き込まれた。使えない状態からは1日で脱したものの、データの復旧ができない。アプリケーション、これまでデザインしたり作曲したり執筆した作品たち、思い出の写真や読み返したい手紙たち。いままで僕が生きてきた痕跡が、僕という人間そのものまでもがぜんぶ消えてしまう気がした。
サポートセンターとやり取りしても、データが復旧できるのかわからない状態が9日間続いた。やきもきと気ばかりが焦った。結局データは復旧した。要するにそんなこんなで日記が書けなかったんだ。
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ほんとうはWonder Traveler!!! OKINAWAの中止でできた5連休で、音楽制作をするつもりだった。なにかを発表しないと人は存在価値がない、言葉を聞いてもらえない。そういう立ち位置に僕はいる。
たとえばInstagramにキラーコンテンツ「猫」を投下しても、1いいねもつかないことがある。猫はまぎれもなく可愛い。それが僕の投稿だからよくないんだ。僕の正体がまだ知られていない「ねこすた」では、始めたばかりでフォロワーさんが少ないのに、毎回だいたい50いいねくらいもらってる。音楽やってる人は、それがどんなにくだらない音楽でも、「おはよう」の一言でもいいねやRTが何十も何百もつく。押してる君も「おはよう」だろう、もっと自分を持ちなさいよ。
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いいね乞食というか、「僕はこの世に存在してもいいですか」と問いたいのだ。弟や親族一同や何百もの知人たちに何度も「お前は生きてちゃダメだ」って言われ続けて、それでも敢えて再び問いたかった。「僕はこの世に存在してもいいですか」。
だから音楽を発表したいし、先日誉められたイラストをもっと発表したいし、執筆活動もしたい。そのためにはMacBookが必要だった。いまはインプットだけで時間と気持ちがいっぱいいっぱいになってる。ライブ行き過ぎはひとつ絶対にある。もうamiinAと洋楽のライブしか行かないことにしようかな。人間関係めんどくさいし。
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大人の発達障害を持つ夫とそれを支える妻のYouTube動画というものを見た。夫の症状は僕と非常に似ているように思えた。それをサポートする妻の存在があって生かされてた。発達障害の夫はとても自信に溢れて、「恵まれている」、「支えられている」を繰り返してた。僕が社会復帰するにあたって一番ネックになってるのは時間の管理ができないことだ。この妻はそこまで気を回す。それでこそ仕事ができてる。
僕は彼の「恵まれてない」「支えられてない」パターンだ。孤独な発達障害はとても生き辛くて、これ以上人生を続けることを諦めてしまいそうになる。
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僕が発達障害と診断されたのは45歳の時だ。それまではただ「空気の読めない憎むべき異常な人」だった。その間に弟や親族や知人が、罵倒の言葉と共にどんどん離れていって、果てしない孤独に陥った。もうここから人生を取り返すことはできない。
僕は異様に日記を書く。まったくの独白だ。アクセス解析を見ると、大抵の人が1分以内にサイトを離れてる。僕の日記、どう考えても読むのに10分はかかる。僕の人生はモノローグで完結している。前回の日記にも描いた通り、最近オープンダイアローグって考え方と治療法を知った。ぜひ受けてみたいんだ。
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SIDE-Bに続く。
10月28日 SIDE-B 台風とOSに翻弄された日々
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8日。6日の午後から8日の朝まで日記を書き続けてた。記録に残したい事件がいっぱいあったにはあったけど、やっぱりどう考えてもおかしい。で、書き上げてアップロードして、徹夜で病院に行くつもりだった。
...うっかり寝落ちちゃった。次に予約が取れるのは11月中旬だって。その病院はうちから2時間かかって、午前中の診察しかない。朝に弱い僕には鬼門なんだ。障害者支援センターの相談員さんの言う通り、次回は通院のためだけにホテルを取って前乗りする。
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大きな被害をもたらした台風15号を遥かに超える台風19号が近づいて、SMASHは朝霧JAMの開催の可否を9日の12時に発表するって告知した。僕が行く予定のWonder Traveler!!! OKINAWAは、9日の19時に発表するそうだ。
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9日。すがすがしいいい天気。だけど朝霧JAMもWonder Traveler!!! OKINAWAも中止が発表された。苦渋の決断だったろう。
とても残念だけど、自然の前には敵わない、というのもまたamiinAらしいメッセージのようなな気もした。それほどは落ち込まなかった。まだMacBookが壊れてなくて、音楽制作への意欲があったってこともある。
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夜はAATA@下北沢440へ。
初めて観るパーカッションとのデュオ編成だった。よくあるカホーン中心のセットじゃなくて、ボンゴが入ってたりとラテン風味も感じさせる音だった。
”Day1” から始まる完全にソウルなセット。キレのいい演奏と「あーた」時代から変わらないMCのコントラストににやにやした。今の路線すごく好き、めちゃめちゃかっこいい。果てしない努力と進化の結果なのもわかる。だけど音楽性の幅を広げた方がいいような気がして、”You” や “ソーダ水” みたいな曲はもう書かないのかな。
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対バンのmayumi yamazakiさんは、前にも観たことがあるキーボード弾き語りのミュージシャン。この日はサポートにAg、Eg、Key、Bs、Drが入ったバンド編成で、7年も続けてるっていう阿吽の呼吸を感じた。
リフレインの多いカラフルでポップな楽曲を、バンドで明るく楽しく演奏する。とても懐の深い、苦悩を知った上での希望に溢れた曲が多くて、聴いてて幸せな気持ちになった。で、彼女は曲のバリエーションがすごく広いのだ。
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10日。MacBookのOSをCatalinaにアップグレードした。これがその後の9日間に渡る悲劇の始まりだった。プリンターの接続もうまくいかなくて、それはルーターの調子が悪いのだった。かれこれ一ヶ月以上悪い。パソコンとそれをめぐるいろんなことはとても難しい。みんなよく使いこなしてるなって感心するよ。
サポートセンターに問い合わせたら、システムのバグなんでダウングレードしてくださいって言われた。最初の担当がこの人だったのも悲劇だった。担当者によって、システムを知り尽くしてる人から、ただ「操作が達者」レベルの人までいる。
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システムをダウングレードするってことは、まずMacBookを初期状態 (僕の場合Sierra環境) に戻して、そこからMojaveまでアップグレードするってことだ。そんでTimeMachineからデータを復旧する。
ところが移行アシスタントに復旧するべきデータが反映されない。もう一回サポートセンターに問い合わせたら、Mojave以前とCatalinaではTimeMachineの管理の仕方が違うからそういうこともあるかも知れませんねって。おい。
