DIARY NEW


1月1日 あの人生も生き抜きにくい この人生も生き抜きにくい 2024 猫年

年が明けると何がめでたいのでしょうか。おそらくあなたの今年は上々であるよ、そう願ってますよという意味だと思います。地球の軌道の一点を年始と決めて、通過するだけで星の全生物の運勢が変わるだろうか。そんなこたない。おおよそあなたの今年も通常運行です。

私の年賀状は毎年同じです。「昨年は発病以来最も厳しかった」とボジョレ・ヌーボーのキャッチコピーみたいなこと、精神障害は「脳という臓器」の疾病なので、根性論では語れないこと、マザー・テレサが「最も悲惨な貧困は孤独である」と言ったこと。

私は2022年の12月から翌年の2月、6月から8月、そして11月からいまも入院中、自殺未遂が2回、最も厳しい年とも言えるし、通常運行とも言えます。

何度も同じことを書くのは、伝わらないからです。それは知人や親族の多くが慶応義塾出身で、良い持ち札で生きてきたために、脳の障害について知識や価値観をアップデートする必要がなかったからではないかと思います。

そんなガタガタなカタガタにも、血反吐を吐いて生きてる方々にも、等しく愛と平和と音楽と猫がありますように。