DIARY 2006年12月


12月2日 焼肉焼肉食べ放題

メールユニット、おつかれっす++でがっつり焼肉食べ放題。最初に当てにしていた店が「制限時間1時間になります」、次に当てにしていた店が電話がなかなか繋がらなくて、やっと繋がったと思ったら「ワタシニホンゴワカラナーイ...ガシャン」というわけで、ぐるなびで見つけた安い店を予約したら高校生とかが行くような店だった。幹事としてしくじった。でもまあ肉が食べられれば (それほど) 文句はないのだ。
 お喋りの内容はとても日記にかけない。「民度」...ど...ど...ど...「童貞」...い...い...い...「インテリ」とかそんな話を。お暇な方はこのキーワードで三題噺でも考えてください。2軒目はチェーン居酒屋、とことん高校生コース。海辺で食べる...の話やきのうの日記の話の続きなど。

叱る恋愛ってあり得るかって話なんだけど。よく考えたら僕、彼女がいなくても別にいいんですよ。「友達として」それなりに気にかけて貰えてれば充分満足だし光栄だ。彼女がいなくちゃ負けだって強迫観念はない。もし素敵な女の子が現れて僕の態度が変わったとしてもそれは自然の反射であって、その子をモノにするために意図的にかっこつけたり理解して貰おうとしたりはしない。それで彼女ができないんならそういうことでいいんじゃないかな。って言ったらM.H.ちゃんに「山下さんは次のステージに行った」ってお言葉を頂いた。
 3軒目はカラオケ朝までコース。惰性でだらだらと。特にオチとかなくまた明日。バイバイ。

12月4日 ほっ鍋の季節だよ、あるいはLOVEについて

きのうは久しぶりの鍋会。うちってDoCoMoのmovaが入るような入らないような微妙な位置にありまして、ナンバーポータビリティを機に乗り換えようと考えているんですが、我が家でFOMAあるいは他社製品が入るかどうか確認したいっていうのがそもそもの企画意図でした。ふたを開けてみたら参加者12人が3つの鍋を囲む大規模なイベントになってしまった。今回のテーマ、
 1 鍋奉行K.M.氏の手を (あんまり) 煩わせない
 2 明朗会計
 3 禁煙

のうち、2と3は達成できたんじゃなかろうか。K.M.氏の手はいつも以上に煩わせてしまい、僕に台所仕事ができたらとつくづく思う。K.M.氏はもちろん、差し入れをくださったみなさん、台所の掃除をしてくださったみなさん、お喋りを盛り上げてくださったみなさん、とにかく来てくれたみなさん、ありがとうございました。僕は暗いからね。鍋は幸せだ。冬大好き。

終電組が撤収して、日曜の夜だというのに泊まり組が4人。不本意にも下ネタで笑いをとってしまった。いや笑いを取るつもりはなかったんだけど、ちょっとした事故で大笑いの状況に。お恥ずかしい限り。全く穴があったら入れたいとはこのことだ。
 翌朝はステキ雑炊と小松菜の炒め物を頂いた。ウママママーッ! そんでBeatlesの「LOVE」を鑑賞。ProToolsがあれば誰でもできること、Beatlesファンなら誰でも夢見ることをGeorge Martinがやったから商品になったって代物だよなあ。かぶせればかぶせるほど音が濁っていく。ところどころで感激する瞬間もあるんだけど。そもそも5.1chで聴くように出来てるのカモー。みんなが帰ってもう一眠り。起きたら「のだめ」の時間だ。感動した。のだめいい子だ。

12月6日 くっちゃね

鍋会の反動でぐったり寝込んでました。残り物がいっぱいあったので、白菜しゃくしゃく柿ピーぽりぽり、そんでmixi読んで寝る。不健康極まりない。働き盛りですよ!
 今日は整体に行ってきた。「また飲んだでしょ。ああ胃にも来てる。食べすぎ。でも前みたいに人いきれの反動で不安感に襲われるようなことはなくなったんじゃない?」そう言われてみればそうだ。「腰にもきてるね。でもこの腰痛は骨が動いて敏感になってるだけだから。はいこれでぎっくり腰にならないよ」。毎度ながらすごいな整体。今回の宿題は、歩幅を大きく歩いてみること。晴れたらまたカメラを持って散歩に出ようと思う。