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昼間の用事はそんなこんなでぶっ飛ばして、夜はNさんとLさんと西荻窪コノコネコノコへ。いくらの紹興酒漬けを使った鮭入りまぜご飯。栗と鶏肉の中華風うま煮。普段適当なものを食べてるんで、丁寧に作られた料理を食べると目が覚める思い。Nさんと会う時はほとんど会話がないんだけど、Lさんもいると一気に盛り上がって、ずいぶん飲んでしまった。後半記憶がない。なんかやらかしてないといいな。
猫好きのオーナー夫妻のために、猫好きの間で話題の猫の森のグッズをさしあげた。
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台風の比喩が「地球史上最大級」になった。「ぼくのかんがえたさいきょうのかいじゅう」感。風速70mになるとも言われた。はっぴいえんどの名曲 “颱風” で叫んでるのは40mだ。台風15号の復旧も遠いし、野良猫たちが心配。
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11日。これは二日酔いじゃない、「まだ酔ってる」。
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和田誠さんの訃報。83歳。星新一さんの本のイラストやゴールデン洋画劇場のオープニング、イラストレーターとしてエッセイストとして映画監督として大活躍した。
和田誠さん脚本・監督映画の主題歌 “怪盗ルビイ” を歌う小泉今日子さん。作詞は和田誠さんご自身、作曲・プロデュースは大瀧詠一さん。大瀧さんが仰るとおり、押韻のきれいな歌詞。昔のアイドルは可愛さも歌唱力もレベルが違うな。
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ふいにできた5連休、音楽制作に勤しもうと思ってたのに、データがぜんぶ吹っ飛んだかも知れない。吹っ飛んだか吹っ飛んでないかがいつわかるのかもわからない。
僕はおおよそすべての制作作業をMacBookでしてる。思い出の写真や読み返したいメールもたくさんある。MacBookのデータは僕が生きてきた証そのものだ。それがかくも簡単に消え去ってしまうのか。僕自身が消え去ったみたいだ。誰にも大切にされていない、誰にも存在を気づかれていないっていうのはほんとうに辛いことだ。
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ちょっとしたトラブルにあって「これが本厄か」なんてツイートを散見する。僕は厄年でもないのに、それくらいのダメージなら月に何度も受けてるよって言いたい。辛いとか苦しいって感情が麻痺してしまったな。アンラッキーの桁が違いすぎる。やっぱり前世で安倍晋三くらい酷いことをして、今世はその償いで生きるしかないんだと思う。
SIDE-Aに書いた通り、僕が社会復帰に二の足を踏んでるのは発達障害で時間の管理ができないから。なんと惨めな人生か。ドモホルンリンクルを眺めてるだけの仕事があるんだから、どこかに猫をなでてるだけの仕事があるはずだ。
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MacBook使えないとほんと暇。翌日台風で、サポートセンター電話つながるかな。つながったらつながったで心配だけどな。iPhoneもメールの発信ができない。久しぶりにぼけっと猫を揉んだ。やっぱり僕はゆったりしてるのが好きだ。忙しいのは肌に合わない。
Phoneから緊急速報が頻繁に鳴り響いてビビった。猫がぴったりくっついた。いつもくっついてくるけど圧が違う。ベランダの物をしまったり、気圧が下がってることも察してるのかな。停電も断水も怖い。そもそも我が夕暮れ団地は崖っぷちに建ってる。気になって明け方まで眠れなかった。
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12日。Jamila Woodsを当日券で観に行こうと思ったけどとてもそんな天気じゃない。夕暮れ団地、風で揺れてるし緊急速報が止まらない。地鳴りみたいな音が響いてる。そんな中で地震。さらには桜島の噴火のニュース。オリンピックやめて大仏建立しようよ。
多摩川が危険水位に達したって情報が入ってきた。うち多摩市なんでますます緊急速報がとまらない。うちは高台にあるけど、多摩川沿いに知り合いがたくさん住んでる。多摩市に住んで10年、防災無線が初めて防災情報を流した。
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猫たちビビってひっついてる。安心しなさい、パパもちゃんとビビってる。仮谷せいらさんが「絶対に一人でいないでください」ってツイートした。親も兄弟も恋人もいないから一人でいるしかないんだよ。吊り橋効果でせいらさんにプロポーズしちゃおうかな。
風の音がだいぶ静かになった頃、川の水位がますますあがって多摩川がついに氾濫した。僕は実害はなかった。
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13日。探してたレコードを見つける夢を見た。どうかしてる。12日の台風が過ぎ去った深夜は、星がきれいだったみたいだ。野良猫たちは無事に夜を過ごしただろうか。
ベランダに出た。「ああ 何という朝 今すぐ君のもと 届けに行こう 燃える心迷わず」。マンションの左にちょこっと見えるのは富士山。画像無加工です。猫に癒しのちゅ〜るを与えた。ずっと寝込んでた。何も成し遂げなかった。気疲れが出た。この災害で浮かび上がった行政の歪みについてはSIDE-Cで。
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14日。日付が変わってこんなメッセージが出た。「Twitterに登録した日を覚えていますか?」。まじか、10年、この日で。人生Twitterしすぎだろう。Twitterは好きだけど10年前のTwitterは今より100倍好きだった。バカが少なかったから。
Twitterで出会った人もたくさんいる。はしこちゃんにフォローしてもらって、エレクトリックリボンからミスiD経由で今川宇宙くんや中嶋春陽さんを知ったし、あーちゃん経由でたくさんの、ほんとうにたくさんの若いミュージシャンを知った。アカウントを作って最初にフォローしてくださったのは尊敬するとり・みき先生だった。 Twitterの達人でマンガ「とりったー」を描いて、劣化するTwitterに辟易してアカウントを閉じられたのは象徴的だ。3番目にフォローしてくださったのは尊敬する鈴木慶一さんだった。
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台風の前の夜から家を出てない。玄関開けたら倒れてるかもしれないシュレティンガーの電柱。MacBookが壊れて5日目。サポートセンターから約束の連絡がきた。「エンジニアが休日なので進捗はないです」。そうですよね、なんでこの日に約束してきたのか。Macのトラブルとその対応は、鬱転に充分な出来事だった。この日も何もできずに寝込んだ。
猫が優しいのが救い。ここ数日体が動かなくて、部屋は汚れまくり、台所から虫が湧いてた。猫のトイレの掃除も数日サボってた。僕自身も風呂に入る気力が湧かなくてとても臭い。とにかく猫に申し訳ない。
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15日。5日ぶりにドアを開けた。寒かった。やばい半ズボンしかない。部屋の片付けと衣替えをしなきゃ。と言い続けて寝込んでた5日間だった。時間はあるはずなのに気ばかりが焦って何事も進まない。
風呂にはやっと入って自分の臭さから脱した。猫のトイレも数日ぶりに掃除した。そこで気が付いたのは、猫に数日間ご飯をあげてなかったことだ (水はあった) 。猫たちのパパとして、ほんとうに酷いことをした。
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部屋の掃除をした。もうこの5連休については生きてるだけで偉いことにしよう。
夜中のテンションでちょっといいオーディオセットを買ってしまった。古いもの (レコードプレーヤーを含む) を誰かに譲りたい。詳細は続報マテ。
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シャープ株式会社。「ところで『知らんけど』の英訳は『Tomorrow never knows.』でいいんじゃないかと思ったのですがどうでしょう」。Tomorrow never knowsがRingo Starrの造語だって知ってるのかしら。
「知らんけど」って言葉、無責任でバカにしてて非常に嫌いです。
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16日。久しぶりの外出。金木犀を感知した。定期検診が終わってギトギトのケンタッキーを食った。
「即位礼正殿の儀」を前に、恩赦の話題が出た。内田樹さん。「恩赦するなら入管に収容されている方たちを全員出してあげて、あとは奨学金を全部チャラにする『徳政令』がよろしいかと思います。この人たちはきっとこれから生涯『天皇即位の日』を暖かい気持ちで思い出すはずです」。
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夜はまたしてもAATA@北参道GRAPESへ。初めて行ったお店、とってもお洒落で高かった。ワインが中心で、ハイボールとか置いてなかった。
対バンのアポンタイム大好き。キーボードののんさんがお店のグランドピアノを弾いた。茶色いかっこいいピアノ、1921年製スタインウェイだそう。見事に弾きこなしてた。三輪卓也さんの軽妙な楽曲とボーカル・ギター、流れるようなピアノの響き、淡々と堅実なリズム隊、バンドとしてすごくいい。女性SSWの中で男性中心のバンドは、アウェイ感があった。居眠りをしてる人や拍手をしない人もいた。でもその中で素晴らしい演奏をした。名曲 “村一番の美女” でようやく盛り上がって、大きな手拍子が起きた。
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あーちゃんはまたも1曲目に “Day1” を持ってきた。彼女にとってとても大切な曲になったな。新旧織り交ぜながら、ソウル路線の曲をとんとんとんと。コード感はソウルのマナーとちょっと違う彼女のオリジナル、ボーカルのスタイルがずいぶん変わってソウルのグルーヴが出てきた。リズムに載せるために、歌詞に英語が増えたこともあると思う。
ラストに “キャットストリート” を持ってくるのも定番になった。この曲はEPの収録曲で、アルバムには入ってない。意外な曲が代表曲として残ったな。”スノードーム” は今の芸風に合わないだろうか。大バラードもソウルのマナーで、”スノードーム” はとてもソウルフルな曲だと思う。またやって欲しい。
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主催者は天野花さん。てことにチケットを買ってから気がついて、実は迷った。かつてファンに嫌がらせを受けたことがあって、何年もライブに行ってなかったから。
数年前の花さんは、「八丈島から出てきましたよろしくお願いします」って感じの、おぼこい純情娘まるだしであった。ところがいつのまにか、音楽もMCもファッションもとても逞しくお洒落に洗練されてた。そしてイベントについて、音楽について、グッとくるようなことをさらっとスマートに言い放つようになった。最初の曲と最後の曲はグランドピアノで、ギターはまろやかな演奏。やっぱり追いかけるべきミュージシャンだな。
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寒くて起きて毛布を足したら猫たちが入ってきた。
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17日。結局ほとんど眠れなかった。タイムラインを流れてくる片渕須直監督の執念がすごい。傑作映画「この世界の片隅に」をさらにバージョンアップした「この世界の (さらにいくつもの) 片隅に」を制作中の監督、元の映画にあるストーリーに関係のない背景の建物の門の形が、呉市に実在した建物と違うということで描き直したりしてるんだ。
その熱意に動かされたスタッフさん、キャストさんの愛が素晴らしい映画を生むって、近年あんまりないいい話だ。
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8日ぶりにMacBookのデータを復旧できる可能性が出てきた。「残り85時間」とか言ってて不安なんだけど。この作業に専念するために、昼間の障害者支援センターのフィットネスプログラムはおやすみした。結局ほんとに行けてないなあ。
登録したままほったらかしてたSpotifyのサジェストの精度が意外と高くて、いい出会いにつながると気づいたことが、Macのない1週間の唯一の成果だろうか。プレイリスト、「Spotifyの制限の中で頑張って作ったThe Beach Boys入門盤」を作った。3億年ぶりにThe Flaming Lipsの “The Soft Bulletin” を聴いたらめちゃくちゃよかった。
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金延幸子さん来日ライブ知らなかった!! とうぜんチケットはソールドアウト!!
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18日。淫夢を見て設定の矛盾を指摘したところで目覚めた。9日ぶりにMacBookが復旧した。心臓に悪い。やめてよね。CatalinaはほんとダメOS。
ワタナベスグルさん編集のZINE、「希釈2019」に参加することが発表された。ワタナベさんはそこはかとない面白さを察知する才能の持ち主。彼の描いたそこはかとなく可愛いLINEスタンプを、あなたも持ってるかも知れない。ぜんぶ読んでないけど毒にも薬にもならなくて、たぶんそこはかとなく面白いZINEになってると思う。11月24日の文学フリマ東京にて発売。僕は細野晴臣さんについて書いてます。
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19日。4週間ぶりのカウンセリング。その間にあったいろんなこと、考えたこと、マシンガントークした。悩みや苦しみを吐き出せてすっきりした。いまのカウンセラーさんとの信頼関係やつきあい方もだんだんできてきたな。
電車に暖房が入るようになった。僕は多汗症でもあるんで、暖房がほんとうに苦痛。小田急のお客様の声フォームに弱暖房車を提案したことがあるんだけど、「冬は寒いに決まってる、もっと強くしろという声がほとんど」って一笑に付された。外の気温にあわせて着込んで、暖房と人いきれの電車に乗ったら暑い。その汗が外で冷えるのもまた苦痛。
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時空の裂け間を縫ってときどき現れる藤岡みなみさん店主のタイムトラベル専門書店utoutoへ。今回出現したのは吉祥寺。utoutoさんに向かう井の頭線が通過する「ふじみがおか」駅の「ふじおかみなみ」感。思わず降りそうになる。
お店には比留川香さんがいらした。絵本と「竪穴式住居の香りの香水」とutoutoの地図と入魂のZINEと、ずっと欲しかった、19世紀の船乗りが気象予報に使っていたという、ガラスの内部の液体の結晶が気象状況によって変わるストームグラスというものを買った。ドリンクもあって、「うとうとうにゅう」はとても優しい味がした。時空を超える手紙、未来の自分に手紙を書いた (何を書いたかは内緒なのさ) 。