12月8日 日本の音楽産業

なんだろうなこの睡魔は。おととい整体の先生に相談するのを忘れた。寝てる合間に生きてるような男です。

テレビをつけたらミュージックステーションやってた。なんだかんだでヒットチャートが好きな僕だ。50枚しか売れないCD-Rも好きだけどさ。「売れるものがすべていいものとは思えないし、売れることが悪いこととも思わないし、売れないことが悪いことともいいこととも思わないという、長いけど単純な心境なんだ (鈴木慶一) 」。
 なんでMステの話題を書いたかというと、KAT-TUNの新曲が小田和正プロデュースなんだけど、タモさんは小田さんを好かんのだよね。で、小田さんの名前が出るたびに後ろで井上陽水さんがニヤニヤ笑ってる構図が今週のテレビで一番面白かったです。僕はタモさんも小田さんも陽水さんも慶一さんも好きです。嫌いなミュージシャンもいっぱいいます。嫌いな音楽があってよかったです。

12月10日 ハートに火をつけて

相変わらず体調のいい日は散歩に出たり、そうでない日は家に籠ったり、高等遊民のような生活をするジリ貧です。今日は根津美術館の紅葉がきれいだった。大改装工事で中に入れなかったのが残念。2009年までだって。大改装すぎ!
 夜はにゃんこのメイを連れて祖母の家へ。おおよその猫はよその家に連れていくと、びびっちゃって冷蔵庫の裏に隠れるらしい。メイはどこに連れてっても元気。でも元気すぎて火のついたコンロに乗っちゃって、あのセーターとかフリースとかの生地の表面が一気に燃える現象なんていうの? あれになっちゃって、火傷はしなかったんだけど毛先が焦げてものすごーく臭かった。メイ5分くらいしょんぼりしてた。5分後には携帯ストラップ追っかけてたけど。もちろん家に帰って毛刈りの刑。今はグースカ寝ています。

12月12日 雨ニモ負ケテ、風ニモ負ケル

最近調子がいい、と思ってても雨が降るとやっぱりだめだわ。これをなんとかしないとなんとかならないような、そんなこんなでなんとかかんとか生存報告です。
 写真はクリマロの肉球を触ってきゅって握りかえされたところ。爪の形に注目。猫好きはこういうのにキュンキュンやられちゃう。

12月15日 ひねもす寝たり、寝たりかな

柿食えば。ひねもす寝たり、寝たりかな。違うかな。川ざかな。明日もまた見てくれるかな。いいともー。
 12日の日記に「雨が降るとやっぱりだめだわ」と書いておきながら、晴れの日もやっぱりだめでした。今日はすごい寝た。以上生存報告でした。

12月16日 トーキョーの夜はフシギ

mayuluca@Cafe MURIWUIに行ってきました。雑居ビルの外階段から屋上に上がったところにあるいい感じのカフェ。入っていきなりmayulucaさんが「髪切った?」「いや切ってない」。実は髪を切ったのはmayulucaさんの方で、僕はすかさず「mayulucaさんこそ髪切った? いい感じだよ」くらい言うべきだったんだ、モテ的には。それほどモテを欲してる訳でもないですが。人として。
 演奏はすこぶる快適。丸い声とシンプルでアイデアに溢れたギターが街角の花や猫を描き出し、心のシコリがほぐれて宇宙に溶けていく。mayulucaさんの体の揺らぎって曲のリズムと違うんだよね。ゆる体操をしながら歌ってるみたいだった。僕がいままで見たライブの中で、体の揺らぎと曲のリズムが違うギタリストはStereolabのTim Gane。ギターのスタイルは全然違いますが。

対バンはキッチンっていう男女デュオ。絶妙なハーモニーでした。切ない路線に誰でも知ってるCMソングを挟んで笑いをとったり、音楽を楽しんでる人たちだと思った。終演後、mayulucaさんお薦めのトーフバーガーを食べた。美味。
 そして今夜はライブのハシゴ、秋山羊子@レッドシューズへ。業界人っぽいおじさんが巻き毛の女の子をはべらせてるみたいな、非常にアウェイな感じのお店。君の夢見たトーキョーはこんな感じかい? 4つ打ちの喧噪の後で紹介される「ア・キ・ヤ・マ・ヨ・ウ・コー! イェーイ!」で始まるのがあの世界という。いつもよりちょっと装飾の多いピアノ、そして静寂。パーティのお喋りがだんだん彼女の音楽に引き込まれてくのを感じた。秋山さん的には辛かったかも知れないけど、僕は成功だったと思うよ。