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夜はイロメガネ@渋谷LUSHへ。
LUSHはWi-Fiがあるのとコーヒー酎がいいね。もちろんブッキングも最高。イロメガネはこなれたバンドを従えて登場。気持ちが高揚してメロディからもリズムからも逸脱して、トーキングブルースみたいにどんどん加速していくエモーションとリアリティ。
フィクションで曲は書けないという。彼女らしいなと思う。どっちでもいいんだよ、John Lennonは「Yeah!!」って叫ぶだけでロックで、Yokoとどうしたこうした歌ってた。一方でPaul McCartneyは、教会でお米を拾うEleanor Rigbyの物語を紡いだ。彼女は自分が感じたことしか歌わない潔さがある。本人はすごく緊張してたそうだけど、曲の世界に没入してるように感じた。次のバンドを観てる時、後ろからふっと現れて乾杯して去っていったんだよ。そういうタイミングが洒落てるなって。
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対バンでよかったのは、大阪からきたテトラサイクル。ボーカルとギターの女の子デュオにサポートのリズム隊のバンド。可愛らしい声とキャッチーなメロディー、心地いいリフ、バブルガムポップっぽさがありつつ、変拍子の嵐という。キュートとアヴァンギャルドが両立してて、バランスいいなと思った。
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そしてタイからのThe Drivers。アコギとキーボードの男性デュオ。アコギの音がとにかくいい。キーボードはショートスケールながら、めいいっぱい音域を使って巧みに色をつけてくる。で、リズムセクションがいないのに、すごいグルーヴ出してくる。ハーモニーめっちゃ美しい。楽曲は’60s-‘70sの香りがした。とにかく圧倒的に洗練されてた。
昔タイのDesktop Errorってバンドが森の中で演奏する動画に感動して、タイ語で「酔ってない酔ってない」、mai mao mai maoって名前のバンドをやってたことがあるんだよ。タイのポップシーンは面白い。中学生英語で想いを伝えたけどどこまで伝わったかな。
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「運転を見合わせております」の、運転者さんと駅員さんが顔を見合わせてる感。向かいのイヤフォンをシェアしてるカップルの聴いてる曲が極端なミックスでありますように。男子の側はボーカル入ってないくらいがよい。
タイムラインで昔好きだったグループの新曲を聴いた。うーむ、そうなのか、うーむ、All Things Must Passって感じか。あの界隈から離れるタイミングかも知れない。
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自衛隊をホルムズ海峡に独自派遣のニュース。詳細はあとで書くとして、オマーンに湖はないのだろうか。オーストラリアのマンマンという場所には湖がある。マンマン湖という。沖縄に有名な漫湖が存在しうるのは、沖縄では◯◯◯のことを◯◯◯と呼ばないからだと聞いた。大学時代の友人にぼぼりんってあだ名の女の子がいた。九州では完全アウト。
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20日。Norman Blakeの誕生日。25℃。完全に夏日なのにいまわしき「あったか〜い」飲み物のせいで自販機から青汁が追い出された。
amiinA@新宿LOFTへ。日本の若手ではamiinAのことばっかり考えてる。中村佳穂さん面白いとか君島大空さん面白いとか崎山蒼志さん面白いとかCHAI面白いと並列にamiinA面白いがある。音楽に対してもファンに対しても誠実なパフォーマー。はよ世界に出ろ。
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LOFT名物のオムライスを食べて、これがトロットロで美味しいの!! で、上手 (かみて) の最前のいつものスポットへ。ここだとモッシュに巻き込まれないし、低音ドスドス聴こえるし、LOFTくらいの箱だと目の前で2人を観れる。
いきなりアンセム “Canvas” がきてアガった。前のグループとTIFでコラボした流れを再現したとか。沖縄のライブが中止になっちゃったんで、その熱さを東京で爆発させたようなアッパーなセットリスト。大好きな “sign” や人気の “Signal” 、最後は名曲 “Jubiliee” 。かと思いきや、校庭カメラガールドライってグループとコラボで “リフレイン” 。沖縄でコラボする予定だったんだって。物販ではとても大人っぽいハロウィンの衣装を着てきた。お菓子をもらった。嬉しかった。おじさん嬉しかったよ!!
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その足でさわひろ子主催「ひかりの交差点」@高円寺U-hAへ。
4人出演のうち2人しか観れなかったけど、その2人を観ただけできっと素敵なイベントだったんだろうなって想像がついた。その3人目が大槻美奈さん。クラシック出身の人なのかな。プログレなのかな。ピアノがカラフルで、リズムも拍子もどんどん変わってく。長尺なんだけどフレーズはポップ。のびやかな歌声は映像的でもあり心理描写でもあり、聴いていてイマジネーションが広がっていくところはさわさんに通じる。
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そしてさわひろ子さんは「交差点」というお話に沿ってライブを進めた。 “交差点” っていう新曲を書いたのだよね。彼女のファーストアルバムのタイトルが “ひかりをともせ” で、やがてその光は交差していった。”かくれんぼ” や “dragon” 、大好きな曲たちが表情豊かなボーカルとふわふわの髪に乗って空気を染めていく。
最後は出演者4人の即興のセッション。とっても自由。そういうところに混ざりたいなあと思う。僕は大縄跳びに入れない子だから。そしてオーラスは “真夜中” のセッション。みなさんピアニストだったのかな、歌いながらチョロチョロっとピアノのフレーズを加えていった。さわさんはシンガーとして、ソングライターとして、リスナーとして、ほんとうに信頼できる方だ。
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21日。吾妻ひでお先生が亡くなった。「漫画家の吾妻ひでおさんが死去 実体験の『失踪日記』で大賞」。いまだと「失踪日記」が代表作にされちゃうけど、SFからカワイイからエロからギャグから不条理まで、その功績は計り知れない。優雅な線から流れ出る狂気。日本のマンガのひとつの流れを作った方だ。記事の写真はいつ、何を見つめてるのかな。
訃報は海外でも大きく取り上げられたみたい。ぽっかり胸に穴があいたようだ。
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斎藤環さん。「吾妻ひでおのスピード感こそが革命的だったのだ。内面を持たないかのように喋り続けるキャラ (『インド人だインド人だ』) と、左右の目の大きさの違いだけで内面 (正気) の所在を示す作家本人の対比。『狂気』と『正気』の軽やかな共存が、虚実がたやすく相互嵌入するあのスピードをもたらした」。
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ずっと寝込んでた。ちょっと動くと使い物にならなくなるな。体力つけないとやばい。体重計よ、そういう冗談はあんまり好きじゃない。自己肯定感のためのダイエット!!
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22日。寒い。macOSをCatalinaにアップグレードしてトラブルが起きてMojaveにダウングレードした時に、プリンターが正しく動作しない相談専用の担当者がEPSONのサポートセンターにいるくらいCatalinaはダメOS。
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月刊今川宇宙@新宿ROCK CAFE LOFTへ。
前に行ったのは彼女がまだ天川宇宙を名乗ってた頃だ。何年ぶりだろう。内容は毎回違うみたいで、前はゲストの女の子とゲームしながらお喋りしてた。オムライスにケチャップで絵を描いてもらった。
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今回はハロウィンの流血のメイクをして、ほげちゃんって女の子とiPodでお互いの似顔絵を描きながらお喋りしてた。お喋りの内容はツイート禁止といいつつ、そんなにやばい話は出てこない。女の子同士の会話のグルーヴが心地よかった。
特に印象的だったのは、「質問コーナーとかしても私達のファンはシャイだから誰も手を挙げないでしょう、質問ある人!!」って言ったら誰も手を挙げなかったこと。宇宙くんが観に行ったイベントでは、みんな我先に手を挙げて「ひとり暮らしってどうやるんですか」みたいな質問を投げかけてたんだって。それってタレントに聞くことだろうか? そうやって自分の印象を残していくのが楽しいのかな。
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iPadで結構すごいことができるんだな。宇宙くんはレイヤーたくさん使ってた。客入れ客出しのBGMはたぶん宇宙くんの選曲。センス良かった。人骨を叩くアメリカのパーカッショニストなんて名前でしたっけね。
今川宇宙の敬称は宇宙くん。たぶん本人がイメージしてるニュアンスとは違う。で、宇宙くんは僕をスキルと呼ぶ。姪っ子と宇宙くんだけだよ呼び捨てなのは。もちろん悪い気はしない。で、チェキの時にこんなポーズしてたのかよ。
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「即位礼正殿の儀」の歯切れの良さ。小林賢太郎さんがネタにしそう。ナスカの痴情ェさん。「安倍昭恵さんは私人と閣議決定されてるひとなので即位の儀に参加してるのはツイッターのキャンペーン広告かなんかに当たったの?」。安倍晋三が天皇陛下万歳って叫んで昭恵がハンドベルみたいな服を着たの把握。膝を出すのもどうか。天下のバカップル。
夜はずみをさんのライブの予約をしてたんだけど、体調悪くて帰ってきちゃった。ごめんなさい。3時間寝落ちた。体力落ちたなあ。
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#庶民感覚の欠如 タグを見た。菅義偉が3000円のパンケーキを食べたって。菅へのツッコミどころはもっとほかにたくさんあるだろう。
ついこの間までエアコン入れてたのにデロンギ出したいのは #庶民感覚の欠如 だろうか。デロンギをつけると猫が布団から出てデロンギにひっついちゃうんで、あったかさという意味では実はどっこいどっこいなのだ。
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Spotifyの「友達を探す」ボタンを押したら僕にも友達ができるかと思ったけどできなかった。誰か友達になってください。Bカップくらいの温厚で誠実な美少女だとなおいいです。
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23日。思うところあってSyd Barrettを聴いた。素晴らしい。
”Bike” という曲はPink Floydよりも先にP-MODELのバージョンを聴いた
のだ。念のためオリジナルもシェアしておきますね。Television Personalitiesのバージョンもシェアしておこう。こんなのも...Television Personalities “I Know Where Syd Barrett Lives” 。
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久しぶりにぐっすり寝たけど疲れは取れない。まだパソコンのトラブル対応してる。今度はプリンター。素人でも思いつくことはひととおりやった上でサポートセンターに電話して、同じことをやらされて「詳しい者から数時間後に折り返し電話致します」って。僕は別にプリンターのために生きてるわけじゃないんだ。
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かねこきわの / Ritomo@高円寺U-hAへ。
Ritomoさんは文学部らしい強い意味を込めた詞の力があるんだけど、詞が全面に出過ぎて「詩集です」と言わんばかりの音楽家が数多いる中で、彼女は音楽的なアイデア、作曲編曲能力に長けてる。言葉と親和性の高いよく練られたシンプルなメロディを書く。コードワークも洗練されてる。そしてそれを弾きこなし歌いこなす演奏力を持ち、特にボーカルに説得力があって自分の音楽世界を作ってる。今回は悲しい曲や悲惨な曲が少なかったような気がする。”n番目の女(n>1)” みたいにアッパーな曲が増えるといいな。彼女は真面目なんだけどお茶目な一面もあり、そのお茶目さが伝わるといいなと思う。
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きゃのんは3日後に誕生日なの忘れてた!! なんてことだ。ごめん。
とにかく圧倒的な作曲力なんだけど、コード何弾いてるか自分でもわかってないのだ。だからギターで作った曲はギターで、キーボードで作った曲はキーボードでしか弾けない。聴いてる方もなんのコードなのかぜんぜんわかんない。けど音楽的に自然に進行してるのは、耳が肥えてるからなせる技だろう。コードに対するベースラインのあて方も好き。してチャーミングな歌声、歌詞の世界ひとつひとつのフレーズがとってもイマジネーティブで、美しく完結してるんだ。トータルでどんなストーリーなのかは噛み砕き方だな。
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ガットギターと生ピアノを使って、“椿” に始まり “マダムにはならない” で終わるセット。毎月発表してる曲に手応えを感じてる様子。そこに新曲 “レモングラス” を突っ込んできた。これが令和の荒井由実と形容するにふさわしい名曲なんだ。
きゃのんは情報量が多いのだ。可愛らしい女の子であること、MCがとっちらかってて面白いこと、歌詞が断片でも美しいこと、それによって彼女の音楽の本質が見えにくい人には見えにくいかも知れない。ギターもピアノも複雑なコードに装飾音がたくさん入って、ひょっとしたらそれを下手と捉える人がいるかも知れないと思った。
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そして初めましての川崎レオンさん。ピアノがすごい。小川のように流麗なフレーズから、滝のように豪壮な重低音を響かせたり、変拍子がプログレなんだけどポップで一曲の尺が短い。そして深い歌声、悲しい歌を歌いそうなところを “HOPE” って曲で締めた。
つるうちはなちゃんを尊敬してて、メジャーデビューを勝手にお祝いして “ぶっちぎって光” をインストでカバーしてた。MCの最中に “赤とんぼ” をテンションコードばりばりでさりげなく弾いてたり、アンコールでは即興をガガガッと弾いていた。
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この日の3組に言えることは、音楽に大切なことはユーモアだとわかっている人たちではなかろうか。ゆとりというか深みというか、そういった類のこと。
かねこきわのは天才だよな、あれをどうバズらせるかだな、という話を共演者やお客さん交えてした。音楽は果てしない。
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猫にいっぱい遊んでもらった。