明日はこの冬2度目の鍋会。寝て起きて掃除しなきゃ。

12月18日 クリスマスキャロルが流れる頃には

前回の鍋会で深夜組のために鍋を置いてったK.K.さんが、鍋を取りにくるついでに食材を持ってきたらもう1回鍋会ができるんじゃないか、という非常にアレな発想で鍋会。前回来れなかった方を中心に声をかけたんだけど、前回忙しい方は今回も忙しい訳で、結局いつもの面々になってしまった。これくらいのコンパクトさが本来の鍋会なのかも知れない (前回12人、今回5人でした) 。1つの鍋をみんなで突っつくのは久しぶりだ。
 まずやってきたT夫妻が真ん前の席に2人並んでお喋り。夫婦漫才をS席で見ているような錯覚が。やがてサンタコスプレのK.K.さん、Wingsトリビュートイベント帰りのK.M.氏が到着。カキだのタラだの魚介類が充実して、実に美味な鍋でした。出汁の出切った後の雑炊がまたウママママーッ!

BGVとしてフジテレビバブル期の名作音楽番組「Wood」や、矢野顕子・Charlie Haden・Peter Erskineトリオのスタジオライブなどを鑑賞。そして続くビデオはなんとキャロル。うちでキャロルかよ! はっぴいえんど史観的には無視されがちな彼らだけど、真っ当な初期Beatlesのパロディバンドでした。若い頃のジョニー大倉さんは甘いマスクでN.N.にそっくり。ジョニー大蔵大臣なんて人もいますが。
 そんなこんなでタクシー組が帰ってゆき、残った顔ぶれでネットラジオを聴いたり、夢見る腐女子視点で都合のいい設定の深夜アニメを見たり。朝起きたら流しがすっかり片付いてた。いつもいつもすいません。後片付けくらいは自分でやります。

12月20日 僕はちっともわかってなかった!

仕事から帰ったら昔の彼女が部屋の掃除に来てくれてた。すごく嬉しかった。って夢を見た。目が覚めてひとりぼっちの自分に凹んだ。傷つけたり傷つけられたり、どっちかというと傷つけられたりした。もう一度はっとして仕事がない現実に凹んだ。仕事しろ、昼寝とかすんな。猫かよ。にゃあ。

写真は目が覚めた時の光景。にゃあ。

12月20日 マシマロは関係ない、本文と関係ない

Saturday Evening Post@高円寺ペンギンハウス見てきました。記録的な動員数だったのではないか。外の階段までお客さんでびっしり、最前列のお客さんは貧血で真正面にぶっ倒れるありさま。その中で楽器やモニターをパズルのように並び替え、スパゲティのような、僕が茹でた素麺のようなラインを繋ぎ替えるPAさんに敢闘賞を。
 対バンのGood Luck Heiwa、名前は知ってたけど初めて見ました。非常に面白い。Martin Dennyが乗り移ったようなE.P.+Hammond氏と、かつて音響派と呼ばれていた音楽を通過したDr.+口笛氏の組み合わせ。歯切れのいいドラムの上をピアノが自由に駆け回って、00年代のエキゾチックサウンドを奏でていた。「パクチーって生乾きの洗濯物の匂いがするよね」。そうか?

Saturday Evening Postは、まずはリーダーの齋藤紘良さん抜きでインストを2曲。やがて遠くから鈴の音が聴こえ、僧侶の格好をした紘良さんが登場した。その捻れたユーモアセンスに最初は戸惑う人もいたみたい。弦楽器を中心にミュージカルソーまで取っ替え引っ替えで、楽しくも美しい無国籍音楽は続いた。「サンタクロースが世界中の子供たちにプレゼントするのにいくらかかるか知っていますか?」と問いかけて取り出したのはマシマロ。大きく振りかざしたと思ったらメンバーの口へ。あれ、こっちにも来たぞ。パク。ライブ見てるといろんなことがあるな。
 紘良さんとオクノさんにバイバイして帰りの電車でCDを開けた。帯の文句「溢れ出す、25-26歳の好奇心!!」。なんだかよくわからないけどそんな感じの夜だった。

青島幸男が去り、そしてカンニング中島忠幸も去った。ショックだったのは中島の方だった。竹山のズボンを上げるのは君だろう。この項は関係ない、本文と関係ない。

12月23日 クリスマスが今年もやってくる

やってくる。正月も宇宙規模のアクシデントがない限りやってくる。それが幸せかどうかが重要なのであって。今年のクリスマスイヴは幸運にも予定があります。ライブ見に行くだけです。帰ってきて独りで「明石家サンタ」を見ることに何ら変わりはない。
 Ah 明石家サンタよ素晴らしき番組よ。寂しい灯りのひとつひとつを繋げる心のオアシスよ。これを通過してない人とは根本的にわかりあえない気がする。視聴者の寂しさを逆撫でしない、でもバラエティとして笑いを招く絶妙な悲惨話を選択するスタッフのバランス感覚には感服します。今年もまた八木亜希子さんがこのためだけに日本に帰ってくるんでしょうか。そろそろ平井理央さんあたりに交代してもいいと思うんですが。

というわけで生存報告でした。

年末恒例タモさんの「徹子の部屋」出演見逃した。

今夜もライブの予定だったけど体調が悪いので寝ます。ぐー。

12月25日 太陽は海にこがれて

イヴの夜は珍しく予定、神谷きよみ@奇聞屋に行ってきました。神谷さんには「『MCが面白かった』としか書いてくれないスキルさん」と紹介されてしまった。音楽のことも書いてるじゃん!
 今回も素晴らしかったです。MCが。「今日は1人なので音数多めで行きます。ピアノのピロピロピロはコーラスが50人くらいいるイメージで」確かに音数多めでガシガシ弾いた。2曲目以降はジャジーだったりラウンジーだったり、本職が垣間見える映像的なピアノ。一言一言置いていくように歌うボーカルの声の深さも相まって、冬の海が見える、波と足あとが見える演奏でした。対バンのDried Bonitoも素晴らしかった。軽妙で歯切れのいいアコギに、伸びのいい女性ボーカルが乗る。めちゃめちゃ上手い。だけじゃなくて客観性があった。

イヴの夜はこれでしょうフジテレビ「明石家サンタ」。素人不幸自慢と言ってしまえばそれまでなんだけど、暖かく受け止めるさんまと八木アナが優しい笑いに変えてくれる。見ている人もおんなじくらい不幸じゃなきゃダメー。
 今年は久しぶりに満足です。一発目から不発ネタだったんだけど、「しょうがないなー景気付けで合格」カランカランで当たったのが目玉商品のカローラ。ぶーたれるさんま。その後も結婚式当日にドタキャンくらった彼に「新生活セット」が当たったりとミラクルの連続。「私ヤれば出来る子で、7人目の子供は避妊リングを頭に乗せて出てきました。医者に孫悟空って言われました」カランカラン。芸能人からの電話も秀逸で、電話口で泣き出す失恋直後の若槻千夏さんが愛おして、誰とも会えなかったんで104に「メリークリスマス」を言った森口博子さんには腹を抱えて笑った。

テレビ消して静まりかえった部屋で冷静になる瞬間は寂しいね。そんで昼過ぎに起きて僕は気づく。年内最後の資源ゴミの日だったと。

12月26日 クリスマしくも、中西

25日は寝クリスマスで過ごすつもりが、K.K.さんからの急なお誘いで表参道「中西」で飲み。あの立地で生ビールが290円。内装も昭和の気配が漂って、もちろん食べ物も旨い。ノロをも恐れず生ガキ食べて、ビクビク動くアジ食べて、出汁の効いてるうどんすき、お酒もついつい進むくん。
 JB死んだの知ってますかとか、日本の裏音楽史のすごすぎる話とか、来年のハイドパークフェスの壮大な構想とかお喋り。ハイドパークフェスの構想が実現したらすごいことになりそう。ああ見たすぎる。麻田浩さんがPSJをいたく気に入ってるって話も嬉しい。狭山にぴったりだと思うんだけど。だめかな。

JBにおかれましては生きていたのが不思議といいますか、彼にも死が訪れることが不思議といいますか、クリスマスに亡くなるというのもまた彼らしい。清志郎さんは病室で泣いているかも知れないね。一度ライブを観てみたかったです。

家に帰ってふと気づく。「のだめ」最終回見逃したー! どなたかビデオに録ってる方はいらっしゃいませんカー?