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24日。気圧がさがるのはこれからだし、前日の酒は完全にぬけてるのに非常に体調が悪かった。障害者支援センターのフィットネスプログラムと面談をキャンセルしちゃった。これ毎週のように書いてますね。だぼだぼに水を飲んだ猫がびとーって。
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Hello! Projectが「コンサート・イベント中の禁止行為に関して」を出して話題になった。例えば「ジャンプ行為」。「必要以上に大きな声でのコールなどにより音を出す行為」。「周囲のお客様のご迷惑となる、または演出の妨げとなると判断した行為」。
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正しいと思う。Perfumeはドルヲタを排除して世界に行った。ヲタ芸ってすごく閉鎖的な印象。アイドルはガーリーな世界を表現してるのに、汚い声でコールした方が偉いとかぜんぜんわかんない。
音楽が好きだから、音楽をストレス発散の道具にして欲しくない。ロックのモッシュもそうだ。女性や子供がいたら危ないでしょ。あるいは自分の好きなバンドにそういう客が来てほしくないんだろうか。運営側も、自分たちの客層が悪いと思ったらこういうルール作っていいし、あるいはモッシュピットを作ったり女性専用エリアを作ったらいい。モッシュピットは会場の最後列でお願いしたい。ちゃんと観たい人が排除されるのは見当違いだ。
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The Spampinato Brothers当日券で観ようと思ったけど、体調的に無理だった。浅い眠りがだらだら続いた。それでも人並み以上に食べるからむくむく太る。
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25日。DJみそしるとMCごはんの誕生日。前日から日記の準備をしてちょっと眠って気づいたら昼だ。雨だ。巨大な台風が続いたこともあって、各地で避難勧告が出た。
昼から延々この日記を書き続けてるけど、書き終わるのにあと何日かかるのか想像がつかない。ものすごく暇なはずなのに忙しくて心をなくしてるのは、体調に比べて予定を詰め込みすぎて寝込む日があるから。ゆったり生きたい。人生むずかしすぎる。
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いま思えば亡母も大人の発達障害だったのではないかと思う。それ以前に彼女は虐待されて育ったわけだけど。遺伝はしないと表向きは言われてて真偽の程はわからない。環境が継承されることはあるだろう。
主治医に、発達障害や鬱病といった精神の病気に遺伝はあるかと問うたら、医学的にあると言ってしまうと結婚などに支障がでて生きにくい人がますます生きにくくなるので言わない、と答えた。とても正直だと思った。
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田中刑事さんという人は刑事さんではないのだ。ニコラス・ケイジ的なあれなのか。
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26日。延々と日記を書く日になるはずが、起きたら15時か...久しぶりに激しい鬱だ。精神科もカウンセリングもキャンセルしちゃった。鬱を治すための外出ができない鬱。根拠のない恐怖に、布団の中で硬直してた。薬は来週の水曜日まで節約しなくちゃ。
今年は調子よくスタートして、2月から初夏くらいまでトラブルが相次いで、FUJI ROCKをピークに持ち直したものの、帰ってきてからまた体調を崩して、ここ数週でさらに崩してこの日に至る。そして体重が増えてる。医学的に、ストレスがかかると食欲が増すそうだ。「脂肪は心の鎧」とも言う。
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夢の中で思い出したんだけど、僕は幼児の時に結婚式の絵を描いたのだ。相手は幼稚園の初恋 (仮) の子。オフィシャルな初恋は小学校4年生で、この話はとても美しいので岩井俊二監督に映画化してほしい。つまり幼少の頃から結婚願望があった。いままで交際したり片想いした女性とは、みんな結婚を意識した。
夢の中ではいつも、10年前に失った実家に住んでる。14年前に絶縁された弟も、15年前に亡くした母も、35年前に亡くした父も出てくる。家族というフォーマットに憧れと未練がありながら、47歳、無職、鬱病、発達障害のおじさんになってしまった。この無念さはなかなか伝わらないと思う。
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結局もういちど寝込んでこの日を終えた。課題は、MacBookが壊れる前から溜まってる3週間ぶんの日記を書き上げることと、部屋が過去最大級に汚いこと。これを先に片付けないと精神的に安定しない。予定を片っ端からキャンセルした。菊池万博さんごめんなさい。
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27日。Lou Reedの命日。FUJI ROCKでライブを観た。めちゃくちゃかっこよかった。けどThe Velvet UndergroundではJohn Cale派で、ライブでハイタッチしてもらって嬉しかったな。1993年のVUの再結成ライブ盤 ”LIVE MCMXCIII”、その前兆としてのLou Reed & John Caleの "Songs For Drella" はぜひ聴いて欲しい。関係ないけどVUで一番好きなアルバムは "Live at Max's Kansas City" で、これも聴いて欲しい。
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4日ぶりに家を出た。偉い!! ande@三軒茶屋LUPOPOへ。
イラストレーターでアクセサリー作家のHal-monoさんの個展のイベント。木でできた小さな部屋は、2人にとってもよく合っていた。コットンみたいに柔らかい、でも芯の強い真っ直ぐな歌だった。ソングライターとしては、言葉のリフレインがユニークで耳に残って好きだ。いろんなユニットをされていて、その相方が作った曲の歌詞に「キス」って言葉が出てくる。「キス」は私には生々しすぎるって話してたのが印象的だった。
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サポートは、Cafe au Labelの童謡カバーシリーズに毎回出演されているキーボーディストの方。洒落たコードセンスの持ち主だった。今月の課題曲 "赤とんぼ" のリアレンジバージョンも披露した。Hal-monoさんの柔らかい世界観とマッチした音楽は、秋の夜の小さな部屋を、あたたかくて幸せな空気でいっぱいにしてた。
この日のために書かれた "シロクマ" っていう曲がとてもよくて、DLコードを頂いた。メロスはDropboxがわからぬ。頑張って開いた。やっぱりいい。andeさんの音源はぜんぶ持ってるんで、ちゃんと聴き返そうと思った。
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DPZの地味ハロウィンはすっかり世の中に定着したな。タグを眺めてにやにやした。
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28日。今日がんばらないと本当にいろいろやばい。そしてWi-Fiの調子がかれこれ一ヶ月以上悪い。朝はなんで悲しいニュースばっかりなんだろう。日記の続きを書くよ。心のつかえになってる。
東京国際映画祭のレッドカーペットを歩くのんちゃんの美貌がやばい。そして猫が重い。ずっと寝込んでたんで、部屋が有機的にも無機的にも過去最大級に汚い。猫とシェアしてる部屋だから猫に申し訳なく思う。それでも甘えてくれると泣きそうになる。
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SIDE-Cに続く。
10月28日 SIDE-C 地球史上最大級の台風
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台風で、この国の歪みがたくさん出た。まずは台東区の避難所がホームレスを受け入れなかった。「路上生活者、台風19号の避難所入れず 台東区『住所ないから』」。自治体は法律上滞在者も守る義務がある。
村本大輔さん。「ホームレスを区が受け入れないのは税金を払ってないからというツイートをみた。おれは高い税金を払ってる。それは税金を払えない人の分も負担させてもらってる。だから社会ってのは税金を払ってない人もいていい場所。税金は払える人が払えばいい。社会は誰であっても1人も見捨ててはいけない」。
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「台東区のホームレスの人の避難所受け入れ拒否問題を考える」。大西連さん「『想定していなかった』という理由で結果的に『排除』していた、というのは衝撃的」。
斎藤環さん。「世界中の強権的リーダーたちが、強い意志を持って積極的に棄民策をとり、しかも大衆がそれをためらいなく支持する。ホームレス排除から見えた徴候」。
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「『お前らは人間じゃないと言われてるようだった』男性は避難場所のすぐ外で台風の夜を過ごした」。「風をしのぐために避難場所の外にいただけでも、ここは入り口だから移動してくれと言われた。お前らは人間じゃない、と言われてるようだったね。私たちも人間ですよ」。
「路上生活者の避難拒否 自治体の意識の差が浮き彫りに 専門家『究極の差別だ』」。「実際には、台東区内には外国人観光客や帰宅困難者向け避難所として、区の浅草文化観光センターや都が運営する東京文化会館があったが、『住所不定者への避難所という観点がなかった』ため、路上生活者には案内しなかったという」。
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「人はみな『おんなじいのち』と、声を大にして言い続けなければならない社会...。台東区のホームレス受け入れ拒否に思う」。
「『自身の中にある、差別とすら気づいていないほど根深い差別』を自覚することの難しさ」。「避難所受け入れを拒否した職員だって殺意があるわけでもなく、『死ね』と思っているわけでもない。断れば、どこか別の場所に行くと思っているのかもしれない」。
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多摩川では。「台風19号でホームレス死亡か 東京・多摩川河川敷に遺体」。
「東京都日野市日野の多摩川河川敷で、14日午後にホームレスとみられる男性の遺体が見つかった」。「『遺体が木に引っかかっている』と通行人から110番があった。遺体は上半身裸でズボンははいていたが所持品はなかった」。
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「『避難所に行くのは諦めた』台風の夜、氾濫した多摩川の土手で路上生活者は身を寄せ合った」
「土手と橋台の間部分に身を寄せ、台風の夜を過ごした...あと1メートルほど水が増えていたら流されていた」。「働きたくても、もう年だからなかなか元やっていた仕事では働けない」「路上生活の男性たちを気にかけて声をかけにきてくれる人がいる...外国人住民だ...今回もドイツ人の方が様子を見にきてくれました。荷物を流されたと話したら『出来ることをやる』と言ってくださり、励ましてくれました。日本人の方には見向きもされないんですけど、外国人の方々は優しいです」。
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そして国の対応について。首相動静12日。「午前8時現在、公邸。朝の来客なし。午前中は来客なく、公邸で過ごす。午後も来客なく、公邸で過ごす」。危機管理センターに行くこともなく、災害対策本部を設置することもなく。
13日の記事「政府が『非常災害対策本部』を設置」。「千曲川が決壊した長野県など、1都6県に既に重大な災害が発生している状態を示す警戒レベル5が発令されたのは昨日。翻って安倍首相は終日公邸に篭り、台風が首都圏を去って日が明けてから非常災害対策本部の設置。緊急事態条項を含む改憲を金輪際口にしないで欲しい」。
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内田樹さん。「どうしてこの内閣は災害に対してこんなに動きが鈍いんでしょう。『深く憂慮している』ふりさえしないのか。たぶん後で『迅速かつ適切に対応したので何の問題もない』と官房長官が棒読みすれば、『ああ、そうなんだ』と国民が黙り込むということを知っているからなんでしょうね」。
種ともこさん。「経験したことのない台風。この度、この言葉を1000回くらいテレビから聞きましたが、経験値で言うと、雨でもなく風でもなく、台風に苦しむ国民にこれほど無関心な首相が在職する中での台風は、確かに経験したことありません」。
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SIDE-Dに続く。
10月28日 SIDE-D 終末
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映画「この世界の (さらにいくつもの) 片隅に」の予告映像。特報、特報第2弾、本予告。コトリンゴさんのサウンドトラック盤は追加の新曲を含む新装盤に差し替えられる。
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エッシャーの人生と作品についての映画が公開される。エッシャーにのめり込んだ時期があった。30年以上前、子役時代のジュリアン・レノンがエッシャーの世界を冒険するCG映画を観た。ほんとうに黎明期のCG映画だ。
僕の担当教授、坂根厳夫さんは世界で唯一気難しいエッシャーにインタビューを許されたジャーナリストだった。エッシャーの本をたくさん書いた。The Rolling Stonesがエッシャーにジャケを依頼してエッシャーが断った話とかたぶんあんまり知られてない。
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アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネート32作品が発表された。「若おかみは小学生!」が入ってるのがすごい。日本アカデミー賞じゃなくて本家のアカデミー賞だ。音楽は鈴木慶一さん。
「ノーベル文学賞は外国人に 共同通信」。こんな雑な見出しあるかよ。ノーベル賞は日本人か外国人がもらいます。「障がいのあるアーティストに世界へ羽ばたくチャンスをください」。障害者のアウトサイダーアートは海外では一定の評価がある。もちろん作品ありきで。草間彌生さんもその文脈で海外で発見された。ドラえもんとフェリシモのコラボがイケてる。
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「土星に20個の新衛星を発見、太陽系で最多に」。全部で82個になって、木星の79個を抜いた。新たに見つかった衛星のうち17個は逆行してる。「ありえないダイヤを発見、まるでマトリョーシカ」。ロシアの鉱山で、ダイヤの中にダイヤが入った鉱石が見つかった。「嵐が引き起こす地震『ストームクエイク』を発見」。異常な振動を逆探知したら嵐やハリケーンにたどり着いた。
「地球深部で起きる炭素循環を解明、驚きの事実」。「地中にも微生物が繁栄していて、それらがもつ炭素の質量の合計は、77億人の人類がもつ炭素質量の合計の400倍に上る」。「地球は私たちと同じように、炭素を取り込んだり排出したりしていることになる...気候変動は、遠い未来ではなく、ほんの1世代か2世代先の人類の存亡にかかわる問題」。「最初の生命は一般に信じられているように海で生まれたのではなく、地球深部で生まれて進化したのかもしれないとする仮説も登場」。
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「性別は720種類、脳がないのに学習 特異な生命体、パリ動物園で一般公開」。時速4センチの速度ではうことができ、脳がなくても問題を解決でき、半分に切断されても自己修復できる。