12月27日 177

嵐が過ぎてもあったかくなっても気圧が低い感が拭いきれず、体調が悪い。こんな晴れた冬の日に散歩に出かければ、ちょっとはいい写真が撮れたかも知れないな。冗談みたいな天気図を見て、自分の体すごい精度いいと自画自賛です。
 ちなみに天気予報は177「いい天気になれなれ」、時報は117「いまいま何時?」と覚えるといい。別に「いい天気になれ」117や、「いま何時何時?」177でもいいじゃんって人は、僕と言葉のリズム感が違うので、根本的に噛み合わないでしょう。

12月28日 ばかっぽいわたし

いつにもましてばかっぽいです。
 まっくのこまんどきーとすぺーすきーがこわれて、おおよそすべてのさぎょうができなくなりました。おきづきのかたもいらっしゃるとおもいますが、かんじへんかんができません。なんでこうなった。ひごろのおこないはすこぶるいいのに。

12月29日 マリリンに会いたい

日記に泣き言を書いたら「キーボード余ってるよ」の声が。ありがたい。山下家の半分は優しさでできています。表参道のいつものレストランへ。店員さんがカーリングのマリリンに似てて、ほっこりした気持ちになった。本物のマリリンは最近怒ってるらしい。「みなさん、カーリングを忘れないでください。私たちは貧乏で困ってるんです」って。僕もマリリンに会いたいけど、スポーツ鑑賞という習慣がないんで、どうやったら会えるのかわからないんだ。
 キーボードはストロークが長くてガシガシ言うのと、キーに書いてある記号と実際に出るのが違うけど満足です。きのうより賢そうな日記になったと思う。

29日はM.T.さんの忘年会へ。M.T.さんはWatts Towersの中心メンバー。Paul McCartneyのソングライティングセンスに、バーバンクの洒落っ気を足したようなポップミュージシャンです。なんでお呼ばれしてしまったのかよくわからずに、うーむと隅っこに座っていたら、そんなに固くならないでと言われてしまった。すみません人見知りなんです。で、大音楽トークが始まるのかと思ったらテキスト系の話題が中心で、そういう教養がないことを痛感させられました。
 皆さんそのままオールで、オークション大会などなさっているみたいだけど、僕は明日も申し訳ないお呼ばれがあるので終電で帰宅した。「ウコンの力」をごくごく飲んだ。

12月31日 プロダクショイ

30日はK.K.さんディ。昼にXさんとK.K.さんと待ち合わせて、経堂のカラムバサラでカレー。旨いよ旨すぎるよ。スパイスの効いたカレーにもっちもちのナン。
 夜はまたしてもK.K.さんのご招待で、ぼはなんプロダクショイの忘年会。「各自ぼはなん的なプレゼントを500円以内で用意するように」と言われて僕は大いにびびった。サブカルの片隅でときどき耳にするその名前。でもググっても正体がわからない。いろんな方に聞いてみた。「ぼはなんって要するにどういう概念?」。答えは「さあー」。あの手塚眞さんが学生時代に撮っていた8mmビデオに関係があるらしい。そしてそれはとっても予算の少ないモンティ・パイソン的なものであるらしい。そんだけの情報量で、なんとかプレゼントを用意した。

会場は六本木のスタジオで、非常に緊張してピンポンを押した。K.K.さんが上手いこと僕を紹介してくれて、なんとか輪に溶け込むことができた。
 そして問題のぼはなんプロダクショイ制作の8mm映画の上映会である。くだらない。非常にくだらない。手塚眞さんがある種の天才なのは間違いないけど、それがお父さんとは違った類いの天才だったことは幸せだ。「手塚治虫の家でこんなもん撮ってたんですよ」。そしてスメリーさんの芸、ファンキーな空耳アワーと言えば、将来読み返した僕は思い出すだろうか、果てしないくだらなさに腹をよじり、最後は手塚さんの最新作を見た。今もかわらずくだらなかったです。僕が持っていった「ぼはなん的なもの」はそれなりに受けた。よかった。

みんな帰省か寂しいな。僕も帰省がしたい。といっても僕は実家で一人暮らしなのだ。

今年は前半コケたけどトータルで楽しかったのではないか。

明日って来年らしいよ。

Special Thanks : Ms.Platypus.