「道具を使うイノシシ、世界で初めて観察」。飼育下のイノシシが巣作りの時に道具を使った。野生でもあり得るそう。「鳥が自作の道具でリズム刻む、人以外で初」。オーストラリアのヤシオウム。個体ごとの音楽スタイルもある。
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「アイアイの手に6本目の指を発見、なんと肉球も」。霊長類で初めての発見だそう。なんでいままで見つからなかったかの考察もある。「世界一鳴き声が大きな鳥、求愛にはうるさすぎ?」。アマゾンのスズドリの求愛の声は125デシベル。うるさすぎて求愛に有利かも微妙らしい。音色が変わってる。必聴。
「大量絶滅後の100万年を示す貴重な化石を発見」。いままで見向きもされなかった、球状コンクリーションと呼ばれる、古代の骨などが核となって形成された岩を調べたら、最大でも450gだった哺乳類が巨大化したストーリーがわかった。
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「『CO2をエタノールに変える方法』が偶然発見される」。CO2って二酸化炭素ですよ。産業ベースに乗ったらすごいことだ。
「ノーベル化学賞に『リチウムイオン電池』開発の吉野彰さん」。「太陽光発電や風力発電など、自然エネルギーの電気をためる蓄電池として利用が広がるなど、化石燃料を使わない社会の実現を可能にする地球環境にやさしい技術」。
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「2050年、50億人が食料と飲料水の危機に直面する」。飲料水、海岸、受粉という3要素に着目した研究結果。「特に恐ろしい点は...人類の幸福を左右する18の生態系サービスのうち、わずか3つしか検証していないこと」。「ついに村ごと移転開始、永久凍土融解で、アラスカ」。完全な移転には数年かかる。気候変動でこういうことも増えるだろう。
「パリなど仏5都市、農薬の使用を禁止」。既に公園や緑化スペースでは、公共機関による合成農薬の使用が禁止されてる。
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「芸能人が拡散する『血液クレンジング』に批判殺到『ニセ医学』『誇大宣伝』指摘も」。「お金を払えば手軽に健康が得られるような方法はまず存在しません」。「むしろ効果が証明された医療は保険適用になりますので自己負担額は安くなります」。
血液クレンジング言ってるのはあちゅうか。なんであいつがいつまでものさばってるのか知らないけど、やりたい人は昔からある人工透析というやつをやればいいと思うよ。ステマするのはマルチやカルトの広告塔になるのとおんなじだ。そして引っかからない基礎教養をつけるために理科の義務教育はある。数学も論理的な思考法を学ぶためにあるわけで、生活で微積分使うことないからいらないってもんではない。
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「オランダの親子7人『終末』を待ち続けて9年間にわたり地下生活か」。「一家の中には『ほかに人々が存在することをまったく知らなかった』人もいたとされる」。と言ったって子供は18歳から25歳だ。映画みたいな不思議な話。「歴史から抹殺されたカリブのタイノ族、復活の肖像」。カリブでコロンブスが最初に遭遇した先住民は、長く絶滅したと考えられていたものの、山に逃げ込んでいまも生きていた。
「発達障害の人は疲れやすい? -疲れやすさの原因と対処方法-」。「『他の人は休んでいないじゃないか。もっと頑張らないといけない』という反論は、皆様からよく聞きます。いやいや、周囲の人達はみんな、うまくサボっているんです」。
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こういうリーダーの国に住みたい。カナダのジャスティン・トルドー首相47歳。僕と同い年だ。「We’re thinking of everyone in Manitoba still dealing with storm damage. Please stay safe, listen to your local authorities, and avoid fallen power lines. Thanks to the crews who’ve been working hard to plow roads, help people, and get electricity back up」.
春名風花さん「出張授業 いじめの『あたりまえ』を考える90分」。「毎年、夏休み明けに「無理して学校に行かなくて良いんだよ」というメッセージが溢れます。一見優しい言葉に見えますし、緊急対応としても間違いではありません」。「学校に残さなければならないのは、いじめを『していない』子どもたちです。いじめられた側を追い出しておいて、いじめた子たちが何事もなかったように学校生活を送っているのはおかしいのです。そもそも集団生活を送る上で、他人の権利を侵害しないという最低限のマナーを守れる人だけが、学校で学ぶ権利を有しているはずではないでしょうか」。考察はどんどん深まる。みんな100回読んで。僕も100回読む。
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SIDE-Eに続く。
10月28日 SIDE-E 楽しい音楽の話もめちゃくちゃ長い
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忙しい人はNME Japanが選ぶ今週聴くべきこの曲:2019/10/11、2019/10/18、2019/10/25を。何度も書いてるけどNME Japanのセンスは僕とは違う。
Pitchforkが「The 200 Best Albums of the 2010s」、「The 200 Best Songs of the 2010s」、「Best of the 2010s: Pitchfork Readers’ Poll Results」を発表した。もう2010年代を総括するタイミングだ。そして21世紀にUKで最も売れたアルバムのランキング。
「『25歳以下の音楽ファンの内15%がアルバムを通して聴いたことがない』とする調査結果が発表」。その一方で「アルバムを聴くことはストレス解消の最良の方法の1つであり、運動、テレビ、昼寝、ガーデニングよりもストレスを発散するのに適している」っていう研究結果も発表された。
フィジカルの復権。世界最大のHMVストアが英バーミンガムにオープンする。CD8万枚、アナログ2万5千枚、グッズも充実してライブステージもある。自宅で10inchのアナログレコードを作れる「Phonocut」が発売された。12万円くらい。なんで10インチなんだろう。LPが作れたら頑張って買ったのに。
「イギリスの音楽業界、女性アーティストの約半数がセクハラを受けたことがあるとする調査結果が明らかに」。日本でもありそうだなあ。Little Featのギタリスト、ボーカリスト、ソングライターのPaul Barrereが亡くなった。71歳。矢野顕子さんのデビューアルバム "JAPANESE GIRL" のギターを弾いた方。1970年代に世界最強の演奏力で一世を風靡したLittle Featでも、人気の高いメンバーだった。
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「レコード・コレクターズ」誌の特集は2号連続で細野晴臣さん。「細野晴臣の名曲ベスト100」を読んだ。初期の曲が多すぎる。ベスト10で一番新しい曲が1975年のアルバム “Tropical Dandy” 収録曲という...。以下同誌らしいノスタル爺なランキングが続き、当然アンビエントハウス期から1曲も選ばれてない。”N.D.E.” は名盤だけどな。ドキュメンタリー映画 “NO SMOKING” の特報映像が公開された。東京国際映画祭の特別上映作品に選出されて、細野さんが映画祭レッドカーペットを、水原希子さん佑果さん姉妹と歩いた!! で、この映画の公開にあわせて、「銀河鉄道の夜」が極上音響上映される。細野さんがジャック・タチ愛を語るイベントレポート。企画展「細野観光1969-2019」の第二弾イベントの告知。
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